音楽備忘録1088 音質の硬い柔らかいの真実⓮
続いては音の大多数に現代では関係する、スピーカを始めとした音再生装置についてだ。
前回述の管楽器みたいに電気不使用のも微かに残ってるが、それ等については生楽器と大凡近似と思って貰えれば。
ってんで電気利用の方ので進めてくが、真っ先に絶叫しときたいのは固有の特権を活用して耳を守れっざんす。
実際俺だって若い頃は「こんなの全然へっちゃらさ」みたいな似非格好良さに翻弄されたりもしてたけど、音圧と共に不毛競争は百害あって一利無しだす。
割と近回の何処かでも吠えたけど「人より常時爆音」を成立させるには、常音時には含まれない要素への注意と制御が要るだわ。
さてここでの俺言い「常音時」とは、日常生活活動中に誰もが継続的に受容出来る音の大きさと質でありんす。
してその具体値はご家庭のUplight Pianoでもパワフルな音大生等が轟然と奏でた級のは圏外で、それだと耳限界には随分余裕があるのにと疑問を持たれるでせう。
なしてったら↑では楽器の生演奏を引合いに出しちゃったけどイヤホンやスピーカの電気駆動では、電源が電灯線だったら止める迄ずっと設定したままの音量で鳴り続けたりするからや。
現代では体験困難化して久しいが大昔ソースメディアがレコードやテープでもオープンリールしか無かった頃は、普通は半日も持たなかったんだ。
具体的状況を一応提示しとくとメディア終端に達したら、オートリターン機能の無いレコードプレイヤでは延々終端溝のポツッポツッが居眠りから覚めるとなんてさ。
テープの方でも自動停止機能の無いのだったらテープ終端がリールから解けて、エロ用途用電動鞭(正式名称知らん)みたいにずっとパシッパシッと何処かを打つ音が続く。
これ等はCD以降のと違って決して無音にはならないが、ソース再生時と比べれば大抵は桁違いにその音量は小さかった。
もっと昔の蓄音機ならゼンマイが全緩すれば止まっちまうし、TVやラジオだって普段はメンテ都合もあって夜中になれば放送休止になったっしょ。
尤も最後のは雑音自動ミュート機能の無い受信機が殆どだったから、完全に電波が止まればズザ―ッと盛大なホワイトノイズが出て大変だったけどね。
まっ何れにしても同じ状態が続く事は無かったから、眠って居続けられる位で済むか誰でも飛び起きる位の2択しか無かったんよ。
それがネット経由で自動再生にしといたら停電でもしない限りそのまま続く訳で、これは極例だけどそれだけ静寂を得る方が色々昔より大変になってるですな。
携帯機器だって年々バッテリーは長持ちする様になったしで、続けるより必要な休憩を取る方が意識して無いとスルーっちゃうだす。
こう云うのって機械だったら今でも最大パワーには、一定時間限定のと連続のが併記されてる方が普通でさ。
生物的疲労と無縁の機械でもそんな位だから無対策だと すぐ疲れたりする人間如きじゃ、想像を絶する位大きなマージンが必要なんだ。
この部分では概述の色んな俺言い硬過ぎ君達は、完全な業務用か完全な趣味人の自宅お遊び用機器と定義されてなくては罪ってもんなのだ。
そうでなくてもたまたま先日狭隘室に住む親友のGuitarメンテに行った際、「繋いで音を鳴らしたい」に対しPC持ってるんだしアクティブ好きなんだから半端なAmpよりUSBインターフェイスの方がと勧めてね。
試しに2人でネットを漁ったら最近はもう¥2,000一寸で使えるのが見つかって、彼は早速注文しちゃった。
俺も今迄知らなかったが↑って殆ど普通のシールドケーブルの反対側がUSBプラグになっただけみたいな姿で、実際にはUSBプラグ内部に集積回路が入ってるんだろうけどね。
人の操作としてはAmpなんかに繋ぐのと全く同じ感覚で行けちゃうんで、こうなっては本当に耳壊リスクの高目な石のAmpなんて少なくとも人前で演奏するニーズが無くばもう買う価値は殆ど無きに等しいですぞ。
<つづく>
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