音楽備忘録1183 Rickenbackerの真の姿➊
かなり旧聞になるが預かり楽器の販売の件、撮像と手続きが面倒で中断中。
他にも様々な作業がかなり溜っちゃってるが、これに関しとある調査をしてて例に依って劣化本邦で度を越した勘違いが蔓延してて触発された。
多数派・主流派と違いがあるとその分最初は手間になるのは確かだが、それで少々苦労させられたからってホントは悪いのは「知らない自分」なんじゃない?。
まあそれだけじゃ無く手に負える様になったら、文句が無くなるからわざわざ書き込んだりしなくなるってのもあるんだろうけどね。
Ludwig Speedkingの件等と同様理解不足の内に断定して書いちゃって、後で訂正とか補遺とか格好悪いからしたくないんだろうけどよ。
に対し常用・今後もの俺としては売行きが悪くなり過ぎてより値上がりされたんじゃ堪らんので、借りてるだけの僭越な身分であり乍ら豊富な長期体験から綴らせて頂きまひょかっとね。
さて個人ブログなんで臆面無く私体験を晒し捲くってくが、上記の通りの状況から非リッケンのと並行して色々弄れてるのが一応売りのつもりなのだ。
その中から最初はネックの調整から参るが、トラスロッド自体が特殊構造だった旧型を除くと実質的に他社のと大差は無いんですわ。
寧ろ捻れが発生してた際は楽な位で、シングルロッドのでこれを修正するのはホントに根性ってか粘りを要すんでさぁ。(ここでは主に低・高音の片側だけ反りが大きいケース)
もしその様子を見たら殆どバカにしか見えんだろうが、道具レスでなんとかしようとすると次の様な魔を発動するしか無いのだ。
1.ロッドを回す際極力捻れに作用する様な外力を加え乍ら実行
2.保存時に捻れに対する反力を持続的に加えとく
なんてので一寸本題からは逸れるが、上記の詳細をもう少し説明しとこう。
一応個人の見解とはしとくが、今の俺はトラスロッドは修正機構ってよりゃ「修正後保持装置」と捉えててね。
髪の毛の寝癖って程度次第じゃ、暫く直線を維持させてる内に治るってのがあるじゃん。
水や整髪料を付けてとかしたりして、その直後は毛髪の癖はまだ寛解し切って無い。
が「逆の癖」を暫く与え続けて修正してて、衣服だったらアイロンでしわ伸ばしするのとはプロセスが違う。
かなり後年になって知ったのが杜撰大王らしいが、木製楽器も製造時のみならず修正にもアイロンを使うんだってね。
けど流石にそのレベルになると布に掛けるより遥かに難易度が高いし、色々と個人には難しい。
尤もそうして修正されてもその後常に偏った負荷ばかりだと、スマホ過使用からのストレートネックなんかと同じで元の木阿弥化すら~ね。
故に曲がりを直すの自体は基本は反力で、その後の状態保持をロッド君がと考えた方が良いんじゃねっと。
それをたまたまネジ締めるだけで治るヤツがあったりするもんだから、特に経験量の少ない人達は勘違いしてるんじゃないか…とオッサンは思ってるだよ。
過去述だが近年体験から掘り起こすと、Moon JJ-5がその典型例だった。
その後暫くほっぱらかしになってんで現状不知ってのも又あれだけど、約1ヶ月継続修正して実用に堪える範囲に持ってけてて。(5弦側の方がより順反ってた)
Fenderのじゃないからか5弦のだからかどうかは知らんが、ロッド固定側の強度的に締めるだけでの調整がそもそも無理だったし。
ので扱いを間違えたらリッケンはFender等より構造的に壊し易いのは確かだが、その部分と2本あるだけでそんなに大変になったりゃ全然なんだけどなあ。
それより注意するとしたらスルーネックのではボディ両サイドのウイング材との接着部で、フロントPUと2本ロッドの為の彫りが結構なもんだからそこの箇所だけ中心材のみ撓り易い。
弾くには絶好の深いカッタウェイとも相まってと、剥がれたり迄は行かなくても塗装にヒビが入ったりはし易い。
尤もこれは本来メーカじゃ無く仕様から来てる弱点なんだが、他機種で同じ位長くスルーネック構造のままで作ってるのが殆ど無いからなんだろうな。
<きっとかなりつづく>
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