音楽備忘録1062 Rockでのポピュラリティとオリジナリティの問題⑨
ここから具体的な対処法を才能所持の有無別に二本立てで進めるが、俺は必ずしも「才能至上主義ではない」のをお断りさせといて頂こう。
但し創作に才能は密接な関係があるんで、天才と凡才ではやり方やアプローチが同じじゃ上手く行かへんのや。
では何処に最も差が出るかったら、予習の必要性だと思うんだ。
一口に才能ってもとても様々なのがあり全所持の三国一の幸せ者も居りゃ、ほぼオケラ君なんてのも居る。
只そのオケラ君にしても最後迄全く手ぶらなんて事は無く、見つけたり自覚するのがとても困難でもその時が不運にもまだ訪れて無いだけなのだ。
そして才能で最も影響が出るのは単純な所持の有無じゃなく、今やりたいのに対して「都合の良いの」を持ってるどうかでさ。
だからやり始めにたまたま都合の良いのを持ってると「こんなの簡単じゃん」、持って無いと「うひゃーこりゃ大変だ」とかって気分には随分な差が生じたりする。
しかるに当初はかなり色々一喜一憂しつつ長く格闘して来てみると、結局才能には関係無く一定以上は学んでちゃんと考えてやらなきゃ駄目と悟らされてん。
けど最適な取組み方を有効化させるにはえらい長い体験が要るんで、全ての免許皆伝を待っても居られない。
ので才能自覚が出来た人にはここでは一旦「油断するな」だけに留めといて、素の状態では手掛かりが掴めない(才能不所持若しくは覚醒前)時の方から進めよう。
因みに持てる人へは僻んで意地悪に軽くしか触れんって訳じゃなく、結果の成否判定は才能非依存なものだからなん。
イケそうな感じのがすぐに出来ても曲やタレント性に合ってるかは決まって無く、裸の王様になると困るなら私感で判定すると駄目なんだ。
↑で最悪のパターンってば今ならプーチン昔ならヒットラーとかが典型で、折角の類稀な能力も使い方を誤れば何処ぞの無能総理よりもっと酷い事になってるっしょ。(困った事に最近の日本は微妙だが)
では体験からこの件の一例を提示してくが、多分大昔述の通り一時期パクリ問題でかなり苦労した件を。
これ幾ら杜撰大王だからって盗もうとしてそうなったんじゃなく、自分から出て来たヤツが体験記憶の断片なのか新規のなのかの判断がロクに付かなかったってのだったん。
最深部迄掘るならば本家と同じの聴いててインスパイアされたから、出て来たのが激似だったなんてのも絶対あると思うん。
昨今は劣化本邦の主流系汚業界ではバレなきゃOK式のパクリが凄いから、パクリには悪い印象しか無いかも知れんがね。
本来音楽でのそれは「引用」であって、だって丸々そのまんまじゃ唯「他人の曲を演った」としか聴こえないじゃん。
元来はテレとかもあって引用って堅い表現を避けて、パクリなんてチョイ悪な言葉が闊歩しただけなんだが…。
大体最初から分かって盗むならバレてもセーフになる様に、ほんの僅かでも何処かを小細工して変えとくがな。
だからこそ気付けなかったとか知らなかった場合が最悲劇になり、しかし無過失でも駄目なものは駄目だかんねえ。
んで昔の俺のケースだと恵まれなかったには違いないが、公表前にちっとも確認を取らなかったのが直接の敗因。
自分と好みの近いプロ(当時の俺はアマ)のとか似てるのに無いか調べりゃ済んだ話しで、けど自分の記憶曲が多くない内はそこから逐一調べて行かなきゃなんない。
当時はネットとか無いからそれはかなり大変で、せめて聴き専の身内にでも先に聴いて貰や良かったんだけどね。
若気の至りか完パケ前に誰かに披露するのとかが嫌だし、自分で手に追い切れてない印象を持たれてはと務めて避けちゃって。
尤もその頃は周辺にベテラン生き字引みたいな人は居なかったんで、今よりゃお伺いを立てた処で多分漏れは多目になってただろうけどさ。
<つづく>
« 音楽備忘録1061 定番と奇抜➏ | トップページ | 音楽備忘録1063 お気楽に電気楽器を楽しむ方法➍ »
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
「文化・芸術」カテゴリの記事
「音楽」カテゴリの記事
「ドラム」カテゴリの記事
「PA」カテゴリの記事
- 音楽備忘録1571 オーディオ等のスペック偏重に潜む罠⑫(2023.12.04)
- 音楽備忘録1567 オーディオ等のスペック偏重に潜む罠⑪(2023.11.30)
コメント