音楽備忘録1096 お気楽に電気楽器を楽しむ方法⓭
小出力Amp程スピーカサイズに余裕が欲しいのを綴ったが、こう云うのは楽器特有の「訳アリ」の1つなんざます。
Guitarって中高域が目立つし印象的だけど、実は物理的には低音楽器だからなんよ。
コレってGuitarと限らず例えば音域は高いFlute、実用上は確かにそんなに低くは無いけど下の方が音色的にはより美味しいし使い出があったりするんだ。
最高音に近付くにつれ音楽的汎用性の為には意図的に苦労して柔らか目・音量も抑えめに吹いてくんないと、キツく喧し過ぎて聴けたもんじゃ無くなる。(毎度だがわざとする場合は別よ)
Cymbalでも安物と高級品で最も差のあるのは低い方の含有量で、不要に籠ってたり煌びやかさが足りないんじゃ駄目だけどさ。
けどPAiSTEユーザーとしては低域少な目なお陰で、高額な割にはそう聴こえない悲哀を容認し続けてたりしてねえ。
これに関し小出力Ampも過去にはどんなモデルが売られてたかを知って貰うと良いんだが、俺自身青二才当時は何だよ非力な癖に場所と金だけせびるのかよなんて思ってたんだ。
取敢えず歴が深く今も作ってるFender・Marshall・VOXの3社ので例示してくが、現行品でも石のや玩具じゃ無いヤツでは搭載スピーカは最低最安のでもM君で8inch(20cm)他は10inch(25cm)以上のしか無い。
さて出力の割にガタイもお値段も嵩張るのをここで推奨するのは、その方が「買った後が気楽」だからなんだ。
嫌味タップリに「石のや玩具」なんてディスったのは楽器本来の「普通の音」が得られんからで、本気で楽しんだり練習したりするにはとってもリスキーだからなのよ。
これがBass用鍵盤用ともなると現況は致死的状況で、そもそも小出力の球のが絶滅しとるがね。
Bassの方では俺自身も幾ら球でも非力だと聴こえないのに昔は散々苦労させられたが、石で妥協出来るなら狭小自宅には今やAmp何ぞ不要なのだ。
鍵盤系では楽器がデジタルのしか無かったら球Ampの必要性は僅少だが、エレピやクラビ等「楽器Ampに繋ぐ設計」のだと多方面にドえらい影響が実はあんねんで。
原設計組合せとそれに満たないのでは音色も然る事乍ら反応に大差が出て、そのせいで弾き方や使い方に迄多大な不利益をもたらしてくれるんだから。(過去述晴れて本物に恵まれたのにオヨヨ)
是又皮肉なもんでどちらもLine録りやデジタルバーチャルもある今だからこそ、リアルやアナログじゃ無いと得られない部分がかつてより重要化してるんだけどねえ。
リアルの体験が著しく困難化したからか、聴かなきゃ分かんない差が蔑ろにされとるがな。
っと半分ヤケ気味になり掛かったのを封じて進めると、なるべく誰にでもリアルを体験して欲しいけどそれが困難なのも承知しとりま。
だからこそリアルへの道が遠くなる様なのには吠え捲るのと、どうやって上手に近道!?するかを授けたいんだ。
人次第で向き不向きもあろうしアプローチもたった1つじゃ無いだろうが、先ずはどうせ妥協するなら大胆にケチった方がよろし。
そして次の段階でストンプやPreampを買うなら球のにするのがコツってもんで、楽器的基本性能もだがそうしとかんと腕のリアルに最適な方向への成長が見込めないで。
色んな達人達が石のだって上手に使ってるのは確かだが、その過半数はリアルでの最適を既に会得してるのもあってなんだ。
遅い速球(本件では仮に石)を速く感じさせる(リアルの球)為に、もっと遅い変化球を習得しといて球速差を稼ぐのとかと一緒。
それには最低でも何処がとの位弱いのか位は知ってないと、足りるだけの補填も出来ないずら。
そこで次回は充分な物を持って日常的に使えるようになる迄を、どうやって凌いで行くかを綴るとしよう。
<つづく>
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