音楽備忘録1120 不当低評価の是正⓫
本項数回前に「録音Studio」や「レーベル」からも昔のなら好みを手繰り寄せるられるのを記したが、前回提示のみたいに言うなれば「名のある伴奏プロ集団」の影響力も凄まじいものがあった。
っと振っといて最近迄幾らも気に留めて無かった杜撰大王様だが💦、単純に聴いて残った結果からも調べてみたら↑の傾向は想像以上に明確だったんだ。
所謂一発屋とは違うが良い作品が少ないアーティスト、っても所詮は私感に過ぎんがそんなのにもどうにも忘れられない程強く深く印象に残ってるのがそこそこあってね。
それ等に限れば劣化今本邦じゃ無くても評価は低目になりがちで、しかし人では無く音で優劣を付けるなら省いたら大変な存在だったりするん。
最近漸く入手出来たのにJohnny Riversって米の歌手件Guitaristが居るんだが、オリジナルヒットも僅かにはあるがカバーの方が圧倒的に多い人だ。
実はロカビリー系が根っこのPops系の人だったんだが、俺が気に入ってたのはFunkyなRockのでさ。
当初から分かってて探してた本命曲はRockin’ Pneumonia and the Boogie Woogie Fluってので、元は’50年代スキッフルのを’70年代Rockにアレンジしたヤツだ。
他に彼とは知らず昔からずっと知ってたのに自前売れのPoor Side of TownってのやMaybellineのカバーがあったが、前者はバリバリ’60年代米Pops・後者は俺言いアングラロカビリーってな感じで本命のとは全然違う。
そして上記2曲以外は駄目って程じゃないもあまり興味は持てず、俺本命路線では後はMemphis ’72っての位しか無かった。
んで同一人物でこんな極端な差が出た訳を探ってったら俺本命のには、Toto系以前にLAの録音界を牛耳ってた「The Wrecking Crew」って連中が絡んでたのが昨日判明。
聴き続けて丸々50年経たなきゃ調べないとは大したもんだが😓、敢えて言い訳すりゃホントに音を最優先で選んで無きゃ普通は起こり得ない事象であろう。
んでⅡで今更調べてから初めて知ったのが↑のWreckingは、他にも’70年代半ば頃迄の多数の名曲や好みのに携わっててさ。
私的近似例としてはKate Bushでは2枚目迄は伴奏も美味しかったのがそれ以降は一寸私的には落ちてて、その原因が英のPILOTってBandに居たDavid PatonってBassの参加の有無だった。
どうもKate Bush本人は3枚目以降のメンツ方がお気に入りらしいが、非ヲタの聴き易さの点や全体のバランスからすると私的には惜しく感じられる。
大失礼な比喩をするならJohn Lennonと一緒の時だけ辛うじて聴くに堪えるOno Yokoってなもんで、以前吠の奇抜と定番のコントラストは重要ですからねえ。
純粋に前衛とかに拘りゃ全部新規変態の方がピュアなんだが、誰にでも「どう変なのか」が分からんと折角編み出せて実行しても効果が薄いじゃん。
わ兎も角皆が皆常時固定メンバーで演る演れるとは限らないんで、こう云う着眼点も持って無いと俺言い「境界域の名演」が選外になっちゃったりするんですわ。
特にそんなのが目標のバイブルになりそうな場合なら死活問題も同然で、聴くだけだったら偶然見つかった都度喜んでりゃそれで良いんだけどね。
この件で今劣化本邦が致命的に駄目なのが「佳作でもほぼ放送しない」等で、同一人物の作品としてはタマが僅少なだけに出逢う機会が少ないと探してても見付けにくい点だ。
俺が知って興味を持てたのも当時リアルタイムでFMやFEN(AFN)で掛かってたからで、今よりずっと職人気質のディレクタやDJ氏が実際に聴いて選曲してたからだろう。
だが残念乍ら本邦では当分はマスコミに全く期待出来ないんで、そうなるとヲタ系Youtuberにでも期待するしかない。
んがそれすら本邦の著作権の誤った運用のせいで中々厳しいと、だから音楽関係者こそもっと盛大に政治に注文付けなきゃいけないんだけどね。
<つづく>
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