音楽備忘録1077 定番と奇抜➓
説明下手ならではの補遺入りは全面的に認めるとして、前回エレキのチョーキングの定番意識についてから。
豊富なキャリアがあっても杜撰大王だから世間一般とのズレもありそうだが、自分が指向してる分野では天然由来的正確さなら多分あると思うんだ。
クドイが何せ杜撰君であるからどれが定番かなんて元は全く意識が無く、演りたいのが出来る様にやってる内に勝手に出来上がってたんだから。😅
ので畑違いの人からしたら異論噴出かも知れないけど、実際の平均値としての価値は最高峰な筈よ。
こう云うのって余計な意識があると偏り易いもんで、音楽で問題になるのは好みとの不一致だ。
特に非合理的な手段のとかアブノーマルなのを頭ごなしに排除しちまうと、表現の為にわざとそうしてたりしたらそれを見逃すんですよ。
この点日本って情緒的な様でいて案外理屈に翻弄され過ぎてる処があり、感性と云う定量化出来ないものへの不安が強過ぎるのかも知れない。
これの私的分析としては日本の伝統芸能と海外由来のの一面での分断で、伝統の方が情緒過依存化したのに対抗心メラメラか輸入側では論理過依存になっとるぞい。
ほんでその原因はったら要は習得や慣れるのに使える時間の差っぽいんだが、後追いで追付こうとしたら要領良くやらなきゃなんないからね。
尤もそれで獲得可能なのは「追付く迄」だけで、抜き去るには新規独自開発の「何か」が無きゃ無理なんだ。
なので何人であろうと追付けたらそこからは転換が必要なんだが、それ迄の要領執着が強過ぎると最悪は自身の感性を逸失してる事もある。
そうなってしまえば気持ちに内容の付いて来様がもう無く、差し詰め甲子園に全精力を注ぎ込んじゃってプロに行ったらもう終わってたなんてのと同じだ。
中にはどうせプロなんて無理だから今だけでもなんてのもあろうが、本当にそんな才能しか無かったら即製栽培以外では甲子園だって届かない筈なんだ。
基礎が習得し切れて無い≒この件では定番の周知不足があると、一寸違うジャンルとか相手になった途端に普段とは打って変わってパフォーマンスが低下したりする。
そりゃ慣れや練度の影響は拭えないが例えば4Beatでと振られて、全くハネられない・スイング出来ないなんてのは最低限理解出来てれば起こり得ないんだ。
現時点では一点全集中で現行取組み中の流行のだけは上手くこなせても、ブームに去られたら初心者同然になったりするからおっかねーぞ。
そんな門外のについてちゃんとマスター出来たら素晴らしいが、この件に関しては必ずしもそこ迄要求されてはいねんだ。
体験からは先ずは最低限知っとけなきゃどうしようも無いが、存在の認知さえ出来てたら後はどんなにテキトーで遊びでも構わないからプチ実体験しとくのがお勧めでやんす。
奏者だったら実際やろうとしたらどんな感じを受けるのかは大切で、では打込み専業だったら不要かったらそうじゃないよ。
鼻歌程度でも良いからやはり体感を知っとくのは重要で、4BeatやFunkなんかの「微妙なハネ加減」は従来の楽譜では表記不能→定量的な数値化困難又はなされてないからね。
Cut&Tryで感覚的に調整しなきゃなんなくて、その時感覚が身に付いて無いと判断が付けらんないですから。
そりゃⅡで門外のだってより上手に出来た方が良いのは確かだが、それより先に問題にすべきは本業さんの足を引っ張ったりしてないかどうかだ。
<つづく>
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