音楽備忘録1026 中古楽器 整備の苦悩編⓯
さてこの項の前回語りのその後から行くが、エレガットのブリッジの状態はこないだの方法で今ん処平静を保っている。
↑の経過を観察しつつ宿題となっていた5弦Bassの壊れてたToneポットの交換、部品は暫く前に届いていたが漸く着手した。
上記後者のについてもネック順反り修正中だったから、経過観察にかまけて気持ち的には一寸サボっちまってたかも知れない。
ってのも本家本元からちゃんと同じ仕様のポットが売ってたのは良かったが、仕様変更があって取付穴の寸法が以前のより大きくなってん。
そもそも配線からしてアクティブ回路の都合で結構面倒で、尚且つそれ等がピックガードでは無くボディとそれ用ザグリに直接マウントされてる仕様でして。
ボディ厚がそこそこなのに加えザグリが言うなれば「深めの溝」状態なんで、作業性がすこぶる悪いん。
ったって1つ1つはそんなに難儀じゃないけれど、他にも幾らでもやんなきゃなんないのがあったからで今になったん。
一方前者のだって出来たならとっとと電気出力の方もテストすべきなのがまだだったのは、戦力としては「生」の方を重視してるのとStereo出力なのが是又少々面倒かったんだ。
そうこうしてて電気出力テストの要るのが2つ溜まったんで漸くやってみたっけ、結果は見事に二分したある。
Moon5Bassの方は予定通り且つ快調だったんだが、ちっとも心配してなかったエレガットの方が殆ど音が出なかったじゃありませんか。
尤も前オーナーの親友から「○×□△を直せば…」の内容は元々不詳だったんで、こっちが勝手にブリッジ倒壊だけと思い込んでた節はあった。
不味いと知ったら直ちに取り掛かる、少なくとも調べる位はしといた方が良いんだけどさ。
Bassネック順反りの追加修正やサウンドチェックをしつつ、演奏上の都合で少々ムキになって久々で弾き倒しちまってん。
この5弦は昔のリッケンのとかと違ってネックが「ちゃんと弦の本数分の巾」があり…ってその方が至って普通なんだが、別項で記した如く指板巾は狭目のには慣れてるが広目のには不慣れだかんね。
もし暫く弾き続けて慣れられない様なら販売を考えなきゃで、比較的直近の処遇が正反対になるからチャレンジしてたん。
と言っても別に1回こっきりとか1日だけで判定する必要は無かったんだが、小一時間ばかり弄ってる内に何だか妙に調子が出てきちゃってね。
最初の方は反りとそれにつれて弦高の微調整なんかもあって、ポット交換の方も安定度診断が要ったしさ。
んでけどそれで僅かでも感触や反応が変れば、こっちもそれにアジャストしてかなきゃなんなくなるやん。
んでⅡで「今日はこの辺で勘弁しといてやらぁ」と思った頃には、何時の間にか結構汗だくになってたって幼いのぉっと。
これへ半分真っ当な理由のある言い訳を添えとくならば、自分はこの先基本的にはリッケンBassオンリーでと割合最近に決心したのがあったんよ。
真に美味しく使いこなすには短所にだってより明るくなっとこうと思って、それには敵(俺にとってだけですが)の事もちゃんと分かってないと駄目でしょう。
なのでスケジュール的には滅茶めちゃになったけど、私的収穫は結構あったんだ。
<つづく>
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