音楽備忘録1110 今のRock系は小音量で聴くべきもの???➊
こないだ迄ここでやってた「音質の硬い柔らかいの真実」と多少重複するが、近回別項で披露したB級アニメのテーマを暫く聴き続けたら妙な疲労に襲われてさ。
幾ら俺が本来の対象年齢から大分上にズレてるにしても、元々年寄りでも大丈夫なセレクトになってたんだからねえ。
それにもし音楽家オンリーだったらどうか知らんが、録音屋・音響屋兼業の俺には音質や音色が駄目過ぎるのは選外になってるのに。
そこで改めて分析し直してみると…って、実際はたまたまその後に自作品の幾つかを聴いただけだったんだけどさ。😓
してどんな差があったかったらそらあなた俺様のとそんなのじゃ…は無関係で、先ず気になったのが「隙間」だったん。
良く云や近年本邦のは「息付く間も与えぬスリル」満点だが、商品詰め放題セールじゃあるまいしやり過ぎちゃってんだよなぁ。
その結果俺様みたいに音楽には従順な聴き方をすると、息を吸うの連続で吐く場所が見つからないとでもいった感じでさ。
編曲家・プロデューサ観点で分析しても特に問題は見当たらず…、っと思いきや時間的聴野を拡大してみたら難有どした。
最近耳にしたので↑の対極にあったのっつうと頭脳警察のハイエナなんかが典型的だが、悪く云や多少の退屈感を強要する様な箇所があった。
歌の2番と3番の間の伴奏小節数が他の倍になってるのに、半分の1番と2番の間よりこれと云った遊びとかが何も入ってねんだ。
そもそも基本楽器パートはGuitar3ピースな上、そのGuitarはリフしか弾いて無いしねえ。
だから次に何が飛び出すかなんて期待してるとかなりスカされちゃうし、劣化今本邦J-Popに挟まれて掛ったら実に淡泊な事この上無い。
但し良く聴くとDrumとBassには地味目で短時間のばかりでも、随意の遊び要素はあるし歌にはそれなりに奇声等も入ってる。
なので遊び追放って訳でも無いが、隙間が生じるのは全く気にして無い風なのだ。
実際聴き回数の少ない内はその淡泊さに若干違和感を覚え、或はこっちが隠し味を聴き洩らしたのかとも感じてたんだけどさ。
回数が二桁を越し始めると見事な迄に形勢大逆転、詰め過ぎ君の大きな弱点がハッキリ見えて来たん。
折角の退屈させない工夫も聴者がすぐに過労になるんじゃ、逐一拾ってなんか居られなくなるんだよ。
俺言い「分析耳」で聴いててすらあそこってどうしてたっけみたいなの以外は、眩しくて目瞑っちゃったからもう何も見えんみたいに聴けなくなっちゃってんの。
今の詰め過ぎ君単体の初耳時とマクロ比較では、明らかに今のの方が良さげな印象だったんだけどねえ。
あっても平気な隙間を全部埋めるとか必要以上の明瞭度をどのパートにも与えたせいで、全体のコントラストが強い方にだけ偏っちゃってん。
多分かなり前に提示したthe peggiesの「君のせい」って曲では、第一印象はどの楽器も音色も中々良かった。
どれもそんなに硬くも無いしRockらしいし…、けど悪い意味でパワフル過ぎるのが段々引っ掛かって来てさ。
Drumのサウンドが全盛期のAerosnmithクリソツなのも好みにはドンピシャなものの、ガールズバンドで本人もしなやかな叩き方をしてるのにその方面の良さは完全に殺されちゃってる。
更に聴き進むとGuitarもどうも近似な処があって、一歩間違うと若き日のBruce Springsteenがヤケクソになってクドくなったみたいな…。
わざわざガールズバンドスタイルでやってる位だから決して本人達は女を捨てたりゃして無いんだろうし、多分プロデューサやエンジニアに恵まれなかったんだとは思うんだけどね。
一口にパワフルっても質その他に色々バリエーションがあるもんだし、独自性や個性を反故にしたんじゃ意味ないと思うんだけどなぁ。
<つづく>
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