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2022年9月21日 (水)

音楽備忘録1132 不当低評価の是正⓮

近年の若い世代になる程自分達のルーツを正しく意識する様になってるのは立派だが、個人的には安易な和テイストに走ちゃうのが一寸残念だ。
ってのは現代日本の日常にはアニメやゲームに出て来る様な和装や刀なんてほぼレスで、象徴的ではあるが当該現役世代の固有性が無いからなんだ。

ってな事から今日は過去の日本の洋楽作品の、不当低評価にスポットを当ててみよう。
正直演奏・録音等の純粋な技術レベルは本家に負けてるのが多かったから、俺自身もその部分に関しては変なコンプレックスが結構最近迄続いてた。

けどここ10年間位で本家の過去作で良かったのでも、楽曲や作品の良いので技術水準が高いのって意外と少数派だったのを痛感させられちゃってね。
理想は常に曲も演奏も録音も全部良いのが良いが、熟考するとそうなり難いには訳があった。

特に俺みたいに全部自前でやってみれば嫌でも実感出来るんだが、100%迄なら未だしもどれかでそれ以上を狙えばどうしたって少しは他が疎かになるしせざるを得ない。
もしかもっと天才だったらこの難題もクリア出来るか分からんが、音として実在する名作とするには仮に各要素が200%の集合体でも未達になる場合が大いに考えられるのだ。

要は俺言い「不毛音圧競争」とかと同じで、常にどんな曲ででも全要素を世界一の美人とかイケメンで構成するなんて無理だし寧ろすべきじゃ無いんだ。
役回りを越えて良くしても曲に対しては負の作用となるだけで、水準さえ越せてれば丁度足りるだけあるの位が最適なんだろうね。

これを踏まえ本題を考察してくと、昔日本の拙録音でも実は本家のLo-Fiのよりゃ音響的音質は悪く無かった。
但しサウンドの個性では著しく凡庸なのが多いが必ずしも演奏や編曲はそうでも無いから、良い部分だけを参考にすれば良い。

一般的に耳に付くのはアクロバティックなのとか目立つヤツで、そのインパクトの強さからつい真似してみたくなったりする。
んが実際の楽曲の料理で迷ったりするのはそんなのじゃ無く、奇抜がもたらす効果はその範囲が結構狭いもんだ。

だいいちポピュラーでシンプルな売れそうなのとなれば奏法的離れ業はお邪魔となる事が多く、しかし誰でも弾けそうだが発案困難なバッキングフレーズには幾らでも改善の余地がホントはあるのだ。
自分が本職だからってのもあろうがこの点’70年代中頃迄のBassフレーズには目を見張るべきのが散見され、個人的に最も参考になったのは岸部一徳氏のポストGSプリ役者期の仕事だ。

当時自発的にはPYG請負い仕事では井上堯之バンド名義で色々携わってて、前者より後者のTVのテーマソング等に実に秀逸なのが盛り沢山だった。
Guitarに関しては洋楽系が基準になってると失礼乍らChar以前で印象深い人が俺には居ないが、コード使いやバッキングの仕方ではかまやつひろし氏の一部のに本国を凌ぐと感じられるのがあった。

何れにしても個人的に特に文化面で現代日本人はバカばっかと感じてて、教わった習ったものは忠実にこなせても応用力や柔軟性の乏しさが不当低評価の現況に繋がってると感じている。
奏者ってば高難度のが弾けるか等愚直な視点を持つのも間違いとは言い切れんが、劣化本邦じゃ音楽はスポーツ等とは違うってのが分って無い奴が多い。

スポーツ等なら新記録がキッカケで興味を持つのも意味があるが、音楽となると楽曲の良さ最優先で他は全て従となるのだ。
凄いイケメンでも演技が下手なら役者じゃ無くモデルの方が合ってるなんてのがあるが、音楽には残念だがサウンドだけ優れてりゃ良いってカテゴリーが無いんすよ。

なので如何に個別パートの優劣でも、飽く迄全体を聴いて判定しなきゃ無意味なんどす。
純粋なヲタとして高難度に強い興味を持ってもそれは無問題だけど、興味対象の異なる相手には一切通用しないのは忘れるべからず。

確かに高難度みたいなのはセンスレスでも明確に判別出来るけど、楽曲の必然性から生まれたの以外は実際に用いて効果が得られる場面が無いんどす。
なので評価ヲタさん達はもっと非ヲタの人と仲良くすべきで、それぞれが非リンクな劣化本邦はそれ故価値観もガラパゴス化しちゃっとんの。

<つづく>

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