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2022年12月

2022年12月31日 (土)

音楽備忘録1233 Gibsonの貢献度➎

いよいよマホガニーネックの件を掘ってくが、他社にだって幾らでも採用例はある。
のにギブ君のとしたのは、他に材の選択肢があった時どうしてたかみたいな部分に着目してだ。

大元は加工性・原価・入手性等もあったかもだが、最大の事情は共鳴の仕方の問題だ。
特に生の場合人が実用的に抱えたりぶら下げられる程度の大きさでは、低音の音量を足りるだけ出すのが最もご苦労さんになるんだ。

それプラス下手に細い音色になると元々そんなに音程感に溢れちゃいねえから、パーカッションにはなってもメロ楽器としての用を為さなくなっちまう。
それを今より段違いに解析とその実現が困難だった昔となると、響きが膨らまない材は危険度が高くなる。

これの裏付けがギブ君でのメイプルネックの採用例で、生やセミアコ・フルアコでは最も大柄なボディのにだけしか用いられてない。
エレキではよりPUの影響が強くなるんで↑程極端では無いが、少なくとも開発時点では「最も音程感に優れるGuitar」だったと言って良いだろう。

これは余韻長さにも大いに関係してて、物理的余韻長さなら大抵はソリッドの方が良かったりゃするがね。
歪ませない場合はSyntheで言う処のDecay部が第1チェックポイント、その後のSustainが第2チェックポイントなんざます。

ってのは悪環境下では余韻はマスクされるんで、音程は上記第1でしか聴き取れなくなる。
それより良くなっても無伴奏独奏時位じゃ無いと余韻の終りの方では、まだ鳴り止んで無いか位しか認知出来なくなる。

ので実演音楽に於いては余韻っても主にハーモニーとかが判別可能のは、余韻でも頭の方でそれが上記第1って寸法なんざます。
その時点で極力中低域が共鳴してくんないと、メロ楽器よりパーカス寄りになっちゃうんだ。

是又随時吠えだが全楽器中ではGuitarって「低音楽器」の部類の方に入るんで、キラキラシャキシャキも美しいけどそれは音程には貢献するよかスポイルする方が勝るん。
さてこの音程の聴き取り易さは過去との環境差から2分して考慮すべきなんだが、昔のギブ君エレキ開発期では録音のクウォリティに今とは大きな隔たりがあった。

高域だってそれが倍音主体なら音程は推定し易いが、録ると盛大に籠るとなると今程倍音に依存するのは無理があった。
一方でその呪縛から解かれた現代でも高域や倍音が用途より出過ぎな場合、それ等を適宣削って整合させる事となる。

雑音に対しては削る方が有利ではあるが、不要部だけを削るってのが今でも手間も凄いが技術的にかなり難しい。
結果的に深歪み系で籠るのを嫌うと、ギブ君系でハイを盛る方が楽だし確実性があってそうなっている。

と言って別にフェン君を下に見る気は毛頭無いが、あちらの魅力は奏者側の工夫への依存率がグンと高いんだ。
今では定番サウンドのStratoハーフトーンも、奏者が偶然発見して魔用し出したのが源泉だかんね。

エレキ歴が浅いと信じ難いかも知れないが、’70年代一杯頃迄PU切替SWは3ポジションのの方が多かったんだで。(つまり意図的に不安定な「中間」に置かないとハーフは出せなかった)
そんな面で楽器としての完成度としては、ギブ君は圧勝してたんだ。

けれど実用耐久性としてマホネックはやはり一寸厄介で、かつてより過激化した舞台上でのパフォーマンスには対応し切れなくなってっかもね。
そんでも録音とかの分野でもしメイプルネックより柔らかいとか太い音になるのが選べなくなってたら、それはそれでかなり皆困ってたんじゃないかな。

<つづく>

2022年12月30日 (金)

音楽備忘録1232 楽器Amp同士の組合せの話し㉞

今劣化本邦では音楽界でも歌物だと評価は歌詞90%みたいな悪癖が蔓延してるが、本質的に音の件は実際の音でしか提示する事がでけまへん。
んが時流にも少しは沿わせて、敢えて言葉だけでも通じそうなケースを先に提示しとこう。

物凄く表現や比喩が上手だったりしたらあまり不要かも知れんが、頼みの綱となるのは奏者・技師間共通のサンプルだ。
しかもなるべくなら第一印象・後味や、最良点・最個性点等諸々の認識の合致が望ましい。

なんてのがあるとしたら例えば同世代とか昔の仲間同士とかの時で、現実的には相当稀となるだろう。
っうのも半脱線例示するが恐らく最有名なBeatlesでも、どんなメディアでどのバージョンのがその人の基盤になってるかなんて相違があんねん。

コレ毎度乍ら少し前に従兄のTwitter内で出てた話しなんだが、とあるヲタ氏に依ればレコードでしかもモノラルバージョンのじゃないと本人達が認めた音じゃ無いんだってさ。
令和の今だと一寸拘り過ぎみたいに感じる方が圧倒的多数だろうが、彼等の現役当時の世情を込みにするとかなり基礎的な案件なんだ。

世間一般でステレオだったのはそれこそステレオだけで、当時はTVは当然・米の一部を除きラジオもモノのしか無かった。
のでつまり無条件で誰もが聴けるのったらモノオンリーで、相手を選ばず聴いて欲しきゃそっちへ全力を注いで当り前だったん。

そんな段階から色々意表を突かれた相違が生じるのも珍しく無いんで、確実且つ安心出来る条件がかなり限定的になっちゃうんだ。
ほんでこの辺から今日本固有の悲報になるが、こう云うケースで頼りになる筈のスタンダードが曖昧化・希薄化が著しい。

故に私的には余計に「音の件は実音で」をついゴリ押しちまうんだが、実音主体にした処で人夫々受け止め方の違いってのは当然ある。
ので一切語るなってんじゃ無く、要するに言葉を主体にする段階が早過ぎんじゃねって事のなのよ。

そして↑に則ると楽器Ampは良い意味でPAと異なるのの方が相応しく、こんな風に語ると怪しい新興宗教のお題目みたいに聞える危惧はあるんだけどね。
けどその内容は至極単純なもんで出せる音の選択肢をなるべく自由にしたいなら、どれで鳴らしても似た様なもんじゃない方がお得でしょ。

個人的にはLive環境ってリスニングルーム等よりかなり落ちる点から、Line録りのをヘッドホンで聴く様な音はLiveじゃ求めて無いがね。
万一どうでもそんなのが楽曲事情で欲しくなった際、今みたいにPA常用が常套化してるとその時だけPAから出しゃ良いんだからさ。

これ等とは別で近年危惧されるのが、らしさの足りない楽器Ampの増加だ。
私的には内部関係者として単に売る為の誤魔化しと考えてて、製造コスト・販量・利益率の都合で球で作り辛くなったのも根底にあろう。

↑プラスDrumを中心とした生楽器の進化との方向性差も問題で、本来ならもっと音量より音質を優先すべきだったんだけどね。
Ampより更にマーケットが小さいDrumでは、音量不足が原因で用途限定が掛ると確かに苦しいからねえ…。

<つづく>

2022年12月29日 (木)

音楽備忘録1231 大して詳しくも無いのにGretschの話し②

今に至っては俺からしたらさしものグレ君も大分知名度が下がったが(失礼)、劣化して名門から完全に脱落してはいない。
とは言え新進気鋭ので気に留まったりしたのがあると、今更感が拭えないのも分りまっせ。

だがかつてでも一度定評を得たのとどんなに魅力的でもそれが無いのとでは、選ぶ人のスキルに依ってはかなり大きな差が出て来るのだ。
もしその人が百戦錬磨で巷の声にも耳は傾けるが、最終判断は自らが自信を持って下せるなら良いすよ。

けど音楽の現場体験が望みより少ない状況の人だと、まだ演って無い・演れない分については他人の意見に頼る事となる。
そんな時歴が浅かったりローカルマイナーなのだと、ドンズバの使用参考例がまだだったりする。

ので使用者を選ばずとなると、前回後部に記した様な事になるんですわ。
今時フルアコのエレキはそれ自体シェア縮小が著しいし、ましてそんなのを激し目系で使ってる人はホントに稀になっただよ。

オッサンの世代だったらそれでもTed Nugentなんて例が居たが、準全国区以上の存在となると今は見当たらない。
きっとヲタ界やローカルだったら何処かにそんなのだって居そうだが、特別に調べたり学んだりしなくてもってのを重視するとねえ。

わこの辺でセミアコ・フルアコ系グレ君の色々へ進めてくと、ネックグリップにスリムなのは無いけどそれを除けば最も癖が無いかも知れない。
今や2大主流になってっからフェン君やギブ君の方が全然普通と感じるかも知れないが、実は奴等のネックはかなり癖が強いんだ。

それを最も簡単に自覚するのに↑2つを相互に持ち替えてみるのがお勧めで、一部の例外君を除くと案外日常的にそうしてる人って少ないんじゃない?。
楽器と車じゃ違うにしても、トヨタ→日産→トヨタ…なんて交互に買換える人って俺は出逢った試しがねえよ。

だからって凄く弾くのが楽かったらそんなでも無いが、エレキ全般の中で比べると大違いのは少ない感じ。
因みにソリッドと空洞系とかエレキとアコってんなら、ギブ君が張られてる弦を除けば最も差が無い。

一方電気系統の方にこそ知られざるハイテクが詰まってて、グレ君中では最有名なハムバッキングPUのFilter’Tronの方がギブ君PAFより特許取得が1月程早かったのだ。
今劣化本邦だとハムバッカーってば湿っぽい音色の印象しか無いが、ハムバッカーでもホントはカラッカラッも可能なん。

それを体現してるのがグレ君で、強いてケチ付けりゃシングルとの差はそうしとくと縮まっちゃうけどね。
でも音色はシングル寄りで反応はハムバッカーのが欲しかったら、ほぼFilter’Tron一択だと思うな。

尤も今の主流は音も反応もシングルでノイズ耐性だけハムバの方が、ニーズが高いからチト微妙かも知れんが。
しかしそれすら多数がグレ君を体験出来て無いからそうなってるだけで、誰でも知ってたらニーズ自体が二分する可能性だってあり得まっせ。

で戻ると「反応はハムバ」ってのも音程感の聴き取りを上げるのには大貢献で、乾いた音色ってなどうしたって基音より倍音含有率が多目になるもんだからねえ。
のを総合するとドライ・お籠り厳禁・音程感堅持な音色の並立が欲しくなったら、グレ君は他の追随を全く許さないと思いまふ。

<つづく>

2022年12月28日 (水)

音楽備忘録1230 Gibsonの貢献度➍

拙ブログでは通常運転の回跨ぎからになるが、共鳴目的の空洞あり筐体を一番上手にこしらえられるのはやはり生楽器の知見だ。
しかもエレキ手段が取れない中での苦闘の有無は大きく、最初からエレキでスタートしたメーカより一日以上の長がある。

そんな中少々例外があるとすればリッケンで、当初木の方には疎くても金属等の方ではリードしてたんじゃないかな。
材は違っても「それでどうでも作らなきゃなんなかった」のはギブ君と同じかそれ以上、苦し紛れの窮鼠猫を噛む式でも妥協点が高めなのは一緒じゃい。

あとこの面で忘れちゃヤバイのは開拓者若しくはそれに近い環境だった点で、後世のアルミや樹脂ネックに価値が無か無いが僅かでもサンプルがあったかが大きな相違だ。
↑の意味するのは「駄目そうでも試しとく」かどうかで、どんなに期待値が低かっても誰も試してないなら実際の回答は不明だかんね。

発明や開発の分野では稀には読みドンズバのも降りて来るが、99%は大失敗でしかしその中の僅かな成功の寄せ集めなのだ。
その「読み」にしたって豊富なデータがあったればこそで、前例皆無のはひたすら実験してみるしか本当はどうなるか分かんないん。

それだけ木部に自信があったからか分からんが、大手の割にPUの種類が少なかったのが今日のポイント。
リッケンみたいな弱小や電気部外注主体だったら未だしも、後発フェン君より格段に少ないのは何を意味するか?。

PAFの大好評があったにしても、木部だけでかなり広範に違う音のが作れたからなんじゃね。
尤も基本方針次第じゃフェン君みたく全然色々別のPUで、音はかなり近似方向に振るってのもあるけどさ。

オマケにハムバッキングPUの個性が絶大なので、折角の木部の差は分かり難くなっちゃってっけどね。
けど功罪相半ばのマホガニーネックと相まって、電気部同一で木部だけ違うのの弾き比べをせんと音色の真の理由はハッキリとはしてねんだ。

ほいで随時頻吠えの「伴奏」話しでスマソが、↑の違いが地味でもホントに現れるのはそんな弾き方をした時なんよ。
前回挙げたES-175Dは強制弟子入り師匠の会社の人のだったが、スピーカを筆頭にストンプその他の開発に利用されてたんで弦は09か10程度のが張られてた。

に加え’70年代製だったんで俺のSGと電装系は殆ど同一だったらしく、PUや電気部の音色とか性質だけならとってもお馴染みな感じだった。
のでFeedbackする程Gainを上げなきゃ歪みニュアンスもほぼ同じだったんだが、生音で特に和音を鳴らした時の高級感は雲泥の差だったん。

これが私的にはエレキ生音を使うかどうかの判断に差を生んでるとしか思えず、リアル球Ampより石やデジバー君を使うのが常套化した今こそ気にすべきなんじゃって思うんだけどな。
そう言いつつ今俺はそっち系はHöfnerしか持って無いし、それすら冬眠状態にしちゃってて何だけどね。

けどそれは維持費と扱う音楽の広大さからの妥協で、少なくとも「エレキで3本目」が持てるならソリッドの別のよりセミアコ・フルアコを先に物色してはどうかと思うんだ。
ってのも過去名作でそれだけ聴くとソリッドっぽいのが、実際はかなりセミアコで弾かれてるのが多かったりすんの。

つまり見た目のイメージよりゃかなり「攻めた音」が出せるもんで、真に懸念になるとしたらSynchronized Tremoloが先ず無理な位だ。
そんなアームすら↑特有の使い方が発見・定着する迄は、Bigsby等で賄われてたのがとっても多かったんだ。

<つづく>

2022年12月27日 (火)

音楽備忘録1229 楽器Amp同士の組合せの話し㉝

今日は前回述のLiveでのミニマム人員理想から行くが、本質的には演者の最低でも首謀者若しくは担当者が自分達のお客をよく理解してるのが必須だ。
それが純粋な雇われなら唯リサーチしといてニーズに沿わせりゃ取敢えずは合格になるが、自発的な提示を伴う場合は良い子でいるだけでは足りない。

特異な例外を除くと希望も訊き入れつつ、適度に意表を突いたり期待を裏切ったりさ。
とは言えいきなり出来るもんじゃ到底無いんで、先ずは客席で実際どんな音になってるかを知る処から始まる。

そこでの気付き次第では時に調整で賄うより、Amp自体が目的に不一致なのに気付ける事もあるん。
これが少しややこしいのは大多数が無問題と評しても本人としてはそんなじゃ最低とか、その逆に本人は大満足で悦に入り掛けてたら皆は思いっ切りシラケてたとか。

のが↑の様に極端だったらまだ分かり易いが、特に外注とか他人依存度が高いと「毒にも薬にもならぬ」に陥り易いんだ。
シビアな話し適正ってのがあるから誰でも極められはしないが、だからって面倒がって諦めて他人に丸投げする様ではオリジネーター失格だ。

なんて脅そうってんじゃ無くて各々が可能な範囲で良いから、なるべく自分達で手掛けた方が少しでも他の誰かとは一味でも違う音を出せる確立が上がるからなんだ。
もっと現実的な状況として例えば路上Liveに、専属Mixer氏が付くのなんて滅多に無いじゃん。

最近だとグループメンバーとしてDJ担当が居たりはするが、もしクラブと同じ様な機材使ったら犯罪にしかならなくなっちまう。
っつう処で本質的なMixer氏の立場ってのをここでハッキリさせとくが、どんなにクリエイティブであっても手伝い以上の領域に踏み込むのはご法度なんだ。

実際は古くから必ずしも守られてはいないが、演者のパーソナリティが売りの場合はそれを薄めてしまう。
ので悲しくも今劣化本邦の一部メジャー系以外のマトモな処では、どんなに技師の活躍が目立っても「初動は演者」なんすよ。

只部外者には演者と技師の初会合がドキュメンタリーとして公開される事なんて先ず無いんで、傍から眺めてると分かり難い部分だ。
万一特別な意図無しにMetal系でPignoseを使いたいなんて言われりゃ、流石に駄目出しせざるを得ないけどね。

但し当初から20台並列でと告げられてれば、Mic収音には難儀させられるが頑張っちゃうかも。
こんな仮説にしたのは奏者なら未だしも、技師側からだと思い付き難いし提案し難いアイデアだからだ。

更に追い打ちを掛けるなら技師の時に思い付いても、俺みたいな二刀流だったら自分が演者の時に挑戦するのが圧倒的に高確率だ。
何れにしてもスキルの高低に関わらず、「もっと○○にしたい」をある程度以上
明確に提示しないと何も始まらない。

のからしてもPAに過半依存したいならMixer氏には、一面で本番時だけの影武者的存在になれる様な環境が事前に必要だ。
次回は↑のコミュニケーションの取り方へ進めるが、チラ見せサービスしとくと言葉に頼り過ぎないのが決め手よん。

<つづく>

2022年12月26日 (月)

音楽備忘録1228 大して詳しくも無いのにGretschの話し①

タイトルからして悪開き直りみたいだけど、最近日本じゃ「一応知ってる人」が減り過ぎた気がしての執筆で御座居。
これ迄に語っちゃった3ブランドと比べるととても全容を把握してるとは言えないんだけど、入り口が分り難過ぎるとホントは波長の合う人が近寄れもしなくなってるんじゃって。

と云う事で取敢えず他のと比べてどんな感じなの、ってのを自分が体験した分は披露でもしとく趣旨でやんす。
さてグレッチってブランドは元々はGuitarとDrumの両方で古豪で、今の日本だったらちょっぴりYAMAHAとかと似た体勢ですかね。

音色の特徴としては乾いてて淡泊な部類だが、その系統の中では最も逞しくて且つ高級感があるかな。
この逞しいってのはワイルドとかじゃ無く、俺言いだと上出Y比では「とっても打たれ強い」ってのが特徴でおま。

好環境で鳴らしたら現代人には、恐らく第一印象はY君の方が素敵に聴こえるでせう。
のが劣悪環境下になると歴然の差が現われ、グレ君は相変らず何時もの調子なのがY君は君子危うきに近寄らず的に何処かへ隠れちゃうみたいな。

Drumでは近年Jazz系以外でセット全体がってのは、有名処だと先ごろ惜しくも天に召されちゃったCharlie Watts位と少数派だ。
に対しSnareだと多数派と迄は行かないものの、その常用者は桁違いに多くなってる。

確かに「Snareだけ」ってのは他ブランドのでもありがちだが、音色の好みとかバリエーションが主な理由でで無い処が少し違ってると思うんだ。(決して好みで選んだ人が居ない訳じゃありまへんが)
と言いつつ俺自身は過去体験の印象が強烈で、Snareよりバスドラにもっと魅力を感じてたんだけどね。

1980年頃の時点では他のどれよりもガッツリローエンドが出てて、当時行きつけの貸スタジオで出くわした時ゃそれこそ感動しましたで。
今となっては量だけならもう大したレベルでは無くなってそうだが、全体がどんな鳴り方でそれだけ出せてるかでは未だかなりの差があると思う。

因みにこの俺言い全体とはサイボーグチックか人間味があるかってなもんで、近年のは生楽器としちゃ物理的スペックの追及に偏り過ぎなのが多いって事。
野球の球速やレーシングカーって確かに速い方が良いけれど、それだけで全部勝つのは難しいみたいなさ。

音色のファーストインプレッションとしてはグレ君はドンシャリで、これは現行のTAMAだってそうだ。
が実際にアンサンブル内に入ると特に近年のTAMAは中域が不足気味で、例えばシャリシャリGuitarとズンズンBassとの組合せになると「太鼓だけが出してる要素」が無くなっちまう。

のが印象では殆ど同じだったグレ君ではそうならず、要は単体時の印象と実際に出てる音の成分が異なってるのだってあるって事なんよ。
私的にその典型と思しきがLudwigで、大抵は中高域の派手さでかなり下も出てるのが聴き逃されてんだ。

それからすると上出サイボーグチックってのは今一応用性に劣る処からの俺の印象の様で、多くの場合絶対に埋もれては困るSnareたど誰でもそんな違いに気付け易いからなんじゃないかな。
Snareでは絶対王は未だRadio Kingな気はするが、一度復活したも又製造が途絶えちゃってるんでさ。

現行品で↑に続くとなるとLudwig Supra Phonic等だが、俺みたいに非金属で原型シェルの3ply Reinforcementじゃなきゃとなると玉数は少ないし急に高価になりやがる。
そんな中木胴で良い意味で伝統が守られてるのったら、グレ君はかなり貴重な戦力なんざます。

Guitarの方ではセミアコ迄ならリッ君も生き残ってるが、フルアコだとギブ君が欠席中(退学したか不明)の今こんな実用性に拘ればもう頼れるのはグレ君しか居ない。
こっちにはもしかしたら異論があるかもだが、その辺は次回にちゃんと説明しま。

<つづく>

2022年12月25日 (日)

音楽備忘録1227 Gibsonの貢献度➌

今回は非ソリッドボディのへ焦点を当ててくが、近年本邦ではJazz系や懐古趣味目的ででもないとあまり用いられなくなって久しい。
でもエレキの音源部がアナログなのの利点を活かすには、ソリッドより複雑な共鳴の得られるのは大きな武器なんす。

価格・サイズ・取り回し等の都合もあって絶対必要では無い際マイナー化するのは分かるが、だったらもっとボディが小さいとか無いに等しいのが流行っても良さそうなもんだ。
まあ現実には操作性の点で小さ過ぎると必ずしも便利じゃなくなったりするからだろうが、アコギのサイズに文句言う者がそんなに多くないのからすると単に慣習が主因だろう。

わ兎も角エレキ以前は無理だったソリッドにも大いに意味はあるが、エレキはソリッドボディにした処で所詮は半生楽器なのには違いないのよ。
今ではメンテ費と所持してたのが偽物だったから手放してそれっきりになってっけど、俺自身楽器の選択肢としては今でもセミアコ・フルアコは結構な位置に残存してたりする。

実際問題として歪ませる方が多くなるとボディ空洞の有無差は、その分縮小するのも確かだ。
けれどStratoハーフトーン以外の生音が使われなさ過ぎになってるのは、流行だけじゃ無く楽器の生音の魅力が薄まったのが増えたからと俺は考えてんだ。

Guitarって一部のを除くと音源がPianoとかと違って「単弦」なんで、筐体共鳴で化粧してやらんとそらみすぼらしいもんでんがな。
っても大元は音量増大だけが目的だったんだけど、大昔の天然素材の弦は不安定な代わりそれなりに複雑な音が出たからねえ。

要するにエレキ楽器本体の音色構成要素の電気の方ばかりで、本来半分を司ってる筐体共鳴を無視しては50%しか弄れないから勿体無いんだ。
俺がセミアコ・フルアコで一定以上の期間実体験したのは偽物は3つ本物は4つと大した数量では無いが、Violin Bassとリッケン330は真偽の両方をってのが強いて言や特徴か。

その中で最も時間数が少ないのに印象に深いのがGibson ES-175Dで、ボディサイズ以外極一般的な弾き味でいて音色の深みが凄かった。
俺みたいなRock屋にはリッケンのがソリッド共々弾き心地が良いが、標準的ソリッドから持ち替えて違和感の無いのはG君オンリーかもしれない。

ってそもそもG君の弦周りの仕様、元はエレキ以前に構築されて全方面へ普及してたからでもあるんだろうけどね。
楽器自体の出来栄えとしてはGretsch Tennessean・Rickenbacker 330も同等に良く出来てたが、この2つは現行主流系ソリッドのに慣れ過ぎてるとブランド固有の独自性が災いする可能性がある。

もし現物に触れる機会が持てればすぐ分かるんだが、余程G君系の感触が苦手でない限り見た目に反して弾き易いんだ。
又これが今劣化本邦で浸透して無いorどんどん忘れられた一因として、張られてる弦の違いが大いに考えられる。

実はかのLes Paulモデルだって当初は今よりずっと太い弦がデフォで、そんなのがほぼ体験不可になってっから楽器のせいだと勘違いしてんのよ。
ジャンル毎に最適なゲージが無くなった訳では無いが、Rock黎明期でもチョーキングを多用する人の多くは当時なりになるべく細いのを張ってたんだ。

ついででサービスしとくと巻弦がフラットなのも今では稀で、自ら試したのはたった1回だが借り物330は新品時はメーカの出荷時仕様からフラットが張ってあった。
只どちらも言うなればロカビリー系仕様の細さだったのと、普段Bassで頻繁にチョーキングしてるから全然気にならなかったけど音色のみならず感触も同じじゃ無かったのは確かよん。

<つづく>

2022年12月24日 (土)

音楽備忘録1226 楽器Amp同士の組合せの話し㉝

PAと楽器Ampでは訳あって性質が違うのを記したが、Line録りされたのを再現するにはPAタイプの方が向いてんじゃないの?。
って理屈っつうかAmpだけで考えりゃそうなるんだが、音を鳴らす場所の環境差を込みにするとそうは問屋が卸さんのどす。

思考視野が狭いとPAと楽器Ampしか選択対象にしないだろうが、音を出す装置としてはこの2つなんて多種多様な
オーディオの極一部でしかない。
ってのはPAの出自に目を向けて欲しいからで、最近の日本じゃ稀にしか耳にしなくなった「拡声器」の派生形なんす。

拡声器は音源の忠実度を大胆に犠牲にしてでも、兎に角悪環境下で聴こえるのを最優先させた物。
っても最近のPAでは特に音楽用のはかなり音質にも配慮されてるが、飽く迄「聴こえた上での高音質」でしか無いんす。

中でも実用状態で枷になるのがハウリング対策で、幾ら高性能でもハウる部分は削らないとどうしようもないっしょ。
のがオーディオの「忠実再生」には盛大に反してて、この様な弱点からLine録音は最も開放される手段だ。

のからすると厳しい再生環境でLine録りサウンドを求めるの自体が愚で、出す側でどんなに頑張っといても「出た後」の分が足りるだけコントロールなんか出来ないからねえ。
一方で楽器Ampは必ずオーディオよりLo-Fiかってばそうとも限らず、古典球のでも意図的再生帯域制限の無いスピーカが付いてるので歪みが最小化する音量にすればほぼ遜色は無くなるんす。

それより問題になるのはバランスを取るのが困難な処で、音量を仮に70Wの時は許容範囲だったのがたった10W上げたら全く別な感じに豹変し崩壊したとかだ。
その原因は電気的には主にダイナミックレンジに指向性があり、これらの性質が音量の大小で無変化ならまだ良かったんだけどね。

どっちかっつうと爆音用途のは意図的に変化する様に作られてて、それは久々登場の「人耳の弁別能」由来の性質に対応させるには必須なのよ。
極簡単におさらいしとくとこの件に関わるのは、音量次第で耳の周波数特性が変化する部分ね。

音楽拡声では微細な音量変化で一々音質に変わられたら、バランス取るのが酷く煩雑になっちゃうじゃん。
その中でMixer氏として最も厄介なのが、想定外の音源音量の増減なのだ。

各Ampの音量:音質特性がバラバラで尚且つ全部の操作を担わされてたら、とてもじゃ無いが事前完全掌握は不可能に等しい。
特に悲劇となるのは奏者が予定してたAmpが急な故障した際等で、代理で登板したのが超希少種だったりしたらもうお手上げだ。

又過酷なLive環境下では相当の妥協を強いられるのが常だが、その妥協点が人夫々微妙に違ってるのが普通。
だらこそなるべく綿密な打ち合わせはしとくんだが、奏者・Mixer氏のどっちもが想定外の事態に陥るとPA依存ではMixer氏の一任となる。

が奏者オンリーの人にはその変容と対策の理解が浅いんで、事後の騒動に発展し易い。
或はアタシャお任せにしてるから一切不問となった処で、Mixer氏にはOKでも観客が納得してくれるかは別だ。

そんな混沌の中現時点でBestなのが、なるべく楽器Ampを使って各奏者に委ねるやり方なんだ。
元々生楽器アンサンブルで指揮者レスだったらそうしてた訳で、PA氏だって負担が軽くなる程ミスとかが減る。

<つづく>

2022年12月23日 (金)

音楽備忘録1225 Rickenbackerの真の姿⓯

これでこの項は一旦終りにしたいが、補遺として先ずはGuitarの音色に関してから。
例に依って一応私感としとくが多分象徴的なのは12弦と、それとも関係の深いセミアコのPUミックスサウンドなんじゃないかねえ。

基本的にはブランドの音個性「中高域にアクセントがある」のは、GでもBでもソリッドでもホロウでも共通だ。
只300番台のがセミアコなのにアタックの高域がシャープで鈍らないのが、他には滅多に無いから余計目立ってんだろう。

処で今でも完全に無くなっちゃいねえが、昔の方がブランド毎に得意とするジャンル設定があったんだ。
FenderはCountry・GibsonはJazzと云った具合で、後者はCountry系にだって結構使われちゃいたけどね。

F君やGretschと比べるとしっとり感が却って邪魔になる際があり、逆にJazzではその落着きと大人な感じがG君じゃないと得られない。
それに対し実はリッケンの方が業界では最先輩だからか、自民≒壺・公明≒学会みたいな忖度なんて出来なかったんだ。(黒っと失礼、でも事実)

強いて仮想敵の設定をするなら生系楽器で、深い歴史と分厚い市民権を得てる連中の中でポジション確保してかなきゃなんなかった訳だからさ。
基本的な開発時期が大昔だから今みたいに理知的では無いけれど、アンサンブルする相手が変わっても最も影響を受け難い処がある様に感じたよ。

周り全員が通常ジェントルだったらG君のは最高だけど、Countryで盛り上がれば田舎のお祭り乱知己騒ぎみたいな位の方が皆ノレるっしょ。
そうして周囲に少々ワイルドに演られると、歪ませないままでは見事に後ろに引っ込んじゃう。

尤もそれを好意的に活用すると、悪目立ちしない伴奏には持って来いだったりするんだけど。
だがそんな性質は状況を選ぶんだから、その意味では楽器としては「癖は強目」って事になるんざんす。

そんな観点からだと世間一般認識と実用上は真逆に近く、奇特・癖強と思い込まれてるリッケンの方が遥かに汎用性が高いんざます。
とは言え基本設計が最早前時代の代物なんで、どんなに乱暴に掻き鳴らしてもブリッジ駒から弦落ちしないとかそう云うのには決して強くないス。

取り回しについても同様で、F系発展形のみたいに乱雑に扱っても少し傷が入る程度で済む程丈夫ではありまへん。
けれどヲタ氏がやたら大事そうに抱えてるのの印象だけで、凄く繊細だなんて誤解しちゃアカンよ。

弱点把握さえ出来てれば至って標準的な丈夫さで、演奏に対してもそれこそ楽器の演奏の範疇にある限りは幾らワイルドに演ってもへっちゃらだす。
して弱点については要はロクに知られて無いのがG君のマホネックとかと違ってて、実際は他社でもメジャーなのに対しては「無意識の保護」をしてるから無事なだけなんだよ。

こう云うのはリッケンに限らないんだが、同調圧力の強いどっかの国みたいな環境では特に気を付けないとね。
道具への理解がおかしくなってると奏法にゆがみを生じたりするが、それが物凄く少しづつだから中々分からなくてずっと後になって気付いた頃には手遅れってんじゃ悲しいやね。

こんな珍しく一寸変態的なのへ無理に興味を持つ事ぁねえが、好みだけで事実を捻じ曲げる様な真似しちゃいけねえぜ。
知識や感覚がズレりゃ、それは大好きなのに対してだって見立てを狂わせるんだから。

<End>

2022年12月22日 (木)

音楽備忘録1224 Gibsonの貢献度➋

一般視点ではGibsonったら先ずはハムバッキングPUだろうし、それで間違ってはいませんよ。
けど部品製造業者じゃ無く楽器ビルダー目線だと、初回述の如く木部を軽視しちゃアカンのどす。

実際特許も市販も最初でその価値が揺らぎはしないが、位相活用に依るアイデア自体は当時でもその筋の技師の間ではオンリーワンでは無かっただろう。
この手の新規物の最大の峠は実用化で、敢えてR君のHorse Shoeを生贄にビルダーとしての底力がものを言ったであろう点へ進めよう。

音色的には馬蹄君の方が汎用だし、馬蹄形磁石を向かい合わせにして磁気的にある程度シールドされてたのも中々だ。
だが磁石が弦の上に被さった部分は弾けないし、磁石とコイル・ポールピースは固定なんで弦振幅を自由に変えられなかった。

のがSpanish Guitar系で様々な奏法をするのにお邪魔になったが、元はラップスティールやViolin族を想定して開発された面もあったからだろう。(今のエレキみたいに何処ででも掻き鳴らしたりは殆ど無かった)
この奏法の自由度についてはF君でも古典のには、ブリッジカバーやPUカバー(※除くPU本体の)の付けられてるのが少なくなかった。

雑音低減や汚損・破壊防止にはあった方が良かったが、それじゃあハンドミュートとか弾く場所の自由選択が出来ない。
今風映え的には付いてる方がオサレな感じもしなくないが、かつてプチブームになっても一切余計なのを付けなかったのは大手ではGretschとGibson位だった。

この差はメーカにどれ位音楽若しくは奏者達人が関与してたか近かったかに依るんだろうが、これ等カバー有無の初期設定次第でデザインも部品もと実はかなり広範に色々影響が出るのよ。
と言いつつ実は俺初心な頃はあった方がカッケ―と感じてて、不要カバーレスの容姿に慣れるのにそこそこ掛かっちった。😅

その過程には色んなのを弾こうとする内障害になるので育ってって、今では後付け選択仕様にしとくのが音楽を奏でる道具としては親切と感じる様になったんだけどさ。
この辺そこそこ経験が無いと実感出来ないもんで、価格等以外の面で上記2つのG群団に高級感を覚える一因なのかも知れない。

いや邪魔なら取りゃ要るなら又付けりゃエエやんってそりゃそうなんだけど、素手だけじゃ取れなかったり取ったら独立してて紛失したりとかさ。
ストンプのフットSWとかSnare SW並にワンタッチになってないから、大抵は付けっぱか外しっぱのどっちかになっちゃうじゃん。

そんな見た目以上に差のあるのがブリッジ汚損で、F君系のは弦高調節6角ボルトが簡単に錆びついたりするのがG君では発症しない。
その原因はネジの位置とそれへのメッキの有無差で、昔は今よりも非専門家の手が触れる箇所にはメッキしとくのが定番だった。

なまじ非メッキで錆び易いF君式に限って、タイプや調整次第じゃブリッジ駒で最も突出したりするんだから堪らんよ。
調整自由度ではかなりF君系式の方が有利だが、ナット側は随時調整が不可なままなので見方に依っちゃ過剰かも。

この差はF君は工具寄り・G君はより楽器寄りとも看做せ、職人の仕事が主に舞台裏なのに対しパフォーマ―は舞台上なのへ呼応させた感じなのかな。
一概に簡単に優劣を付ける様な話しじゃ無いが、メカ音痴さんや不精者に優しいのは明らかにG君の方だ。

<つづく>

2022年12月21日 (水)

音楽備忘録1223 楽器Amp同士の組合せの話し㉜

プチ番外編として今日はPAの弱点周知を促したいが、主に低音の量とローエンドを気にしなきゃ今は随分楽にはなったもんだ。
俺が演り出した頃なんて、歌だけでも全然足りないのとか平気であったんだから。

さて↑の様に音域不問なら最近は音量の心配が無くなったPAも、本邦現況ではまだ完全に楽器Ampの代わりに出来る程には至ってねんだ。
だば現況で楽器Ampには出来て、PAには無理なのをザッと挙げてみよう。

1.パワー段でのOverdriveサウンド
2.Feedback奏法
3.エレキBass等のローエンド

この内3はPAでもスピーカ次第で変動するが、前回述の通り大抵は楽器Ampの「額面通りの最大出力」よりは低目になっている。(但しいい加減なお楽しみ用は除く)
詳説が逆順になっちまうが先に続けると、↑には加えて軽く歪み出しても実用に耐え得るかでも異なっている。

そもそも現行のPAでは歪んで使う想定が無いが、それは仮にAmp側だけそう作っといてもスピーカのツィータ等が非対応で壊しちまうからだ。
んでこれが1.2.ともリンクしてんだが、コスト・パワー・サイズ等の都合で真空管式のがほぼ絶滅してるのもあってね。

歪みを許した処でオーディオ寄りの石のはどうせ使えるサウンドになってくれないんで、スピーカ共々それ用のマージンを与えとく意味が無いん。
又Feedbackってのは「ハウリングの一種」でもあるので、これだけ更に掘っとこう。

ハウリングは端的に言うと出した音が無限ループしてる状態で、必然的にその機器の最大出力となっている。
のがMic等でも起こり得るのでPAでもある程度迄の耐性は持たされてるが、楽器Ampと比べて高域が出せる分刺激が強過ぎてわざとでも滅多に活用出来るような音にはなってくんない。

又Ⅱで指向性の鋭利な高域中心でループすると、中低域でしてた様なコントロールはほぼ不可能。
例としてI Feel Fine-Beatlesのイントロので説明すると、ループターゲット周波数が約110HzなんでいきなりピークにならずにFade Inしたみたいにゆっくり到達してるよね。

に対しMicでのハウリングは予感がしないから、まだ行けるかと思って僅かに向きを変えたら瞬時に「キーン」。
故にバーチャルやシミュレートを利用しない限り再現不可で、演奏の仕方特に気紛れ予定外のアドリブでは実演不能となる。

尤もPAで楽器Ampを代用して主に被害を被るのは電気楽器なんで、非担当の人からしたらあまり気にならないかも知れないが…。
だが大昔の一部の管球式PAを調べてみると、良く言や電気楽器寄りだが本来の用途にはナローレンジで苦労したに違いない。

私的に特に気になったのが折角搭載されてたTone回路の方式で、楽器Ampの定数を変えただけのヤツだからハウリングポイントの抹殺等には効きが大らか過ぎて全く使えない。
にも拘らず当時だって既に不向きなのは分かっててそうしといたのは、出力余裕に乏しいのしか作れなかったから楽器Amp固有の特権をわざと取込んでみたんだろう。

んがそんなのだと複数の多様なサウンドを充分には扱えず、性質の大きく異なるの(例えば歌や生楽器と電気・電子楽器)は分離併設しないと無理だった。
その結果「Vocal Amp」なる存在が出現しただけで、その当時したくて用途限定とした物は恐らく少数派だったろう。

<つづく>

2022年12月20日 (火)

音楽備忘録1222 Rickenbackerの真の姿⓮

この項も終盤に差し掛かり、より具体的に出来る事と出来ない事等を提示してみよう。
先ずはGuitarでハード面から参るが、より考えとくべきは改造の対応範囲だ。

個人的な過去体験で色はA・音色はB・機能はCのが好みなんだが、それが揃ってるのが出て無いなんてのがあった。
今では魔改界にすらドップリな杜撰大王も、当初は改造スキルなんて皆無に等しかったからそれなりに逡巡させられてね。

そんなのが楽器っつう趣味性の高いアイテムだと、割と頻繁に起きるもんだと思うんだ。
そこで自前か外注かは別として、もしやりたくなっても構造上不可能な部分が結構重要だと思ったん。

リッケンで注意を要すのはソリッドタイプではボディの薄さで、一部例外を除きそれが為にSynchronizedタイプのアーム追設がどんな不格好を許した処で先ず無理。
最近はGibson系用の近似タイプが出現してんで、弦間隔等の問題をクリアすりゃピッチ変化の大きいのが載せられる可能性は出て来たけどさ。

ロックナットについてもナット巾とその弦間隔狭さの他、ネックの形状とトラスロッド調整ネジのザグリが大きい点で難易度が高そうだ。
しかし特殊タイプは選択肢も少な目だが何よりお高いのが難で、アームを重視すると少なくとも別のと併用OKじゃ無いと買わない方が良いかもね。

只この辺が気にならないなら2大主流派じゃ無いからポン付けは無理でも、魔改アリならかなり幾らでもカスタマイズ出来まっせ。
決して無理強いはせんけどそもそも独自性を追及すると、Van Halenみたいに従前は誰もしてなかった組合せになる方が多いんじゃないのかな。

続いてBassの方へ移るが、基本的にはFender系のタッチ感の一部を除けば音色シミュレートは万全に近い。
無理なのはスラップのサムピング時の打撃感で、原因は構造的にフロントPUをF君程弦に近付けられないからだ。

これを除けばフロントだけでそれらしく指弾きするとかなりウッドBassっぽく出来るとか、フロントオンリーはその他Gibson系やHöfner等の代用にはなる。
リアだけでコンデンサをバイパスさせるとかなりF君系に近い感じに出来るが、リッケンは前後ミックスサウンドがあまりにも有名で浸透したせいか意外とこれが知られていない様だ。

因みに4003のリアPUは一々全てがジャズベのと違っちゃいるが、ジャズベでもBartoliniのパッシブタイプでスープアップさせたとの電磁気的には同等だかんね。
ここで大雑把な杜撰大王ならではかも知れんが私的には珍現象と考えてるのが、聴こえた感じと実際が結構色々違ってたケースだ。

その生贄に今日は大胆にもSir Paul McCartney様に犠牲になって頂くが、Wings時代のの方が聴いた印象ではリアPUオンリーっぽかったんだけどなぁ。
記録された画像に依れば寧ろBeatlesお籠り時代の方がそれがあって、しかもB時代のにはHöfnerに聴こえたのがリッケンでその逆もってのがかなりあっただよ。

Billy Joelでも全盛期は中盤迄Bassはリッケンだったんだが、後にF君テレも使われ出したんでその過渡期のがとっても紛らわしい事になっとるがね。
そもそもプロモVでどっちが映ってようと、どっちで録ってたか確実な情報が無い曲の方が多かったしさ。

だがこれ等は裏を返せば独自サウンドの印象が強過ぎただけで、それ以外のポジションを選べばかなり普通に広範囲なサウンドが得られる証拠になってんよ。
だからってF君サウンド命の人がわざわざリッケンだけで押通す意味は無いけど、ヤンキーギャルちゃん嫁に貰ったから極普通の夫婦は無理みたいな事ぁ全くねえんでやんす。

<つづく>

2022年12月19日 (月)

音楽備忘録1221 Gibsonの貢献度➊

黎明期楽器ブランドはその多くが音楽に貢献してるが、Guitar系に関し最も多く基本形を確立したのはGibsonではないだろうか。
エレキ実用化ではリッケンだし人に依っちゃFenderの方が高評価かも知れないが、演奏性で万人に通用する点は決して軽視出来ないのよ。

ここでの演奏性は一歩間違うと後ろ向きな考えで、完全にフィットするとかより弾けない程困らないって意味だ。
が体格の特殊性等でカスタムメイドじゃ無いと駄目な人も居るのを含めると、量産タイプの中では最も堅実な妥協点を実現してるんだ。

先ず主流スケール(弦長)が僅かにFenderより短いが、手の大きさが際どい人にとってこの差は想像以上に重い。
同じく巾広で低目のフレットも、押さえ易さ(主に握力とその加減)では圧倒的に有利だ。

↑の「その加減」とはフレットは高めの方がビビリは生じ難くなるが、過剰に押えられるとその分音程が上昇してまう。
純粋な音程の正確さでもF君のみたいな巾狭な方が理論上は優れるが、奏者へ常に音響理論的に最適な押弦が要求される。

その意味ではF君は上級者程その真価が発揮されるが、どんな達人でも音楽自体や感性を最優先にすれば完璧な押弦を常時維持するのは難しくなる。
更にフレット巾はやはり狭い(細い)程摩耗が早く、よりメンテ回数を多くしないと設計想定の状態を維持出来ない。

印象的にも実際にも平均価格がG君の方が高く、音色に関してもどんなに酷く扱ってもF君(おつっ失礼)みたいに安っぽくならない。
ので良くも悪くも少しアッパーミドル的な感じを受けそうだが、一定期間以上継続使用するのや奏者の腕を問わずを含めると実はG君の方が案外庶民派なのよ。

これら実演上の利点はGuitarメーカとしての歴の深さの為せる技で、今程理論・数値的解析が出来なかった当時にはより影響力があったろう。
けれども取り回しには最適じゃ無いネック材だとか、経営の不味さでは逆作用が働く。

過去に何度も経営難に見舞われたにも拘わらず、つい最近もまたやらかしたんで一時はいよいよお終いかとハラハラさせられたよ。
モデル数の限定・削減も経営効率からしたら当然の措置だろうが、過大な企業規模の縮小の方へホントはもっと舵を切るべきなんだがね。

ってのも現況ボディタイプがF君はソリッドのみ・R君もセミアコ止まりで、フルアコの大御所が一時的だとしても撤退したのは奏者にとっては一大事だ。
俺がこれを重く見るのは良い意味でのソリッド・セミとの差を熟知してた点で、これは同時並行して作りユーザーフィードバックの蓄積が得られないと知れない部分があると思うからだ。

大規模な総合的企業の顧客にとっての最大の利点は、例えば乗用車だったら各戸の駐車場サイズにより合ったモデルが選べたりする処だ。
他業種でも近年錯誤と考えられるのが机上計算での効率偏重で、特に元々販量の絶対数が少ないのにそんなの当て嵌めたって上手く行きゃしないのさ。

又G君に限らないが私的に気になるのがネック太さとナット巾のバリエーションで、人間(奏者)の方で楽器に合せろってんじゃGuitar系弦楽器の大きな利点が1つ反故になっとるがな。
自ら容易に持ち運べればこそ、サイズの特化も可能なんだからね。

<つづく>

2022年12月18日 (日)

音楽備忘録1220 楽器Amp同士の組合せの話し㉛

筆者としては真実を正直吐露したつもりも、現実にはそれが困難なのも承知しとりゃ~す。
何せLivehouse等の店側の事は個人ではどうしようもなく、そこで所詮は次善策でも被害軽減!?になりそうな方法から行っときやしょう。

取敢えず劣化本邦では最も一般的と思しき楽器AmpとPA併用、エレキBassはDI使用の状況で模索してこう。
その中で楽器Ampと奏者立ち位置が大体合ってるのをケースA、かなり食い違いがある配置のをBとして進めませう。

A1.奏者モニタ(コロガシ等)からの音は極力必要最低限にする
インストグループならいざ知らず、歌の入るグループではモニタから流さんと普通は全然聴こえない。
他にも非爆音系Mic収音の生楽器がありゃ、これもモニタ様のお世話になるのが必須だ。

のに対し個別楽器Ampに一定以上の出力不足のが無くば、本人にはモニタレスでも大抵は聴き取れる。
ので後者の何とかなる分をモニタに流すのを止めると、分離度向上や混変調劣化の軽減に繋がる。

A2.エレキBass DI併用時のAmpセッティング
奏者へと観客へのサウンド乖離が激しいと副作用が強くなり、特に表現に意図と違う結果を招き易くなる。
のでなるべくAmpからの音だけにしときたいが、他パートへのモニタや録画されたものの音色は基本DIからのだけになってまう。

そごて残念な次善策に過ぎないが、敢えて楽器Ampをなるべくフラットな音にしてしまうのだ。
PAに行った分のを好みの音とするのにストンプやPreampを使ったとしても、直近の楽器Ampの音が違い過ぎれば演奏の加減が客席のと不一致になっちまう。

但し少々難があるのがどのAmpでどの設定がフラットかが不明瞭な処で、事前の予習が無いと難しい時もある。
最終的には耳で調整すべきものではあるが、Ampに依っては距離でかなり音色が変る機種もある。

で前者が有効なのはAmpからの音が観客にも結構聴こえてる場合で、そうでない状況では後者の方が効果がある。
のは楽器Ampが殆ど奏者モニタ化してるんで、奏者耳にさえフラットになってれば良いからだ。

B.奏者モニタ(コロガシ等)からの音は極力必要最低限にする
ってAと一緒じゃねえかって実際重複部もあるにはあるが、最大の目的は大きく異なってんざんす。
特に動ける者は舞台の隅々迄くまなく動いたり、酷いのになると大昔の俺みたいに客席に乱入するなんてのも居なくはない。

そうなると意図的に提供エリアを限定させてるコロガシは完全無力化するし、奏者の位置が入れ替わる度にオペ氏が追い駆け様にもアドリブだったりランダムだったりすると追従させ切れやしない。
因みに意図的エリア限定は混濁とハウリング耐性アップの為で、正面の人より斜め横の人の方が良く聴こえたりする様じゃ当初の目的が果たせない。

この様な場合広大であれば楽器Ampのエリア外になる可能性もあるが、小規模で広さに対し爆音であればモニタに頼らず楽器Ampに任せた方がマシになる。
ってのも奏者モニタは客席からはそっぽを向いてるし 、↑事情から真横で少し離れただけでもう極端な音圧低下があるからねえ。

っとこんな状況変化にPAは非対応で、そりゃあだって奏者モニタ以外はお客様専用なんだから当然でさぁね。
と言う訳でPAに依存しようにも力になる範囲が限られてるんで、下手に依存する癖が付き過ぎてると状況対応力が育めなくなるんだ。

何れにせよ楽器AmpかPAのどっちかが倍以上強力ならまだ良いが、Vocal Amp状態じゃ無くて拮抗してる時が一番厄介だ。
それも単なる最大音圧では無くPAの実用上どうかが問題で、例えば100Hz迄なら300W出せるのが50Hz迄フラットに出そうとすると150Wに半減なんて制約が掛り易い。

<つづく>

2022年12月17日 (土)

音楽備忘録1219 Rickenbackerの真の姿⓭

今回は主題に対してかなり広範な話しになっちゃうけど、前回後部でそれ用の道具をそっちで用意してで思い出したのがあってね。
過去述従兄がJazz Bassのサウンドが好きで、でもロクに弾けないからって中途半端なのに浪費した話し。

本人も含め言い過ぎではと思われ兼ねない断言ぶりだが、それ位本物と亜流では拘りポイント次第じゃ全く別物な差があるからなんだ。
Fenderファンの皆には半分無礼になっちまうが、年々不具合が駆逐された代わり独自個性の部分がとっても弱まってっててねえ。

もし現行品のを聴いて恋に芽生えたなら未だしも、’70年代以前に作られたのの音に惚れてるなら生身の人間とロボット位大差な部分があるですよ。
しかも厄介なのが感触にも相当な違いのある処で、それがパフォーマンス自体に少なからず必ず影響するんでさ。

故にモノホンでの一定以上の経験値を持って無いと気付け難く、知ってる者にとっては違うの二乗になるから無理な注文勘弁してちょになっちゃうんだ。
実はリッケンでも4001より4003ではネックグリップがマッチョ化してて、偽物でも寸法は忠実だったのから借り物モノホンへの移行期にはそこそこ慣れるのに時間を要したんだ。

尤も強度向上の他スラップへの適化での変更だったんで、スラップの特にプルは改良後のの方が楽になったけどね。
些細っちゃ些細な差だが俺だってチビだから大した余裕なんて無いけど、もっと手の大きさが旧型のでギリギリだった人には悲報でしかなくなるじゃん。

より明白な例えを出すと乗用車の最大巾が、宅みたいな無余裕車庫だと死活問題になるんざます。
たまたま隣家が塀の改築をする際お願いしてあちらの境界線内に収めてくれたんで、5ナンバーサイズなら限界一杯のでも何とか押込める様にはなったがね。

で楽器でも演奏の何処かにギリギリ成立させてる様なのが含まれてたりするんで、そう云う部分を変えられて代替品が用意されてなかったらそんな都合なんかで封印されちゃうんだ。
まあ諸事情で例えばその時知らなくても、スリムで良いとしか思ってなかったのが運悪く1ヶ月分位の強度しか無いヤツだったりすると次の手を考えるしか無いんだけどさ。

そこら辺りがリッケンだって深掘りすりゃ微妙な音色差なんかは、年式次第であるにはあるんだけどね。
単体聴きでは分かっても、アンサンブルに入って感知可能な程の音色変化は無いんだ。

弾き味については特定奏法に限定すれば今のじゃ厳しくなったのもあるが、旧型を持ってたって奏法ニーズ等で不都合が大きくなったらモディファイとかするっしょ。
冒頭の方で半ば生贄にしたFenderでも、Stratoの5点切替えSWだけは普通は昔の3点のより有難がったりさ。

ので操縦性と音色で許容範囲的に判断してくと、他社の多くのは年式にも細心の注意を払わんと払ったお金の元が取れない状況があるざんす。
その一端として最も簡単に分かるのが重さ等で、F君やG君では1.3倍位の違いがあったりするよ。

リッケンではソリッドタイプはF,G君が軽かった頃には重い口だったろうが、今や良くて拮抗・下手すりゃリッケンの方が軽い位だ。(因みに近年F,G君ので軽いのは材が原型とちゃうで😓)
そんな感じなんで常に最新のを追い求めこっちが幾らでもアジャストする気なら別だけど、音楽の道具として用いるだけで音楽の内容の方へ注力したい場合は基本の無変更はかなり助かるですよ。

見た目は結構変化があるからコスヲタ系だとキツイけど、知ってる何時も通りに弾けて何時も通りの音が出りゃ良いならね。
他にも少数の候補はあるけどなるべく1本だけで色々演ろうとすると、最早一択に近い位に俺には感じられるよ。

<つづく>

2022年12月16日 (金)

音楽備忘録1218 新興ブランドの正体③

前2回に渡り惜しむらくも劣化今本邦ではその社会構造から、普通の楽器屋の店頭に陳列される様な新ブランドには期待薄と悲報した。
では俺は単なる日本嫌いかってばそうじゃなく、こんな環境下では探すのが少し手間だが個人製作家へもっと期待すべきと考えている。

ほぼ看板のみ更新の新ブランドを低く見るのは、販量を気にして大胆な改革を幾らもしてくれないからなのだ。
元来趣味性の高い分野なので多少欠点が多かろうと、今迄に無かった特徴を持たせる事に新規の価値があるんだけどね。(秀才タイプのは大手に適わない)

仕事で使うにも冗長性が最重要に違いないが、さりとて差が少ないならわざわざ珍しいので冒険する意味が無い。
当初から一定以上の売上げを狙えば無難なのしか出せなくなるが、本質的には他の商品と比べれば大して売れないもんなのにね。

それからすると木工部分は別として、それ以外の部分は組立ての妙を売りとするの等が相応しい。
んだけどどうも日本ではこれの理解が中々深まらんらしく、松下工房等一定以上の知名度があって継続させられるのが育ち難い様だ。

只そうなるのも本業で人を雇ってればで、副業で個人でだったらもっと可能性は高くなる。
一部では既に実行してる人が居るだろうが、独自性の不足が定着を阻んでる。

又近年の日本固有の問題点として林業の衰退も障害になっていて、副業でやるにしても接点があったり本業が近い業種である程ハードルが下げられるんだけどさ。
本当は次善策だったっぽいが、リッケン(元金属加工業)が出した世界初の量産エレキはアルミダイキャストだったやろ。

その昔怪しさ100%の山梨発祥の「宝石画」ってのも、実際は大した石は使ってないが色はとても綺麗な欠片の応用だった。
なので出来れば町工場や小規模材木屋なんかには、是非目を付けて欲しいんだけどねえ。

それと海外に比べて小規模地方都市でLivehouse等の展開が進まない為、作る方の環境が整ってると今度は音楽的な環境が無いのが仇になってんのかな。
片や町場では俺自身今も自分のニーズからもいい加減である程度工具を揃えるべきとは思ってんだが、現時点では作業空間が確保出来ないんで二の足を踏んだままだ。

現代は世界的に資本主義の悪い面から規模拡大ばかりなので昔話じゃチト厳しかろうが、この手のはお家芸化した「形から入る」は全く通用しないのだ。
因みに手前味噌ばっかで何だが作業空間で腐心してるのは、塗装や接着剤の乾燥を待つのが特に難点でね。

自分のだったら誤って触れても納期も無きゃ、被害僅少だったら杜撰大王のだからそれでヨシとも出来るんだ。
過去に休養君のを請負ったのも彼が不具合ツールのままでも、俺が多忙でもどっちでもバンド活動が停滞するのは一緒だったんで。

ので如何に杜撰野郎と言えども修理・調整みたいに、ケースに収めとけないとなると苦しいのよ。
のでⅡで今の日本の状況下では素材と考えるなら新興ブランドも有力候補になり得るが、自分で世話するのが苦手な方は慎重になった方が良いんじゃないかな。

何れにしても手始めは万一駄目にしても惜しくない程度の中古を弄るのがお勧めで、そうしとくと大胆な実験もやり易くなる。
一方で演奏に集中したいならアフターケアが最重要で、新しいのにすぐに消える様なのだと一番始末に困るんじゃないかな。

<しまい>

2022年12月15日 (木)

音楽備忘録1217 楽器Amp同士の組合せの話し㉚

今回は又純粋な続きからになるが、「奏者が電気的に独自構築した音色」とは何?から。
最簡単に例示するとかつてEdward Van Halenが、メインで使ってた様なGuitarとな。

あれって本体の電気部は1PU・1Volumeで他は一切無し、だから音量調節以外電気的には本体だけだと「一切何にも出来ない」っしょ。
それがBassではPrecisionタイプだとToneツマミが増えるだけだから、万一低域or高域が致命的に不足した際Amp(Preamp等含む)が無かったら対応し切れない。

これに関して大部脱線するが、過去に魔用したケースが2つあったんでそれをだうぞ。
1つ目は交通事故賠償で入手したKarl Höfner 500/1で、親友の自作曲の録音時だった。

当時としては奮発して大手録音Studioで録ったんだけど、時節柄BassはLine録り一択。
そんな中Guitar Soloのバックでだけはどうしても低音が豊かじゃないと不味かったんで、2つあるPUと各ツマミやSWで大胆に変化させたん。

2つ目はコンテストのLive時にやはり同じ目的で今度は偽リッケンだったが、似た手を使って音色と音量を切替えた。
前者ではノーマルモードは音量7程度のをアグレッシブモード(Soloバック等)は音量全開に、Höfner の場合は普段は一切触れない特有の「Rhythm/Solo」ってモード切替らしきSWで。

一方後者の方は少々操作は煩雑になるがノーマル時は音量6割程度・Mixポジにしといたのを、アグレッシブ時はフロントPUだけにしてその音量も全開になんて真似をしたっす。
どちらも実際のニーズに対しては一寸オーバーな設定で、Mixer氏にはかなり意地悪なやり口でごんす。

自分だって卓前に座して嘆く事が多いのになしてってば、要らん親切で微調整されても「差が無くならない状態」を必ず得る為でしてね。
スコア譜があったり時間的余裕があったらちゃんと伝達しときゃ良いんだが、どっちも全く無かったんでさ。

って別にストンプ等を使やそれでも行けたんだけど、普段マトモなAmpに繋いでる時は不要だったかんね。
だいいち1つ目の頃は球ストンプ登場前夜たったんで、自分にとっては肝心な効果の無いので補う気にはなれなかったん。

まあ今ならかなりハードルが下がってるとは思うけど、「奏者自身では音色を作れないDI式」ってのはホントは言語道断でんがな。
そんな収音方式になってっと折角良質な球Ampがあったって、奏者にだけの自己満提供システムだから罪なもんよ。

等と今更ディスるのも何処1つとして「音色を弄りたければそれ用の機器をご持参下さい」とか言わんかったからで、もしかしたら昔のシステムに疎い人はずっと気付かずに「望みと異なる音」を強要されてた可能性があるからだ。
しっかり掘ればこんな箇所も奏者が気にすべきではあるけど、録りや拾いは専門家に任せて自らはパフォーマンスに専念タイプだとなるべくしてなっちゃう盲点やさかいな。

なのでどうせPAを主軸にする位なら、Preampあり・Bass Amp無しにしといてくれた方が良いと思っちゃうんだ。
DrumsetにしてもやはりPAからの音を主とするなら電子化しちまうべきで、PianoだけデジタルバーチャルOKでリズム隊は駄目ってのも妙な差別感を覚えるぞ。

素人さんの中には形だけでも有名人と同じのを味わってみたい人も居るかもだが、会場規模が違い過ぎると奏者耳に届く音は全く別物になってんのよ。
強いて近い状態が得られるとしたら爆音出しても叱られない屋外オープンスペースで、反響・残響が屋内より格段に少ないから楽器AmpとPAの音が俺言い「悪混ざり」する心配が無い。

体験としては過去に晴海埠頭でそんなのがあって、主催者じゃ無かったがエレピのVibratoとコンプの設定等をやらされたっけ。
参加者中最年寄りで実体験を持つ者が他に居なく、方法論は分かってても実際の加減が分からないからと…。

わ兎も角広さに対して量的に足りてる音を、下手に「色んな所から出す」と大体はロクな事が無いんじゃ。
見栄えから雰囲気的演出についしがみ付く気持ちは分からなくも無いが、古典なら古典・新式なら新式でハッキリして欲しいもんだわさ。

<つづく>

2022年12月14日 (水)

音楽備忘録1216 Rickenbackerの真の姿⓬

今日は私的ではあるも「録りで良かった」の、内容を少し細かく披露しませう。
取敢えずかつての業界標準だった、Fender Precisionとの比較形態で。

1.楽器自体の低音生成量が多い
2.同じく高域生成量も多い
3.繋ぐ相手のインピーダンスの影響を受け難い

主な処を羅列するとこんな感じで、今回は比較対象が1PUなので音色バリエーションの優勢は一旦封印しときま。
では1.から参るが近年ではそのご利益はほぼ消滅したが、好みに足りるAmpが使えない時等は一大事だったんだ。

F君は基本設計が中域と超高域を楽器本体、低域と中高域を主にAmpで作るって設計思想になってる。
ので楽器本体以外で低域増幅量が不足すると、アンサンブル内での低音域の量的響きにBassらしさが出せなくなってまう。

近年はAmpの調整範囲の拡大されたのが多いし選択肢も大いに増えたんでかなり解消されてるが、「相手を選ぶ」のに変わりはない。
2.については実は超高域はF君の方が出せてはいるんだが、一般的な楽器Ampでは扱ってない領域なので効果が得難い。

そしてこの楽器の所謂「素性」ってのが、今主流のLine収音だとその影響はより拡大するん。
これが3.とも大いに関わって来るんだがアンサンブル内に入れちゃうと↑の帯域が乖離して聴こえるんで、籠ったBass+何かのタッチノイズみたいになっちゃったりしてさ。

のでⅡで丁寧で大人しいスタイルの奏者なら未だしも、ワイルド命の人にはLine録り時だけ普段より乱暴になったかの様に誤聴されるリスクがある。
そうなるのを最も簡単に回避出来るのが超高域のCutだが、楽器Ampスピーカの様な急峻なCutが案外困難でね。

結果多くの場合多少ノイジーなのを我慢して出すか、それを完全に削除する為に籠り気味になるのを我慢するかの2択を迫られるんだ。
って実はかつてはリッケンで録ってて色々方法を変えても、思った程大胆な変貌を遂げられないのに腐心してたんだけどね。

自作録音作品が蓄積してってそれを再現する機会が増えてみると、「何時も通りのし易さ」の方がより重要なのが見えて来たん。
録音とLiveを別物に分離するスタイルとか、Liveではほぼ絶対演らない曲と定義しちまえればどうって事無いんだろうけどさ。

こっちも中々気紛れなのもあるが、顧客が何に興味を持つか完全に計算出来ると考えるのは稚拙と思ってて。
もっと簡単に言やなるべく余計な制約なんて持たずに済む方が良いんで、少なくともいざその気になったら再現可能になってる方がね。

奏者次第ではあるがどれだけ余計なプロセスレスで所望音が手に入るか、ってのって一面でその人に楽器がフィットしてるかでもあるんじゃないかな。
故に例えば普段はスラップもリッケンでしか演ってないけど、典型的ないにしえのあの感じをともし
請われれば平然とFender持って来てって俺は言っちゃうよ。

<つづく>

2022年12月13日 (火)

音楽備忘録1215 新興ブランドの正体②

少し掘って辿ってみると部分的継承みたいなのは他所にも幾らでもあるけれど、社会全体からすればマイノリティな業界では偽物で無ければ必ず何処かで繋がってるもんで御座居やす。
私的に所謂コネの類を特に若い頃は毛嫌いしてた俺ですら、長く続けてたからか意外!?なお方と直接で無いにしても何時の間にか繋がってたりしてまつた。

先ず音楽ってだけでそれもプロとなるとかなり絞られるんだが、かつては学校等と無縁のRock→非ミュージシャンとなるとそりゃもう酷く絞り込まれるのも当然で。
尚且つ業態的には水商売側に属すケースが多いんで、長く続けるのが中々難しい。

その1例として前回登場させたELKってのを少し語っとくと、少なくともGSとその後頃の全盛期にはGuyatone,ACE TONE,TEISCOと同等の知名度と実力のあったブランドや。
残念乍ら低民度!?の我が国ではG君以外はブランドとしては完全に途絶えちまったが、最近のランドマーク的ビルの建替えラッシュにしても無駄な更新が好きな奴が多いらしい。

わ兎も角Jazz屋だった師匠は早大理工学部卒を利してスピーカ屋に、ELK社員だったバイト先の店長は大卒だが理系専攻では無かったので商売の方へ転身したそうだ。
んがより専門職に着いてた人は大胆な業種転換は困難なんで、移籍に近い形で進んでくしかない。

そんな事情から継続させてる者同士であれば自動的に縁が生じ易く、俺みたいに古株になって来ると「何だぁ、○○さん処の新屋号か」みたいに映るのが多くなる。
なぁ~んてぇとオッサンすっかりコネ人間になっとるやんけと思われるかもだが、単に火のない所に煙は立たぬだけなんだ。

最初から使い捨てと決めて掛るなら良いが万一気に入って手放せなくなって、そうこうしてる内にブランドが消失してたら全く人を辿れないとメンテ等で完全に窮すでしょ。
特に日本じゃ低民度×愚政=喉元過ぎれば熱さ忘れる式になってるままなんで、自己防衛として「繋がり」は見過ごせないんですわ。

ユーザーのこっちが幾らでも変化を要求されて構わないなら良いんだが、各自の体格等と楽器の基本形態からマッチする範囲は限定される。
例えば150cmに満たない小柄な人が弦長35inchのBassを手にしたとして、全く鳴らせなくは無いが奏法に著しい限定が生じてしまう。

そんな各自の事情を込みにすると、元々巷に存在するのの選択肢は半分以下になる方が多い。
だからこそ新しいのへ期待もするんだが、求めるのの個性が強い程販量が見込めないから中々登場してくれない。

そこで第2の考慮点としては、どの位ニッチを目指して登場したのかだ。
短期間での儲けより業界の片隅に足跡を残したいだとか、別に確実に利益の得られる本業を持ってるとか。

それへ加え商品に対して規模が適切であるかどうかで、小さ過ぎれば売上げが底の時に潰れるし大き過ぎれば儲けの少ないのは止めてしまう可能性が高い。
何よりとても残念なのは日本の社会構造で、大企業を肥大化させた結果1社独占に近い状況が蔓延してる処だ。

結果的に裏では同じ会社が別の看板を掲げただけみたいなのが多く、本質的な差別化に乏しい。
それだからこそかつての米では老舗から色んなのが枝分かれして活発化したんだが、今劣化本邦ではバカテクソロだけ真似して伴奏部は完全無視みたいな浅はかな事してるから駄目なんだろうけどねえ。

俺として個人的には最末端で最弱小だからこそ打破したいとは思ってるが、誰も雇ってない(そもそもそんな余裕が無いが💦)からどんなに儲からなくても潰れずに済んでるだけ。
なので新ブランドで多少なりとも期待が持てるとしたら、現時点では自由競争がちゃんと実践出来てる国のとなる。

<つづく>

2022年12月12日 (月)

音楽備忘録1214 楽器Amp同士の組合せの話し㉙

基本は不変であるべきだし理想も変わらないものと考えちゃいるが、Liveや借りた場所では中々そうも行かないのは承知してるつもりだ。
そこで一応私的理念に続いて現実的な解決策へと進めてくが、基本不変はホントは俺の趣味とかより「そう云う楽器やそのアンサンブル」だからなのだ。

概述の如く音色も然る事乍らアイテムの反応違いから来る独特な合せ方もあり、音色だけでアンサンブルが成立するなら今更人力演奏なんかしてもしゃーないでっしゃろ。
せやさかい単に音楽としてなら絶対的じゃないが、「いかにもなエレキ」とかって事になると枠組み自体を変えちゃっちゃ却って新しいのは作れねんですよ。

サウンドも奏法も中途半端に異なると新旧やありきたりか独特かや、その原因が何処にあるかが釈然としなくなっちゃうからねえ。
全てが本当に新しきゃそりゃ最高かも知れんが、それには最低でも道具から全部新規のにしなきゃ駄目だからさ。

ちっともその気も無きゃ実際実現出来るか怪しいが、少なくとも俺様並みかそれ以上のハード・ソフト両面のスキルが無きゃ完全新規は可能性すら御座りませぬ。
尤も全面新規だからって聴いた感じが必ず新鮮とは限らず、使い古しにたった1箇所だけ新しいのを加えただけのの方が勝ったりするのも音楽のおもろい処。

わこの辺で私感では今後は半端な形になるなら楽器Amp自体を不使用にするのがお勧めで、それは過剰PAとの「音の輻輳」のマイナス面の方が大きいと思うからだ。
日本みたいに狭隘だとやはり最大音圧が問題化し易く、技術的にはとっくにクリアしてる電子Drumをもっと活用すべきだと思うんだ。

ってのも現況ポピュラー系Liveではその大多数で、DrumsetはOn Mic収音しちゃってるでしょ。
会場次第じゃ生音がどんなか分からなくなる位、奏者コロガシ常用の上PAの方から爆音出しちゃってるしよ。

それだと奏者体感と視覚面を除くと、音源が生である意味がかなり薄れてんよ。
自過去体験では折角の中型Grand Pianoで蓋を閉じ、ボロい奏者モニタ(んふぁ失礼)で演らされた時は左右の手のバランス(低域と高域)が掴み辛くて難儀させられた。(この時はPiano・Vocal)

特に問題だったのが奏者モニタとメインPAの周波数特性の差で、お客さんに向けてはしっかり低音が出てるのに奏者モニタではそれが殆ど聴けなかった処でね。
蓋を開けられたって中型じゃRock系だとDrumsetの前では生音だけじゃ心許ないけど、低音レス奏者モニタオンリーよりゃ
マシだったに違いない。

これ結局は「必要最低限PA」としなかったのが主犯で、占有空間もコストもあれもこれもとやりゃ分散してどれもが不充分化するからねえ。
只ここでの必要最低限PAは俺が愛すオーソドックスなのだけじゃ無く、PAが充実してたら個別楽器Ampの方をナシにするのも含めての提案ざます。

概述の如くPA抜きでバランスさせるのだけでもそこそこ苦労があるからで、変動パラメータが多過ぎりゃリアルタイム修正が追付かなくなるのが目に見えとるけぇ。
是又過去述だがBassだとLiveじゃ自分でAmpで作った音が、かなりの頻度でお客さんには殆ど無効化されて嫌な思いもした。

PAへはDirect Boxのみで送られるんで、より肝心な方は他人に勝手に音創りされる事となる。
これは太鼓や生ピだって近似だが、半強制的に「エレキの特権を放棄しろ」っての同然なんだから勘弁ですわ。

それが俺世代の若い頃って何処でも必ずDI→PAでは無かったんで、楽器AmpがあるとついPreampは要らないかと思っちゃって。
それでも当時は偽物だったけどリッケンタイプを使ってたんで俺なんかマシな口で、本体がオーソドックスなBassだったら最悪奏者が苦心して電気的に独自構築した音色が殆ど出せなくなるんだからね。

<つづく>

2022年12月11日 (日)

音楽備忘録1213 Rickenbackerの真の姿⓫

希少性・独創性に長けてるとは言え、パッと聴きには価値が不明確なリッケンのサウンド。
具体的にどんなご利益があるか綴ってくが、割と地味な要素だがその差に真の価値を持ってたのよ。

俺自身当初は音色も好きな方だったけど惹かれ出したのは、ご多聞に漏れず!?憧れとルックスからだった。
貧には当然の如く最安の偽物を買って使う様になって以降、時を経る程色んなメリットが徐々に分かって来た。

身長の割に手足は大き目だったが、所詮はチビだから少しでもネックは細い等コンパクトな方がやはり扱い易かった。
角が何処かに当って痛くない点ではFender式ボディの方が良いが、裏側の削り込みが体格に合わないのか位置の安定が悪くなるのは残念。

等と音色だって大切だけど演奏性の方で自分にはよりフィットしてるらしいのが分かったんで、ファッションや趣味性より道具としての利便性でずっと使い続ける事になってさ。
ので多分色んなジャンルの色んな曲をリッケンでって点では、こんなに使い倒した人は恐らく他にはあまり居ないんじゃないかと思うんだ。

んで実際あらゆるのへ挑戦してみるとPUのセレクトやAmpの調整は伴うものの、一般的なイメージと比べるとかなり卆無く何でも行けちゃった。
並行して過去名作での意外な登用についても調べを進めてたが、時期的に’60年代末から’70年代一杯に多かったがリッケンヲタの俺でもかなり後年迄気付けなかった曲があった。

時期についてはBeatles由来のブームもかなりの比率であっただろうが、私的に注視してるのは’80年代にかなり使用例が減った処。
メーカ側がリアPUの直列コンデンサレスに仕様変更したのと見事に同期してて、その方が当時の流行にはマッチしてたが他のでは絶対に得られない音色を喪失したからなんじゃないかな。

因みにリッケンのこれじゃないと得られない「色気」みたいのの利点としては、低音弦はそこそこタイトでいて高音弦の高いフレットでも硬くなり過ぎない処。
一般的に音楽的ワイドレンジ設計にしとくと弦毎の音色が乖離するんだが、時としてそれがアンサンブル内では操縦に神経をかなり取られる事があるんだ。

フレーズタイプ毎に使う音域が決まってたりしたらそんなに困らないんだけど、より好き勝手に弾き捲ろうとするとワイドレンジでもある程度楽器としての音色の纏まりが欲しくなるん。
又ドンシャリサウンドの弱点としても音色の分離は起こり易く、実は中域主体のFender系等でEQ盛大盛りでそれをした時これは最大になるんだ。

但しスラップの特にサムピングをホントにバスドラっぽくするのにはこの弱点は却ってお誂え向きで、工夫次第では強力な戦力に化ける事だってある。
けれどアタックのボコボコ感が突出せずスムーズな感じが欲しいと完全アウトで、曲の要求次第で好みとは違っても音色を変えなきゃなんなくなる。

Fender Bassは普及率の高さから使い方も浸透してたお陰で、楽器では無く人力での対応で賄ってただけとも看做せなくない。
つまり若干黒く言っちまうと表面的には普通に手懐けられてる様でいて、音色を大胆に変化させたきゃストンプやAmp等へ頼るしか無かったんだ。

その典型が自社のBass Ampで、低域増幅の基準量が他社のより多くなってた。
これも普通に黒く言っちまえばセット買い促進にはうってつけ、ってこれ以上黒くなるとイカンからこの辺で…。

っな具合なんで総合的に判断すると、パッシブタイプの中ではリッケンって最も使える音色の範囲が広いんだ。
今となってはアクティブローインピとかノイズキャンセリングだとかには敵わないが、超低加工度で望む音色が得られる面でローノイズ・高音質が実現させられるのは覚えといて欲しいかな。

<つづく>

2022年12月10日 (土)

音楽備忘録1212 新興ブランドの正体①

ここ暫く旧来からのブランドを綴ったが、筆者は楽器的保守派か極右翼ではありませぬ。
が証拠を提示しないのは不正直なんで、色んな新興ブランドの生い立ちと共に進めてこう。

に際しこの件の必要思想から始めるが、それは楽器の社会内での特殊性が基礎にあるからなんだ。
なんてぇとどうも堅っ苦しくていけねえからとっとと崩しちまうと、音楽がそうである様に多くの他分野より「作るのに時間が掛かる」のがキーワードでごんす。

ここでの掛るは単に何年越しでなんてのばかりじゃ無く、3分の曲をこしらえるのに何分掛るかみたいなのも含むだす。
楽器自体の方でのその典型ってば、木が材料として使えるだけに育つのとかさ。

そんな世界観な楽器業界なんで、新興ブランドの殆どが実際にはホントの「ポッと出」なんて無いんざます。
その例えとして飽く迄仮定なので自由に吠えさせて貰うと、例えば杜撰大王様がある日突然売れたとして一般世間には青天の霹靂と映るであらう。

でも万一誰かがこのブログとかに気付いたら、何だよ埋没してただけのジジイかよって…。😢
要するにどんな天才技師やビルダーでも、ある日目覚めたら突然完璧にこなせる様になったなんて事ぁ無いだしょ。

つまり全く前触れ無く突如出現した様に見えても、少なくとも内部的には結構な歴史を経てるんすわ。
この事を熟知してたからかMusicmanなんて、Leo Fenderをのっけから盛大にネタばらししてたっけ。

尤もそれが可能だったのも氏が親分だったからで、酷いやらかしでクビになった下っ端が再出発する場合等だとひた隠ししたがるケースもある。
とは言え信用が大切なんで自らは宣伝しなくても、こちらからお伺いを立てれば素直にゲロする方が多いんだ。

或は裏付けの重要性に無知或は無興味な顧客には、人員募集じゃねんだからプロフィールなんて知るかって人も居る。
これが野球選手でイチローの弟子とかだってんならそこそこ広範な世界で理解されるが、そもそも楽器職人の知名度は一般世間じゃ比較にならん程低いしねえ。

したっけ今度は具体実例を挙げてくと、若い頃お世話になった楽器屋の店長(個人経営者)は元ELKの社員だった。
その話しが出たのもスピーカコーン紙の張替えしてるのを目にしたからで、所謂電気とか音響の技師じゃ無いのに一体何処でマスターしたのか訊いた結果だった。

今の俺がこんな風になったのも例の強制弟子入りの社長とか↑の店長から授けられたのの方が、専門学校で学んだのより桁違いに多い。
要するにⅡで専門性の高さと習得に時間の掛かる方の分野では、下積み若しくはそれに相当する一定以上の実体験が無いと実行出来ない訳っすよ。

なので金儲けだけの為に臨時でやってる胡散臭い連中等を除けば、良くも悪くも中堅以上のベテランしか居ないって寸法になってんだ。
加えて上記Musicmanの場合ブランドとしてはFenderより若いが、年長のLeo氏が移動したから発足当時はM君のの方が技師長は年寄りになってたよ。

これからすれば新ブランドは既存のとは異なる新発想・新基準に基づいてるのは確かだが、少なくともアイテム製作の分野では若者の最新の心理を理解出来た年寄りが作る事となる。
ので新規バリエーションの増加には大いに意義があるが、世間の一般的な製品みたいに全てが新しいを期待したりするのはそぐわないんだ。

<つづく>

2022年12月 9日 (金)

音楽備忘録1211 楽器Amp同士の組合せの話し㉘

ここ数回恐らくテーマからはかなり遠回り感が強いが、各自の事情差やGuitarかBass或はローエンドの必要な鍵盤かでバラけたチョイスので組合わせなきゃなんないのが多そうだからなんだ。
素人考え(プチ失礼)では同ブランドの同シリーズにすりゃ大体合うと思うだろうが、カタログの写真の並びに惑わされてたら駄目な事もあんのよ。

道具が自由になる金満プロの場合、もし1台で足りなきゃもう1台増やしゃ良いかんね。
わこの辺でだからこそ実際に得られる音圧がバランスするかが問題の根幹で、それが又使い方(特にどの程度歪みを許すか・求めるか)でも変動するのを充分考慮する必要があるんだ。

上述カタログ写真にも各ブランドの使われ方基本想定が反映されてて、たまたま自分達のアンサンブルがドンピシャだったら写真通りでもまあまあバランスしてくれるんだけどさ

それでかかつてはBass用も球ので頑張ってたMarshallもGuitar用程は人気が無く売れなかったからか、石のばかりになった代わり出力はGuitar用球の何倍ものモンスターのが一杯ラインナップされてらぁ。

まあGuitarや鍵盤は複数居ても全然普通・今は稀になるもDrumだって2人ってのもあったが、Bassは殆どので1人きりしか居ないからそもそも沢山売れる訳ゃねんだけどさ。
となりゃかなり昔のなら未だしも現行品か少し前迄売ってたのとなると、Bass用だけブランドや仕様の異なるのになっても仕方無い側面があんねん。

それでも鍵盤用の難しさと比べりゃ可愛いもんで、特に生・電気・電子の3つを併用する際そのルーティングが悩ましい。
最近は面倒だから&電気鍵盤もデジタルバーチャルのが増えたんでPA丸投げが主流だが、過去述の如く例え球プリで音色創作しようとも本来の固有反応等がスポイルされちまう。

その上鍵盤用Amp専門のブランドみたいなのがほぼ無いんで、気にし出すと使い分け・繋げる相手を複数以上にしなきゃなんなくなる。
Bassの場合↑の懸念は無い代わり、最近は球のの種類の減ったのが個人的には悩みの種だ。

剛力石とかデジタルD級のは最大出力では余裕しゃくしゃくだが、球使用のGuitaristが自らの理想よりオーディオライクな強弱で演ってくれないと何処かでバランスが崩れ易い。
のでⅡで鍵盤が主役のアンサンブルなら未だしも、Guitarが主役のアンサンブルでは他パート忖度は主役の魅力を削ぐんで望ましくない。

石で出力余裕がある時エレキBassはそれ用に手加減したり適宣コンプを噛ましたりすりゃ良いのは確かだが、球固有反応の完全再現は不可能だ。
なのでザックリ言や時々聴こえなくなるor一寸大き過ぎになるのの、どっちかを我慢せにゃならなくなるんや。

特に物理分析的では無く聴者感覚に基づくとかなりハッキリそんな傾向があり、こう云うのこそがホントの「理屈じゃねえんだよ」現象なのでありまする。
私的にこれを忌避するのは自在に事後調整が可能な録音時より、唯でさえ冷静に聴いて貰えないLive時程深刻化するから無視出来んのよ。

奏者と観客側の認識差としては球だと一寸不味かったかながセーフに、石だとこれ位なら平気だろうがアウトになっちゃう感じ。
これって余裕のあるPAとギリギリの楽器Ampの比較で体験してる人も居るんじゃないかと思うんだけど、単純理論的に絶対優位のPAの音が思った程は聴き取れなかったりする事があるじゃん。

そうなるのは音響と音楽では必要素に違いがあるからで、例えば随時頻吠えの「目立つ倍音」がどの程度安定して射出出来てるか等に優劣があるから。
楽器だってなるべくHi-Fiな方が良いんだが器楽音として最低限必要な音の方を優先出来て無いと、環境が過酷になると聴き取り悪化を招いたり何の音かが分かんなくなるねん。

<つづく>

2022年12月 8日 (木)

音楽備忘録1210 Rickenbackerの真の姿➓

ほんだら本線復帰させてBass PU関係の核心にいよいよ迫るが、偶然由来だろうと他にこの方法での成功例が無いってのが特筆もんなんだ。
それも各PU単独時の汎用性を、犠牲にせずとなると中々ね。

好み次第じゃ例えばFender Jazz Bassのリアだけの音を許せるかも知れんが、編曲家やサウンドエンジニアには少し面倒な選択になるんだ。
一般認識のBassサウンドと比べて低音含有割合が大部減るんで、エレキGuitarと併用されてる時その差別化等で腐心させられる事があんねん。

コレ多常用され出した時期との関係性ってのがあって、Synthe Bass等との併用が簡単になって以降だったもの。
故に幾ら高域がもっと欲しくても他がGuitarしか居ないアンサンブルだったりすると、今だってストンプその他の強力なアシストが無いと一寸苦厳しい。

わ一旦置いといて、現行リッケン4000シリーズのリアPUって元々はリアじゃ無かったんだ。
1957年リッケン初のエレキBassとして(ウッドつまりエレアコのは何と’30年代!!)登場し、’80年代中盤に製造終了した1PU仕様の4000ってのが原典だ。

その時の位置が現行のリアで、考え方次第じゃフロントとセンタと捉えた方が良いかも知れない。
現に俺はFender系のを模倣する際に、リアのコンデンサをバイパスさせたのだけとAmpをFender系使用時に近い状態に変更して代用してるよ。

それが’61年に上位機種として4001にPUを増設する際、普通なら元のを中心に前後に割るか後ろ(ブリッジ側)にするんだけどねえ。
慣例に逆らって前に追加しちゃって、恐らく色んな位置を試してみてそうした方が当時としては他ので出せない重低音が出せたからだろう。

コレかつて偽物だけど一時期Fender系のを持ってた時、手持ちジャンクPUで色んな位置を試した事があってさ。
目一杯ネックへ寄せりゃさぞかしローが稼げると思ったっけ、大体プレべやジャズベ位から前へ寄せても下に対しては幾らも効果が無かったのよ。

やはりボディ材が軟らかく比重が軽目だと、それの固有共振周波数が高目になってるんだろう。
詳細には前へ寄せればローエンド自体は他分少しは拡張してるんだが、その直上の低中域の増加量が何倍にもなっと。

そのメタボ君に多少は増えてる筈のローエンドとより減少した高域が完全に食われちゃって、昔のGibson Bassっぽくしたいの位にしか使えない音色になってまう。
そこへ歴史的経緯が絡んで、リアだけ大出力の状況が生まれた様だ。

4000時代に採用したPUはエレキ開発当初に発明した所謂Horse Shoeタイプで、大柄なのに加え磁石が弦の上へ被さる構造だからフロントには使えなかった。
Guitarの方ではハンドミュートその他で邪魔だからか’50年代中に極短期間の例外を経て、所謂Toaster Topへ全面的に仕様変更となった。

のがあったからってんでそのまま弦の本数違うのに流用って、やり口としては乱暴だが実際それで音に問題は無い。
だが原設計が戦前の蹄君と戦後のパン焼き君じゃ
、出力にかなり差があったのよ。

これにはPU開発時点での真空管素子の低増幅率と関係がありそうで、今のみたいに歪ませる為に高出力を狙う意図は皆無だろう。
寧ろToasterの開発時に上がって来た増幅率に呼応して柄もパワーもコンパクト化したと見るべきで、余剰になった出力を魔用してスピーカの2WayみたいなのをPUでやってみたんだろう。

リッケンじゃ無くても偶然ゼロで挑戦する価値が無い訳じゃないが、PUの位置が一般的なのだと単独使用時に難がある。
しそもそもそんな風になるのへ辿り着くのが難しそうなんで、具体例ゼロで目指す者は他に居なかったんだろうね。

今ならそれがあるから方法論としては可能化はしてるんだが、それで美味しい音に迄持ってくのはやはり大変。
何れにしてもその他蹄PUの磁石をノーマルタイプに変更する際、元の音色と出力を変えなかったからこの奇特現象が維持されたんだ。

<つづく>

2022年12月 7日 (水)

音楽備忘録1209 Fenderと偽物の差➒

いよいよエレピの続きから総括へと参るが、過去再三述の通り真偽差が最も響いたのは伴奏なんよ。
これについて少し周りクドいかも知れないが、昔のSyntheで音創りをした経験があると分かり易いんだけどなぁ。

っつうか先にもっと単純なので例えるなら、オーディオの音質調整ツマミやボタンの数の違いみたいなもんなんだ。
現代では音楽鑑賞を想定してる機器だとどんなチープなのでも、ほぼ低音と高音は別々に調整可能にしてあるよねえ。

それがオッサンが子供の頃は当り前では無かって、最大派閥はToneツマミは「1個」だったんだ。
ので下か上のどっちかだけ欲しい時ゃそんなに困らんが、ドンシャリにとかカマボコ(中域主体)にしたくなったら諦めてどっちかを犠牲にしなきゃなんなかったん。

これと似た状況がSyntheに今より沢山あって、そもそも黎明期はモノフォニックだから単機で和音なんて出せなかったし。
但し単音で鍵盤数もグッと少なかったからこそ、調節機能がシンプルでも何とか間に合ってたんすよ。

っとやってると長くなるから大胆に端折って進めると、伴奏では多くの場合メロを弾く時より広い音域を使わなきゃなんないよね。
そうすっと音色Aは高い方・Bは低い方が好ましかったとして、昔は半分つづ割り振る機能とか同時に2つの音色を出すのが出来なかった。

の位は現行機だったら出来るのの方が多いが、3つ以上自由に可能で尚且つ夫々の境界域で滑らかに繋がるのは流石に見当たらない。
こう云う面では未だデジバー君や打込みさんは大の苦手の様で、俺言い「実用音楽」とか「実用演奏」で実演した際最も問題になるのは伴奏時のクウォリティなのよ。

高額高級な専用ソフトでは打込みにハイパースキルがあると漸く実現しつつあるみたいだけど、人の生身の実演ではデジバー音源だと再現し切れない状況がある。
のでⅡで宅ではチープオンボロエレピが…な訳だが、実はその先も同じ傾向が延々続いとるんどす。

宅ので最もRhodesさんに負けてるのが高音程域の余韻の短さで、その次が低音程域の不明瞭度で御座居。
本家のだと低い方でのリフだとか高い方での白玉も自由だが、宅分家のは下は影に隠れ気味・上はStaccatoと白玉の区別がとっても付き難くなるでありんす。😢

ほんでこれが程度はエレピ程顕著じゃないけど、Guitar・Bassでもいざ本気で録ってみると結構差があるんよ。
チョイと捻くれた表現になるが、地味な演奏の時程真偽の差が拡大しましてね。

しかしかかし皆々様要注意あれ、どんなに地味でもホントに不要な音なら誰も奏でない訳でして。
つまり音量控え目・音色大人し目…みたいな時に鳴らしてたらその内容が、知ろうとしたら分かるかどうかに楽器の実用性の真価が表れるもんなのどす。

普通誰だって最大の特徴とか目立つのの具合を先ず試すしそれ自体は間違っちゃいないが、そこをクリアして終らせないでどうでも良さげな然も無いのを奏でてどうなるかへ注意を凝らさないとねえ。
なぁ~んて少々尊大っぽく語っちゃったが、杜撰大王ですから購入当初は全くそんなの無知だったし気にも留めて無かったんだ。😵

貧から使えてるからまあそのままで良いかを続けて、色んなのを録ってってみておや随分違うもんなんだと悟らされただけなんだ。😓
因みに昔程一楽器奏者の権威が低かったのか分からんが、ブランドの他に年式の古いの程ソロはどっちらけで伴奏にはバッチリの楽器が多かったっスよ。😅

<幕>

2022年12月 6日 (火)

音楽備忘録1208 楽器Amp同士の組合せの話し㉗

折角なんで前回の続きを少し掘っときたいが、最優先条件別で提示してってみよう。
因みに前回示したのは総合的な最善ので、大胆な妥協を許せるなら選択肢はもっと増えるんだ。

1.最安コース
私的には最も縁が深いっつうか他が殆ど無理なんで変に自信があるが、やはり日本では大きさと重さを半ば無視するのが最善だ。
但しとても重要なコツってのがあって、知名度は気にしちゃいけないが音だけはより拘らないといけない。

有名とか定番になったのってそれなりに信頼性があったからで、それが世間にも浸透した結果の一部だ。
が無名若しくは不詳のは世間にデータが少なかったり、忘れ去られたりしてるのが多い。

ので自らの耳での価値判断が要求され、しかし初心者でも例えば搭載されてるスピーカユニット等から設計思想を少しは予想出来たりするんだ。
手前味噌では宅現用の機種更新に至らなかった理由が正にこれで、Guitar用のには躍進期の知る人ぞ知るCerwin Vega・Bass用のには2本中1本だけだったが全盛期のElectro-Voiceのユニットだったから。

と言いつつお馴染み杜撰エピソードに欠かないのが拙ブログ、前者の存在はあの強制弟子入りさせられた師匠の知見からだった。
当時師匠のマンションに下宿してて(こっちは普通に部屋を借りたつもりだが師匠はそう断言😅)、エンクロージャの中を見せて見ろって命令されたからついでにこっちもスペックその他を教えて貰っただけって…。

只師匠は当時スピーカ屋のオヤジと本職だったんで、真の価値・評価とか希少性等他では中々得られない情報を授けて貰ったのは幸運だったな。
それで音色は変えられても性能的には既に究極に行き付いちゃってるのが分かったのと、お気に入りのSouthernrockグループに愛用者が居たのも分かって存続が決定したんだ。

所詮は最安で選んだだけで典型的な棚ボタでしないが、非有名+非有名だったから当選確率が高目だったのも確かだとは思うな。
決してアテにはしない方が良いが、もし有名+有名で激安だったら大抵は致命的な欠陥があったりするもんだしょ。

2.最コンパクトコース
普通より小さくしようとするとその為の費用が加算されるのは仕方無いが、楽器Ampの場合は音の都合で限度があるから他機器に比べれば予算増はマシな方だ。
ここでは今の日本とは少し基準が異なりそうだが、普通に使える部分では無妥協とし原理に強く逆らった様なのは除外しときま。

でこれの必須条件を先に並べてくと、①スピーカは単発:ユニットもだがエンクロージャサイズのミニマム化の為・②それで足りるだけの音量が得られる回路出力…が基本になる。
ほいでこれで悩ましいのがGuitarとBassで厳しさが違う処で、Gは超爆音系以外では100W程度で何とかなるがBで単発だと200Wは無いと大抵Drumに負けちまう処。

Bass用に関しては1コースでも中々難儀なもんで、頭50W級で合奏必要音圧を賄うには相当大量のスピーカが必要だ。
多分概述の如くローエンドの方をちゃんと出そうとすると、Guitar用よりどうしても能率が3dB(半分)位低くなっちまう。

これだけでGが高能率タイプ2発で足りたのが4発になり、G程歪ませないとなると更にその倍8発位入用になる。
しかもローの事を気にすれば15inchの方が…って、そうなると頭を安く抑えられた処でスピーカ予算が膨らみ過ぎる。

俺自身もBassではずっと2コースを画策してるが如何せん予算が…、けどDrumsetとかGrand Pianoと比べたらまだマシなんだよね。
正式名称にBass Guitarなんて付いてるからつい比べて損した気になっちゃうけど、共通に使える物があっても別物なんだってのを肝に命じとかないのが悪いらしい。

<つづく>

2022年12月 5日 (月)

音楽備忘録1207 Rickenbackerの真の姿➒

筆者の気紛れでたまには核心を温存したくなったんで、今日はGuitar固有の特徴の方から行かせて頂き。
に際し冒頭に半お詫びしとかなきゃなんないのが、ソリッドボディモデルの長期体験が俺に無い処。

電気的な差異の洗出しにはソリッドの方が差が出易いんで、なるべく早くにとは願ってんだけどねえ。
こればっかりは先立つ物が厳しいんで、果たしてマトモに生きてる内に間に合うか…。

開き直って不幸中の幸いと捉えれば、セミアコボディの個性がデザインの他重量や音色への貢献も絶大な処ですかな。
こう云う私的事情なんで珍しく!?断言し切れないが、実物の音色はもしかしたらかなり世間の印象とは違ってるかも知れない。

重量はセミアコならではの軽さでいてソリッドとサイズは同等、只普通はそんな風にすると低音が全然出せなくて軽薄になったりするもんだ。
が確かに目立つのと象徴的な個性は中高域にあるんだけど、どのPUと組合せをセレクトしてもかなりしっかり低音も出るんざんす。

Ampセッティングで問題度にかなり差は出るが、Fender系だとリアの中低域不足がGibson系だとフロントの低域過多がしばしば使い辛さを招くやん。
って演奏途中でPUを切替えたりしたい時、↑性質のお陰で両方にベストなAmpセッティングが出来なくなるじゃん。

それもメロとか独立したパートの時なら未だしも、アンサンブル内の一員としてこっちだけ切替えニーズが生じるとバランスを乱したりするからねえ。
この点で体験内では最もPU選択の自由が確保されてて、俺言い音響上では無く音楽的にPUがワイドレンジ設計になってるお陰ですわ。

んだばご説明させて頂きやすが単純に一般感覚で上が出る伸びてるってばF君Single Coil、下であればG君ハムが確かに優勢だわよ。
処がどっこい前者は音楽的に無効な領域が最もワイドで、後者は量的には圧勝だがローエンドに関しては印象よりはって状況でして。

ので敢えてリッケンを悪く言えばF君シングル程それらしくもないし、前述の如く実際出てる割には低域が全然印象に残りまへん。
しかし録ってみてアンサンブルを上手く構築しようとすると逆転し、F君ではタッチノイズ・G君では明瞭度対策に結構後から駆り出されるん。

因みにSingle Coilサウンドの私歴では中古買いしたMUSTANGに、たまたま1つしか付いて無かったBILL Lawrence L-250を追設してそのままになっててね。
後にちゃんとしたシングルのと比べてみると現用のは魅力とらしさに物足りなさはあったが、単体で美味しそうでもアンサンブル内に入るとその良さを常に活用出来るとは限らないのも又事実。

この件杜撰流に深読みするとどの程度楽器だけで基本音色を作っとくかの話しで、最も歴の古いリッケンではロクにAmpで弄れなかった時代の経験が利いてる気がするんだ。
例に依ってついで掘りしとくと、そりゃどうせならAmpは色々調整可能で色んな音が出せるに越した事ぁねえよ。

けど弄らなくても充分なサウンドが得られるなら、よりパフォーマンス等に専念するにはそっちの方が良いよねえ。
古い設計のこう云うのって効果が近年のみたいに明確じゃ無いんで、俺自身も最近迄は低く見積もってまつた。

しかし後加工では無くより根源に近い箇所で弄ってる、そのご利益に対する認識が甘かったと反省してんだ。
Bassも含めハイポジでのアクセス性の良さに関してはリッケンが本家本元だし、ネックの細さが好み次第で評価が割れるのには一石投じときたい。

エレキだからそこ迄スリム化可能な訳で、楽器種の特性を最大限に活かした結果と考えている。
なるべく弾き手の手のサイズを選ばないって面で、これはかなり重大問題になるんでね。

<つづく>

2022年12月 4日 (日)

音楽備忘録1206 Fenderと偽物の差➑

だば前回言及したAmpとエレピの偽物・本物へ進めるが、Guitar・Bassと比べると影響は小さい。
ってもそれは近年現代ならでかつては外装も内容も似せつつ、肝心な心臓部が球じゃ無く石なんて恰好だけのも散見された。

って事ってAmpだが大昔の日本恥知らず時代には、ロゴもクリソツでFounderなんてのも。
只それでもモデル名称はそこ迄近似では無かったし、安易な儲けの為なので模倣も当初は厳密では無かった。

又日本では売値の安く無さもあって誤認してる人が昔から絶えないが、しっかり調べればFender Ampは一部を除き所謂高級品じゃないんですよ。
実用上支障を来すのは滅多に無いも、米本国でグレードを気にするならAmpeg等の大御所があったからねえ。

これは内部回路構成や部品の使われ方に明確に表れてて、球の本数からして最多のでF君の11に対しA君は14本も奢られている。
しかも前者のはReverbやVibrato等で増加してるのに対し、後者はPreamp部のTone回路等が主因でだ。

必ずしも常に物量作戦が好音色に結び付きはしないが、音色・音質より先に部品数を制限すればやはり色んな制約から理想到達は難しくなる。
わ兎も角中身だけ似てるってんなら初期のMarshallなんてほぼデッドコピーで、歪み以外の面ではたまたま国が違って部品の音色が違ったから別物になっただけと結果オーライの典型だ。😃

その歪みに着目すれば初期のMESA Boogieは、F君の手前に管球式Boosterを繋いだも同然だった。
がどっちも名前も見た目も全然異なるし本家より高額だったんで、騙される心配は皆無だ。

寧ろ同じF君でも設計や製造時期次第でかなり音の違うのが要注意で、基本傾向にこそ大きな変更は無いがたまたま宅にある整流管仕様のだと工夫すれば歪ませ音色も中々行ける。
だが整流部がダイオードのだと古いのでは硬く後年のではヌケの点で、他社のよりかなり使い辛くなってしまう。

近年の一部高額モデルでは大昔のに迫るのも表れてはいるが、大元の生音最忖度思想が災いしたか深く歪ませるのには向いていない。
又肝心のReverbやvibratoにしてもオペアンプ駆動のだと、本来持ってた至高の艶が損われてるのでF君である必然性が見出せない。

これ等から個人的には現行のF君Ampはお呼びで無くなってるが、ストンプ等歪みは外部専門の人にとっては生音の良さで無価値に迄は成り下がって無いと思われる。
狭い日本だとM君等では生音時に低音不足に陥り易い等の弱点がF君には無いので、ジャンルに依って不適合が起る心配が無い僅少なのは今も変わっていない。

一方エレピの方は少なくとも体験私感ではRhodesを凌駕するのは未だ現れて無いが、F君のを参考にこそすれ各社夫々独自の手法が用いられてる。
敢えてF君以外の分家のをディスるなら、かなり違う手法を用いても素人にも分かる程の違いを生み出せなかった処だろう。

宅では諸事情と故あって偽物での妥協を長年強いられてるが、過去述の如くデジタルバーチャルとはそれでも大いに一線を画している。
けれど幾ら費用や入手性でハードルが高くても、Rhodesに心酔して導入を考えてるなら他社ので代用しない方が良い。

俺はRhodesが最高とは思ってるが、過去達人の名作で他社のが使われてるのも大いに好きだった。
のとデジバーのは殆どがサンプリングネタはRhodesなのに、それよりマイナーな現用COLUMBIA ELEPIAN EP-61Cの方がKORG DSS-1との現物比較で
遥かにマシと感じた結果だ。

<つづく>

2022年12月 3日 (土)

音楽備忘録1205 楽器Amp同士の組合せの話し㉖

長くなった夜向けにクドイ病が全開になったでも無いが、指標や基準が定まった処で現実は色々厳しいがどうしてくかだ。
をケース別にこれから提示してくが、最初は失敗時のダメージが最大となりそうなGuitar Amp購入から行ってみよう。

予算を始め各自様々な事情を抱えてるであろうを重々承知の上で、余程の特殊事情無くば買うなら球にしなはれと吠えとこう。
個人的にはオーディオ用ですらある程度以上の予算を掛けるならそう強弁してるが、現状では「球の反応」だけは高度なデジタルバーチャル等でも獲得困難だからだ。

出力的には50W級が第一候補で、100W以上級のやこれ以下のよりコスパの良いのが多い。
中には30W級のでもスピーカの総合能率が高けりゃ合奏に耐え得るのもあるが、選択肢が僅少なのと更なる音圧の上乗せ巾が50W級より狭くなるんでね。

それと一般認識では特に一体型Ampだとトータルパッケージングでしか考えない様だが、将来の環境変化に対する応用力として回路部とスピーカ部は分けて考えとくのがお勧め。
ってのも日本では自宅で正規音量を出せるのは僅少なんで、普段から合奏必要音圧を得る為のスピーカ複数駆動は必要じゃない。

それでいて後に当初よりやかましいのを演りたくなって爆音の出せる場所へ持ってったら、平均以上の能率の12inchユニット4発以上にしないと苦しくなるからねえ。
その他にもどっかのオッサン家みたいに劇狭だと、少しでもひと塊のサイズは小さい方が助かるから私的には一体型は眼中に無しってな感じになって久しい。

尤も俺のセパレート懇願の源流は、可搬性の方が大きかったんだけどさ。
運び易さを主軸に据えるとスピーカ単発で必要音圧が得られる方が良く、その場合頭は第二候補の100W級の方が良いかも知れない。

但しトランスが50W級のより結構重くなるんで、一体型を選んじまうと「単発の軽さ」についてはメリットが縮小する。
処で楽器Ampのビルトインかセパレートかについて私的に長らく疑問なのが、オーディオだったらどんなコンパクトなのでもスピーカ位は別体にする方が多いのにってのでさ。(近年はパワードスピーカも流行ってるが…)

敢えてスピーカからの振動が球に良く伝わるのを意図したなら兎も角、電子機器としては回路にはなるべく振動が来ない方が故障リスクや寿命の点で明らかに有利なんだけどね。
絵面的に一体型を溺愛したりそれしか印象に無くて選ぶってのはあるんだろうけど、何らかの理由で絶対ってんで無いならセパレートの方が様々な面で圧倒的に有利ですから。

又どっちを選ぶにしても隠れた重要ポイントに、スピーカ出力端子のインピーダンスの種類の多さってのがあるんだ。
石のAmpではトランスレスで繋げられるのは良いが、繋ぐ相手のインピーダンス次第で出力が必ず変動しちまう。

それに対しどうせ球では必須の出力トランスが付いてるなら、殆どコストアップせずに付加出来る「タップ」は多い程お得だ。
因みこのタップとはコイルの途中からも信号を取り出せる様にする電線(端子)の事で、インピ種が増える程組合わせられるスピーカが豊富になるん。

残念乍ら宅のは2台共元はセット販売想定のだったからか2つしか無く、それでもたった1つしか無いよりはマシだけどね。
けど昔あるユニットにこれなら換装してみたいと思ったっけ、インピーダンスの合うのが出て無くて断念なんてのはあったよ。

この2つの候補に共通なのが個人用と本番用のスピーカが別物想定な処で、数が増える分のコストアップはあるが総合的に見るとその方が多分将来の出費が最小になるのよ。
その最大要因はスピーカって電子回路みたいに内部で切替えたりとかが出来ないんで、欲張り過ぎると帯に短したすきに長しに最も陥り易いからなんだ。

<つづく>

2022年12月 2日 (金)

音楽備忘録1204 Rickenbackerの真の姿➑

今日は主題の前に総合補遺を行っとくが、部品より本体重視の件についてだ。
別テーマで既に過去カタログに嫌いな部品は勝手に交換しちゃってってのくだりがあったのを紹介済みだが、これを深読みするとブランドの考え方がそこに漏出してるのよ。

リッケンって近年は昔程じゃないにしても、部品類も自製率がかなり高くてね。
それからすれば換装なんてして欲しくない筈で、日本では全然だが本国でには自社パーツ販売専門のサイトがある位なんだ。

又ヲタ本に設計製造者の談話が載ってたが、理に適ってはいるものの外野が想像するよりは単純な理由でこんな風になったんだそうだ。
なので歴の途中迄は偶然もあっただろうが、熟知した上で敢えてあの程度の完成度としてるらしいのよ。

わこの辺で今回は電気部分へ駒を進めてくが、俺知りではパッシブハイインピーダンス電子回路としてはかなり究極に近い処迄煮詰められている。
尤もパッシブ領域に主軸を留まらせてるので、以降のハイテクのと比べると効果が緩くちゃんと認識出来たのは割と最近なんだけどね。

その中から先ずはBassのリアPUにコンデンサを直列挿入させた件を取上げるが、低音を硬化させずに高域を豊富に得るには他に方法が無いんですよ。
杜撰大王な俺は兎も角過去にはメーカ自身も迷った位難解な問題で、それは唯1つを除いてリアPUの位置がそんなにブリッジ寄りじゃ無かったのに端を発している。

昔からBassでは名称はリアPUでも、実位置はリアとセンターの間から前寄りだったのは低音量の都合だ。
それをもしGuitarのみたいにブリッジに近接させてると、リア単独で使用可能な状況が著しく制限される。

尤もリッケンでは今に至る過程で、ローカルブランドならではのかなり不可解な経緯があった。
黎明期ブランドでは当時高価で貴重だったPUは1個だけが常識で、それ故一部例外を除き大凡センタ位置に搭載されていた。

これはリッケンの他Fender Precision等でも同様で、そこから発展させる際普通は前後に振り分けるか更に後ろに加えるんだけどねえ。
恐らく実験の結果からだろうが、リッケンだけ既存のは存置して追加するのが前に…。

それプラス上記仕様であのサウンドが獲得出来た訳だが、半ば当然の如くリア単独でもコンデンサなんて挟まなきゃ元から充分に使える音だった。
のが’80年代頃流行サウンドのニーズから俺みたいにコンデンサを撤去するユーザーが頻出し、一旦はメーカ側もコンデンサレスにしてたんだ。

2PU並列使用は高級感には優れるんだが、同タイプのPUでそうすると若干表現巾は狭くなる。
のとGuitarだとそうでも無いが、Bassだと時々不快感を覚えかねない硬さになっちゃってね。

リッケンでは誰かに指摘されたかこれに気付いたらしく、2000年代の途中からポットの切替SWで選択可能な仕様に変更された。
のに触発されて杜撰大王も今度はじっくりその差をチェックしてみたら、全体若しくは低音の音色の硬さにかなり大きな差があるのに漸く気付かされた次第。

コレ回路部だけならPUが2つ以上付いてりゃどれでも簡単にモディファイ出来るが、パッシブで結構ゴッソリ削るんでその出力低下対策が問題になるん。
その対処をどうするかに元は成行き・偶然だったとしても、最大の特徴がリッケンBassにはあったのよ。

<つづく>

2022年12月 1日 (木)

音楽備忘録1203 Fenderと偽物の差➐

これ迄の論を纏めると「総合力のFender」みたいな像が浮かんでくるが、私的にはその象徴に一時期標準機となったAmpやエレピのRhodesがあると感じてるんだ。
電気楽器黎明期には何処のブランドもAmp等を手掛けてたが、同一ブランド名のままで今も継続して残ってるのはF君位になっちゃったね。

過去にここでF君Bassは低音はAmpに頼る方式みたいなのを述べたが、あれも深読みすると案外合理的な考え方だったんだ。
低音の量を並の状態で想定するとして、例えばリッケンをF君Ampで鳴らす際なら単にBassツマミをプレべとかの時より控えりゃ良い。

のがMarshallでとなるとR君なら何とか足りても、プレべで不足を感じたらBass BoosterかEQでも噛ましてやるしかなくなる。
エレキに最重要な中高域だけに限るとF君は足りなくなる事もあるけれど、↑を併用してもスピーカが対応し切れないのよりゃこっちを盛るのは簡単だ。

エレピについては開発時点で音色の美麗さで群を抜いたのもあるが、スーツケースタイプので他のエレキやDrum等との整合性が当初から配慮されてたのも大きかったと思うんだ。
その頃ってHammond OrganのLeslie等を除けば、そもそもKeyboard Ampってカテゴリーが無かったしね。

この件で今より考慮しとくベきが鍵盤奏者のニーズ無き故の電気的スキルの低さで、今ならClassic PianistでもiPadを常用してても普通だから正に隔世の感だ。
つまりAmpは自分で何とかしてねと迫られたら、当時はかなりの負担だったろう。

寧ろRhodesが鍵盤奏者には露払いとなってClavinet等他の電気鍵盤楽器、その後Syntheへの移行をスムーズにしたんじゃないかな。
因みに私的or一部での過去常識としてFender・Gibson・Rickenbackerを3大源流とする考え方があるが、この中だと単純な完成度の点ではF君は一番低く何となく安っぽい。(オッと失礼)

だがハードルを思い切り下げて比較すると、最も汎用性は高かったり無理とか融通が利く点では秀でている。
ここでの汎用性とは中級者以上として考えてるが、時として初心者忖度をし過ぎると将来性が損われるからだ。

最もシンプルな演奏を確実にするのはやはりシンプルな方法だが、下手にそれだけに慣れ過ぎると非適応な際に奏法を変え難くなってしまったりするからだ。
その細やかな1例として先述のフィンガーレストにもそんな副作用があり、例えスラップの邪魔にならない位置のでも近年は滅多に見掛なくなった裏に含まれてるんじゃないかな。

と今日紹介した部分って歴史的にはとても重要なんだけど、それを積極的に学ぼうとしないと今の環境だと有難味がピンと来ないのも仕方無くなってるよね。
そこへ本家のレギュラーラインナップに個性の地盤沈下が加われば、そもそもFenderってのは…が曖昧化するの自体はどうしようもない。

楽器みたいなのは半端なのに手を出すと続けた際は割高になるんで、俺自身は杜撰大王でありながら偽物はお勧め出来ない。
のを敢えて無視したとして確かに誰もが長く続けるもんでも無いが、あまり買換えるつもりが無いならその時売値が気にならないならどうぞご自由に。

それ以外の皆さんに忠告させて頂くとしたら、腕が上がっていよいよ楽器のポテンシャルを引出せる段階になってXデーが訪れるん。
ので何とか出来る人は最初から本物を、そうでない人は臨時代用のは理想を半殺しにしても極力安いのをお求めあれ。

<つづく>

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