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2022年5月28日 (土)

音楽備忘録1017 Guitar調整の真実➌

したっけ今度は色んな場所の「高さ」話しへと進むが、一切のリスクを厭わぬならどうぞお好きになさって頂いて結構ざます。
別に脅すとかってつもりは毛頭無いが、って事って万一不適切があるとどんなリスクがあるのかから行っときまひょ。

そのリスクにも修正すればそれだけで解消するのとそうは問屋が卸さんのと御座居まして、俺が老婆心から記しときたいのは後者の分でげす。
たまたま典型的な具体例が身近にあったから、久々でウチのBandの休養君に生贄となって貰おう。

彼は一時期生粋のメタラーだったんで、限界迄弦高を低くしてたんよ。
それが几帳面なもんで限界自体も下げる為にナットの高さ迄拘って下げ、しかし低くしたのは元のとは別のにしといたのは賢かった。

そのお陰かかなり低くても変なビビリとかとは無縁になってたし、彼の当初予定ではノーマルに戻すのに専門家の手を借りずに簡単に行ける筈だった。
処が一定以上ガンガン弾き続けた後の状態に、当時の彼には想定外の面倒な問題が発生してたん。

件のGuitar元は全然別件でメンテ依頼されたもんだったんやが、「1~5フレット」位だけ「弦の真下」だけやたらと擦り減って掘れちゃってたんですわ。
ケチな話しだが俺の古くからのみたく何処もかしこも減ってりゃ!?、フレット交換の覚悟もし易いんだけどさ。

1~5以外は最も減ってて残り山8分って感じだったから、主の懐具合の如何に関らず勿体無いったらありゃしない。
ので以前述だが1に原理上の2に設計上の適正弦高っつうのがあって、それを著しく逸脱させちゃうとそれに応じて何処が偏って擦り減りまんねん。

これだけ技術が発達して調整箇所と自由が格段に増えてるのに、指板に対するナット高さをネジで変えられるのとかが稀なのはこんな所からも来てん。
因みにここらしくクドく標準スケール(弦長)のの標準値を再提示しとくと、エレキGuitarの場合2~2.5mm・エレキBassだと2.5~3mmでやんす。(少ない方が細い弦側)

因みにⅡで最近じゃ案外ちゃんとは分かって無い職人も少なくなく、ユーザーの実使用状況の想定の狭さがアカンのかも知れんです。
例えば真摯に取り組むなら目一杯無茶に掻き鳴らされた際、弦の最大振幅はどれ位になるかとかそう云う知見が幾らでも要るんでありんす。

これで若干不幸なのは「良く鳴る」の程振幅は大きくなりがちで、そう云うのに限ってあんまり弦高下げらねんす。
ですんで黒表現だと超ローアクションがお好きな皆さんには全然鳴らんショボイのが却ってお誂え向きで…、っていえいえおちょくる気は決してありませんのよ。

↑でもし気分を害された様でしたら、一寸Guitar系から離れて他の楽器の状況をご覧になって下さいまし。
生ピの鍵盤にだってかなり色んなのがありはするがマトモな状態のなら、鍵盤ストロークが3倍も多い少ないなんてのはあり得んっしょ。

BONZOのバチ軌道が最小にして最高に爆音ってもその時の振り巾が、タップストローク(ゴーストノートとかのヤツ)のpianissimoのとかよりゃ全然大きいでしょ。
これ全ては物理原理の法則由来なんで、人間如きがどう思って考えて工夫したってその限界を超えるのは無理なんす。

なのでウチで調整する際は標準値より減らしても、0.5mm程度でそれ以下にはしないんだ。
それで場合に依っちゃ頑固だの勝手だの不親切と思われてるかも知れないけど、偏って早く擦り減るのを痛い程分かってるんで。

<その内つづく>

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