音楽備忘録1107 定番と奇抜⓳
幾ら個人のブログでも今日も又手前味噌で済まないが、前回補遺でかなり重要な部分が更にあるんでそれから。
それは洋楽一筋にも拘らず本務のエレキBassに限っては、本国のが興味を持った直接の原因では無い件だ。
他楽器で強いて挙げるとしたらConga等が微妙な立ち位置で、それ以外は全て本家物に看過されてるのにね。
一寸唐突でテーマ逸脱感を覚えるかもだが、前回記事執筆後にふとコレを思い出しちゃってさ。
例に依って毎度の逆探知だが、日本のでも’70年代Rock系定番のリズム隊が積極的なのが主流だったからかもと思ったんよ。
これを再考察してくとDrumに関しても、もしもっと録音が良かったらどうだったかとも感じてて。
又々外輪山視点になっちゃうが昔から日本にだってナルシス君は居たが、やはり白人で典型的なのと比べると文化的背景もあってか控え目。
尤も近年では承認要求って別面からの攻勢がエライ事になってるが、そんな状況差からLeadパートより伴奏パートの方が冒険し易かったんじゃないかな。
Char以前にRock系Guitaristで国際基準を満たしてたったら、世間認知は未だ低いままだが加山雄三位しか居なかった様だ。
ってこれは実力よりも本国系外人がどの程度認めてたかってだけだが、前述岸部一徳を現役バリバリ当時のJohn Paul Jonesが絶賛したみたいなのを当時Rock系他パートでは訊いた覚えが無い。
加山雄三の場合はNokie Edwards・Charの場合はSteve Lukatherから↑同様の評価をされ、その後長く親交が続いてる。
但し半分は私基準だが加山御大はエレキとカテゴライズすれば間違い無く名人だが、Rock系とすると御大の長所の一部分しか適用出来ないので。
それと俺は失礼乍ら大して評価してないし近年ではかなり世間から忘れられてるが、向うのグループに参加して活躍した初期の日本人の山内テツもBassistだった。
等からすればまだまだアングラで黎明期のでも、Bassだと国産奏者が惹かれるに足りる存在だったのかも。
只当時のその系統の1群は少なくとも表向きのジャンル!?は多岐に散在してたんで、定番としての認識が困難なのは玉に傷なんだろうか。
しかしここ数回述の通りジャンル自体が定番化前夜であった以上、そもそもの日本式Rockみたいなのを追及するにはやむを得ない作業なのだ。
更にこの項の〆に付け加えときたいのが当時の音楽的内容はバリバリRockの作品を、ちっともRockじゃ無い作・編曲家が難なく熟してたのもあった部分だ。
奏者にしたって認知前だからその意味で本職不在で、今比だとそんな状況でこしらえるのはかなり大変だった筈なんだが…。
そんな言うなれば弱小チームでも勝利の可能性を追及する時って知恵がほぼ全てで、即座に実行可能なののタイミングとコンビネーションで補う訳よね。
それが当時の日本の音楽界のはある意味で、「非専門でもRockれる方法」のサンプルとしてはかなりの逸品だと思うんすよ。
加えて言うなればⅡで「手持ちジャンクで即Rock」(かなり失礼💦)となれば他所の要素が自然と沢山混入するんで、全く望んで無くてもそこそこ奇抜も含有されちまうっていう…。
なので個人的自己満では例えば俺の車にはあのF1チャンピオンのと同じ部品がなんてのもアリだろうけど、配達バイクの中古パーツを使ったって他より速いとかじゃないと他人には意味が無いのよ。
要するに完成作品を素人が聴いた印象を最優先とし、こっちがどんなつもりだったなんてのは2の次にしないとさ。
幾ら形式だけ踏襲したって↑が足んなきゃ、定番にも奇抜にもならなくて当然なんですわ。
<一応終了>
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