音楽備忘録1001 電子楽器の選び方②
ほんだば今回はJan Hammerだが、使用楽器や奏法詳細には大して詳しくも無いのに行っちまえっと。
今でも俺の鍵盤の腕だと↑本家みたいなソロは無理なんでそこ迄は演んないが、一寸似た様な真似位はニーズ次第でかなり昔から拝借してんだ。
最近はグループ内に俺より鍵盤を弾ける奴が居なくなったんで、以前よりゃちったあ真面目に頑張ろうと思ってて。
それでJan氏の象徴的な部分はどうしたら近付けるか改めて考えてみたら、モノフォニック鍵盤が結構鍵を握ってたらしい。
現代感覚だと非ポリフォニックって単に単音しか出せないとしか思わんだろうが、俺言い「技術的必然由来のプチ裏動作!?」ってのの方が特異点だったりすんの。
今回の俺言いは過去最低の言い回しで恐らく殆ど誰もがサッパリでスマソが、複数の鍵盤を同時に押さえられるが出るのはその内のどれか1つだけってのがミソなんす。
ではどれが鳴るのかったら一番後に押えたのに優先権が与えられてるが、①②と押えてって②だけを離すと再度瞬時に①の音が鳴るんよ。
他楽器でも近接音階の俺言い「ピロピロ」みたいなのは普通に使われてるが、そのピロピロを極端に早く出来るのはタッチレスポンス等一切無しモノ鍵盤なんだわさ。
なしてそないなるんったら触ると離すだけで済むからで、しかも動かさなきゃなんない指が1本だけでOKだからなんだ。
力不要・ストローク僅少と指1本が共存してるのが、他の楽器じゃ中々無いん。
これに加えピッチベンドとモジュレーションのホイールも頻用してて、当時のシンセの弱点にはあっさり見切りを付ける代わり他ので出来ない部分をこれでもかと弄り倒してん。
音色自体は当時としてもベーシック過ぎる嫌いもあったが、その「音の動き」はかなり生々しかった。
因みに初期シンセの俺言い「超省力化鍵盤」を最も有効活用してたのったら、Weather ReportのJoe Zawinulが印象深い。
傍目には指が動かず「手で撫でてる」だけにしか見えず、両者共Classic Pianoがキッチリ弾けるからこその英断だったのかも知れない。
一面でこの生楽器との違いの熟知の部分は、今でも重要なファクターなんじゃないかな。
是又俺みたいな杜撰野郎を筆頭に、凡人は弾けない楽器をシンセで代用するのばっか考えちゃうんだけどね。
作り手としてはどうしてもここにラッパの音が欲しいとかで、音色とその組合せを求めるのは自然な事。
だがこっちが超劣化版Sonny Rollinsのつもりで安易に加えといても、受け手はそんなの知ったこっちゃ無い。
その中で音色で判定を下す人なら未だしも、吹き方や強弱等で判断する人には全く通じない。
だからって決して音色の重要性が揺らぎはしないが、奏でられ方で音色が色々異なった聴こえ方をするのも事実だからねぇ。
のでもし弾く方で絶妙な操縦が出来るとか出来そうなんだったら、音色よりも操縦性やその能力を優先した方が良い時だってあんじゃないかな。
俺としてはJan氏の音色はほぼチープな発振器みたい(失礼)にしか思えないが、あそこまで自在に音を動かせると生楽器に全く遜色無く音楽的に聴こえてたよ。
<つづく>
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