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2022年11月

2022年11月30日 (水)

音楽備忘録1202 楽器Amp同士の組合せの話し㉕

オッサンは球Ampをらしく使えってぇけど、歪んだ音なんてヤダな方へのお話しから。
先ずはお考え頂きたい点が幾つかあるんだが、聴いた感じに関わらずと言うなら電気楽器Ampを使わなくするのが手っ取り早いっす。

楽器の音での無歪みってのはオーディオのそれとは定義が異なりまして、聴いた感じが微かな歪み迄は音色的には無歪み扱いにしないと非実用的になるので御座居ます。
例えば機械では無く奏者が普通より大音量で奏でたのが分かる様にする為には、その際特有の音色要素が加味されてないと中々聴き手には分かりまへん。

生Guitarであれば他を犠牲に弦振幅を拡大すると、フレットを弦がぶつ音が加算されたりする。
今ではそこから意図的に打付ける奏法に至ったりしてるけど、この場合はなるべくならぶちたく無かったが爆音生成の為には已む無しみたいな優先順位の違う方のだけね。

それが電気楽器固有の具体的では電磁Pickupの磁気歪みであったり、球Amp出力段での飽和動作だったりするん。
そしてこれ等は現代水準からすると低レベルだが、やはり一応なるべく歪まない様に作られてはいるんだす。

そうしとかんとちっとも大きい音が出せなくなるからなんだが、楽器Ampの場合プリ段(電圧増幅)の方は真逆で言うなれば「もし歪んだら御免」な作りになっとん。
昔のは低出力楽器でも必要な音量迄増やす・最近のは意図的に歪ませる為と主目的は少し異なるが、余ったらツマミを下げりゃ良いがフルアップしても感度が足りなかったらそら困るもんね。

でそんな風に歪みに対する設計方向が真逆に近いんで、分析耳を封印すればパワー段の歪みはかなり認知し難い歪みなんですわ。
尚且つ一般オーディオと比べると歪みで発生した高調波の高い方は、スピーカの再生周波数帯域の狭さ(低さ)のお陰で全部は出て来ない。

ので幾ら必死に耳を凝らして傾けた処で、電気的には既に結構逝っちゃってからの歪みしか気付けなくなってんで。
のでⅡで大体まあまあ「普通の電気楽器の音」で構わないのなら、歪み率の基準がオーディオとは一桁から二桁位球楽器Ampでは大目に見て実害が無いんどす。

又合奏環境下での聴こえ方の方にも普通の音楽聴取には無い特異点があり、特にそれが爆音系の集合体だと普段よりも随分細かい音(音量の小さい成分)が聴き取れなくなるんざんす。
のでⅢで歪みに全く無神経になっても問題だけど、オーディオの様に気を付けてもそれが殆ど無効化しちゃってん。

のでⅣでパート別に録るとか後でアンサンブルバランスを大きく変える可能性があるとか、録音の時とはこの点は明確に分けて考えないと非現実的なんす。
又「完全なLine録りサウンド」にしても過去述の通り、一般的なLiveでは環境差から再現不能だしさ。

中でも特に無理なのがDrumのOn Micサウンドで、人間様にはあいにく耳が2つしか付いてねんで3点以上のセットになるとどう頑張ったってどれか1つは非専用Off耳Micになっちまう。
理屈的にはDrumの生音が掻き消される程PAでデカくして聴けばってのはあるものの、少なくとも叩いてる本人にそう聴こえる音量にしたら瞬時に耳が飛ぶから実際には結局聴けない。

残された道は高遮音性ヘッドホンでモニタする位だが、この方法だと自分が動いてモニタ状況を適化させる事が出来なくなる。
鍵盤や打楽器等一部パートでは椅子から離れられないから大きな効果は得られないが、それでも頭の向き(耳の指向軸)すらずっと微動だに出来ないなんて事は滅多に無いからねえ。

のでⅤで「不要な決め事の無い普通の合奏」をするのには不向きで、個人の趣味がどうあろうと電気楽器との合奏の基本スタイルにヘッドホンは加えられないし加えるべきじゃないんよ。
時代錯誤感も凄いのに原始的なのを推すのはこんな理由もあるからで、F1レーサーを目指すのにゴーカートから始めた方が理解が早く深くなるのと同じなんだ。

<つづく>

2022年11月29日 (火)

音楽備忘録1201 Rickenbackerの真の姿➐

ここ迄で単純な物理的強度や利便性では今や秀でてるとは言えなくなってるのを記したが、かと言って特別なコツが要るとか経費が掛かる訳じゃ御座んせん。
パーツ供給面でも非主流派の割にはかなり良い方で、寧ろ主流派では派生形が多いんで却ってピッタリのが中々見つからなかったりするんだ。

私体験では休養君のGuitarリペアの際、ついでに自分ののナットも交換しようかと思ったんだ。
Stratoじゃ無くMUSTANGだしLes Paulじゃ無くSGだから、多少は既製品で適合するのを見つけるのに苦労するとは覚悟してたんだけどさ。

処が予想を遥かに超えて臨時の代用が可能そうなのすら全然めっかんなくて、とっとと中止しちまった。
パーツ専門ブランドでは昔より遥かに細かいラインナップが、例えばナット巾だと0.5mm刻みで出てたんだけどね。

そう云やかつてMUS君でオリジナルのペグツマミを折損した際、その当時Fender純正のが売って無くてね。
今は再販されてるんだが、道具として常用するのに待ってらんなかったから妥協したんだ。

尤も再販品のレビューを見るとどうも少し様子が違うらしく、大量生産のは材料のと加工の量が必要なんで調達・請負い先が変ったのかも知れない。
金属部品ですらそんなだから、天然物の木材に至っては推して図るべしなり。

経済理論的にはリッケン大して売れないからずっとそのままで来れただけとも読めるが、過去述の如くこの件の真相は極限られた人しか買わない楽器如きに他社は企業規模をメタボらせ過ぎたからだと考えている。
わ兎も角俺自身長年勘違いしてたのがリッケンの使う主要木材で、メイプルでもずっとハードの方を使ってると思ってた。

のが21世紀に入ってカタログその他でメーカ側から、「ウチのはほぼ全てソフトメイプルです」と入る様になって狐につままれた気分だった。
米本国と日本じゃ分類基準に差もありそうだが、録音で他の色んなのと実際使ってみるとそれが音にハッキリ表れてたん。

実際印象自体は世間の認知通り硬質なんだが、YAMAHAのなんかと比べると耳に痛くないんだ。
金属の切断面処理で例えるならリッケンのは四角いがヤスリ掛けしてあり、Y君のだと尖って見えなかったが触れたら指切れたみたいな感じ。

ネック指板だってローズウッドにしちゃ他より妙に色が明るいが、質に関しては他所の誰も欲しがらないのを選んでるせいか年式の影響が殆ど無い。
クドクも誤認回避で念押しさせて貰っとくが、齢由来のノスタルジーだって皆無とは言えんがね。

新旧では無く音個性の象徴的部分が、今でもちゃんと買えるのか
どうかの話しをしとん。
それも業界のコネとか予算とか、身分とか一切抜きでさ。

今劣化本邦では業界団体が間接的にでも壺を奉るのは論外だが、そんなしがらみが皆無でも人間心理としてのバイアスは掛ったって自然なんだ。
つまり例えば本人は全く不問と言ってても、あのお方に売るのにホントにこんなので大丈夫なのかええのんかってさ。

有名な奴が気に入って常用するとなると、あの「駄作」の音がそれだけ沢山世間に蔓延してくからねえ。
エロオヤジらしい比喩するとアンタ昨日のデートで隣のデカパイチラ見してたって、銀婚式が来ても金婚式を迎えてもずっと言われ続ける拷問みたいになるさかいな。

その点誰にでも分かり易い加工精度とか仕上げの雰囲気より、基本構造とか使われてる材は後からどうにか出来るもんじゃないんでね。
楽しみ半分で激安品を毎月買換えたりしても否定はしないけど、それなりのお値段のだと外装より筐体が重要でんがな。

<つづく>

2022年11月28日 (月)

音楽備忘録1200 Fenderと偽物の差➏

Fenderの個性は全体で成立してるのと、弦楽器で影響度が最も高そうなのは木部と迄記して来た。
のに続きそれが実演上どんな差をもたらしてるのか、もう少し掘ってみよう。

に際し杜撰大王ならではの観点で行くと、これでも一応プロなので演奏力はそのハードルは越えられている。
んが練習嫌いが祟ってとても十二分では無く、だからこそ気付けた処があったんだ。

概述の如く細フレットな程確実に押えられてないと音切れが起きたりするが、本物ではこっさえちゃんと出来てれば途切れる事が無い。
そのちゃんとが微妙だから常に成功はして無いんだが、偽物だとこっちの演奏の成否がリニアには出ないんだ。

もしかしてヤバかったかもの時は助かったりはするが、真剣に取組んだ録音等では幾らこちらが頑張っても上手く鳴り続けてくれなくなる時があるのよ。
変な正義感だがこちとら不精で出鱈目なのは百も承知なんで、他人には誤魔化しても自分のせいだったら諦めも付く。

だからこそ折角珍しく真面目に行って横槍が入ると我慢ならず、これを客観視するとそんな処こそが楽器の一番仕事すべき場所なんじゃないかと思うんだ。
勿論道具側にだって絶対越せない限界はあるけれど、同じ弦の同じフレットで経路次第で鳴ったり鳴らなくなったりは中々厄介で御座るよ。

ここでの経路ってな例えば上がってくか下がってく途中でみたいな意味で、何時も同じスケールとかフレーズしか弾かないなら幾らでも予想が可能なんだけどさ。
新曲へそれにマッチしたお初のなんてのには、何処から来るかだけで変化されちゃ手に負えんですから。

そりゃ偽物君だってキッチリ指板やフレットの擦り合わせでもすりゃ暫くは持つかも知れんが、ある程度既に消耗してた中古へ自前で怪しいフレット交換したのでも頼りになるってんだから。
因みに近年の進化形!?の方がF君本物でも偽物でも全体の精度は上がってるし、原始的な弱点とかは明らかに駆逐されてるがね。

けどこっちが限界に挑戦してる様な際の最後の「もう一伸び」みたいな部分が、原型から離れたの程無いんだわ。
コレ実はFenderに限らず生楽器にも同傾向を感じてて、その分水領を私的には1980年頃と感じてて。

その原因は多分製造時の微調整が人主体か機械かだと思うんだが、それを施す人すら理工学部出とかより叩き上げの職人の方が良いと思うんだ。
もし精密計測器とかだったら絶対今のフルに機械力に頼る方が精度が出るが、「失敗の少なくない人間」への対応力が高くなるのは「気紛れの気分が分かる」人間の方なんすよ。

そもそも楽器の精度に拘るなら量販品なんて下の方で、名工が個人でやってる工房のなんかには足元にも及ばない。
のからすりゃ量販品はテキトーでも我慢しろとなるが、良心的だったらテキトーなりになるべく実用に堪え得るようには作るわな。

それが俺はとても休養君みたいには弾けないけど、音楽的には劣らない様に弾こうなんてのと同類だと思うのよ。
具体的には一口に精度と言っても場所次第で影響度に差があり、まあまあでも事足りる所と測定限界に迫る程融通の利かない場所の両方がある訳よ。

ので量販品では要点を抑えた工作とするしか無いが、そんな綱渡りが得意なのは優等生より何時もギリギリで落第しない劣等生の方なんだよ。
何せ嫌いな勉強を最小限で合格しなきゃなんないもの、ってFenderは当初から劣等生では無かったけどね。

<つづく>

2022年11月27日 (日)

音楽備忘録1199 楽器Amp同士の組合せの話し㉔

さてさて電気楽器用真空管Ampは出力段の飽和領域を使ってちょって強弁だったが、そうすると球のの場合実質的な最大出力が平均出力よりかなり大きくなるんですよ。
物理的にも多少の盛りがあるがそれ以上に、実際に聴こえる音が大きくなるんざんす。

残念乍ら最近はそんな表記はすっかり見掛なくなってしまったが、1980年頃迄の海外製ののカタログには音響の知見がある人には少々不思議な数値掲載がしてあってね。
宅現用のFenderのだと「45W RMS・100W Peak」とあり、何故かPeakが2.2倍になってる。

Ampegに至ってはモデル次第で「100W RMS・260W Peak」なんてのすらあり、普通に増幅回路を無駄無く設計するとPeakはRMSの2倍になるもんなんだけどねえ。
これ所謂プッシュプル増幅回路ってのの原理由来で大体2倍に自動的に定まるだけのもんで、上出F社A社を始め他社の殆どので回路的には比較的どれも原理に忠実だから益々妙な現象だ。

かと言って嘘盛り表記したでもないのにそうなるのは、使われ方が普通のオーディオ用とかなり違うからだ。
一般的な音声増幅回路はその使命が音の大きさだけを大きくするだから2倍で、歪んで音色が変っても構わないならもっと大きな音が出せるん。

但し石系の増幅素子では歪み始め以降はもう殆ど大きくなってくれないんで、この様な現象は通常起らないし何より大抵は音楽的にも全く使えない音にしかなってくれない。
さてⅡでではこの現象実用上はどう云う事になってっかてぇと、歪みを許せば平均音圧が実際に大きくなってんの。

そもそも電力増幅器の多くでRMSとPeakの両方の出力を公表してるのは、前者が聴感上の音量・後者は繋げたスピーカ等の破壊防止の為に電気的絶対値を提示してるんだ。
近年は圧倒的に石のAmpが増えたのもあってRMSのみの単独表記がデフォ化してるが、球みたいに変な使い方したって余計な音量なんて先ず出なくなってんで平気だろうって訳。

で戻って確か大昔に1回だけ触れたと思うが、だから結構歪んでもOKとすると宅現F君は実際ほぼ100W分の音量が出てるんだす。
因みに当時全盛期!?のAmpegではBass用にSVT(300W RMS・700W Peak)があるのにGuitar用が100W止まりだったのもこの件を鑑みての事で、Guitarは深歪み・Bassはクリーン設定とすると260対300となってBassだけバカデカくなったりゃせんのどす。

それに対しFenderやMarshallでは同等としてあったのは、メインの使われ方想定が異なってたからだ。
F君は全部クリーン・M君は全部歪ませを半ば前提としてたからで、それでも私的にはBassはオクターヴ低い分倍欲しい処なんだけどね。

って事って球Ampは俺言い「らしい使い方」をすると実際石のより大きい音が出るもんで、それだから前回のSoldano魔改君は従兄レッスン室にはオーバースぺックになったんよ。
因みにⅡで大変重要な情報を再度授けとくが、Guitar用の100W仕様ってなMetal系大艦巨砲主義Drumset以外には音量的には全く不要なもんなんでやんす。

その発祥を思い出して貰うと良いんだが、人気絶頂当時のBeatlesの悲鳴観客対策ですからね。
その当時楽器はPAレスが標準仕様で、アンサンブルバランスを取る為にスープアップさせたんじゃないのよ。

Bass用のはBeatlesのLive休止迄に間に合わなくて、Stones全盛期のSVT登場迄遅れちゃってたけどさ。
何れもこれ等はMarshall等一部の別目的特化型を除けば俺言い「イカれたお客様専用」なのであって、だから合奏する側の都合でバランスするのはそれ以前からあった出力仕様が雛形になるんどす。

この点に限ると日本って長らく我慢の世代が続いて、Ampが充足する前にPAの洗礼を受けちゃってるから世界的視点に立つと一寸特殊かも知れない。
けど万一これも原因で名奏者が出現し難くなってるとしたら、これは由々しき大問題で御座居ますよぉ。

<つづく>

2022年11月26日 (土)

音楽備忘録1198 Rickenbackerの真の姿➏

続いては近年のリッケンの塗装について実態を綴ってくが、強度の点では近年のウレタン系塗装のと比べると若干弱い。
けれど昔のFenderの所謂「Head焼け」(宅の中古MUSTANGなんて最早焦げ茶色💧)とか、Gibson系の溶融してベタベタ(是又宅の中古SGが該当💦)等が起る心配は無い。

具体的な環境条件で比較するとリッケンのは擦れには強いが打痕に弱いといった感じで、塗料の弾力に永続性がある割に部分的に割れて欠落する事がある。
昔乍らのラッカーが音的には最良の様だが、経年でどんどん硬度が上がってって最も打痕には弱い。

変色・退色に対してはFender系のウレタンのと同様屈強で、但しそのF君で困るのが↑に代表されるネックとの塗料の違いだ。
’90年代以降のだと改善されてる様だが、感触がツルツルでは無く少しザラつくのに変ったのが嫌いな人には難点だ。

総合的にだとリッケンの塗装は今や旧態化のそしりを逃れないが、音的・質的に年式の差が小さい点は大きな特徴だと思う。
変らぬ良さに注目してくとリッケンって国宝級で、最もそれが現われてるのが重量だ。

大昔渋谷の楽器屋でバイトしてた時に’50年代の原型FenderとGibsonに触れる機会があったんだが、弾く以前にスタンドから持上げた時点でその軽さにビックリしたなもし。
んでそんなに軽量だと音は軽目になるのかと思ったら、当時1980年代前半の新品より断然どっちも太い音がした。

その時点ではまだ経年で材の乾燥が進んで軽くなった疑惑が残ってたが、現用の宅の(’70年代)が全く重量が減らないから使われた材自体が最初から別物だったらしい確証が持てている。
若い人や歴が浅い人だと↑の原型体験がとても困難化した為理解し辛そうで可哀想だが、視覚だけでは不明なこう云う差異もかなり重要だ。

若かりしガリガリに痩せたJimmy PageがLes Paulに細いストラップで、肩パットがズレて食い込んでるのにどうして全く辛そうにしてないのかが上記体験で氷解したよ。
そんな事がある迄は俺でも少なくともリッケンにだけ心酔してた訳じゃ無く、憧れの銘器には等しく興味を抱いてたんだ。

例に依ってついでで重さの件をもちっと掘っとくと、年々ストラップの平均巾が広くなってたのにはこれが裏にあってん。
昔の人は逞しかったから細いので我慢出来てたんじゃ無く、細くても無問題だからそれで良かっただけって。

それが時代が進むにつれF君やG君の原型タイプはビンテージだろうと限定品だろうとどんどん値が釣り上がってって、でもそれじゃないと使い勝手も音も全然違うんじゃ貧俺には選外とせざるを得なくなったんだ。
少し話しが巻き戻っちゃうがネックの太とさなんかでもその変化は深刻で、’70年代まではF君G君共々細い個体も作られてたのにそれが無くなった。

今となっては何処のどれも過去の遺物同然かも知れないが、他分野の実用品と比べると個性が売りの楽器でこう云う変化は芳しくない。
ので寧ろかつてはお値段高目・重さ重目だった(ソリッドボディの場合)リッケンが、周囲の豹変の中で勝手に生き残ったって感じ。

なだけなんだが無料打込みが万人に可能化した今、わざわざエレキを堪能したいなら最も損し難い選択肢だと考えられる。
それとボディを始めとした木部・金属パーツの全体が厳密には万全な仕上がりではないが、体験的にはほぼ「ハズレ個体」が無かったのも特筆すべき点だ。

工作精度なら近年の程コンピュータ制御とかで高精度になったが、材の素質の面では少なくとも大当たりには全く遭遇しなくなって久しい。
恐らく当り個体のは別の高額ラインへ送られてるからなんだろうが、その高い方のも損こそしなくても価格の割に得する事は無くなったねえ。

<つづく>

2022年11月25日 (金)

音楽備忘録1197 Fenderと偽物の差➎

ではモデルタイプより…の理由を述べてくが、コスト削減と量産化の為に共通部が多いのが鍵なんだ。
見た目を重視したらそうとばかりは行かないが、例えば人前では綺麗な偽物で録音では汚い本物なんて手もあるでよ。

これキャリア次第の部分はあるが、ある程度以上の歴のあるプロだったら↑が皆無な人を探し出す方が難しいんだよ。
俺の場合はセコイ理由だがLiveではGuitarは、初期を除きMustangばかりだけどさ。

録音ではGibson SGの方が使用頻度が高く、中古販売する前に楽器屋でしたのと後に自前修理したネック折れの再発を忌避しての事。
って音色よりそっちかいの声がする様だが、偽物より違っても本物を聴いて頂こうって善意!?はあるのよ。

強いて禁を破ったのったら過去述従兄主導共作曲で、彼の意向に沿わせてMustangじゃ無く偽貰い物Stratoをこないだ使った程度だ。
それすらかなりギリギリ迄迷った位で、なるべく甘い音色が欲しいってんで踏み切ったん。

と前振りはいい加減でとっとと行くが、例えばDuo SonicとMustangは概略的にはアームの有無の差だ。
これはかつての仲間にDuo君を常用してた奴が居て、私感だが宅のと弾き比べたり各自の宅録のを聴き比べての話しだから信頼性保障付きだ。

リアPUに拘ればジャズベとなるものの勇敢なら追設もアリだし、フロントPUの音は是又概略的にはプレべでもほぼ一緒。
こっちは例の預かり物のMoon JJ-5(ジャズベ形)で処遇判定とネック調整も兼ねて、現在も色々格闘してるんだ。

そいつでもし従兄を満足させられそうな音が出せりゃ手元に残そうかと思ってんだが、現時点迄ではタッチ感等でどうしても埋められない差が残ってて逡巡させられてる。
その一番の元凶は恐らくアクティブ仕様なのが不味そうなんだが、それを換装費用を掛けて迄試す気にはなれなくてねえ。

宅MustangはPUが非オリジナルで曲者Bill Lawrenceなんで、電気的にはかなりF君じゃ無くなってるんだけどさ。
それでもStrato限定を解除しちゃうと、偽物より色々都合が良いんですよ。

そう云う実体験もあると木部の方が問題みたいで、実際達人達のもPUはSeymour Duncanに換装されてるのとかが少なくないずら。
好みにも依ろうが宅のでも壊したペグの修理で名門KLUSONへ換装となったが、名に恥じぬ性能は持つもギア比が低いのが実演上は少し障害になるかもと感じた。

大昔Nokie Edwardsがアーム非搭載のテレキャスで、ペグを捻って代用した技みたいなのにね。
F君ペグはそんなのへ配慮してたとは到底思えないけど、弦交換時の時短にはギア比は低過ぎない方が回転数が減って助かる。

ペグ屋にしてみりゃ調節や安定の精度に力を入れるのは自然で、けれど実使用状況下ではズレない狂わないだけが必ずしも正解では無くなる。
この辺りはお好み次第で物の真偽に直接影響するとは限らず、木部だってF君はボルトオンのデタッチャブルだから交換可能だけどさ。

話しが前後するがプレべとジャズベの最大の相違ってば、俺は電気部よりネックグリップが気になるな。
是又Ⅱで過去に交通事故で割損したネックを交換する際細い程好ましかったんで、プレべタイプのへ敢えてMoonのジャズベのネックを付けた事があったよ
。(元のがプレべとしては限り無くジャズベに近い細さだったのもあって)

<つづく>

2022年11月24日 (木)

音楽備忘録1196 楽器Amp同士の組合せの話し㉓

さてアンサンブルの真実を知るにはとてもベーシックなAmpの組合せから入るべしなんて記したが、現代の本番を想定するとそのままでは行けない事が多いだろう。
何せ電気楽器の性質を持たない電子楽器との共演頻度も高いんで、生楽器との板挟み的苦悩から逃れられないしね。

けれども基本や本質を先に知らないと、追加搭載された機能の意図とか使いこなしにかなり差が付いちゃったりするんだ。
それとどの程度拘るか気にするかで違いも出て来るが、最善を尽くした機能が意外と役に立たないってか足りなくなる事も少なくないんだ。

その実体験を過去述ウチの休養君のSoldano slo100魔改(by杜撰大王)で提示しとくと、依頼前の時点で彼の主戦場がMetal系から唯のRock系に変わったんで意図的にスピーカ能率が抑えてあった。
元は12inch×4と高能率2段積Marshallと同等だったのをエンクロージャ毎変更して半減させてんで、Twinreverb等標準的なのにかなり近付いてた筈なんだ。

只それだって杜撰大王式メソッドからすると従兄のレッスン室で使うにはまだ大き過ぎなんで、Mr.Feedbackerな休養君向けにプリ段だけで十二分に歪ませられる様にしといたんすよ。
その歪み音色にしても全力で時間も掛けて作り込んだんだけどさ、パワー段完全無歪みだとどうにもそれらしい音には足りなかってん。

並居る歪み系球ストンプには充分拮抗した音色なんだけど、それで良いならAmp自体が高価なSoldanoである必然性が無い。
加えて肝心のFeedbackの具合も、パワーコンプレッションが働かない領域だと操縦困難でね。

そこで普段を無視して音量を抑制しなきゃどんな音になるか試しに試してみた処、特製High Gain ch不使用でも行ける音色になりやんの。(勿論使えば素晴らしい地獄の深歪みも😵)
ほいで結局各自の所望にも依るとは言え、所謂典型的な真空管Ampのdriveサウンドってパワー段が歪み始めてくれないと無理なのを改めて思い知らされたん。

んまっこう見えてもこっちもベテランなんでとっくに分かっちゃ居たんだが、流石にこんなに極端に差が付くとは思てへんかってん。
ほいでこの特性こそが電気楽器の大きな特徴でもあり他楽器や他の方法では得られないもんなんで、電気楽器が本職の人にはその使いこなしを絶対習得しといて欲しいんよ。

因みに真空管楽器Amp自体は電気信号にさえ変換済みなら他のどんな楽器だって喰らわせてやれはするが、随時頻吠えのインピーダンスが大抵は原型タイプ電気楽器よりゃ低くなる。
すると理論的には余計な・電気楽器的には美味しい変化が得られなくなるんで、音色は似てても反応が別物になってまうん。

Ampパワー段の歪みって物理的には唯の歪みも、音楽的には「電気楽器特有な反応の仕方」面でどうしても外せない要素なんですよ。
そらあなたもうこんな時代・ご時勢でっから知らんわいだってアリだけど、ホンマに要らんかったらわざわざ苦労して弾くのもアホらしいんとちゃう?。

俺だってかつて一時期ローインピーダンス化したLine録りもそこそこしたものの、当時PCも持って無きゃ今みたいな高品位のサンプルなんてのも無かったからでさ。
ひたすら音響的に美しくて正確な音が欲しかったら、今となっては我々凡人が手弾きするなんざ愚の骨頂でんがな。

でも多分今時まだエレキなんてやってる人の過半数は、そうじゃ無い価値に魅力を感じて日夜修練に励んでんじゃないのかな。
だったら新旧とか流行り廃りより、省けない重要ポイントは見逃さない方がええんとちゃうけ。

<つづく>

2022年11月23日 (水)

音楽備忘録1195 Rickenbackerの真の姿➎

話しが前後してまうがこの際なんで、デュアルトラスロッドの調整の実際を今回はお届けしませう。
俺が扱ったのは今迄に2本キリだし、旧型ロッドにはまだ縁が無いから何なんだけどね。

その代り歴だけは継続的に30年弱あるんで、それなりに「色んな反り」への対処はして来てまっせ。
では敢えて普通のシングルロッドとほぼ共通なのから行っとくが、最初に面したのは4003S Bassの低音弦側のみ且つ特定フレット近辺だけの反りだった。

大した工具も持って無きゃ手間も面倒だったけど、削って平らにするのは最終手段として封印した。
これから幾らでも擦り減らす!?と分かってる物を削りたく無かったのが本心で、確証は無かったが問題箇所にだけ外力を加え乍らロッドを締めてった。

製造からその時点迄に大した時間経過は無い代物だったが、輸入品なだけに環境変化に依って後から変容したんだろう。
実は厳密にだと未だ完全寛解には至ってないんだが、極端に弦高を下げなけりゃ問題にならない程度には収められている。

根源的には木目の癖由来っぽいが、今でも締めるに及んだ際はその箇所により外力が加わる様にはしてるよ。
なんて言うと旧式なヤツはやっぱ怪しげなんて誤認されそうだが、少なくとも杜撰大王如きが触れられて来た楽器の中では状況的にはこんなで平均って処だす。

材が天然物である限りは滅多に完全回避不可能な現象で、他のでも俺の場合常にこんな風に施術しとりゃ~す。
っとここから2本あるとの方へ進めてくが、この生贄個体がもしシングルロッドだったらもっと手古摺ってた可能性大でありんす。

ちょい詳述しとくと本日の生贄君7~9フレット付近が問題箇所なんだが、4弦側だけだからシングルロッドだったら1弦側には逆外力迄加えなきゃなんなかった。
それが現代的多弦ネックみたいに広幅で平べったきゃ活路も見出せるが、巾と厚みが最低でも2:1位あってくれなきゃ困難。

例の預かり品Moon JJ-5が近似症状に何とか対処出来たのが、正に↑パターンだったからでね。
そう云う運悪君に遭遇したら、過去実績では有り難くない妥協点を探して対処してやした。

ちなみに月君の場合最低音弦だけ張力が弱いのにも救われてて、弦高の低さ限界が高い(一般基準値より下げられる)んで却って少し順反りで良い位。
わそれとして実際リッケンの方はダブルでかなり助かっちゃいるんだが、過去吠えの如く「一度で済まそう」ってな虫が良過ぎでアカンかった。

口が悪いにしても久々の毒舌っぽ余談噛ましちゃっとくが、ロッドだけで簡単に反り調整が利くのって良く考えると微妙なんだぜ。
それだけネックの木材に根性が無い証拠だから、経年が深まると弛んだ布に入るシワみたいにグシャグシャな形状に至る恐れが御座居ます。

なので根性のある分こっちも長期戦の覚悟が必要で、確かに1本より2本の方が全体的な効力も強いけど焦っちゃ駄目。
この時点のリッケン君で一寸紛らわしいのが、上述月君よりゃ1回の修正巾が大きい処。

それでついもっと行けそうな気がして締めすぎると、Head側のナット台座自体が動き始めるんだ。
尤も実際は他社他仕様のでも多分近似現象が起きてるんだが、台座部分が直接見える仕様になってるのが殆ど無いん。

でかなり注意深く構えてないと内部で台座部が動き始めてても感知出来て無いだけで、見えないヤツでもしやり過ぎたら分かり難いだけにホントはもっと深刻なんだ。
全く非推奨だがリッケンで万一やらかしちまった場合木部の損傷程度がセーフだったら、一旦ナットを外して台座部を交換可能だ。

が完全に埋め込まれてるタイプのだと指板を剥がすとか、F君のワンピースタイプだったら裏の蓋材を撤去しなきゃどうにも出来ない。
特に後者の場合先ず壊さずには外せないんで、手間のみでの対処すら出来ねんだ。

ついでだから更に付記しちゃうが、指板にしても極薄のだと先ず「剥離」は成功しない。
それからすると普段は最も丈夫そうなFender系のが、再生って点では最も確率が低い。

まっボルトオンで簡単に交換出来るから良いが、幾ら独力だけで頑張ろうにも必ず買わなきゃなんなくなるのは忘れない方が良いかも。
仮にそれをクリアしたとしても元ののサイズや形状に特殊性が高いと、代替品を見つけるのはかなり大変だよ。

<つづく>

2022年11月22日 (火)

音楽備忘録1194 Fenderと偽物の差➍

本人は普通のつもりが加齢で回りクドくなったのを反省しつつ続けるが、慣れ過ぎると人の感性は鈍りがちなのを訴えたかったん。
それが喉から手が出る程欲しいのだったら自然と執着・吟味したりもするが、納得出来ないでR君は駄目F君使えなんて言われたら極力酷い音にするかも…。

わ半分冗談だがどうも海外比で根っこはF君好きの癖に、日本の平均はその特徴や根幹に対して疎いのが気になって仕方無いんだ。
勿論何処のだって本物と偽物には差はあるんだが、飽く迄私感も全体としてだとFenderのが最も違いが感じられてさ。

開発時期的にはリッケンの方が古いんだけど、現行のソリッドとかのはF君テレ(登場時はBroadcaster)の方が先。
又その経緯からリッケンの方はソリッドは第2世代となったからか、F君のが最も原始的っつうか色々な部分がシンプルだ。

料理比喩でR君をハンバーグとすればGibsonはチーズフォンデュ、F君は刺身ってなもんかいな。
要するに材料にある僅差が殆どそのまま味に響く感じで、例えばF君のはPUの磁石の材料差だって直に比べりゃかなり誰にでも聴き分けられるんじゃないかな。

G君だって所謂PAF・パテントナンバー・以降の樹脂モールドで同じじゃ無いが、F君の比では無い。
それ処かR君に至っては全く構造が違うHorseshoeとToaster Top、その後のHigh Gainタイプでもヲタの俺ですら明確な差は提示する自信が持てない有様で。

っても音を変えずに構造を進化させようとしたからだろうが、元から1つの部材の影響が過大にならない様に配慮されてたからなんじゃないかな。
これは’30年代にいきなりほぼ前例の無い金属だけでGuitar(ラップスティールではあるが)を作るしか無かったんで、金属の欠点を出難くしたのが由来か。

何れにしても第三の男だったFenderが独自性を打出すのに、従前には困難だった音色の鮮度に挑戦したんでせう。
只「刺身」となると料理としては条件が厳しく、皮肉な事に特に販量が増大して維持が困難化したのね。

まあ現実的には一部お拘り様を除けば許容範囲に収まってりゃ良いんだが、魚が全部炙られ済みとか迄行っちゃうとそりゃ不味いよ。
確かに調理方法より食べて旨きゃその方が良いには良いんだが、生魚じゃ無くて構わんならFenderじゃ無くても良いじゃん。

つまり少々無礼な表現になるが、単純な美味しさより鮮度を優先したい時にこそ原型のFenderでしか中々得られんと。
それを料亭みたいな超高額では無く、なるべく釣り船か港の食堂みたいなコストで。

っても昔と最近の日本じゃ為替レートの関係でちっとも庶民価格では無いし、肝心の本家物の特徴が希薄化してはしゃーないんだけどね。
「絶妙のバランス」だったのと一時期売れ過ぎた故の悲哀でもあるんで、一概にブランド側を攻めるのも可哀想。

っとこんな側面が他よりかなり強いんで普段は小差で済んでも、いざって時だけ顔を出す差が本物と偽物ではかなり大きくなるんすよ。
なので予算を気にしなくて良いなら原型仕様の今の新品の方が、メンテその他を含めると安心感は強いがね。

私的にはFenderがお好みだったら、可能であればモデルタイプより製造時期を気にするのが激奨なんだ。
これにはそれなりの裏付けがちゃんとあるんだが、それは次回のお楽しみ!?。

<つづく>

2022年11月21日 (月)

音楽備忘録1193 楽器Amp同士の組合せの話し㉒

近代的感覚からすれば音色と音量が不一致なのも面白味の1つで、そんな自由の為には音色と音量を全く別々に調整出来る方にニーズが集まるのも分からなく無い。
只そう云ったアブノーマルも効果があるのはベーシックと併存してた場合で、その他にも一寸環境が厳しくなると堪えられなく弱さがあるんだ。

俺自身かつて伴奏の生音色カッティングを大き目にしたくて少々魔ってみた事があったんだが、最終的に観客にはこっちの想定したサウンドは供せなかったりしたんだ。
失敗事後正直分析!?に依ればダイナミックレンジが広くなり過ぎてて、刻みが喧しい割に和声感は大して届いて無かったとです。

それより昔には小音量箇所の聴き洩らし回避に、伴奏パートでは楽器種不問でコンプに嵌ってた時期もあったんだけどさ。
どっちも一面で両極端過ぎて、最初から編曲でそう云う音色設定にしたのじゃないとどうも良い感じにはならなくてね。

もし自分以外のパートが機械で常時一定だったら未だしも、生身の人間が演ってると大抵は想定より少し外側の何かが起きちゃってて
さ。
のでリアルタイムアンサンブルではマクロパラメータ的部分より、少々大雑把でも随時調整(大抵は唯の手加減なんだけど)可能なのの方が効果的だったんだ。

個人的にもっとそれを痛感させられたのが自分の中では後発のDrummerとしてで、トレーニングとお楽しみを兼ねて実験し始めた俺言い「擬似Band」でとってもハッキリしちゃったよ。
それ迄だって決して甘く見てたつもりは無かったんだが、最強の意思を持って鳴らすべき箇所は鳴らさないと途端に全然埋もれて聴こえなくなったりしたんだわ。

他人事的に従兄の演奏を傍観してた内は妙にしっかり演ろうとしてるけど、きっと性格のせいでもう少し気楽に演ってくれた方が勢いがもっと出るんじゃないかなんて見当違いで無責任な印象を勝手に…だったんだ。
ほいで又コイツが厄介なのが下手な内はそうでも無いんだが、上達してくると気持ちがダイレクトに音に反映して嘘つけなくなってく処でね。

ちょいと冷静に俯瞰すりゃ当り前も良い処な話しなんだが、慣れて来る程安定度が上がり必死になる必要が無くなる反面無意識の油断は却って増えるのが人情みたいな。
のでなるべくリアルアンサンブルかそれに準じた状態で練習すると良いんだが、その際あまり非人間力で調整が出来過ぎると訓練にならないんですよ。

A君はこうしか鳴らさない・Bさんはああしか叩かないから自分はここでストンプをOnにして…、確かにそんな場面だってあるだろうけどねえ。
でもそんな方法ばかりだと応用ってのが上達しなくって、未体験の人には意外かも知れないがアドリブやインプロビゼーションには機器依存の方が実は不向きなんだ。

小編成だからこそ上手い事すれば全員がかなり自由になれるのの具体例として、Creamがどうしてたか。
Claptonが時々ペダルワウを使う程度で、バランスを取ったりBackingかLeadかの為になんて用いて無いんですわ。

まあこれも今時そのまま真似しろとは思わないが、合奏する事自体にはストンプ等が必須では無い証拠。
だしストンプに頼れば何とか出来るってもんじゃない、のにも繋がってるんですよ。

大体生楽器ではPAのお世話にならん限りEffectorを使えない訳で、少なくとも生楽器の混じってるアンサンブルではストンプ不使用でも自在に合奏可能なスキルが先に必要なのさ。
故に録音作品を再現する為等「後付けの理由」で使うケースが多々あるっても、ストンプが無かったら合奏出来ないなんて思っちゃアカンのどす。

そりゃ現行のAmpの殆どにOverdrive chとかが最初から搭載されちゃってっから、ピンと来ない人が増えてもしゃーない側面は御座居ますがね。
Guitar本体のボリウムだけで歪みや音量調整をしてると、毎回ツマミの微妙な位置を合せるのが困難で本番で頻用するのには向いて無いけど…。

<つづく>

2022年11月20日 (日)

音楽備忘録1192 Rickenbackerの真の姿➍

ブリッジ周りは重要箇所なんで、もう少し具体面も含めて掘っとこう。
但し殆ど何処のでもお約束「弦を正規音程に張ったままで調整しない」を守れば、手間に差があるのはアーム付きのでフローティングにしてるの位なんだ。

Gibson系に代表される駒が枠に乗ってて弦高は枠の高さで調整するタイプ、従来型リッケンやFenderでもMUSTANGなんかはこっちに所属。
のは大抵オクターヴ調整ネジが弦の直下になってっから張ったまま調整しようとすると、仮にドライバや六角レンチを押し込めたとしてもスムーズには行かないし頭をなめる率が高くなる。

のが弦ゲージの変更頻度が低かったりすると、オクターヴ調整の頻度も低くなる。
そのお陰で実はネジ頭を少し傷めてても支障を感じず、弦を普通に張ったままでも調整可能と誤認し易いのだ。

コレ他人のでも良く見掛るが杜撰大王自身がそのズボラ所業のお陰で、ネジ頭をヤバそうにしたのが沢山あるから万全の自信を持って断言出来るのであるぞなもし。😅
その点リッケンBassの旧型のみたいに半分埋もれてた方が、見方に依っちゃ手抜き施工がし辛いから却って親切かも知れないよ。(他所様のを読むとこれを大抵は不便としか解釈されてない様だ)

それに対し弦高調整の方はもう少し張ったままでも被害の少ないのが多いが、ユーザーとしてはどっちも完全にネジだけで調整出来たら有難い。
のにそんなのがかなり少数派なのは、概述の如く工具と楽器に対する強度理念に相違があるからだ。

物理理論的には楽器だって支点が強固な程弦振動を阻害しないからその方が良さげだが、実はテキトーに不完全だからこそ各楽器の独特の響きが得られててさ。
生の部分がある楽器全てにこの件は共通で、物理理論だけに従うならエレキだと材の選定はおろかボディ自体が不要になるんざんす。

更には弦楽器ならナット・ブリッジ間以外の部分の弦は振動不可な構造の方が良く、Steinbergerやロックナット付きのFloyd Rose等がそんな物理理想に接近した具体例だ。
実際安定度の高さ等で優れ物だったのに前者はほぼ消滅・後者はアームの全てに迄普及しなかったのは、機能的には申し分無かったが音個性に望まぬ画一化があたっからだ。

故に俺自身も含め極力丈夫で扱い易くそれでいてゴツ過ぎないのを思案したりゃしてんだが、音源が電子で作ってない良さを追及すると全然無理なのよ。
極論すりゃ電気楽器の存在は「あばたもエクボ」を楽しむべき様なもんで、それでも電気補助の無い生楽器と比べりゃまだマシなんすよ。

これも再三述だが筆者はちっとも所謂ビンテージヲタでは無く、その魅力は分かるし多少は興味も無くは無いけどさ。
何しろ境遇的に無縁に近いし、音楽に関しては非コレクターで実用道具じゃないと困るんだ。

にも拘らず例えばFenderのでも最良時からスペック変更されてるのなんかだと、個性の不足が仇になって熱意が醒めちゃうんだ。
音と演奏性がそれらしく維持されてればそんなに細かくは気になんないんだが、例えばフレットは22あった方が良いが指板Rがらしくない平坦さになってるとプレイ内容につい影響が出ちゃってね。

実際の変化や影響度をまだ未体験だから断定は出来ないが、さしものリッケンでもBass用の新型ブリッジには私的にはとても不安を感じるよ。
時代の趨勢と言われればそれ迄なんだろうけど、リッケン旧型から例えば現行主流式のBADASSへの換装は可能だが逆のは現状だと売って無いでしょ。

勿論なるべく「買っただけ」で使える方が楽だし出費も減らせるが、選択肢の減る方がより問題なんすよ。
俺位の齢と歴になって来りゃこっちの求めるスペックにそんなに変更は出ないが、人間どんな些細なキッカケで気が変るか分からんからねえ。

もしこれが何かの安全装置とかだったらどんなにオモロく無くなったってより確実なのじゃないといけないが、だからこそ少なくとも直接生死とかに関わらない物では夢が見られる状態が欲しいんだ。
それが音楽には欠かすと駄目になる事が多い、趣味性って事なんじゃないのかねえ。

<つづく>

2022年11月19日 (土)

音楽備忘録1191 Fenderと偽物の差➌

どうも最近〆が悲観的なのばっかになっていけねえが、使われ方に疑問があったんだす。
如何に銘器Fenderと言えどもあまりに次善策・安全策で用いられてると、本質的な有効ポイントが曖昧化するんだ。

前回後部述のエレキ導入期の日本の音楽界にはある特異性があり、Jazz界以外ではGuitarよりBassのエレキ普及は結構
遅れてたんだ。
特にBass Guitarって概念の浸透が遅く、その例として子供番組のテーマ曲での状況を提示しよう。

GuitarでのFuzzの導入時期は本国に殆ど遜色無く、’60年代後半にはRockでもGSでもない上記みたいな楽曲にも頻繁に多用されていた。
それに対しBassはCrunch程度の歪みでも、意図的に使われたのは’70年代に入ってからで尚且つ限定的。

Drumの方もBassと同様で、エレピ等を含む鍵盤等メロ楽器だけキワモノ枠での登用が早かった。
私感に過ぎないがこれが楽器の選択に影響があったと考えていて、フレーズでは既に’60年代から攻めてたのも少なくなかったが音色はオーソドックスなのが好まれたらしい。

尤も当時は新人類(子供)だった俺等の一部はそれをつまらなく感じてて、そんなのも洋楽の方を好む人を多く生んだ一因だったのかな。
何れにしてもそんなだったからスラップの普及も、ピック弾きでもHardな系統のは全体としては遅かったんだ。

ではそれで何故Fender系が最適解になってたかってぇと、従来(生)での弾き方のまま移行し易いエレキにしてあったから。
その証拠の一端が近年ではほぼ絶滅した「フィンガーレスト」の、取付位置等に結構設計想定が反映されてたんすよ。

因みに直訳すると「指休め」になるが、実際は休憩所では無く指弾き時の支点たる親指の位置安定の為に考案された物。
それがF君のは選べはしたが基本は4弦横至近、R君とかのは1弦横で遠目に付けられてるのが多数派だった。

要するに前者は普通の指弾き後者はピック弾きの小指位置を意識してて、尤もF君のはそのままではサムピングにはとっても邪魔な位置だったんだけどね。
ついででその効能にも触れとくとソリッドボディのエレキは他のと比べると表面が平らだし、F君はピックガードも薄目若しくは断面が斜めになってたから滑り易くてさ。

弦に親指を乗せりゃ無関係になるんだが、例えば一気に4~1弦迄進む速いパッセージとかには親指が定位保持の方が楽だったりする。(もっと絶対的なのだとオクターヴ交互とか下を白玉にして上で動くヤツ)
こんなのの他当時の国産脆弱AmpはOverdrive非対応だったし、歪み系ったらFuzz全盛だったんで低域の音程感に乏しい点等でSE若しくはキワモノとして以外Bassでは使い辛かった。

更にBassで音色的に高域迄出したいニーズも少なくAmpもそんなのが主流派で、指弾きとなれば明瞭度やタッチ感は中域が司る事となる。
そんなのに対してF君のがジャストフィットだったからか、’60年代後半~’70年代一杯位の日本の業界では他のどの国よりF君のシェアが大きくなったのねえ。

海の向うじゃ中心ではあったにせよリッケンの他GibsonのEBやRipper等、もう少し野党も活躍してたんだけどさ。
それでも暫くの間は憧れの本物F君だったからか、その特徴を上手に活かした録音作品がジャンル不問で跋扈してたな。

だが段々慣れて恐らく厳密には選ばずにF君一択気味になった副作用で、主に2つの悪い潮流が出来ちまったらしい。
1つ目はスタンダード化し過ぎたせいで、’80頃から活発化した国産のオリジナルでも基本コンストラクションを踏襲し過ぎた処。

そして2つ目がより本題にダイレクトに影響してると考えてんだが、F系音色なら間違いが無いから大体で良いやってのだ。
担当者は決して軽々しい気持ちばかりでは無かったろうが、楽器選択肢が少な過ぎるの音色創作で腐心させられるのがねえ。

<つづく>

2022年11月18日 (金)

音楽備忘録1190 楽器Amp同士の組合せの話し㉑

「Rock系」のを中心に語っては来てるが、楽器の音色のお陰でどんな音量を出してるかが分かり易くて困るジャンルは殆ど無いんじゃないだろうか。
心理的には一般的な歪みの方が効果的かも知れないが、こんなに普及しちまうと深く歪んでても大音量とは限らないのを知っちゃった人の方が多いんじゃねっと。

もあるんだが私的により深刻と感じてるのは、所謂「リッチクリーン」サウンドの著しい衰退だ。
この類の音色はアナログとか生部分が残ってる楽器じゃないと出せなく、非オーディオライクの典型だかんねえ。

随時再三吠えしてるがオーディオでは記録されてる通りに再生出来んと困るんで、音の僅かな歪みや変形もアウトだ。
いや本当は多少の物理的粗相より聴いた感じの方が大切なんだけど、ソース次第で変容の許せる・許せない部分が変動するから
ねえ。

それが楽器って事になればある程度以上の奏者が操れば、自然と不都合が出難い弾き方をするからさ。
って大元は道具の不備から仕方無く加減する様になっただけとも看做せなく無いが、それだって俺言い「単純打撃系」の楽器よりは随分楽に違いないんだ。

鍵盤はグリッサンド・太鼓はブラシ等以外、基本動作としては上から下に打つ以外に選択肢が無いんだから。(※バチや手の振り始めは横とかでも当たる寸前は比較的打面へ垂直に近くなってる)
尤もだからこそ奏者の手加減がダイレクトに反映する良さがあるが、最近は楽器が丈夫になり過ぎたかPianoなら音が変形し出すより先に弦が切れたりするのが増えちゃった。

かと言って確かにすぐ壊れたりされても困るんで、メカニカルだけで限界域を継続させる困難さの反映なのかな。
その点電子回路では一面で狡が利き、音は壊れ掛かりでもメカにとっては全く平気な状態も可能。

ってのも元は不完全素子真空管!?の事情でなっただけとも看做せるが、それで出る音がオーディオには不向きでも電気楽器としてならセーフ・場合に依っちゃ大歓迎だったのは紛れも無い事実なのだ。
但しそれなりに選択のコツってのはあって、素子に対し余裕のあり過ぎる設計のは早期から歪みが始まり過ぎるかも知れない。

しその逆に素子性能を目一杯引出す設計のだと、リッチクリーンの領域が狭目となるケースがある。
ので設計次第で多少の増減はあるにせよ概述の如く出力段の構成が50W級のは出力50W、100W級のは100W程度のが扱い易い。

今時そんなサウンドがどれ位求められてるかは微妙になって来てるが、本式なAmpと繋いだエレキでしか堪能出来ない音なのは揺ぎない。
なので少なくともこれから何か買うとか借りるのなら、わざわざこの特権を蔑ろにしては費用対効果の面で損ざます。

又この件を再三ゴリ押しするのは現状ではEffectorでは得られない効果だからで、貧たればこそ一縷の望みを託して可能性のあるヤツはずっと試して来てるんだ。
それも市販品のみならず自作で魔実験なんかもずっとやってんだけど、近いのには最近到達出来たもののそのものズバリには全然で。

具体的には音色が本物より籠るのを許せれば道が無くは無いと、一般的な石の歪みストンプと同傾向でしかそれを解決する方法が無かったんだ。
「良く聴くと歪み出してるのが分かるBass」には最近の魔創作ので辛うじてだが、それも普段の自分のBassサウンドスタイルや常用楽器がワイルドでも構わないからで…。

その他にもこうしとくかどうかで、一定以上の期間体験が積算してくと別の懸念もあるんだな。
わ次回送りにするが、一言で云えば奏力の特にアンサンブル力の部分にかなり影響がありそうなのよ。

<つづく>

2022年11月17日 (木)

音楽備忘録1189 Rickenbackerの真の姿➌

ほんだば続けてブリッジ調整へ進んでくが、これも基本に忠実な作業手順をすれば他との差は一切無いんだ。
けど俺自身も若馬鹿時代には勘違いがあって、端的に言や楽器と単純な機械の調整との違いを良く分かって無かったんだわさ。

手間的にも人情的にも普通はネジ式になってたら、それを回すだけで何とかなると考えちゃうしそうしようと思って当然。
特にオクターヴ調整の場合は音出しと交互にやる事になるから、一々弦を一旦緩めて又合せてって気には中々なれないもんだ。

処がこれもある程度突詰めてくと駒の移動で僅かでも弦張力や力の掛かるベクトルが変るんで、ズレた分だけ合わせたつもりが少し弾き続けると状態変化が起きちゃうんだ。
当方薄々気付き掛けてたものの杜撰大王ですから、しっかり確認が取れたのは結構最近なんだけどね。😅

私体験に依れば多少の魔や狡は可能だけど、基本理念はネックトラスロッド調整と近似なんすよ。
これも物に依って非合法をしても壊れたりしないのがなまじあるから惑わされるんだが、「正規音程のままでネジ回すのご法度」なんですわ。

リッケンの場合悪さするとGuitarの4本ネジブリッジではネジ穴が、Bassでは正規サイズのドライバがそもそも入らなくてネジ頭の溝がやられたりする。
しかしFender式のでも駒ネジの下のプレートが必要以上に掘れちまったり、Bassのではオクターヴ調整用の細いネジを曲げちまったりが結構あるんだ。

仮にこれ等を気にしなかった処で、今度は構造上の都合から「合わせたのにズレる」って現象がかなり何時も起きててさ。
ってのは駒を支えてるのが一部別構造の以外Fのは全てネジなんで、ネジを回す為の遊びのお陰でいとも簡単に傾いたりひしゃげたりするんすよ。

或はオクターヴ調整ネジのバネ目的が緩み防止なだけなんで、弦が張ってるままだとネジの分駒が移動し切れて無かったり。
ので仮に多少の摩耗や傷を許容した処で弦を張ったままで弄れるのは、リッケンBassの去年位迄のとかGibson系のブリッジ高さだけなのよ。

とは言え実際面倒臭いし疲れるしでどうするってば、飽く迄魔なのをお断りしといた上では一時的に弦を何等かの手段でブリッジから浮かすってのはアリかも知れない。
これを思い付いたのはGuitarの内部回路の確認・修理時で、ホントは弦をペグから完全に外すべきなんだけどさ。

張られてたのを継続使用したい際ペグポスト部で弦が重なったり緩んだりせず、綺麗に巻を再現するのは中々困難でしょ。
そこで取外すのに必要な空間分だけ緩めて、ペグからは外さないで済まそうと思案した。

んだが外さなくても一定以上緩めると巻が乱れて無効化するんで、カポタストを魔利用してペグ側だけなるべく張力が落ちない様に誤魔化すんだ。
ってその内気が向きゃ更なる詳細なコツも書くかもだが、飽く迄弦寿命を死守する目的でも無かったらかなり手間もコツも要すから正規手順より楽になるとはとても申せまへん。

っつう事ってトラスロッドに続きブリッジ周りの調整でも日本で多く語られてる「難しい」は、ほぼ都市伝説として過言じゃ無いので御座居。
前回と共通のそうなった追加原因としては、価格が高めなのと買った人に真面目が多いからってのもありそうだ。

ポピュラーなモデルのって買う人も凄く色んなタイプになるんで、実際はそこそこ粗相をしてても気付きもしなきゃ気にして無い人も一定数含まれてるだよ。
けど単純にユーザーさん100人に訊きましたで統計出しちゃうと、↑の部分がかなりあってもそれが表に出て来ない。

<つづく>

2022年11月16日 (水)

音楽備忘録1188 Fenderと偽物の差➋

初回から後部で悲観的な愚痴みたいになってたが、大枚叩いてヒストリックモデルとかを選べば限られたモデルでは原型維持率の高いのもあるでよ。
だどもそれを例え試奏だけでも挑戦しようと思えるのは、既に知ってる人主体になるから少々罪なんや。

んで本物と偽物がテーマなのに言うなれば「本家の偽物」に言及したのは、そんなのじゃ本来の魅力が良くは分からないからなんだ。
過去プチディスり従兄の日本製短尺ジャズベの件も、彼自身のモノホン体験不足の賜物ではと思っててさ。

人次第だとは思うけど場合に依っちゃ求めてるのがBassなのに、原形率の高目のだったらGuitarでも構わないと感じてる。
ってのも原設計の古いのって、モデルタイプよりブランド個性の方が遥かに強烈だったからなんだ。

FenderやGibsonではリッケン程パーツの「強引な使い回し」は無いんだが、今より設計者や製造者の人数がやたら少数だったりしたからなのかな。
或は材料や製造の制約から完全な別物が生み出せなかったか知らんが、俺の過去体感ではFenderが最もブランド色は強かったよ。

PUの音色に限定すりゃ先ずR君次にG君の方が均一な感じで、何しろR君なんかBassのフロントPUがGuitar用のの完全流用だかんね。
だが全体象となるとR君はソリッドは重量級なのに、セミアコは相当な軽量級だとか。

G君ではネック太さや指板巾が宅のSGみたいにリッケン並のから、超ド級の迄様々だ。
勿論F君にだって過去のは結構個体寸法差はあったんだが、実演時の感触差は最も感じられなかったんだ。

スペック上はネックに大昔のVとそれ以降のUシェイプなんて違いもあるんだが、断面外形周長さが近似とかなのかVだUだと感じるよりああモノホンFenderだわってな調子でさ。
ではどうしてF君だけそんな風になったのかってぇと半分は推測だが、エレキに乗出してから随分な期間セミアコに手を出さなかったのがヒントになりそうなんだ。

それは開発時の環境が第2の鍵で、まだRockは生まれてなかったからなのよ。
米本国ではCountryだって負けてなかったが、当時は何たってJazzの大全盛期だったからねえ。

その証拠ってんでもねえがジャズベがあるのに、カントリベやロックべってのはラインナップに登場してないっしょ。
Guitarにしても同じく、Jazz Masterがあるのにさ。

つまりLeo Fenderはソリッドボディに拘った様で、只それが可能なのもエレキだからじゃないスカ。
エレキ元祖のR君なんていきなりアルミダイキャストボディだからもっとぶっ飛んでたっちゃそうだが、楽器を作る以前は金属加工業者だったからね。

それに対し楽器屋としてはもっと先達のG君は生時代からなんで、良くも悪くも従前からのGuitarらしさの点では色々勝ってた。
そんな状況から木製だがソリッドボディの本家を目指した様で、G君の所でもLes Paulが同じ様に頑張ったんだけど以前からの顧客の都合もあったんで徹底出来なかったんだろう。

しかし特化方針が原動力となりエレキとしてではスタンダードを多く生み、電気楽器の普及に多大な貢献をしたんだと考えられる。
只やり過ぎたのか後発の勇気が足りないのか、特にBassの基本仕様で未だに皆が捉われてるのは私的には感心しないねえ。

実際現場で使ってみると想像以上に本物と偽物の差が大きいんで、結果的に選択肢を少なくしちゃってんのよ。
劣化今本邦でこの事を把握出来てる人がどれ位居るのか分からないが、エレキ導入期の日本の音楽環境の影響も大きかったのかな。

<つづく>

2022年11月15日 (火)

音楽備忘録1187 楽器Amp同士の組合せの話し⑳

楽器の意図的な限界領域使用に関しては過去別項述の如く特に国産Drumsetに深刻さを覚えるが、ある程度以上ゴッツイのを鳴らし切るのはそんなに簡単じゃ無い。
ので仕方無い側面もあろうが電気楽器Ampは鳴らすだけなら筋肉不要なんで、選択とセッティングだけでその恩恵に預かれる。

音色選択の自由度とか微細な音量バランス調整の楽さではこんな古典式は便利とは言い難いが、色々出来れば根本的なニーズに対して甘くても構わないのかってのが大きな疑念なんだ。
ここから少々私感度高目でその具体例を挙げてくが、その1は不必要な歪みの深さだ。

これジミヘンでもヴァンヘイレンでもそうだったんだけどその時点で最深歪みを売りにしてた人って、ここぞの箇所以外は意図的に必要最低限の歪みに抑えてるのが多くてね。
切り札を適度に出し惜しみするのがベストなのは古今東西何処の世界でも一緒で、それが近年劣化本邦J-POPでほぼ無効化してる原因としてAmpが最も怪しい。

どゆこってすかってばモノホン球Ampの歪みを正規利用しないが為に、使えるCrunch領域を狭めてる様にしか聴こえねんだこのオッサンにはさ。
↑正規利用ってのが常識感覚からすると曲者で、「なるべく歪まない様に作られてるけど歪み始めた」音な処でね。

聴き味は一寸しか歪んで無いが実際はそこそこGainは上がってて、敢えて歪みが目立ち難くしてあるってぇか。
それに対し音色としての歪みを作る回路は極力歪みが目立つ様に作られてんで、聴感上が俺言い「正規利用」のと同程度だと感度や余韻不足を来し易いんだ。

その結果元々はそこ迄歪ませなくても弾けた感じのが深めになっちまって、歪みの種類が減るばかりか楽曲に対して過剰な歪みとなる事が多いんだよ。
この俺的Amp選択ミス由来の過剰歪みにはその2となる絶大な副作用もあり、実用になるハーモニーが激減する処。

近劣Jポがパワーコードとオクターヴばっかになるのも↑とは強大な縁アリで、仮に気紛れで従前とは違うハーモニーにしてみたくなっても機材側が受付てくれんから。
別にホントに馬鹿の一つ覚えと罵られ様と好きでしてんなら構わんが、レーサーじゃ無い人がサーキットしか走らせられない車を買うみたいなのがねえ。

続いてこっから突如翻って私感ゼロでお送りするが、音量バランスの取り易さについてだ。
これも一般常識脳で考えると余裕のある程自由になると思うだろうが、それがまんま通用するのは前出正規利用不要でアンサンブルにDrumsetが居ない場合だ。

現行Drumsetの音量って球Ampからの影響が多分にあり、Hard・Metal系で常識化した大口径ツーバスって元はMarshallの3段積とバランスさせる為だった。
是又それ以前に一部Big Bandのニーズで始まってはいたんだが、そっちのは主にゴリ叩きしなくても繊細で美しい音色のまま聴こえるのを狙ったもの。

と云う具合なんで実質的にはバランスの取れる基本形って幾つも無く、つまんないってばその通りなんだよね。
でもなるべく色んな人が随時で参加出来るのは、基本ルールが固定してる方でしょ。

だいいち爆音系では人耳の限界にも近いから、初心者にも比較的安全な音量となると自ずと従来のバランス位しか妥協点が見出せないのよ。
状況次第では各自でそれを増やしたり減らしたりするのもアリだけど、それすら効果があるのは揺ぎ無い基準があってこそ。

だばここでの正規利用で適正な標準値はっつうと本項数回前迄に記した位になるんだが、それは今回キーワードとして唱えてる正規利用の内容に左右されてるんですよ。
コレ歪みは歪みでもプリ段のはほぼ不問で、パワー段が歪み始めた程度の状況を差してんの。

<つづく>

2022年11月14日 (月)

音楽備忘録1186 Rickenbackerの真の姿➋

何だか弱点擁護みたいなのからになっちゃってるが、どうせだからそのまま続けちまおう。
脆弱性で誤認を招き易いのは、恐らく見た目や大きさと必ずしも強度が比例してないからでせう。

実は絶対的強度としてはGibson系マホガニーネックの首部や、Fender系ブリッジの駒等細かい部品の方が全然弱い。
だが前者は兎も角後者の特に鉄板プレス物は見るからに華奢なのと、交換部品の入手性がやたらに良いから気になり難くなってんじゃないかな。

って事って今日はブリッジ周りに絞ってお送りしてくが、見かけに反するって点だとBass用のテールピース一体型のダイキャスト部の強度だろう。
最初期型の鉄板プレスのよりゃダイキャストでも年を追う毎に強化はされてたが、’80年代の一時期に見られた様な後部2本の追加ネジが無いと調弦したままにしとけない。

俺は過去述の通りオーナーに許可を貰って自前追設してるが、これについても深掘りすれば思想の違いが真の原因なのだ。
奏者の理想を突詰めてけばネックは細い程有利で、少なくとも弾き手の手の大きさをより選ばなくなる。(指先が巨大な方にはマイナスだが奏者全体数的比較だと)

加えて構造的にエレキみたいに細く出来ないのだと、親指を押し弦に使えなくなるんだよ。
ので個々の好みに立入る気は毛頭無いが、太いのしか無いとか太くしか作れないのとの良い意味での違いだけは誰にでも分かっといて頂きたい。

っと脱線し掛ったのを戻すと、本番時に最忖度すれば保存時の手間を犠牲にするのだってやぶさかでは無いのだよ。
その表れの一端として現行の日本版カタログには皆無だが、過去の一時期のには気に入らない処は自分で自由に変えちゃってなんてくだりがあったんだ。

つまり自動車だったら一般市販用と競技専用バージョンの違いと近似で、リッケンはこの比喩だとレース仕様の方を標準にしちゃってるだけなんだ。
本格的な本番に際しては必ずコンディショニングを行うもんなんで、少し穿った見方をすりゃ他の主流派の量販品より玄人向け設定とも思える。

のからすると日本では比較対象を間違えて判定してるとも看做せ、ネジ追設は差し詰め昼専用レーシングカーにヘッドライトを後付けするのと意味的には同等なんすよ。
とは言え今時「ネジ追設バージョン」を出してくれないのは一寸不親切な気もするが、この部分は例えばFenderがセットはおろか頑としてスルーネック仕様のを作ってくれないのなんかと比べるべき箇所でんがな。

とそこそこ綴っといて近年モデルチェンジした新型の強度を全く知らないのは、杜撰大王とは言えスマソであるが。
只ブリッジ駒が独立仕様じゃ無かったのも私的にはポイントだったんで、他との音的個性の面で大巾に興味が持てなくなっている。

テールピースより寧ろ深刻なのがブリッジ自体の強度で、テール君での露骨なめくれ上がりみたいなのは起きないが余裕が無いのは確かだ。
標準ゲージ迄なら無問題だがそれより太くしたい際、こっちだとネジ追設等の対策で賄えないからねえ。

かつてはかなりマイナーだがどっかが交換パーツを売ってた気がするが、今はテールピース諸共の交換品しか出て無いんでこれは問題かも知れない。
尤もこれも他所のでブリッジ駒の調整範囲の狭いタイプのだと、Guitarで10(いちぜろ)弦のオクターヴが合わせ切れないなんてのもあるかんね。

なんてのも含めてくと制限があったり他のと違う手間が要る際もあるが、総体的な強度面では特に優劣が付く様な状況では御座居ませぬ。
真相としては調整のコツが実使用者が少ない為に、浸透してないのの方が大きいと思いまふ。

<つづく>

2022年11月13日 (日)

音楽備忘録1185 Fenderと偽物の差➊

エレキの元祖はリッケンだが、より普及に貢献したのがこれとGibson等だった。
その中でFenderは最もエレキのスタンダードを確立した点が大きく、私的には功罪相半ばと感じてるがそれは本家のと追従者に何時迄も隔たりがあったからなんだ。

鍵盤やAmpの方ではそれ程でも無いが、Guitar・Bassに関しては実使用上かなり差がある。
尤も近年は本家の方も悪影響を受けてか大部個性が弱まってるが、’70年代一杯位迄プロ程拘ったのには明確な理由があったのだ。

縁あって10代の内から体験してるのは、中古で下位グレードのだったんだけどね。
過去述の如く非主流派とか不人気のだったんで、当時の日本の固有事情があったにせよ国産新品の本格派より安価だった。

恐らくその頃から誤認する人が増え始めたんだろうが、弾けりゃOK大体○○な音がすりゃOKだったら確かに旧式な割に高価のなんて勿体無い。
けれど本番で限界に近い状況を迎えると歴然の差があり、未だ幾らも縮まって居らんのどす。

その原因を実はベテランの俺でも明示出来ないのは何だが、結局は小差の蓄積とその組合せ結果がもたらしてるんだと考えている。
その中から今日はGuitar・Bassの指板R(曲率半径)と細いフレットを取上げるが、今では限られた一部の者以外には不親切な仕様だろう。(本家のもかなり刷新されたのが多い)

貧俺にとっても摩耗に弱いフレット細さは困りもので、常用2本の状況を続けざるを得ない様なら次回更新では太くするかもしれない。
だが「他より指板が丸くフレットが細い」のをキャラクタと考えると、現代ニーズに親和性が低くなっても無碍にするのはどうかと思うんだ。

随時頻吠えの如く俺はビンテージヲタじゃ無いが、楽器に対する基本理念等の点で古くからのブランドの知見は皆が想像する以上に重要とみてるんだ。
コンピュータシミュレーションが常套化して新たに生じる弱点として、生身の実演者の問題が現状は配慮不足なんだろう。

これを補うには超達人でも厳しい本番では、あんな処やこんな処が普段より雑になったり甘くなるなんてデータをもっと取ってかないとね。
けど腕で名声を得た者程そんな処は見せたくないから、余程大儀を掲げ熱意を持ってお願いしないと断られて当然だ。

それでか年々利用者の稀有な意見より理論で作られる様になって、理論上有効度の高い仕様へ走りがち。
その結果初期印象は今のの方が格段に扱い易くなったが、音や演奏内容のみへ目を向けると個性が弱まるばかりに。

確かにフレットは細い程神経を使ってしっかり押さえなきゃなんないし、上述の様にそうする程摩耗も進む。
けれどそうしないと得られない音色やニュアンスっつうのが実在してて、そうであるか無いかは状況が厳しい程大差となって表れるのよ。

のでホントはブームが過ぎたら少なくとも従前からのモデルについては、かつての量販は諦めてしかしブランドの個性だけは堅持しといて欲しいんだけどねえ。
ってのも年寄りが幾ら若ぶったって、一番好きなアイドルとかの話題でボロ出ちゃったりするじゃん。

加えてそれ迄にスッカリ定着した印象に引き摺られるんで、実際は最新の内容となってても名前だけで古い匂いがしちゃったり。
その挙句そもそもの独自性を失い、何時の間にか本来はどんなだったかが五里霧中に…。(他人事じゃないだけに…😓)

まあ材料入手や製作上の都合から変更を余儀無くされる場合もあろうが、内容がこんなに薄まると外形の価格だけ大体昔のままでもなあ。
あの音と感触が欲しい際には無意味な存在で、それ以上に問題なのが俺言い「本来の姿」を新品じゃ殆ど堪能不可になった処ある。

<つづく>

2022年11月12日 (土)

音楽備忘録1184 楽器Amp同士の組合せの話し⑲

基本的には機器にも環境にも余裕がある程組合せも楽になるが、Rock系らしいサウンドを標榜すると実は余裕があるのが不味くなったりもする。
記録されたメディアのよりゃ生なら音量の大小等も少しは分かるが、通常観客の耳音量センサの段階は原始人的「1,2,沢山」になり易いもんなのだ。

その原因はラジオみたいに全く別のが前後に掛ったりしないからで、比較対象が隣接してないと非日常的爆音に対してはそんな風にしか感じられない人の方が圧倒的多数派になるのよ。
因みにこの件での↑は例えば1は大きいけど平気・2はギリギリ一杯、3はデカ過ぎてどれ位の大音量かもう良くは分からないってなもんで。

又残念乍ら俺には今迄の処殆ど縁が無いが目一杯観客が盛り上がってると、演奏音量なんて聴こえる・聴こえないのほぼ二択と化したりする。
その点Classic系みたいにお行儀良く神妙に耳を傾けて頂ければ演者に与えられるダイナミックレンジは広くなるが、気楽に楽しむのには一寸座り直した椅子が発する異音等が気にならない程度の状況の方が良い。

となると録音物とは少し趣旨は異なるが、やはり音量より音色に表現の主軸を置くのが相応しくなるんだ。
かつてその典型だったのが生楽器で実際に音量だって相当増加しちまうが、ロカビリーのウッドベースで指板に弦がぶつかる音を入るのとかで演出メインにしても普通に弾いたらそんな音は入らない。

ある意味楽器の設計上の弦振幅を越えてはじくからそんな現象が出る訳で、太鼓にしても昔のヤツはエレキのとはかなり異質だが歪み成分も出てたんだ。
仮に壊れなくてもそんな消耗の激しい使い方は非合理極まりないが、そうしてしか得られない音の存在感や説得力ってのがあんねん。

近年のデジタルEffect等と比べたら一聴地味だが、そんなのこそが俺言い「根源的なRockサウンド」なんで御座居ます。
ほいでここからが本件との密接な関係つまり今回の核心なんだが、それには道具を下手に余裕のある使い方しちゃ駄目なんざんす。

一面で何とも危なっかしい話しだが、どれもを皆「なるべく限界領域」で駆動させないとなんない。
とは言え今はそんなニーズが生れてからかなりの年月を経てるんで、Amp等の方でも特に球のにはそれが盛り込まれてるのも少なくないんだ。

音響屋観点からすると典型Marshall搭載の各トランスは容量不足気味だが、実は他の部分の破壊を防ぐ為にわざとそうしてあるん。
っても大元はコストその次は音色の甘さの都合でしたらしいが、増幅素子や基本的な回路構成の割に出力を絞り出してるの程壊れやすいのはオーディオ等他用途全ての音声増幅回路で共通事項でしてね。

実体験として宅の50W級なのに45Wしか出せないヤツは購入40年超後の今も修理歴無しに対し、100W級で130W絞り出せる方のは約35年間で2回修理している。
幸運にもその箇所が電解コンデンサだけなんで大したコストや手間にはならず助かっちゃいるが、今休業中の録音スタジオの予約が入ってる時だったらチトヤバかった。

を経験させられる迄は俺だってもっとパワーをとも思ってたんだけど、過去述実音圧dB値計算に依っても100と130じゃ微細な音質以外に実質的な力量には殆ど差の無いのが分かったんでね。
わ兎も角過去作品の方が説得力に長けてると感じてたのは全く幻想なんかじゃ無く、録音の違いだってあるがこの「道具の使い方差」の影響がどうやら最大だったらしいんだ。

<つづく>

2022年11月11日 (金)

音楽備忘録1183 Rickenbackerの真の姿➊

かなり旧聞になるが預かり楽器の販売の件、撮像と手続きが面倒で中断中。
他にも様々な作業がかなり溜っちゃってるが、これに関しとある調査をしてて例に依って劣化本邦で度を越した勘違いが蔓延してて触発された。

多数派・主流派と違いがあるとその分最初は手間になるのは確かだが、それで少々苦労させられたからってホントは悪いのは「知らない自分」なんじゃない?。
まあそれだけじゃ無く手に負える様になったら、文句が無くなるからわざわざ書き込んだりしなくなるってのもあるんだろうけどね。

Ludwig Speedkingの件等と同様理解不足の内に断定して書いちゃって、後で訂正とか補遺とか格好悪いからしたくないんだろうけどよ。
に対し常用・今後もの俺としては売行きが悪くなり過ぎてより値上がりされたんじゃ堪らんので、借りてるだけの僭越な身分であり乍ら豊富な長期体験から綴らせて頂きまひょかっとね。

さて個人ブログなんで臆面無く私体験を晒し捲くってくが、上記の通りの状況から非リッケンのと並行して色々弄れてるのが一応売りのつもりなのだ。
その中から最初はネックの調整から参るが、トラスロッド自体が特殊構造だった旧型を除くと実質的に他社のと大差は無いんですわ。

寧ろ捻れが発生してた際は楽な位で、シングルロッドのでこれを修正するのはホントに根性ってか粘りを要すんでさぁ。(ここでは主に低・高音の片側だけ反りが大きいケース)
もしその様子を見たら殆どバカにしか見えんだろうが、道具レスでなんとかしようとすると次の様な魔を発動するしか無いのだ。

1.ロッドを回す際極力捻れに作用する様な外力を加え乍ら実行
2.保存時に捻れに対する反力を持続的に加えとく
なんてので一寸本題からは逸れるが、上記の詳細をもう少し説明しとこう。

一応個人の見解とはしとくが、今の俺はトラスロッドは修正機構ってよりゃ「修正後保持装置」と捉えててね。
髪の毛の寝癖って程度次第じゃ、暫く直線を維持させてる内に治るってのがあるじゃん。

水や整髪料を付けてとかしたりして、その直後は毛髪の癖はまだ寛解し切って無い。
が「逆の癖」を暫く与え続けて修正してて、衣服だったらアイロンでしわ伸ばしするのとはプロセスが違う。

かなり後年になって知ったのが杜撰大王らしいが、木製楽器も製造時のみならず修正にもアイロンを使うんだってね。
けど流石にそのレベルになると布に掛けるより遥かに難易度が高いし、色々と個人には難しい。

尤もそうして修正されてもその後常に偏った負荷ばかりだと、スマホ過使用からのストレートネックなんかと同じで元の木阿弥化すら~ね。
故に曲がりを直すの自体は基本は反力で、その後の状態保持をロッド君がと考えた方が良いんじゃねっと。

それをたまたまネジ締めるだけで治るヤツがあったりするもんだから、特に経験量の少ない人達は勘違いしてるんじゃないか…とオッサンは思ってるだよ。
過去述だが近年体験から掘り起こすと、Moon JJ-5がその典型例だった。

その後暫くほっぱらかしになってんで現状不知ってのも又あれだけど、約1ヶ月継続修正して実用に堪える範囲に持ってけてて。(5弦側の方がより順反ってた)
Fenderのじゃないからか5弦のだからかどうかは知らんが、ロッド固定側の強度的に締めるだけでの調整がそもそも無理だったし。

ので扱いを間違えたらリッケンはFender等より構造的に壊し易いのは確かだが、その部分と2本あるだけでそんなに大変になったりゃ全然なんだけどなあ。
それより注意するとしたらスルーネックのではボディ両サイドのウイング材との接着部で、フロントPUと2本ロッドの為の彫りが結構なもんだからそこの箇所だけ中心材のみ撓り易い。

弾くには絶好の深いカッタウェイとも相まってと、剥がれたり迄は行かなくても塗装にヒビが入ったりはし易い。
尤もこれは本来メーカじゃ無く仕様から来てる弱点なんだが、他機種で同じ位長くスルーネック構造のままで作ってるのが殆ど無いからなんだろうな。

<きっとかなりつづく>

2022年11月10日 (木)

音楽備忘録1182 勘弁してくれ楽器の高騰

国産にしか興味の無い人にはまだ実感が乏しいかも知れないが、最近の急な爆値上げは一寸尋常じやないぞ。
何が変って円安でドルが高くなったっても、今はまだ1.5倍位でしょ。

それにしちゃコロナ禍を始め諸々事情があるにしたって、一気に販売価格が倍増するってなどうにもおかしい。
不景気で売行きが悪いんだから何処もかしこも一様にってのが又異常で、これはやはり例の悪辣な「中抜き」がこっち方面にもいよいよ進出したと思わざるを得ない。(元から黒っぽい業界でしたが…😢)

別観点からはかつてより魅力が激減した国産品を、無理に売付け買わせようなんてのもあるのか?。
中には妥協する…いや杜撰大王的には妥協可能な人も居るだろうが、別名貧大王様としてはそんな余剰資金は無いのである。

求める音に足りないのを買ってもホヤホヤの内は凌げるかも分からんが、暫くすりゃ不足分を補う為に追加で色々買い込むのが目に見えとりまんがな。
そうなる根本原因は観客は妥協してくれないからで、特に不景気だったり平和じゃ無い時は尚更そうなるねん。

ちょいと考えてみなはれや、普通の人が音楽に出費する感覚をさ。
少ない小遣いから非生活必需案件に、なけなしを投入するんすよ。

例えばだけど海外旅行に足りない・スポーツクラブ行くのに足りない…、自発的行動でエンジョイしようにも疲れ果てて思いっ切りはやれない。
ほんじゃ仕方ねえから受け身で居られる中から、映像作品とか音楽とかで我慢するかみたいなさ。

なんて言うとバブル期には音楽やイベント業界はもっと活況だったやんけなあなた、確かに人は入ったけどありゃあ「遊び場」として利用されてたからなんだよ。
若年層向けコンテンツなら恋愛ブームや結婚率とかなり直結してて、実はヲタク文化が台頭し出したのってお1人様でしか楽しめない境遇の人が増えたのも一因なんすよ。

この方面に関しては幼少時から乗り物・電気・機械に執心してたから熟知してんだが、昭和の内は俺みたいな○○バカの事はマニアと称されてたんだ。
それ位昔だとかなりプライベートな趣味でも、本人だけじゃどうにも出来ない事が殆どでね。

昭和日本では有名な「人海戦術」に代表されるが如く、道具より人力で解決するのが社会通念で。
夢に溢れてても実際は敗戦から漸く立ち直れた程度で、ホントはもっと道具に依存したかったが買えなかっただけなんだけどさ。

部品1つ入手するにしてもネット通販は無いは、売ってる場所が趣味性の強いのになる程限定的。
ほいで又そう云うマーケット規模の小さい商売をする奴って、一筋縄では行かない偏屈オヤジの巣窟で。(今の俺?😓)

少々大袈裟に言や金だけ持ってても売って貰えず、先ずは「マニア認定」されないと口も利いて貰えなかったな。
っとそんな調子だから如何に孤独にやろうとしても、最低限の仲間に認めて貰って意思の疎通を図れんと先進み出来なかったんだ。

だが今の惨状に瀕してみると「全部が何らかの形で繋がってた」んで、完全に顧客を無視した様な品揃えや価格設定は無かったんだわ。
ここでキーワードとなるのが前出マーケット規模の小ささで、どんなに悪殿様商売で構わんと思ったって市場を消失させる様な暴挙には出られなかった処。

に加え通販のみではより販量が確保出来なかったんで、店舗を構えるとなるとその費用は「全く売れない日」でも普段通りに掛っちゃうしね。
これ等に依り過半は偶然だがこの方面では、今程一方的な商売するの自体が不可能だったんだ。

ので情勢変化に応じた新しい抑止力が必要なんだが、省庁や政治がこんな低レベルではねえ。
無論こっちだって色々手は尽くすし工夫はしてみるけど、買う側で左右不可な部分があるから困ったもんであるわい。

<終>

2022年11月 9日 (水)

音楽備忘録1181 楽器Amp同士の組合せの話し⑱

続いては今時最も気になりそうなAmpの球と石の共存についてだが、最大音量以外これをすると損するのは石の方なのだ。
石のは球のと音色的に協調させようとすると籠り気味にしなきゃなんないし、その逆に悪目立ちを辞さず目立たせようとすれば所望よりかなり刺激的な音色にしなきゃなんないんだもん。

の物理的裏付けとしては石は偶数次より奇数次高調波が出易い性質があって、奇数次の全てが悪では無いが音楽ではニーズが格段に低い成分だからなんだ。
現時点で石でこの弱点を解消可能なのはデジタルバーチャルで、しかし現行の時分割方式ではレイテンシが生演奏には大問題だ。

これがハーモナイザみたいに「足す」分だけなら、多少のズレも却って如何にも2つある感じがして良いかも知れない。
だが主役単独でそんなじゃ扱い難いし、ってかどうせ何かAmpが必要な際ならそんなのより唯球のにする方が手っ取り早い。

つまり現時点でのデジバー君の存在意義は、大きな音を出せない宅録等用限定と思うべきなんじゃないかな。
どうも最近一部では球無し石ありき論法が横行しててけしからんが、初期投資額が低いからって商売っ気だけの甘言に騙されませぬ様。

わ兎も角過去述の如く何処かで一回でも球を経由した方がマシにはなるが、この件で安全パイなのは少なくとも出力段が球になってるヤツだ。
近年は見かけ上の音色(おっと失礼)の為にプリ部には球が入ってるのも結構あるが、最高に上品に言ってAmpからのじゃ無く「PAを通った後」の音同然なのよ。

でその際PAは基本的に音響の専門家しか扱わない想定の機器なんで、無理はさせないもん…っつうかそんなんしたら壊しまんがな。
それを平気だからと石の楽器Ampでやれば、少なくとも音質と音色はプリ部で設定したのからは大部劣化しやす。

中には賢い設計のだとそうなって狙った音になる様に設計されてるのもあるけど、「石に依る音の変容」が追加されて球本来の良さはかなりスポイルされちまう。
このハイブリッドAmpの件って今では頭だけ球ばかりになったけど、黎明期には逆のもそこそこあったんだ。

海外のでは宅現用のMusicman等・国産でもJugg BoxやVesserなんてのが結構名を成してて、いま主流の球入りプリ式はお手頃だったがGuyatone位しか無かったんだ。
出力だけ球式は価格や重量面も含めるとご利益が少なくてすっかり廃れたけど、それも全球式Ampが無くならなかったからなだけの話しなんすよ。

追打ちぶっちゃけも付記しとくと楽器Ampだって販売量は、業務用より一般お楽しみ用の方が圧倒的に多い。
中でも自室用のはフル稼働される事は稀で、その場合は石の出力段の欠点漏出が最も少なくなる。

つまり上出のJとV君は業務用としても認知されスタンダード化するのを狙っての措置で、最初からプロアマを別物思考としてたGさんだけがローコストを追及してた訳。
でⅡで実際に全球物とハイブリ君を混ぜて使った感想はってぇと、出力段が球で揃ってないと色々不便や問題が出てますたっと。

私的には忌避事項としてるBassだけ石の方がプリ球ハイブリ混成よりゃまだマシで、但しそれだとBassだけ出演クレジットに名前が載らないエキストラみたいになっちゃうけどね。
因みにプリ石・パワー球の音の感じはっつうと当り前過ぎるかもだが、手っ取り早く例えるなら石のストンプで歪ませた球Ampの音。

その逆にプリ球・パワー石のは球ストンプ+石Ampになるのは理屈的には納得も、音色を大して作って無い筈のパワー部石の影響が案外大きいのにはご用心ある。
何等の事情でプリ球・パワー石の使用が避けられない際、私的には効果不充分だがせめて最大出力の半分位で足りる機種選択が出来れば被害を最小化出来るかな。

もしかしたら最近の不要巨大出力のMos-FET Bass Ampには、高調波と↑の件も込められてるのかも知れない。
そんなで満足出来てたら幸運も全球の体験が僅少でだったら、俺としては早期に本番での全球体験しとくのを強力にお勧めよ。

<つづく>

2022年11月 8日 (火)

音楽備忘録1180 音楽にとってのデジタルの難点➌

筆者は最新の業務用Syntheに今の処縁が無いのでそれなりに改善されてるか知らないが、各楽器固有の奏法が網羅されてないのは危険だと考えている。
特に日本ではエレピやHammond等の原型に、初心者や素人が触れられる機会が殆ど無いのがね。

そんなのが変に気になるのは俺が邪道なギミック奏法好きだからかもだが、最初は子供騙し・コケ脅しなそんなのだって少し掘るとバカにならんのどす。
必ずしも電気・電子楽器だからって変態する必要は無いんだけど、思い切りやりたくなった時生楽器ではそこ迄は演れない。

現代のポピュラー系ではその多くにDrumが入ってて、不要な曲にも習慣的に入れ過ぎてる嫌いも無くは無い。
だがセットになってなくて1人では奏でられなくも、打楽器自体はClassicの時代に既に大体は揃っていた。

のから少し導き出せるのが、音楽に於けるルールの変遷みたいなのの反映だ。
始祖時代は雰囲気が全てで音程も拍も決まった物は無く、自由さでは良かったが再現性がとても乏しかった。

何しろ録音だの記録メディアだのなんてな歴史的には随分最近になってからなんで、きっと奏者が変るとそれだけでもう全く別の曲になったりしちゃってたんだろうな。
を改善したのが登場時画期的だった欧州系Classicだったが、皇族やお堅いお役人には未だしもその日暮しの庶民には今一フィットしない。

から所謂揺り戻し現象を内包してるのがポピュラー系ってなもんだが、予備知識ゼロでも誰にでも一様に楽しめる音って非オタマジャクシ依存のだと思うのよね。
今この国で音楽が何か全く分からない人は多分居ないからピンと来ないかもだが、例えば「ドレミドレミ」を気に入ったりするのって文学だったら小説を読むみたいなもんだ。

に対しお笑い芸人の一発ギャグ(それも無意味でやたらシンプルなヤツ)とか滑稽なアイコンやスタンプは、直感に訴えて来て取敢えずはそれだけ。
変な笑い方がおかしくてこっちも釣られてなんてのと同様で、理屈に基づかない分当り外れは大きくなる。

けど言語や流行サウンドの違う国の人にも等しく通用する部分では見過すべきじゃなく、それが演り易いのって状況次第じゃ凄い武器になるんだよね。
だからこそ純粋な演奏技術・音色・完成度等多方面でClassicに劣っても、消えずに残ったのがあるんじゃないかな。

この面からすると今のデジタルは鍵盤奏者や録音・音響技師にはちょいと殺生な状況で、しかも腕がある程環境に恵まれない程折角のそのスキルを発揮出来なくなるってゆう。
具体的な影響としては全く本職じゃ無い俺みたいなのですら、Guitar・Bass・Drumでは出せない様なのでは結構頼りにしてたのが殆どパーに。

そんでメンバーからの要望があればデジタルSyntheも弾いて録るけど、最近鍵盤弾いて録るのはほぼ生Grandとエレピだけになっとりゃ~す。
そこへ以前再三吠えだが現行グループでは今ん処録り時Click使用のばっかなんで、デジダル音源のは弾くより打込みので済ませちゃってる。

凄く大雑把に構えりゃアンサンブル内に埋没し掛った下手鍵盤なんて、手弾きしてもそんなにハッキリそれとは分からなくなったりしてるけどさ。😢
けど楽曲次第では譜割りは同じでも、音の実際の鳴るタイミングや長さはかなり違いが出たりもするんでねえ。

自称Groove MasterとしてはClick常用の件と併せて、特技!?を発揮するのには邪魔で仕方無いのよ。
ってどんだけ実現出来てるかは怪しいもんだがその手の「味」ってのが無かったり出せなかったら、幾ら杜撰大王だって何時も単純おバカRockなんて形式で演ったりしねっての。

<わをん>

2022年11月 7日 (月)

音楽備忘録1179 Rockと政治➌

個人のポリシーとしては今だってRockは政治とは縁遠くあるべきと思ってて、題材にしてイケナカ無いが趣味性を堅持するにはその方がってね。
これって言うなれば同じ建物を何処から眺めるかみたいなもんで、折角Rockならなるべく「裏から」にしときたいってのがあんねん。

例えば敢えて趣味性全開で行っちゃうが、今日は東京駅丸の内の駅舎を生贄に話しを進めよう。
皇居側からの姿は最早名所旧跡並なんで、わざわざ出向かなくてもネットで簡単に画像が見られるだろう。

のが裏となると中央線のホームが高架化されて陰になったお陰で、少なくとも昔みたいに全景を見るのはもう不可能になった。
ので見えた当時の体験か画像が無いと、復元工事後にどう変化したかがとても分り難くなっちまった。

のの実態を先に無神経に暴露しとくと、裏側に関しては復元はおろか以前の簡易修理時よりかなり改悪されとるで。
んでこれが一般の人にとっちゃ目に入る部分が整ってた方が望ましいが、バリヲタにとっては張りぼてキャッスル状態で萎えるんどす。

なんてこんなのが正しい趣味性と言えるか微妙だが、正面外観だけならその容姿は2次元バーチャルでも一応可視化出来るやんけ。
寧ろ表が不完全でも裏に少しでも創建当時の部分が残っててこそ、今の建物との大きな違いを実感出来たりするんだよ。

もっと初歩的なのに置換すれば例えば角ばってて表面がコンクリートだったら、鉄筋コンクリートの建物だろうと普通は思うずら。
でも昭和の一部の商店なんかにゃ、昔の木造建物の表面だけそんなのにしてるのがそこそこあったんだ。(看板建築と言うんだそうだ)

これが気分とかだったら外面・余所行きか内心・本音みたいなもんで、後者の方により興味が湧いたら「裏からの景色」じゃないと物足りなかったりするじゃん。
それには間違いが許されない政治(現状は真逆で最恥辱的だが多大😓)とは縁遠い方が向いてて、根幹は政治問題でもそれをせめて「裏からの景色」で表現したい処。

のでⅡで表面的には全く政治色が感じられなくても、壺→電通→吉本etc.のバイアスが掛る迄のは関連案件がテーマにされてたのが一杯あったんよ。
又深層的には恋愛1つとったって世情の影響は当然あるし、寧ろ盛り込んだ方が良い事も少なくない。

私的にはほぼ無興味な四畳半Folkだが、神田川-かぐや姫での銭湯通いの描写は今風に言うならディテールの鍵を握ってた。
貧しい若いカップルの純情なんで、豪華絢爛なホテルのバスルームで汚い親父とケバイ姉ちゃんになっちゃ不味いもの。

尤も最近じゃ銭湯も温泉並に高額・豪華スッカリ綺麗になっちゃったんで、今同じ歌詞にした処で昭和リアルタイムの人じゃないと(しかも当時貧)全然意味が違っちゃうけどね。
差し当たり現代版なら流行って無いネカフェで目の下の隈が酷いとかにしなきゃなんだろうが、自然のは未だしも「人工の環境」(偽とかバーチャルと限らず誰かがこしらえた物)は政治の影響がかなりある。

これ等からすれば無理に政治を避ける方が不自然で、但しその描写や着眼点にRockらしさが要るだけなのだ。
尤もⅡでそれが結構簡単じゃ無いから敬遠されたりもしてるんだろうが、今の日本での政治認識自体が珍しい社会状況が暫く続いたせいで変になってんだ。

悪い意味で好景気期に儲けだけは減らぬ様にしてた為、政治がどうなろうと当初は庶民生活への影響が曖昧でよくは分かんなかったんよ。
けど後で蓋が開いてみれば、年金制度等が崩壊寸前だったりしたんだけどね。

<しまい>

2022年11月 6日 (日)

音楽備忘録1178 楽器Amp同士の組合せの話し⑰

続いては俺言い「Line録りみたいな音を出せるAmp」とのコンビネーションについてだが、簡単に云や原型電気楽器よりサウンドが広帯域なヤツだ。
私的にはBassスピーカのユニット帯域分割の流行に悩まされてて、是又簡単に云やツィータが付いてるタイプのだ。

一部にはちゃんと原型電気楽器周波数帯域を分割したのもあるが、大抵はつい欲が出て!?それよりも高い周波数をダダ漏れさせちゃってるのが多い。
まあこんなにLine録りやそれに準じたのとか打込みも増えて来ると、俺のだけナローレンジかよってな気分になるのは仕方無いだろう。

実際かなり悩み乍ら色々捏ね繰り回してみてるし、今だってハッキリこれだけありゃ充分ってのには至ってない。
只最近認めざるを得なくなったのは、そもそもの帯域を拡張してもアンサンブル内での効果が不安定な処でね。

他の全てが打込みとかだったらそれなりに拡げた部分も聴こえるんだけど、ベーシックなサウンドに包囲されると全然聴こえなくなっちゃうんだ。
それもあろう事か肝心な箇所に限ってマスクされたり、例え物理的には生き残ってても全く印象に残せなかったりね。

例に依ってこれを逆算解説させて頂けば、エレキ黎明期にツィータって既に一応あったんすよ。
とは言え一般音響機器の多くはフルレンジか良くてメカニカルダブルコーン止まりで、今程当り前の存在にはなって無かったけどさ。

けどエレキのだって超高級機には挑戦したのもあったんだが、手間とコストの割に効果が無かったから廃れたんだ。
それが再検討され出したのがBassのLine録りが増えて以降で、確かにAmp単体ではまあまあ再現されてるんだけどね。

電子楽器用のAmpでは元のレンジが広いから必須なんだが、どちらもリスニングルームとかと再生環境が大巾に異なるのを一寸軽視してんだよなあ。
この件かつて客として訪れたとあるローカルLiveでPAが普通のステレオを複数流用してたのがあって、始まる前は爆音不要のだったからその方がHi-Fiで良いかもなんて期待もあったんだ。

処がいざ始まってみたらボロいボーカルAmpのよりショボイ音で、機材自体が良くても環境に合ってないとこんなに駄目なもんなのかってさ。
因みに格段に高性能化した今でもPAは純粋な音響性能ではオーディオに劣ったままで、けどその代り再生環境の悪さの影響は最低限しか受けないって感じでね。

本番用楽器Ampって普通はCDやレコードを掛けて聴く様な場所で使われないし、エレキの場合その任務が増強なんでオーディオより遥かにPAと近似なんすよ。
勿論なるべく細かいディテールだって大切にはしてるけど、俺言い「サウンドのシルエット」が変形するのが何よりイカンからねえ。

要するに優先順位がオーディオと違ってて、大事な部分だけは絶対欠かさないみたいなのを狙ってるのよ。
それが具体的には過去俺言い「目立つ倍音」とかなんだが、その他に位相問題の軽減ってのもある。

音の周波数は高くなる程波長は短く指向性が鋭くなるもんなんで、一寸距離が半端とか向きが悪いだけで忽ち逆相だの何だのと粗相を起こす。
ので単機だったら大した差が出なくても複数併用となると俄然危惧が高まり、折角出しといても聴こえなくなったり変な音になったりが頻発するんだ。

んーほらゴチャ付くから無駄な音出すななんてしばしば言われたりするじゃん、差し詰めそれの音質版ってなもんよっと。
それが録音のならかつての俺の失敗みたいに殆ど効果が無かったで済むが、Liveでやっちゃうと自らのみならず周りも駄目にしちゃったりするのよ。

ので私的にはオーディオライク過ぎる楽器Ampは感心しないけど、どうしてもってんならせめて同類だけで組合せとくれよな。
この辺はチープな打込みと生(電気・電子武装音含む)共存の困難さにも表れてて、もし信じられなかったら手始めにデジリバ禁止にしてみてご覧。

<つづく>

2022年11月 5日 (土)

音楽備忘録1177 音楽にとってのデジタルの難点➋

いきなりの念押し入りになりまするが筆者は音響屋でもあるので、根源的には増幅素子の種類や音の変換方法に差別意識は皆無でありんす。
種類も多い程適材適所度が上げられるんで大歓迎、にも拘らず現状のデジタルや石を否定的なのは音楽に使い辛いからなのだす。

こんなのの大多数で残念なのが新技術自体では無く、進化させるべき方向を誤ってるのばかりだからなんだ。
少し前の別項ドラムペダルの話しでもそうで、折角金属加工精度等が上がったのに皮のリバウンド伝達力に殆ど貢献させてないのとかがさ。

乾電池でかなりの時間使え尚且つエレキ並に軽量なSynthe、そこ迄だったらそりゃ結構毛だらけ猫灰だらけだったんだけどな。
デジタルシンセそのものの音色以外のは、特にその関連機器等の分がシミュレートばっかで物足りん。

でももし例えばLeslieに繋げば、本来のHammond Organのサウンドに出来るなら許せた。
んだがインピーダンス等の都合で近似効果すら得られないんで、シミュレートオンリーならせめてLexiconのデジリバ位には作り込んどいて頂かんと。

無論厳密には↑のHammond自体がTone Wheelとデジシュミじゃ違いもあるが、程度の問題なんすよ。
んでこれを批難するのも使用者側の努力では解決出来ない処で、暴極論比喩すりゃ「バック出来ない車」をファミリーカーとして売る様なもんだからなんだ。

今回蒸し返しゴネし出したのはPC事故由来なので、ほぼ無効ではあろうが新提案っつうかいい加減誰か気付けよってな話しでしてね。
今劣化本邦は失政に依る不景気が酷いからこそ、国内主要メーカが協力し合って冗長性の高い方式を確立して欲しいんだ。

元々デジタル系は開祖は米でも発展・普及は日本を始めとしたアジアのお家芸なんで、かつてのMIDIの様にその時点では考え抜かれた規格をブチ上げられりゃほぼ確実に世界へ普及させられるんだよ。
又日本の愚政府や稚経済界は投資圧力を強めてるが、本来の投資って唯株を買うんじゃ無くてホリエモンみたいに事業に加担する事なんだよ。

因みにホリエモン自体は好きじゃ無いが、他があまりやってない・やりたくても出来ないのを選んだのはやはり専門家ならではだと思う。(片田舎でロケット開発)
今の政府が愚かなのは窮々貧民の俺や苦境庶民以上に、実は金持ちの多くから冒険心を奪い過ぎた点にあると思っとるん。

壺系に屈しない限り儲からん状況なんて作りやがったから、諸外国と比べて野心的な新規事業が全然立ち上がりゃしなない。
しかしそんな中でもどうせ新品を出すなら単に高級化するばかりじゃ無く、新しい価値観の創造こそが適してると思うんだがねえ。

このままじゃジリ貧なのは分かってる人が増えつつあるから過渡期なんだろうが、現行デジタルの音楽関係のは個人で手に負えない部分の多いのが他分野と一寸違う。
例に依って飽く迄私感だが、その結果が新たな名keyboardistの出現を阻んでんじゃないのかな。

近年Pianistとしてならストリートの流行等も手伝って目立ってるが、指が良く回るだけならClassic系の人の方が上だしそれで充分だ。
がSynthe固有のジョイスティック・ホイールやHammond系の鍵盤Click音の有効活用等の点では、専門的に学び練度が得られて無いと音楽の足しにならない。

<つづく>

2022年11月 4日 (金)

音楽備忘録1176 Rockと政治➋

少々話が大袈裟過ぎ感が拭えなくなってるが、悪政に依る環境破壊だってそれが漁師とかだったらもっと騒然となってて普通だ。
のに音楽だとそうならんのは、収穫量に応じた収益の相場みたいなのが無いからだろう。

最近は徐々に変化しつつあるものの、従来は作者が直接新曲を公開するのが少なかったのもある。
日本のアングラ時代のRockが売れなかった真因は確かに市場はささやかだったが、コンセプトが時期尚早とか技術が未熟だったからじゃない。

マスコミやプロダクション等「媒介者」が排斥してたからで、当時はアングラ君はホームページすら持てなかったんだから一般人にとっちゃコミュニケーション経路がほぼ無かった。
知り様が無い物は存在すら分からず、ましてや評価すら出来ない。

日本の悪しき伝統「村八分」(バンドじゃないよ)は益々健在でけしからんが、大昔とは全く世情が異なるのに機能不足の独占禁止法共々現況に対し手緩過ぎるのだ。
何時迄も欧米模倣ってのがそもそも情けないがそれで経済発展を試みるなら、例えば電通に最低でも同レベルの対抗馬が必須だ。

特に近年のグローバル化下で恐いのが国内無敵での油断で、今会社や不動産を筆頭に海外資本に乗っ取られ捲ってるのは知らん間に井の中の蛙化しちゃってたからでしょ。
ので例えば当時のアングラRockがA社では完全無視するがB社では歓迎される、本来はそうでなくてはいけなかった。

その様なシステムが構築されてるとRockが流行った場合拒否したA社は代わりの存在を求める様になったりするんで、テクノには積極的にとか要するに多様化と全体がスピードアップするんよ。
今Rockerには殆ど役立たなくなった国内メジャーの次善策ってばYoutubeや17live辺りだろうけど、国産がほぼ衰退著しいニコ動だけってのに危機感を覚えないなら鈍いにも程がある。

そんな状況って好戦的な外国から覗かれると、防衛ラインが穴だらけに見えると思うよ。
もっとシンプルに根源的観点で行けば、今劣化本邦とは言えまだある程度楽器等の供給があるから消滅はしないで済んでんだ。

今この国に生きてる殆どは戦後生まれなんで、俺自身他では色々疑念もあったりしたけどこんなに音楽環境と政治がリンクしてるとは中々気付けなかったよ。
何をしようにも何かケチ臭い国だとは感じてたが、プライベートな規模で演ろうとしてもこんな逆風に遭った事は今迄無かったさ。

一部には広報も得意で自前でバズってる人も見掛けるけど、本業を犠牲にしなきゃなんくなったら本末転倒よ。
再三吠えになるが生活必需品とかじゃ無く趣味性の高い分野では、どれだって長期戦を強いられるのが原理的に必然なんす。

例え運良く知って貰って気に入られたとしても、その人のとこっちのLiveのスケジュールが中々合わなかったりするっぺ。
そりゃ最初から超戦略でブームに乗れたりすりゃちったぁ時短も可能だけど、学校とかと違ってLive如きじゃ誰もが行って当り前の所じゃないからねえ。

それとチケット代を始めとする高額化も由々しき事態で、儲け率の少ない事業に賃貸料や税額がボロ儲けのと同等ってのも妙な按配だ。
そこへ不景気が重なれば不参加者が増え顧客減りするのも必然で、その売上げ減少対策で値上げの悪循環に甘んじてちゃお先真っ暗でんがな。

<つづく>

2022年11月 3日 (木)

音楽備忘録1175 楽器Amp同士の組合せの話し⑯

さて今回のはメタラーさんには若干悲報になってしまうが、3段積Marshallとの組合せ条件の厳しさをば。
本項以前述の如く日本は本国と平均環境に違いがあるんで、球のM君だけで統一すると見栄えは揃うが音が揃わなくなるねん。

現行Metal系は済まんがこのオッサンからすれば形骸化が甚だしいんで、Guitarの人が紳士的にボリウムを控えてくれてるか知らんがの。
だがBassはおろか太鼓迄普段からかなり歪んでてもOKって、ほぼHard系だけに与えられた特典じゃん。

ので今全くその気が無くても、万一やろうと思って出来ない組合せにしちゃうのは勿体無いよ。
とは言え100W超クラスの球ベーアンは玉数が少ないんで、見た目はそのままに小細工して整合を取る方法を以前記した。

が太鼓が超剛力だと稀に減らせないケースも考えられ、もしそうなったら第一候補はM君球ベーアンの並列駆動だ。
これの特徴は先ずは見栄えだが、その他に低域の増し盛りにも少しは使える。

どうせならエンクロージャも15inch入りが欲しい処だが、12inchでも能率よりローエンドを優先したユニットに換装しても音量不足になり難い。(尤も全数換装となると16もあるからコストは💦)
そこ迄せずとも概述「普通より下を増し盛りすると最大出力が抑えられるケース」に遭っても、ある程度迄なら出力余裕でクリア出来る。

第二候補が本来はこれこそが本命の、200W Headを用いるだ。
一時期それ以外のモンスターモデルも出てたらしいが、200W Majorだって国内で現物を拝めた記憶が怪しい。

と玉数・価格面でとても厳しいし、新品を所望するとなるとほぼ諦めるしか無い。
そこで浮上!?するのが魔の第三候補で、かなり大変な手間になるがM君の中身をコッソリ別のに入替えると。

実際既にやってる人が居るかどうかオラ知らねえが、M君Headは他のに比べて箱に余裕があればこその技ではある。
宅常用のMusicman HDなんて最低限サイズだもんだから、冷却ファンの追設程度でも結構苦労させられたで。

相当以前から球絶対教教祖としては↑プリ部を是が非でも球化したい処だが、あんまり狭くて放熱に配慮の必須な球配列に妙案が浮かばなく棚上げ中。
まんまで使ってればなるべくコンパクトな方が助かるんだけど、魔発展性!?としてはFender Bassman等のHeadも含めBassのだと案外候補は少ないよ。

に対し恐らく最も現実的な第四候補は、「裏に隠した別頭で駆動する」であろう。
コレ大昔にはプロの一部でそこそこやられてた子供騙し的手法で、けどそれも今よりAmp裏にローディを常駐させとくのが当り前だったからこそだろう。

セコイなりに筋を通すにゃ途中で再調整が必要になったからって、奏者の姿が見えなくなったりしたらアカンやん。
ので現代版!?としてはラックEffectorに紛れ込ませる、撹乱戦法の方が見込みがあるか。

但し欺くには不使用でもM君頭が1つは乗って無きゃ駄目だし、なるべくならパイロットランプ位は点灯させときたい。
…と石のHeadを完全に無視してるのも今や奇特かも知れんが、「実用になる歪みアリの超爆音」となると石では制約だらけで厳しかと。

何せGuitarがM君だと聴感上どうあれ高域のオンパレード、その爆音の洪水の中じゃBassアタック音のタイミングを残すには超高域の完全Cutは命取り。
この際思い切った太古例示をしとくとCreamのJack Bruce、楽器自体からは高域は幾らも出て無いが「歪みで生まれた高調波」は全数爆音放散されとったで。

毎度の過去述重複になるがそうしといたからこそ、Flat弦で指弾きで3人バラバラ好き勝手を演っても何とか聴き取れる状態を確保出来てたのよ。
これを今更真似するとかしろとかは思わないけど、超高域(但し電気楽器基準で)が実用域になって無いAmpやスピーカだと後で近似問題が必ず発生しますぜ。

<つづく>

2022年11月 2日 (水)

音楽備忘録1174 音楽にとってのデジタルの難点➊

以前にも似た様なのを綴ってるが、今回は別件で再実感したので先ずはそれから。
暫く前に単発で「常用PCの強制清掃に遭遇」ってのを公開したが、これに望まぬ後日談が発症したんどす。

結論としては単なるData用HDDの天寿全うだったんだが、症状の現れ方が壊れ方のせいかとっても分り難かったんだ。
今迄の体験では大抵ある筈のドライブが非表示になるだけか、ハード認識はされててもアクセス不可になるだったんだ。

が今回は非表示なのにBIOS立ち上がり・認識時に、迷走気味になってやたらと時間が掛かる様になっててさ。
最初はBIOSバックアップ電池切れかとも思ったんだけど、それなら確かメッセージが出た筈なのにどないしよったって。

これが又↑に記した如くMemoryスロット汚損接触不良の直後だったんで、清掃不足かともう一度カード側の接点をアルコール含浸綿棒で拭ってみたのよ。
ってのも記事に記した様にカード側は掃除可能だが、マザボスロット側は狭隘過ぎてアルコールでの拭取りが出来なかったからねえ。

でもそれは無関係と出てならば次はSATAの接触不良かと、これもPlug側はやはり狭隘で駄目なんでHDD側の方を掃除してみたん。
っと2つやって全く無変化だったんで、恐ろしいけどいよいよマザボが死に掛けてるのかと戦々恐々。

んまっ何れにしてもこの状況だと各部逐一検査するしかないんで、取敢えずは該当する2つ繋いでるData用HDDを取り出して別のPCへ外付けでチェックしてみたん。
して怪しいと睨んでた第1候補はシロで、本体に設定した名前が外部不表示だから見分けが付かなかったんですわ。

3つ以上載せてるのにはこんなのを見越して、分かってる内に本体にマジックなんかで書いとく様にしてんだけどね。
そんな意図的習慣が身に付く以前の旧機からの移設品だったんで、その時点で外観の疲弊度が違うからと油断して記入漏れしとりまつた。

幸いData自体は元から複数に(HDDのみでなくPC自体も)入れといてんで損失は無いが、容量差の関係でどれとどれを入れといたかは忘れちゃってる。
総体的にはお馴染み杜撰大王の本領が発揮されただけなんだろうけど、駄目と分かってから本体を良く見てみたら丁度丸10年も殆ど毎日使ってたんだねえ。😓

これが牛乳パックとかだったら注ぐ際印字が目に入り易いんだけど、デジタル物で普段箱に入れっ放しのは最低でもケースの蓋を開けないと見えないじゃん。
管理に問題があったのは自覚してるから↑の様に本領発揮と記したが、心理的には殺生で御座りませぬか?。

それでもSATA接続だったからまだマシな方でIDE(ATAPI)仕様のだったらもっと大変、何しろフロッピー同様もう新製販売されてないからねえ。
近頃めっきり使って無いちゃんとしたマルチ録音機のadat HDDが正にこれだし、普段単独パート録りに使ってる骨董PCもSATA黎明期のだからIDEと半々なのよ。(各々2つづつ)

記録メディアがアナログのだって結構厳しくなったけど、デジタル用のはもっと変化が早く結構極端。
なのが習熟を要すツールには不向きなんだが、中々そこを解決・解消した物が現われない。

容量は大きい程サイズは小さい程良いのは確かだけど、冗長性からすればDVD-RやCD-Rの方が良いかも知れないな。
けどそう云うシンセやマルチ録音機の良いのが出て来ないんだよなあ、時代遅れなのは承知なんだけどさ。

<つづく>

2022年11月 1日 (火)

音楽備忘録1173 Rockと政治➊

21世紀の日本の世情としては一部の差別や貧困以外では、Rockに政治的要素は好まれないし似合わなくなって来た。
そうで無くても活動家・Folk歌手みたいなのの印象が強かったんで、私的には音楽では比較的避け続けて来てた。

んが夢見がち永遠の中二病的恋愛を歌おうにも、不適切教育・経済下となるとそれすら自然なのは出来なくなりやがった。
話しが進む迄は少々独善的且つ世代特有の価値観と思うかも知れないが、恋や結婚をしたくなさ過ぎるってのは生物学的には殆ど病気なんすよ。

人の持つ色んな欲って根源的には種の保存・発展要求に由来するもんで、例えば老衰での死が迫って来ると皆一様に食欲が減退したりするじゃん。
それが成長期に不要になったりするのを拒食症とするのと同じで、近年劣化本邦の若年層の欲の不足は誤った壺教育等の影響なだけなんだよ。

そりゃ原発が被災して放射能をお漏らししたりとか色々あるから、環境ホルモン等の影響だって無視出来ないけどさ。
期末試験が迫って勉強しなきゃなんない時に限って、普段よりサボりたくなったり遊びたくなったり…。

真面目な席で誰かの表情にツボっちゃって笑いを必死に堪えたり、不謹慎なのは困るがどっちかってば人の内心理ってそっち方向の方が優勢なんじゃないかな。
これにだって本来はパニック自動回避の意味があり、脳が思考停止して危機離脱不可になるのを防止してんだ。

のでもしかしたら無理に抑圧して猛勉強した結果、超高学歴な程カルトなんかにコロッと騙されてるのかも知れない。
とは言え円滑な社会を構築するには本能は制御すべきだししなきゃいけないけど、気付かなきゃその方が楽だからって殺しちゃ絶対いけねんだ。(上手に付き合うのは死ぬ程大変だけど😓)

がこんな按配が蔓延した原因に、例えば理科や社会の授業の大巾削減なんかも超関係アリなんじゃね。
生物DNAからしたらヤリたくなるのが至極当然だし、単独では他の種より脆弱な人類は徒党を組みたがるのが自然。
で異現状でこれが矛盾した形で発揮されてるのが、勉強しない子程エロに素直な処。

深層では英雄色を好むは不変だとしても、セクハラでの解消が主軸になるのは完全に病的だしょ。
資本主義下で運良く財力を持ててるなら、権力なんかに頼る必要性は全く無いのにさ。

これって結局教育を受けなかった程本能が原型を保ててるも同然で、学問適性に恵まれない人がより何も学ぼうとしなくなる副作用も付いて来てるがね。
折角豊富な知己を持ててても使い方が成って無きゃ無知同然、その逆も然りになる様な教育をわざわざ推奨して施すのは愚の骨頂でんがな。

最近の与党議員は主要3教科忖度で得られた国語力を、嘘の為にしか使わないなんてのは道徳(倫理)や社会の学びが著しく足りてないんだろう。
ほんでこれは作詞したりそれを聴く人にも以下同文で、その様な使い方をすると体裁や単語選択に秀でてる割に説得力・共感力に乏しいのになっちまう。

仕事なんだからそんなのニーズに合せりゃはご尤もだが、そうした場合の難点がタイムラグと作品寿命だ。
インスタントにやりゃ世相反映自体は可能だけど、世間が「正常化」したらそんな変なのは「恥ずかしい過去」でしかなくなる。

政治自体を批判するのなら当時そんな酷かったんだと理解されるかも知れんが、プライベートな恋愛でそんな偏狂なのをやっちまうとねえ。
っつうかそもそも世代間断絶だの分断だの、共通の理想が持てなさ過ぎてるのが顧客減少に繋がってるんじゃないかな。

幾ら頑張って上手く行ってもメガヒットが期待出来ない環境って自体、全くふざけた話しじゃ御座んせんか。
こんなのちゃんと払って借りてるスタジオで、まだ時間になって無いのに変なのが乱入して来て強制中断させられるのと実質的には同じなんじゃないかな。

<つづく>

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