音楽備忘録1021 ギター・ベースのネックの話し①
筆者が現時点迄にちゃんとした体験が無いのは外すが、生のも電気のもそれなりに色々触れて来たのでそこからの話しおば。
最初は指板のR(湾曲度合い)をテーマにしたいが、發弦系ではガット(Classic)系は大抵フラットなのでここでは比較対象のみの扱いになりそうだ。
近年は奏法の都合から全世界的には手が小さ目な日本でも、指板は平らに近く巾広目なのが主流化してまんな。
例に依って人夫々・勝手好きずきでは御座居ますが、丸まってても巾狭めでも許されるエレキでそっちへ行っちゃうのが何か勿体無い感じがするですよ。
今の処擦弦系みたいな程丸めろとは思って無いけど、機会があったら發弦系でも密かにそんなのに触れてみたいとは思ってんだ。
わ兎も角巾を狭めても極端に丸っぽくすると、物理的な弦の間隔はその分遠のいちゃうんだけどさ。
それにピック弾きだと真ん中ら辺が出っ張り過ぎてるよりゃ平らっぽい方が、印象的にはスムーズなカッティングがし易そうではあるよね。
けど少なくとも自体験からだと少々丸かろうと全体の弦間隔が超ワイドじゃ無きゃ、真っ平らでは無い方がコントロールし易かったん。
と来てから押える方とはじく方に分けてってのも段取りが悪くてスマンが、一面でそれを強く意識してるのがナット部とブリッジ部の巾差の大きいヤツだ。
初回から右往左往みたいになったのはそれだけ検討範囲と条件が、大抵はその場で思い付けるのよりずっと多いのを指摘しときたかったからなん。
現況特にエレキでは子供とか小柄な女性以外あまりサイズフィットの意識が見受けられないが、Classic系Pianistであれば演る曲の都合で大多数が気にせざるを得ない状況となっている。
確かにエレキでは他人の曲を完璧に弾きこなせるニーズがクラ系ピアノよりゃ低目だが、無頓着過ぎれば出来る事が減っちまうのに違いは無いのだ。
人次第でニーズや優先事項に差があるから一概に言うべきでは無かろうが、自身で自由にコードを選択したりフレージングをしようとする程可能性を狭めるのに直結している。
手前味噌にゃなるが俺がこの類の件を掘らなきゃなんなかったのはチビだったのも大きいが、リーチと手の大きさは同世代の平均身長の人のそれを上回っている。
にも拘らずだったのは例えばPaul McCartneyのHöfner 500/1・CharのMustang、John LennonのRickenbacker 325等は体格的にだけなら不要な小ささだったのから来ててさ。
昭和の日本のチビ(俺)からすりゃ彼等は皆デカいが、彼等からしたらもっと大きい奴が身近に居たんだよねえ。
先ずは体格から問題視するか否かが決まるのは確かだが、届きさえすりゃ良いとは限らないのの参考になってさ。
↑の例は偶然弾くだけじゃ無く同時に歌わなきゃなんない人ばかりにはなってるが、何人たりともわざわざ同時歌唱し難くなる楽器にする必要はないっしょ。
吹く楽器とかだったらサイズ無関係に普通には同時にゃ出来ねんだから、その特権を放棄したり可能性を減らしちゃ損やがな。
してこれが全てじゃ無くもっと色々あるんだが、ここらしく最後に真逆のケースを1つ。
ウチの従兄はJazz Bassの音色が大好きなんだが、手の大きさの他に非専門だからと正規のより短い日本製のを買いやがった。(チビッと失礼)
俺からすりゃ音色重視なら短めなのも米製じゃないのもアウトで、それじゃあ肝心の音色と特にニュアンスや反応が違っちゃうからなん。
<つづく>
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