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2022年11月24日 (木)

音楽備忘録1196 楽器Amp同士の組合せの話し㉓

さてアンサンブルの真実を知るにはとてもベーシックなAmpの組合せから入るべしなんて記したが、現代の本番を想定するとそのままでは行けない事が多いだろう。
何せ電気楽器の性質を持たない電子楽器との共演頻度も高いんで、生楽器との板挟み的苦悩から逃れられないしね。

けれども基本や本質を先に知らないと、追加搭載された機能の意図とか使いこなしにかなり差が付いちゃったりするんだ。
それとどの程度拘るか気にするかで違いも出て来るが、最善を尽くした機能が意外と役に立たないってか足りなくなる事も少なくないんだ。

その実体験を過去述ウチの休養君のSoldano slo100魔改(by杜撰大王)で提示しとくと、依頼前の時点で彼の主戦場がMetal系から唯のRock系に変わったんで意図的にスピーカ能率が抑えてあった。
元は12inch×4と高能率2段積Marshallと同等だったのをエンクロージャ毎変更して半減させてんで、Twinreverb等標準的なのにかなり近付いてた筈なんだ。

只それだって杜撰大王式メソッドからすると従兄のレッスン室で使うにはまだ大き過ぎなんで、Mr.Feedbackerな休養君向けにプリ段だけで十二分に歪ませられる様にしといたんすよ。
その歪み音色にしても全力で時間も掛けて作り込んだんだけどさ、パワー段完全無歪みだとどうにもそれらしい音には足りなかってん。

並居る歪み系球ストンプには充分拮抗した音色なんだけど、それで良いならAmp自体が高価なSoldanoである必然性が無い。
加えて肝心のFeedbackの具合も、パワーコンプレッションが働かない領域だと操縦困難でね。

そこで普段を無視して音量を抑制しなきゃどんな音になるか試しに試してみた処、特製High Gain ch不使用でも行ける音色になりやんの。(勿論使えば素晴らしい地獄の深歪みも😵)
ほいで結局各自の所望にも依るとは言え、所謂典型的な真空管Ampのdriveサウンドってパワー段が歪み始めてくれないと無理なのを改めて思い知らされたん。

んまっこう見えてもこっちもベテランなんでとっくに分かっちゃ居たんだが、流石にこんなに極端に差が付くとは思てへんかってん。
ほいでこの特性こそが電気楽器の大きな特徴でもあり他楽器や他の方法では得られないもんなんで、電気楽器が本職の人にはその使いこなしを絶対習得しといて欲しいんよ。

因みに真空管楽器Amp自体は電気信号にさえ変換済みなら他のどんな楽器だって喰らわせてやれはするが、随時頻吠えのインピーダンスが大抵は原型タイプ電気楽器よりゃ低くなる。
すると理論的には余計な・電気楽器的には美味しい変化が得られなくなるんで、音色は似てても反応が別物になってまうん。

Ampパワー段の歪みって物理的には唯の歪みも、音楽的には「電気楽器特有な反応の仕方」面でどうしても外せない要素なんですよ。
そらあなたもうこんな時代・ご時勢でっから知らんわいだってアリだけど、ホンマに要らんかったらわざわざ苦労して弾くのもアホらしいんとちゃう?。

俺だってかつて一時期ローインピーダンス化したLine録りもそこそこしたものの、当時PCも持って無きゃ今みたいな高品位のサンプルなんてのも無かったからでさ。
ひたすら音響的に美しくて正確な音が欲しかったら、今となっては我々凡人が手弾きするなんざ愚の骨頂でんがな。

でも多分今時まだエレキなんてやってる人の過半数は、そうじゃ無い価値に魅力を感じて日夜修練に励んでんじゃないのかな。
だったら新旧とか流行り廃りより、省けない重要ポイントは見逃さない方がええんとちゃうけ。

<つづく>

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