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2022年11月12日 (土)

音楽備忘録1184 楽器Amp同士の組合せの話し⑲

基本的には機器にも環境にも余裕がある程組合せも楽になるが、Rock系らしいサウンドを標榜すると実は余裕があるのが不味くなったりもする。
記録されたメディアのよりゃ生なら音量の大小等も少しは分かるが、通常観客の耳音量センサの段階は原始人的「1,2,沢山」になり易いもんなのだ。

その原因はラジオみたいに全く別のが前後に掛ったりしないからで、比較対象が隣接してないと非日常的爆音に対してはそんな風にしか感じられない人の方が圧倒的多数派になるのよ。
因みにこの件での↑は例えば1は大きいけど平気・2はギリギリ一杯、3はデカ過ぎてどれ位の大音量かもう良くは分からないってなもんで。

又残念乍ら俺には今迄の処殆ど縁が無いが目一杯観客が盛り上がってると、演奏音量なんて聴こえる・聴こえないのほぼ二択と化したりする。
その点Classic系みたいにお行儀良く神妙に耳を傾けて頂ければ演者に与えられるダイナミックレンジは広くなるが、気楽に楽しむのには一寸座り直した椅子が発する異音等が気にならない程度の状況の方が良い。

となると録音物とは少し趣旨は異なるが、やはり音量より音色に表現の主軸を置くのが相応しくなるんだ。
かつてその典型だったのが生楽器で実際に音量だって相当増加しちまうが、ロカビリーのウッドベースで指板に弦がぶつかる音を入るのとかで演出メインにしても普通に弾いたらそんな音は入らない。

ある意味楽器の設計上の弦振幅を越えてはじくからそんな現象が出る訳で、太鼓にしても昔のヤツはエレキのとはかなり異質だが歪み成分も出てたんだ。
仮に壊れなくてもそんな消耗の激しい使い方は非合理極まりないが、そうしてしか得られない音の存在感や説得力ってのがあんねん。

近年のデジタルEffect等と比べたら一聴地味だが、そんなのこそが俺言い「根源的なRockサウンド」なんで御座居ます。
ほいでここからが本件との密接な関係つまり今回の核心なんだが、それには道具を下手に余裕のある使い方しちゃ駄目なんざんす。

一面で何とも危なっかしい話しだが、どれもを皆「なるべく限界領域」で駆動させないとなんない。
とは言え今はそんなニーズが生れてからかなりの年月を経てるんで、Amp等の方でも特に球のにはそれが盛り込まれてるのも少なくないんだ。

音響屋観点からすると典型Marshall搭載の各トランスは容量不足気味だが、実は他の部分の破壊を防ぐ為にわざとそうしてあるん。
っても大元はコストその次は音色の甘さの都合でしたらしいが、増幅素子や基本的な回路構成の割に出力を絞り出してるの程壊れやすいのはオーディオ等他用途全ての音声増幅回路で共通事項でしてね。

実体験として宅の50W級なのに45Wしか出せないヤツは購入40年超後の今も修理歴無しに対し、100W級で130W絞り出せる方のは約35年間で2回修理している。
幸運にもその箇所が電解コンデンサだけなんで大したコストや手間にはならず助かっちゃいるが、今休業中の録音スタジオの予約が入ってる時だったらチトヤバかった。

を経験させられる迄は俺だってもっとパワーをとも思ってたんだけど、過去述実音圧dB値計算に依っても100と130じゃ微細な音質以外に実質的な力量には殆ど差の無いのが分かったんでね。
わ兎も角過去作品の方が説得力に長けてると感じてたのは全く幻想なんかじゃ無く、録音の違いだってあるがこの「道具の使い方差」の影響がどうやら最大だったらしいんだ。

<つづく>

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