音楽備忘録1075 お気楽に電気楽器を楽しむ方法➐
「Guitarなら正規本番用でも30Wありゃ足りる」の続きからだが、特に劣化現代本邦みたいにPAフル依存だと尚更なんじゃないかな。
随時クド頻吠で悪いが「ちゃんと出来る様になりたい」なら、練習時は歌唱や非爆音生楽器以外にPAやモンスターAmpなんか使っとったらアカンでえ。
これも概述&日本の環境下での原発なんかと同じで、必要以上のハイパワーはトチった時に超有害な存在になる。
アンサンブルではそれがどんなんかってば、要は安定度が低くなっちゃう訳っすよ。
故に一寸逆接的アプローチなんだが、僅かでも気が緩むと聴こえなくなる位の方が腕の向上にはお誂え向きなんどす。
と言いつつBassに限っては余程スピーカに恵まれない限り、100W位無いと苦しい。
のは主に低域再生限界の事情に依ってて、巨大タンス並の箱になっても良きゃ30Wでもちゃんと聴こえるんだけどね。
輸送と狭小を考慮すると現況には全くそぐわないんで、DrummerよりゃマシだがGuitar・鍵盤系の人より不遇を強いられる。
只何れも大抵はAmp出力だけでその音圧を獲得してるのはかなり少数派で、スピーカの方でも複数同時使用に依って能率アップをしている。
って事ぁ2個付いてるのを1個にすりゃ、それだけで普通は最低でも⅔位は音量を下げられるんだ。
実際にはユニットの耐入力やインピーダンスの都合で、単純に「片方の線を外す」だけじゃ上手く行かないのが多いがね。
そんでここ迄の基準って人力メインで演ってるのなんで、近年本邦J-POP系では従兄からの実状報告からすりゃ本番でも↑の⅔ので丁度良い位になってそう。
いくらハイパーPAを使ってもそれ位生の音量を抑えんと、過少声量の歌が聴こえなくなるらしい。
俺達は「正しい成長」の為にはそんなのは以ての外とは思ってるが、音色は殆どEffectorで作るんなら取敢えずは下げられるのは下げないと合奏出来ないやね。
んでこれ等を鑑みると模倣なら兎も角、実質的に本番にも耐え得るAmp出力は昔みたいなのは要らないんだ。
そうなればGuitar・鍵盤系の人は永続的将来性を加味しても、かつてみたいにハイパワーの為の代価は払わんで構わんって寸法になる。
因みにその「かつてスタイル」に普段固執してる俺ですら、現用の45W出力ので結構耳が一杯一杯なんだからね。
そんな実現状からしたらGuitar・鍵盤系の人ならサイズ・価格面では、モノホン球Ampを買うのが随分と昔より楽になってるんすよ。
そんな事から20W以上でそれなりの値段のする石のAmpを買うのは、お金をドブに捨てると迄は言わすとも勿体無い事この上無いのでありんす。
所謂名器になると特に球のは結構なお値段が付けられたりもするけど、それを除けば球でも30Wの以下のはそんなに高か御座んせん。
又内容無視で安い方から辿ってみると石なら古いのは物次第じゃ捨て値、それ以外は小規模な程・低機能な程思い切った価格にはなっとるのぉ。
けど一般論でプロの録音にも耐え得るって条件を足すと、石ならではの安さはほぼ無効化している。
に対し球はハイブリッド以外のはどんなに小規模なのでも最低必要構成部品数が殆ど変わらんから、10W以下になっても出力の割には安くなんない。
のを逆手にとれば20〜50Wクラスのだと石よりプロ録音対応してないのは僅少で、これを加味すると狙い目だと思うんすよ。
しかも元が旧式なだけに石以上に新品の必要性が無く、しかしそれでもこんな不景気じゃ高いよってのも分からんくは無い。
そんな際は今となってはかなり低確率になっちゃったけど、次回に一応楽器Amp以外の代用球機器を書いときま。
<つづく>
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