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2022年8月13日 (土)

音楽備忘録1093 お気楽に電気楽器を楽しむ方法⓬

前回のスピーカ補遺から電気楽器Ampの体験へと進めるが、先ずはGuitar用についてもっと克明に基準を記しとこう。
単発なら25cm(10inch)・2発以上で20cm(8inch)以上、ってのが汎用性も持たせるなら小さい方の限度だ。

早出因みにでBassでは凡そ上記より5~8cm大きいのって事になるが、球の時代のFender Bassmanに10inch×4があったのは落選なのか?。
Ampeg SVTだってあんなに巨大でもスピーカユニット自体は10inchで平気なのは、振動板の「総面積」が充分に大きいからなんだ。

勿論それを成すにはサイズだけじゃ無く特性だって合わせてあるが、この項の目的では複数併用はほぼ無い前提になるだろうからね。
振動板総面積の増加って「空気を揺さぶる面積」が増える訳だから能率も上がって、爆音目的なら救いの神だがなるべく抑えたいなら避けたい方法なん。

で前回等述の自作小型Ampは流用事情から現況は20cm単発で、当初目論見はそうしといたら音質を犠牲にしても最大音量が控え目になるかと考えての事でね。
で実際やったら要らん時に限ってかなり大きく出やがって、低音の不足が他へも悪さするのだけがハッキリしちゃった。😓

コード感等の為には音程次第であんまり音量が違うと不味いから、必然的にAmpのBassツマミは上げ気味になりまさぁね。
処がそれで歪ませると歪みのニュアンスが所望のとは違っちゃって、音色ばかりか低い音程歪みが深くなってもうてのぉ。

それで過去に1度たまたまもう1つ同じユニットがあるから2つで試してみたんだが、そこそこ改善は見込めるが充分とは言えない位だった。
これとは別の貰い物の石のAmpで25cm単発のがあって、過去述Amp出力段でも歪ませるとやたらみみっちい音色で物凄く疲れるってアレ。

この石25君はスピーカユニットが楽器用なんで、球魔流用自作君よりサイズの割に低音控え目設計。
結果Bassレスアンサンブルだったり、伴奏主体のを演るには使えない代物でやんした。

俺がこれに比較的歴初期から気付いたのは、当初はリズムギターとかサイドギタリストしての参加が多かったからかも知れない。
昭和の中坊の劣認識ではGuitaristってな凄いソロ弾き捲れてなんぼが主流で、知人の中にはソロ以外は露骨な手抜き&やる気ゼロな姿勢の奴も居たんすよエエ。

なので俺変言い「高音だけ欲しい終身ソリスト」だったらどうか分からんが、普通に色々弾いてこうと思うならそんなのだと今良くても後で必ず大弱りになるんどす。
別面ではMarshall信者さんにもこの件は大問題で、M君って色んなAmpの中で最も回路はキンキン・スピーカで低音を充足させるコンセプトになっとんの。

せやさかい幾ら妥協の産物と容認しようにも、根幹に大きな違いを作っちゃったらどうしようもおまへんで。
又Ⅱで単にGuitarの音色バランスを思い出して頂けば、ガットでもフォークでも実はかなり低音の響きがタップリ来てるっしょ。

エレキみたいに余韻が長く無いからつい忘れそうだけど、あんまりペラッペラッだったら誰にでも安普請感満々やん?。
それに輪を掛けて極力小音量でとなると、例の人耳の対周波数感度特性のお陰で余計低音は聴こえ難くなるんだから。

そやさかい何とも皮肉な現象だが、小音量用の程スピーカにしっかり低音の出るのが要るんですわ。
しかしオーディオ用ウーハでは同様に耳感度の低下した中高域が絶対的な不足を来すんで、フルレンジタイプだけどそれなりの口径があるから低音も出るってのしか選択肢が無いんざんす。

<つづく>

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