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2022年8月 1日 (月)

音楽備忘録1081 定番と奇抜⓫

ここで一旦定番について杜撰流で纏めとくが、前回後部に記した如く最低限の実用性の有無が鍵だと考えている。
劣化今本邦では打込みや譜面との関係からも理論的な形にばかり捉われてる様だが、どれも大元は表現したいのを実現しようとしてる内に自然と出来上がった形なんすよ。

①定番にも一応形は大抵あるが、本来は形では無くその方法を使って得られる雰囲気である。
②更にその形も可視化出来る物の方が少なく、感覚的な存在である。

なので例えば丸っこいか角ばってるかみたいな違いは、印象差が明確だから問題になるだろうけどさ。
真円か楕円か・5角形か6角形かなんて細かいのは、実用上の問題が無きゃ2の次3の次で良いんですよ。

最も困るであろう例としては例えば勇ましい軍歌なのに、1人だけ強拍が裏になってるのとかね。
生真面目or神経細やかさんには驚かれそうな稚拙レベルだが、↑の場合なら本来の拍子を取り違えてたって「頭強し」さえ尊守出来てりゃ他のパターンになるより遥かにマシよ。

視覚換算すりゃ隊の力強い「足取り」がリズム選択の源になってたりするんだから、強拍が弱目でゆったりした裏になるなんてのが最悪なんだ。
テンポにしても足が絡まる程早まってったら駄目だけど、どんどん遅くなったりのんびりムードが蔓延しては戦意を損ねる事おびただしいっしょ。

なのでⅡで技術的側面からは俺みたいな杜撰な錯誤は無い程望ましいが、そんなんする目的や意図に関しては理解不足だと致命傷になるん。
例えば8Beatなのに4つしか鳴らさない奴が居たとして、8つ感妨害とかが無く周りで8つ鳴らしてるのとフィットしてたならそれは個人のスタイル認定とすべきなんだ。

それよりちゃんと8つの連打をしていても、硬質なメタル系でひょうきん感が出る程ハネたりしてたら台無しあるね。
ここは大事だから杜撰に反して一寸掘っとくが、↑のハネも譜割り上はシャッフルや3拍子系に迄は大抵は至っていない。

流石に意図しない限り、2拍3連とかにはしないだろうからね。
だけどそれを重戦車と仮定するなら、長閑に散歩する馬やなんかになっちゃねえ。

その馬の表現にしても散歩のはゆったり目なシャッフルで、必要性に駆られて馬を正に駆ってるのだと「タッタカ・タッタカ」とかで表現されてるのが多い。
それ等は元は実際の馬の歩行(走行)音をシミュレートした物で、完全では無いにしてもそんな風に聞えるのが多数派だからだ。

尤も競馬中継のなんかを耳にすると、実際はタッタカよりタカタッの方が近い様な気もするが…。
けど画が無い際は後者のだと疾走感の演出に問題が出そうで、Country系では少数派だがそれより古いClassic系ではそんなのもそこそこあった気がするよ。

強いて勝手に上記両者へ意味付けするなら、前者は自分が跨ってる・後者は傍目に眺めてるってなもんだろうか?。
ってこれも理屈より印象の方を重視してる例で、だからあらゆる面で形や理論の方を優先しちゃったら上手く行かねんだ。

っとこんな意識や手法が実際には正解なんだが、是又俺みたいに感受性自体が独特だったりして苦労させられる事もある。
一時期はそんな一般多数派との乖離に真剣に悩んだりもしてたが、上記の「個人のスタイル」って考え方や内容を知って救われたんだ。

<つづく>

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