音楽備忘録1051 お気楽に電気楽器を楽しむ方法➊
少々マジなテーマが続いたんで杜撰大王の真価を発揮させるべく、敢えて凄く出鱈目なのをお1つ。
例に依って身近な出来事が発端になってんだが、それは小型のGuitar Ampすら物を増やしてはいけないって家があってね。
正確には住人は欲しがってて管理責任を負ってる人から禁止事項として言い渡されてたんだが、部屋の条件としては鉄筋コンクリート製だがごくありふれた狭隘ワンルームであった。
その様な状況では遮音箱等を入れるのは無理なんで、俺言い「正式な音質のAmp」はその最大音量からどうせマトモにゃ使えない。
そんな際是迄だと楽器用ヘッドホンAmpかオールインワンタイプのEffectorでも買って、それに付いてる出力を使うのが多かったのかな。
少なくとも今迄本邦の基準ではそれでギリギリでもセーフなんだろうが、俺の体験からすると楽器用Ampとしては全く役不足でしかない。
物次第で耳の健康リスクが高いのもあるし、何しろコスパの悪さが頂けねんでやんす。
ってのも例え数¥1,000程度の負担でも、楽器としての音色を創作するのが殆ど出来ないからなんだ。
せめて真空管ので俺の秘技を駆使してやりゃ俺言い「楽器性」の最低限確保は叶いそうだが、サイズの割に資金も場所も取るからねえ。
そしてここ迄に登場させた方法は全て次善策だから不足があるのに、固有実体機器であるが為に調整出来る範囲が狭い。
と云う処からどうせ妥協するならどうするのがローコストか、或は割りが良くてお得なのかを色々思案してみたんだ。
っつうかもっと大元を暴露しちゃえばその部屋で、エレキ電気系統の音出し試験をするので行き詰まり掛けただけだったんだけどさ。
プチメンテを依頼されて訪問したんだがまさかその場でそこ迄要求されんだろうとタカを括ってたもんだから、再生装置や変換ケーブルの類を一切持参してなくてね。
にも拘らず依頼主さん思いの外せっかちで、直ちに何か買いに行ってでも聴きたい風だったから焦ったで。
しかし↑の様に管理者から禁則事項を言い渡されてお願いされちゃってるし、すぐに置けそうで買えそうな位ではロクなのが無いのは分かってたからね。
そこで魔代用手段を色々思案する内、その部屋に既にある物で外部音響信号を扱えるのが5つもあるのに気付いたんだ。
それはAudioのLine In付きLCDモニタとノートPCが夫々2台とスマホで、その時点で電気的に繋げられさえすりゃ見込みのあるのは前者2つだった。
それ等は本来の用途がビデオデッキ等なんでPin Jack仕様だから、ギグバックのポケットに運良く入れっ放しになってた両端Phone(標準)プラグのギターシールドも当然そのままでは繋げられない。
だがPin Jackの形状はシンプルなんで、「穴の中」と「外の輪っか」へ標準プラグの端子を接触させられれば一応電気は流れてくれるのだ。
そこで探したのが電線→針金→電気の通る細い棒状の物と来て、先ずは俺がピンセットを1つ持参してたのを思い出す。
そして遂に残りの1つはその部屋にあった細目のドライバとなったが、それでどうにか音出し試験は達成された。
その様子は語るも涙級で①Pin Jackの穴に挿し込んだドライバへ標準プラグを手で持ってHot端子に押付け、乍ら②夫々のCold部分を別の手でピンセットでブリッジさせ続けるってのだった。
こんな文面じゃ見当つき辛そうでスマンが、魔の内でも最も非推奨な部類だから敢えて図化とかはしない予定。
↑の探すのだって最初は変換ケーブルの類からやってて、見つからなかったからそうしただけだしね。
ついでの余談を加えとくとLCDのLine入力は2つとも生きてたが、片方は映像入力の有無で自動ミュートが掛るのだったから上記の俺言い「昭和的根性手持ち法」で電気的に繋げられても直ちにミュートされて駄目だったよ。
<つづく>
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