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2022年12月 3日 (土)

音楽備忘録1205 楽器Amp同士の組合せの話し㉖

長くなった夜向けにクドイ病が全開になったでも無いが、指標や基準が定まった処で現実は色々厳しいがどうしてくかだ。
をケース別にこれから提示してくが、最初は失敗時のダメージが最大となりそうなGuitar Amp購入から行ってみよう。

予算を始め各自様々な事情を抱えてるであろうを重々承知の上で、余程の特殊事情無くば買うなら球にしなはれと吠えとこう。
個人的にはオーディオ用ですらある程度以上の予算を掛けるならそう強弁してるが、現状では「球の反応」だけは高度なデジタルバーチャル等でも獲得困難だからだ。

出力的には50W級が第一候補で、100W以上級のやこれ以下のよりコスパの良いのが多い。
中には30W級のでもスピーカの総合能率が高けりゃ合奏に耐え得るのもあるが、選択肢が僅少なのと更なる音圧の上乗せ巾が50W級より狭くなるんでね。

それと一般認識では特に一体型Ampだとトータルパッケージングでしか考えない様だが、将来の環境変化に対する応用力として回路部とスピーカ部は分けて考えとくのがお勧め。
ってのも日本では自宅で正規音量を出せるのは僅少なんで、普段から合奏必要音圧を得る為のスピーカ複数駆動は必要じゃない。

それでいて後に当初よりやかましいのを演りたくなって爆音の出せる場所へ持ってったら、平均以上の能率の12inchユニット4発以上にしないと苦しくなるからねえ。
その他にもどっかのオッサン家みたいに劇狭だと、少しでもひと塊のサイズは小さい方が助かるから私的には一体型は眼中に無しってな感じになって久しい。

尤も俺のセパレート懇願の源流は、可搬性の方が大きかったんだけどさ。
運び易さを主軸に据えるとスピーカ単発で必要音圧が得られる方が良く、その場合頭は第二候補の100W級の方が良いかも知れない。

但しトランスが50W級のより結構重くなるんで、一体型を選んじまうと「単発の軽さ」についてはメリットが縮小する。
処で楽器Ampのビルトインかセパレートかについて私的に長らく疑問なのが、オーディオだったらどんなコンパクトなのでもスピーカ位は別体にする方が多いのにってのでさ。(近年はパワードスピーカも流行ってるが…)

敢えてスピーカからの振動が球に良く伝わるのを意図したなら兎も角、電子機器としては回路にはなるべく振動が来ない方が故障リスクや寿命の点で明らかに有利なんだけどね。
絵面的に一体型を溺愛したりそれしか印象に無くて選ぶってのはあるんだろうけど、何らかの理由で絶対ってんで無いならセパレートの方が様々な面で圧倒的に有利ですから。

又どっちを選ぶにしても隠れた重要ポイントに、スピーカ出力端子のインピーダンスの種類の多さってのがあるんだ。
石のAmpではトランスレスで繋げられるのは良いが、繋ぐ相手のインピーダンス次第で出力が必ず変動しちまう。

それに対しどうせ球では必須の出力トランスが付いてるなら、殆どコストアップせずに付加出来る「タップ」は多い程お得だ。
因みこのタップとはコイルの途中からも信号を取り出せる様にする電線(端子)の事で、インピ種が増える程組合わせられるスピーカが豊富になるん。

残念乍ら宅のは2台共元はセット販売想定のだったからか2つしか無く、それでもたった1つしか無いよりはマシだけどね。
けど昔あるユニットにこれなら換装してみたいと思ったっけ、インピーダンスの合うのが出て無くて断念なんてのはあったよ。

この2つの候補に共通なのが個人用と本番用のスピーカが別物想定な処で、数が増える分のコストアップはあるが総合的に見るとその方が多分将来の出費が最小になるのよ。
その最大要因はスピーカって電子回路みたいに内部で切替えたりとかが出来ないんで、欲張り過ぎると帯に短したすきに長しに最も陥り易いからなんだ。

<つづく>

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