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2022年5月10日 (火)

音楽備忘録999 電気楽器の出力インピーダンス③

タイトルは電気のままで今日は電子楽器に特化って毎度の杜撰式だが、電気楽器用のAmpが代用される場合もあるんで…。
理想としては夫々が最適システムとすべきだが、色んな現場では案外達成させるのが厳しい。

電子楽器だって最初はコンピュータと同じく真空管式で、それ等の場合出力インピーダンスは今のパッシブタイプ電気楽器と同程度に高かったのもあったろう。
けれどその頃って入出力にトランスを用いるのが主流で、高電圧の伴った電流から別の手段で特に低音の音声信号を取り出すとなると法外なコンデンサが今だって必要だ。

そこでここでは一部例外(ハイインピ出力)は無視して、取敢えず「電子楽器の出力はローインピ」として進めさせて頂こう。
更に付け加えとくと電子楽器は必ず電源と電子回路を使うんで、ロー出力になる回路を追加してもパッシブタイプのみたいな大きな変更にはならずに済む。

さて混在の件から取上げたのはインピーダンスマッチングが絡んでるからで、具体的には一方通行の適性がある。
オーディオ界には古くから「ロー出しハイ受け」ってのがあって、この条件を満たしてると通常は音の変容を避けられるからだ。

故に混在させてインピで問題になるのは、ハイインピの電気楽器をロー入力のに直に繋いでしまった時だけ。
但しスピーカの再生帯域が電気楽器用は他のより狭いのが少なくないんで、インピーダンスマッチングのみで全てが解決してはくれない。

けれどスピーカみたいに比較的ハッキリ音が違えばその分気付き易いし、合って無いのが「最後だけ」の方が改善するのは簡単だ。
それに対し楽器の直後に不整合があると、例え可聴帯域フル再生可能なスピーカを付けてたって手前で変質してっからもう駄目だ。

中には概述NENAのみたいにわざとやってるのもありはするが、何分気付け難いんで知らずに後でしまったになるのは少なくない。
結果オーライの世界なんで↑のも次のも絶対では無いが、わざと狭帯域エレキAmpへ繋いで歪ませたりするのも少なくとも「普通」にはなってくれない。

のでエレピだからってサンプリングシンセのでそう繋いでも、本物を繋いだのとは色々な部分で違いを生じる。
これで厄介なのは音色やニュアンスだけだったら初期段階で掴めるが、「反応の違い」等はアンサンブル内に入って実合奏しないと中々露呈しない。

しかも弾き方・他との組合せ次第で新たなのが幾らでも出て来るんで、裏技として成立するとしてもせいぜい曲単位が関の山で応用が利かないのよ。
のでⅡで誰かの使用例を参考には出来るが、行けるかどうかは逐一「その曲」で試さないと分からないんだ。

歴史が積算してくと王道は新鮮さに劣るんで奇抜に走りたくなるのは分かるが、珍しいだけで構わないんならミュージシャンである必然性が無くなる。
それと同じ奇抜でも既に色々やられてるから昔よりゃ大変だろうが、かつての変態競争は「気持ち悪い音」では無かったんだ。

耳にはまあまあマトモなのに実はそんな無茶苦茶やって出してたんかいみたいなのの争いで、極端な話し「気持ち悪いが気持ち良い」であったとしても音楽の「楽」が取れちゃってるのなんて無かったんよ。
だからこそ皆がそんなんしてみたいとなった訳で、珍しかろうと極当り前だろうと音に魅力が無かったら何やったってそんなの全部駄目なんじゃい。

まあ近年の電子楽器の主流タイプでは音源を弄るのが、とても難しいし範囲も狭くなってるから厳しいんだけどさ。
今更でも活路を見出すとすればサンプリングで、是迄の非音楽音の活用は一時的だったり限定的だった部分か。

何か自分の気に入ったのを極普通のPopsで、しつこく使い倒すってのが現われていない。
攻めたシンセサウンドも黎明期には少しあったが、前衛系じゃ無いジャンルでの使用例が今やほぼ絶滅している。

生や電気楽器よりは電子楽器は操縦し易いんで、その点では最も「アブノーマルな組合せ」に堪え得るポテンシャルがあるんだけどなぁ。
と言いつつこの処電子楽器使用に消極的な俺だけど、「それ自体の音色を気に入った」のを持って無いからなのではと最近思い始めてるん。

<つづく>

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