音楽備忘録1171 バスドラペダルの真実➓
Ludwig Speedkingの反応こそがバスドラ演奏の嘘偽りの無い体感なんだが、少なくとも日本では主流派になった事が無いから奏者側がアジャストするのは並大抵では無い。
ので今より飛躍的に上手くなりたいとは思わないとか、今更わざわざ挑戦なんてしたく無いと思ったっておかしくは無い。
だが1つだけとても重要な問題を述べとくと、現行一般ペダルでやんちゃキックバックの攻撃に晒されなかったからってちゃんと踏めてるとは限らないんざます。
正確には踏めるには踏めてても、音の方に致命的な欠陥が残ったりするのよ。
ペダル次第で同じビータを使ってもその動きに違いはあるが、ぶったら直後に反発力を受けるの自体には変わりが無い。
ので運良く強引に状況に逆らって動かせたとしても、反発力の分「差引かれた打撃力」しか発揮させられんのどす。
のでⅡで奏者としては「鳴らせた、セーフ」と感じても、実際には音量や音色に不備が多くて他者には聴こえなくなってたりするんすわ。
バスドラを鳴らすのって重たい脚を動かすんで、余程達人級じゃ無いと耳だけの感覚で判断を下せてなくてさ。
何しろ体にガツンとそれなりの衝撃が来るし、大抵はその音程の低さから聴いてるつもりで振動で感知したりしてるやろ。
それでいて意識は耳に集中してたりすっから、振動や衝撃の強弱程度は余計捉え難くなっとん。
に対しスピキンでは一定の強さで鳴らすのにかなり困難さを感じはするが、録ってみると思った程ムラが大きくは無かったりする。
この面で現代一般ペダルは外面・スピキンはあたかも内心と云った体で、僅かでも差があったら最も奏者に全部正直に伝えてるって感じなんだ。
なので俺様結構イケてると信じ込んでる様な奏者には少し残酷で、しかし大忖度してくれてる現代一般ペダルの方が実は恐ろしい裏があった訳だ。
半失敗しててもそれを奏者には隠蔽も、音に影響した分は隠し切れて無かったと。
故にある程度以上の演奏力が持ててる人程敬遠気味となり易く、けれどそんな人達こそ更に上を目指すには必須のだと思うんだよねえ。
もっとはないはやし…もとい早い話にするなら、生ピが上手になりたきゃデジピだけで練習してても無理ってのと同じやがな。
現況全く試せて無いんで何だが、って事ぁ反発の少ないのや電子Drumだったら状況に違いが出るかもしれないね。
日本の一般環境じゃ電子Drumにしたって無防音で演奏可能な場所は僅少だろうけど、ホンマモンの生太鼓やエレキBassと比べると必要な防音グレードはかなり下がるのも確かなんだぜ。
のからするとペダルで気付いて無くても妥協出来て、セットの方ではそれが嫌ってのも妙な了見で御座居ますよ。
まあそれもこれも前述音より振動等で体感してるのもあるからなんだろうが、海外の方が電ドラを積極的に活用してるのはかなり気になるぞい。(現状開発・製造では日本が先頭に立ってるのにねえ)
俺は全く望んで無くてもうこんな齢になっちゃったし惚れた音がどうせ古いから、開き直って古さで勝負でもしてやろうかと…。
って気持ちとしては本当だけど中身は焼き直しにするつもりは無く、でも一寸冷静に考えるとClassicやJazzなんかだったらそんなのが極当り前の手法だよね。
だからこそホントに新しいので固めたいならペダルとかだけじゃ無く、Drumset自体も是非電子化に挑んで頂きたい。
杜撰大王でも確信を持って断言出来るのが「半端は駄目よ」で、もし少し古いのが混じっても構わないなら癖がとうのなんて噂に惑わされてスピキンを敬遠するのだけは止めとくんなはれ。頼むでホンマ。
<おわり>
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