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2022年6月29日 (水)

音楽備忘録1049 定番と奇抜➌

俺は性格と共に目指す方向性もあって学術的・論理的観点からだと、大手主流系の基準では赤点になる事も多分少なくないだろう。
なので形を重視する日本の価値観からしたら、正しく杜撰大王に違いない。

だが幼少時から色んなジャンルを耳にした中から洋楽Rockに特別な気持ちを抱いたのは、「実際に聴いた感じ」を他のよりとても大切にしてる様に聴こえたからでね。
脳内段階では体裁を整え理論に忠実な方が想定通りの音になる筈だが、僅かなアンサンブルバランスの差や音色の差で事前想定の困難な現象が現実では色々起るんよ。

歪み迄は滅多に行かないが混変調的要因等で、いとも簡単に印象は大きく変わったりするんだよ。
久々で脱線になるが以前Fluteの発表会で20名弱が一斉に合奏した際、音量自体はLive houseとかより全然小さいのに(勿論PAレス)「耳の中で歪んで」一寸辛かったけか。

その会の主催者はメジャー系の仕事もバンバンやってるプロだったから、合奏したお弟子さんや生徒さんだってかなり上手な集団だったのにですよ。
なので最初はとうとう俺の耳もヤキが回っちまったかと不安が過ぎったが、演奏した知人の1人に尋ねてみたら「うん、皆歪むの知ってるしそんな風に聴こえてるよ」で胸を撫で下ろした次第。

それ迄の比較的豊富な体験ではド下手の汚エレキGuitarが2本で熾烈な争いを繰り広げててすらそんなになった試しが無かったから、いい齢して変に勉強になっちゃったよ。
これを引合いにしたくてした回り道から戻るが、そんな位だから無限に近い体験値でも無いと事前完全防止なんて不可能なんす。

何がって聴者に意図せず負担が掛ったり、心地良さに邪魔が入ったりするのをさ。
そしてこれになるべく拘りたいとなると効率はかなり悪化しちまうが、体当たりで可能な限りリアルで試す位しか確実な発見手段が無いんでごんす。

けれど割は悪くても儲けがゼロかったらそうでは無く、偶然頼みにゃ他ならないが理論を凌駕する現象に遭遇する事もあるんだ。
↑で特にご利益のあるのが俺言い「引きの美学」的なヤツで、例えば普通に想像すると3パートは無いと足りないと思ったのが実際は1個半でもお腹一杯になるとかそんな類いの。

音要素に対する聴感の効率としてはこっちこそが大正解で、Rockやポピュラー系ではココが生死を分けるポイントなんじゃい。
大昔の俺みたいなアホガキでもすぐ理解出来て常人同様かそれ以上に楽しめてとか、上の空気味で耳にしてただけなのに強く記憶に残って忘れられなくなるだとかさ。

音楽に於ける奇抜・独特ってのは本来こう云うので、突如変な音を挟んで目立ったりしても悪目立ちだったり楽曲自体にはロクに貢献してくんないんだけどな。
一方音楽での定番の意義は親和性由来の安心感で、こっちもホントは必要性に迫られてかなり苦労してでもそうする行為でね。

「自分から動く意思の足りない」クリエータに不向きな人だと「楽ちんな物真似」で済むだろうが、個性的で創作意欲に満ちてる人だと無意識で居ると大抵何処かが「普通と違って」しまうもんだからねえ。
なので日本では認知度の低いメロやコード進行は国内専用(これを大抵は隠蔽)でバレ難いから丸パクリ、編曲や演奏は面倒だから定番の組合せを変えるだけ。

歌詞は人気ゲームやアニメからこちらは賢く失敬して来て、で当然そんなんしてりゃそれだけじゃ物足りないから俺言い「毒音」を随時で突然噛ましといてやれば何とかなる…訳ゃ無いだろオイッてね。
ここでの毒音ってのは奏法・音色・音量等が唯々ミスマッチなだけで、その手の手法は生の演劇の舞台で位しか思った通りには使えねんだけどよー。(次回ご説明させて頂きま)

<つづく>

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