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2022年8月19日 (金)

音楽備忘録1099 お気楽に電気楽器を楽しむ方法⓮

Drumみたいな爆音系生楽器ら比べると電気楽器は音量調節が容易いので、外で借りる際等の本物への拘りが弱い方なのかも知れない。
日常的練習場所を借りる頻度としては少しでも安い方が良いが、それで俺言い「偽物に最適化した腕」になったら苦労の甲斐が大巾に減っちゃうから勿体無い。

これって実は生楽器ではより露骨に出るから少しは注意が払われてんだが、電気楽器でも分かり難いだけで実際には大差無いんすよ。
俺は最近防音室外で弦楽器を練習する際、殆どはAmpに繋がなくなって久しい。

アコギだって演らなか無いが深夜とかだとそれでもウルサイから、エレキでの頻度の方が圧倒的に高い。
そりゃあ音色を思案する際は防音室に入ってAmpに繋ぐけど、ベテラン化したからか生でどうなると繋いでどうなるかがかなり予測が付いちゃってね。

そうなって来っとマトモな音になりそうになる前にAmpに繋いでも落胆させられるだけなんで、特に耳を休めるとかって意図も無いのにこんな風に自然となっちゃったんだ。
勿論モノホン体験が自分的にそれなりに充足したからであろう事は認識しての話しだが、電気楽器って電子楽器と違って「音源は人力アナログ」なんだよね。

それからすっと原理的には至極当然の結果で、但しこんな俺言い「自然現象」に可能な限り逆らった様なストンプとかを常用してると危ねーぜっと。
腕の割に良い音がしてくれるストンプは有難いしニーズのあるのも良く分かるけど、それって「馬鹿と鋏は使い様」の典型ずら。

練習では腕の割にロクな音がしてくれないので頑張っといて、本番でだけスーパーお助け君を使えば効果絶大になるがね。
身近な良い方の実例としては若くして亡くなった親友とドラム講師の従兄あたりが思い浮かぶが、後者はグングン腕を上げてた時期はずっと国産最安セットで頑張ってたんだ。

CymbalやSnareみたいに「持込める物」に関しては所持品のグレードアップを継続してたが、俺言い「鳴り難い楽器」を鳴らし切ろうとしたのが彼には計り知れない効果があったらしい。
前者の方も楽器本体は本気になった当初から国産だが当時高評価を得てたNavigatorを中古乍ら奮発してたが、Ampの方は最後迄マトモな楽器屋には置いて無い無名のだった。

彼の場合少なくとも本人にとってはAmp代用になる物が他に見つからなかったかららしく、ラジカセ2台利用の多重録音自作品以外では殆ど使ってない様だった。
そして当時の俺比だと彼等は前者が鍵盤も使うのもあってか、練習でも借りるStudioのグレードには割と拘ってたな。

そうなったのはお小遣いの額の差もあった💦ろうが親友は元は生Pianoの方が先と、エレキ発進の俺より生楽器体験が多かったからなんじゃないかな。
只そんな昔と今の違いはストンプの所持数や利用頻度で、真実を知る為に借りる際に注意する部分は大部増えちまった。

歪み系ストンプと露骨な歪ませ回路は不使用とし、単にボリウムをフルして歪ませる想定のされてるAmpが置いてあってそうしないと意味が無い。
Metal系の人なんかだとそれでは歪みは足りないだろうが、充分な体験が得られる前に深さを優先するのも禁止ね。

これは普通を知らずに特殊だけ会得しようってのに無理があるからで、どうやって「深くなっていったか」を学べばその意義がもっと良く分かる筈だ。
遊びとしてなら真っ先に好物の深歪みに浸るのはアリだが、必然性の理解が足りないと上手に操れる様にはなれないでっせ。

<つづく>

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