音楽備忘録1111 ネタ元②
意図的に探すならジャンル等「門外を中心にあたる」のが基本で、やはり従前から飛躍するには限られた範囲だけを彷徨って居ては苦しい。
けれどもたまたま○○のエッセンスを加えたいとか、□□風味にしたいなんてのが無い時ゃ何処へ行くべきか途方に暮れるかも知れない。
ではどうしたらそんなお困りを避けられるかったら、普段から許せる限りで巾広く色んなのを聴いとくのがほぼ唯一の道なのだ。
所詮嫌いなジャンルとかだと長時間継続して聴いたりは出来ないが、居合わせた誰かが見てるTV・ラジオ(最近はYoutubeとかの方が多いか)や駅のホームに流れるメロディとか完全回避困難な音源ってのがある。
そんな際鳴った瞬間から全否定してまうか堪えられる間だけでも一応耳を傾けてみるか、案外その程度の些細な違いも年月を重ねると結構な差になるもんなのだ。
個性の育成としては嫌いなのを我慢して聴いても失点になり易いが、但しそれもあまりに拙速に遮断するとより大きな損をする可能性がある。
一寸自虐的或はMっ気の強い印象を受けるかも知れんが、嫌いにしてもなるべく何処がどうってのを他人に容易に説明可能な位には把握しといた方が良い。
受け身オンリーだってソースチョイスの正確さに響くが、自分から編出して演ってやろうとするなら必要な箇所が足りるだけ理解出来て無いとね。
まあ気分的には嫌だから駄目なのを洗い出すより、好きなのに浸る時間が多い方が良いだろうけどさ。
人に依って必ずしも好きなのの方が嫌いなのより敏感とは限らんし、要はなるべく好き嫌いを具体的に明確化するのが目的なんすよ。
一口に嫌・駄目にしても、その内容は誰でもちゃんと分析すると結構多岐に渡ってる筈。
そこで感性を磨く訓練の一手法として愚痴の大家?野村克也っぽいが、好みのソースに恵まれない際にとっても具体的な駄目出しをしてみるのだ。
そうしてある程度他人に分かる形で自分の好みを表明可能になると、何かお薦めはなんてねだった際の当選確率が高まるのよ。
例えば俺がリッケンBassの音色で好きなのはローエンドがちゃんと出る処だが、Fender系のだって収音方法やEQ次第では出せなくはない。
そこでちっとも完璧じゃないけど「重い音色」なんて言う方が多く、それプラス歪み始めても破綻しないなんてのを良く付け加えてる。
コレF系君+EQでローを充足させてた場合感度が下程高くなってるんで、下の方から歪み始めて潰れるのも早くなるの。
そうなってぐちゃぐちゃ訳分らんになると困るから、F系君でGain高目のは必然的に大抵はロー控え目にしてあるんだ。
実際には破綻し難いからって俺は常に高Gainで使ったりゃしてねんだが、そう云う系統の音色の楽器が自分にとっては使い易いんだ。
と語っといてそんな風に告げられる様になったのは比較的最近と、又もや顔出す杜撰大王振り。
んがそれも昔よりどんどんどんな楽器でも色んな音に変身可能となったのもあってで、過去述Live時に必要音量確保の為に好みの音色を諦めさせられたり等あったんでね。
今だとそんな迄の妥協を強いられるケースはほぼ無くなってるだろうが、自由が増えた分こちらの意思と実現力の影響はより大きくなってるんじゃないかな。
個人の内心では至ってシンプルに唯△△な感じであればOKと認知してても、実際にそこへ辿り着くのにはもっとパラメータ値の指定が要るってな感じでせうかね。
例えるなら大昔町に駅が1つしか無い時代だったら、タクシーの運ちゃんに「駅」っ言うだけで連れてって貰えた。
のが街に4つも5つもとなるとお客も運ちゃんも慎重にならざるを得ず、しかし独りで音を作る場合お客と運ちゃん兼業同一人物になるからその場での他人のアシストが望めない。
<つづく>
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