音楽備忘録1146 バスドラペダルの真実➋
そもそも現行バスドラペダルの発展は、調べてみるとJazzの進化と呉越同舟になってんだよね。
だからか’70年代中頃迄に原設計されたヤツなら、足首踏みが凄く演り難いのなんて無かった記憶がある。
いきなり過去述重複してそうだがそんな成行きだからか、Rock・Pops系でも昔は足首踏みしかしてない人がそこそこ居たらしい。
俺知りではPilot(Band)のDrummerのStuart Toshは、Youtubeで見られる動画の大多数で殆ど足首踏みしかしてなくて驚いた。
日本人だと体格的に厳しい人の方が多くなりそうだが、昔の華奢なペダルの影響の方がより大きそうな気もする。
最大音量に関しては筋力や重さが大きいが、継続性の方はペダルの動作負荷次第なんでね。
自慢じゃねぇが俺は腰膝腿に比べると足首が非力だったからか、スピキンを買う迄は試しにでも足首で踏もうと思った事が無かったんだわ。
たまたまSlide奏法が極初期段階で出来ちゃったって裏も無くは無いが、それって手だったら絶対に手首も指も使わないのと一緒だかんね。
自頻称の手下手も正確には指下手で、腕と手首のダブル(過去称ロキュモーション)は当初から取り組んで割とすぐにモノにしてる。
っとどうやら手足の最末端の動作が苦手な体質らしいがバスドラフレーズに無興味だったら未だしも、最初から速く沢山珍しいのをガンガン演りたくてそんなだったんだから異常だよねえ。
個人的経緯としては是又過去述パワー差が大き過ぎたのもあるが、小音量時ですら重い分制御困難な筈の脚踏みで何とかしようとする始末でね。
手の指の方は相変らず苦手には違いないが更に細かく言えば継続させるのが駄目なだけで、数発だったら比較的早期から無意識では使ってたらしいんだ。
昔から金物で「チッチキ」って演るのが好きで、これの「チキ」の速さになると腕・手首じゃ間に合わないしオーバーパワーになり易いしね。
ほいでこれがどうもそもそも「タッタカ」ってリズムが性に合ってるのか、脚の方でも速目のSlide Doubleが出来る様になってすぐからしょっちゅうJeff Porcaroが時々使う様な「ドットトタ」なんて演って勝手に悦に入ってたり。
のでやはりどう考えても当時使ってたペダルが俺には足首踏みし難かったのが、ずっと遠ざけてた原因としか思えないんだ。
又バネ強さに関しては極初期はそこそこの強さがあった方が踏み易かったが、生来のスピード狂が目覚めてからは少しでも弱められる方がやっぱ最高速は上がるのを実感。
でスピキンに限らず以前からどんなペダルでもバネは最弱にしてたのに、スピキンを弄り倒す迄は足首で踏んでみる気が全然起らなかったんだよ。
もしJazzにも本気で取り組んでたらどうだったか分かんないけど、そんなだからRockで足首踏み主体なんてあり得ないと思い込んでたんだ。
確かにPilotって過去身内称だと「女子供ウケ」系だからそんなにパワーは要らんかもだが、コンプ以外低加工なバスドラの音に聴き耳立てて少なくとも軽いとか弱いって事ぁ全く無かった。
まあRingo Starrの足首Doubleもそんなに速く無いフレーズでも使ってて、そこでは足首時の音が幾らも小さいとか弱くは無かったしね。
そりゃ絶対値としては普通は足首の方が強くはならないだろうが、どうでもバスドラがほぼ常にフルってせいぜいAC/DCのPhil Rudd位で。
幾ら激し目のRockでもforteは要っても、常時fortissimoがフィットする曲は多くないかんね。
足首Doubleの「均一化」の為にもあまり露骨に足首踏みが小音量だと困るが、だからって脚踏みの方で弱く加減したりするのは邪道だし後で色々ボロ出そう。
となると根性と筋トレだけでってな非合理で、やっぱペダルの方も足首踏みに正規対応しててくれんと弱っちゃうんだ。
<つづく>
« 音楽備忘録1145 楽器Amp同士の組合せの話し⑥ | トップページ | 音楽備忘録1147 常用PCの強制清掃に遭遇 »
「文化・芸術」カテゴリの記事
「音楽」カテゴリの記事
「Ludwig Speedking」カテゴリの記事
- 音楽備忘録1842 打倒閉塞感➐(2024.09.01)
- 音楽備忘録1824 楽器業界の行く末⑯(2024.08.14)
- 音楽備忘録1652 従兄記事に勝手に便乗➍(2024.02.23)
- 音楽備忘録1648 従兄記事に勝手に便乗➌(2024.02.19)
- 音楽備忘録1644 従兄記事に勝手に便乗➋(2024.02.15)
「ドラム」カテゴリの記事
「ペダル」カテゴリの記事
- 音楽備忘録1907 人力生演奏のススメ➑(2024.11.05)
- 音楽備忘録1842 打倒閉塞感➐(2024.09.01)
- 音楽備忘録1792 楽器業界の行く末⑧(2024.07.12)
「奏法」カテゴリの記事
« 音楽備忘録1145 楽器Amp同士の組合せの話し⑥ | トップページ | 音楽備忘録1147 常用PCの強制清掃に遭遇 »
コメント