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2022年5月24日 (火)

音楽備忘録1013 Guitar調整の真実➋

続いてはブリッジ駒のオクターヴ調整だが、一々弦を緩めたり外さないと不可能なヤツはやはり面倒だ。
が出来てしまうから平気かっつうとあまりそうでは無いのが多数派で、少しでも傷付けたり劣化させるのが嫌だったら魔でやるにしてもそれなりの工夫は必須だ。

正規の方法は他所で幾らでも公開されてっから、リスキーで不完全だがここでは敢えてスーパーずぼら君向きのを一寸紹介しとこう。
先にリスクへ触れとくと通常弦は各々の使用張力に合せて作られてるから、なるべくならそれを越えないのが望ましい。

だがエレキ弦では弦次第で最大で1音半位迄のチョーキングは考慮されてるだろうから、一時的に少し張力が増加したってそんなに問題は無い筈ってのを魔用致す。
只ブリッジ部は結構弦に角度が付いてるのも少なくないから、その場合は最新の注意並びに余計な折癖を付けない配慮が要る。

を一応踏まえた上で駒を移動させる間だけ、何らかの手段で弦を駒から浮かせられればね。
如何にもな邪道な手段で御座居ますが、それでも全負荷が掛ったままで強引に駒を移動させるよりゃ遥かにマシざんす。

アタシャ杜撰大王ですからそれすら大勢に影響が無きゃサボったりもしてるけど、駒の載ってるブリッジプレートに付く傷だとかネジが曲がるのを無視しても別の重大なリスクがあるん。
それはナットかネジか六角か+か-かオスかメスかに一切関わらず、万一ナメちゃったら一大事だからなん。

珍妙な話しだが同じズボラでも富だったらスルーかもだが、貧だとお金の掛かるのは少しでも必死に避けなきゃなんないんでね。
幸い現時点で完全にやっちまったのはまだ無いが、少々怪しくしちまったのは少なくないん。💦

んでそんな杜撰体験から学びになったのは、頻度も含め体験値が低いとそのままでは気付けないって処。
メーカ側がなるべく丈夫に作るのは半ば使命で、しかしそれ故不手際をしても一発で壊れなかったりするから誤認し易いのよ。

って事ってここからネジ案件にフォーカスしてくが、ドライバで回すヤツのはネジとドライバの角度が結構重要だす。
余程酷いのじゃ無きゃ調整時の配慮はされてるが、演奏性等の方を優先すれば万全から遠のいても致し方無い。

すると巷に溢れたタイプのドライバが、長さや太さで何処かに干渉したりは良くある。
それであんまり角度が付き過ぎると、折角弦の負荷を避けといても傷める率が結構高いん。

一方Fender系の六角レンチを使うヤツの典型障害は、汚損からの錆び付きで回せなくなるのだろう。
ドライバ使用が厳しい程小さくて六角にした位だから、ナメるってば超小型の六角穴のが最も弱い。

しかも残念なのはミリとインチの両規格が存在してるが、精度次第じゃ規格違いのでも回せてしまったりする。
私的には狭隘で清掃超困難箇所へそんなのにしてるのは嫌いで、音色的に好ましい駒材のに限って腐食を生じ易いから質が悪い。

大元は価格ではあったが今一Fender系を好きになれない元凶で、最近リッケンベースのがFender式のに変更になったのも俺としては頂けない。
調整の自由度の点では嚆矢に違いないが常時ブリッジに手を乗せたり頻繁にハンドミュートを使う人と、そうでない人とでリスク差が生じるってのに何か差別的な感じがするんだね

<つづく>

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