音楽備忘録1058 Rockでのポピュラリティとオリジナリティの問題⑧
またぞろMixingだのMasteringだのが顔を出したが、その方面の専門家も目指してるでないなら極初歩レベル且つ概念だけでOK。
只完全丸投げ時以外は↑ゼロってな危険思想で、丸投ゲーだとポピュの方では多少有利でもオリジナリティの方でとっても不利だ。
さて最早この件で副題と化した感のあるプロデュ・ディレで、個人的に現代本邦に一寸不可解さを感じてるのがあんねん。
完全打込みだと↑は製作者兼任が多いから、それからすると今の方が理解度最大になってる筈なのがそうなってへん。
それも含めて発想ってか概念の欠落が原因と疑ってんだが、先ずは専門家に委ねた場合で例示してこう。
何も注文しなきゃ向うが専門なんだから勝手に最適化してくれるだろうって、まあそりゃなるべくそうしようとはするが高いレベルに持ってくのは困難だす。
稀に上手く行くとしたら偶然両者の趣味が被ってたなんて場合だけで、しかし方向性では良くても「新規」ってのがそれじゃあ作れんのどす。
毎度のカビ臭さスマソだが例えばBeatlesのRevolutionのJohnの深歪み、本人の横暴な迄の指示が無きゃあの音は絶対得られなかった。
石よりゃ丈夫な球のとは言え、Mixer卓のMic Preampを無理矢理過大入力で歪ませたんだから。💦
当然の様に技師達から猛反対されたのを押し切ったからか、どうやらPre部特有の高感度球が少し焼けて性能劣化を招いたらしい。
あれっ今更だけどVan Halenの過電圧駆動って、もしかしたら↑がヒントだったのかな。
まあ我々を始めとした一般庶民には切れないカードではあるが、この手のアイデアは専門家だったらヤバイから試す迄も無く即却下するわね。
今なら↑の前例があるからなるべく歪みはそのままに、回路定数を工夫して球が焼けない様にしたりもするだろうがね。
わざわざバカやる価値が不明だったら全力で避ける訳で、この様なアイデアは寧ろ非専門じゃないと出せないんですよ。
尤も素人考えには到底実行不可なのも含まれるから、折角勇気を振り絞って話したのに却下されたりもあるけどさ。
でも頼まれた側に善意があれば代案が提示されたりもするから、良い意味での「もっと○○にしたい」ってのはとっても大切なんす。
一方独力の際に今だと昔より圧倒的に改善したのが情報流通で、ネットで調べるとその手立てが動画化されたのすら出て来るかんね。
って語ったって最初からネットが既にあった人にはよくは分からんかもだが、昔はたった1つの情報の欠落で断念を余儀なくされる事がとっても多かったんだ。
特に日本の執筆者からの情報は言語特性か芸術家肌のどっちのせいか知らんが、文学的に過ぎる表現のお陰で実際やるには曖昧な部分が多くてさ。
折角タイトルでそのものズバリの本が見つかっても、買って帰宅して読み込んだらアリァリァのリャってのが日常茶飯事で…。
余談になるが↑みたいな情報問題はGuitarのコードブックなんかでもこっちにしてみりゃ惨憺たるもんで、こんだけ詳しきゃ流石にジミヘンコードの1つ位は載ってるだろうなんてのが見果てぬ夢!?同然でね。
お馴染みコードで誰も使いそうにない響きの「押え方バリエーション」は完全網羅してる癖に、一寸でも使われるジャンルが限られる様なのは一切ガン無視って。
お陰で当時は皮肉・今はプチ感謝の本は放棄して言葉通りの手探りになり、随分苦労させられた代わり勝手にデッチ上げられる様になったわいってな。
けど今日のお題みたいなのは非本業だとそんなに手間暇掛けらんないから、大昔だと幾ら願って頑張っても大した効力を発揮出来なかったんだ。
<つづく>
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