音楽備忘録1219 Rickenbackerの真の姿⓭
今回は主題に対してかなり広範な話しになっちゃうけど、前回後部でそれ用の道具をそっちで用意してで思い出したのがあってね。
過去述従兄がJazz Bassのサウンドが好きで、でもロクに弾けないからって中途半端なのに浪費した話し。
本人も含め言い過ぎではと思われ兼ねない断言ぶりだが、それ位本物と亜流では拘りポイント次第じゃ全く別物な差があるからなんだ。
Fenderファンの皆には半分無礼になっちまうが、年々不具合が駆逐された代わり独自個性の部分がとっても弱まってっててねえ。
もし現行品のを聴いて恋に芽生えたなら未だしも、’70年代以前に作られたのの音に惚れてるなら生身の人間とロボット位大差な部分があるですよ。
しかも厄介なのが感触にも相当な違いのある処で、それがパフォーマンス自体に少なからず必ず影響するんでさ。
故にモノホンでの一定以上の経験値を持って無いと気付け難く、知ってる者にとっては違うの二乗になるから無理な注文勘弁してちょになっちゃうんだ。
実はリッケンでも4001より4003ではネックグリップがマッチョ化してて、偽物でも寸法は忠実だったのから借り物モノホンへの移行期にはそこそこ慣れるのに時間を要したんだ。
尤も強度向上の他スラップへの適化での変更だったんで、スラップの特にプルは改良後のの方が楽になったけどね。
些細っちゃ些細な差だが俺だってチビだから大した余裕なんて無いけど、もっと手の大きさが旧型のでギリギリだった人には悲報でしかなくなるじゃん。
より明白な例えを出すと乗用車の最大巾が、宅みたいな無余裕車庫だと死活問題になるんざます。
たまたま隣家が塀の改築をする際お願いしてあちらの境界線内に収めてくれたんで、5ナンバーサイズなら限界一杯のでも何とか押込める様にはなったがね。
で楽器でも演奏の何処かにギリギリ成立させてる様なのが含まれてたりするんで、そう云う部分を変えられて代替品が用意されてなかったらそんな都合なんかで封印されちゃうんだ。
まあ諸事情で例えばその時知らなくても、スリムで良いとしか思ってなかったのが運悪く1ヶ月分位の強度しか無いヤツだったりすると次の手を考えるしか無いんだけどさ。
そこら辺りがリッケンだって深掘りすりゃ微妙な音色差なんかは、年式次第であるにはあるんだけどね。
単体聴きでは分かっても、アンサンブルに入って感知可能な程の音色変化は無いんだ。
弾き味については特定奏法に限定すれば今のじゃ厳しくなったのもあるが、旧型を持ってたって奏法ニーズ等で不都合が大きくなったらモディファイとかするっしょ。
冒頭の方で半ば生贄にしたFenderでも、Stratoの5点切替えSWだけは普通は昔の3点のより有難がったりさ。
ので操縦性と音色で許容範囲的に判断してくと、他社の多くのは年式にも細心の注意を払わんと払ったお金の元が取れない状況があるざんす。
その一端として最も簡単に分かるのが重さ等で、F君やG君では1.3倍位の違いがあったりするよ。
リッケンではソリッドタイプはF,G君が軽かった頃には重い口だったろうが、今や良くて拮抗・下手すりゃリッケンの方が軽い位だ。(因みに近年F,G君ので軽いのは材が原型とちゃうで😓)
そんな感じなんで常に最新のを追い求めこっちが幾らでもアジャストする気なら別だけど、音楽の道具として用いるだけで音楽の内容の方へ注力したい場合は基本の無変更はかなり助かるですよ。
見た目は結構変化があるからコスヲタ系だとキツイけど、知ってる何時も通りに弾けて何時も通りの音が出りゃ良いならね。
他にも少数の候補はあるけどなるべく1本だけで色々演ろうとすると、最早一択に近い位に俺には感じられるよ。
<つづく>
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