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2022年4月13日 (水)

音楽備忘録972 真空管サウンドの実際➑

では予告通り明瞭度で真空管の方が勝る部分について記してくが、皆大抵は無条件に物理的絶対値だけで比較するから見落すんだ。
意図的に目立たぬ様にした音までハッキリ聴き取れるのが、ホントの明瞭度なのか是非再考して頂きたいすよ。

自分Bassistの立場としては派手な他パートSoloのバックのだって、全く聴き取れなくなったり埋もれてしまうのは嫌だ。
けどだからって他人の結婚式で新郎と間違われたりしたくなく、露骨に「空気読めない」とか「お呼びでない奴」とは思われたくない。

或はハイパーナルシスVocal君でも、曲冒頭から最後の余韻迄ずっと絶え間なく声を出し続ける事は出来ない。
斯様に完全な単独演奏で無い限り音楽は常に複数要素で成立してるんで、現実的には表裏よりその中間層の目立ち具合のが主軸を占めてるのでありんす。

製作上の問題や技術的限界で期せずして埋没したのを除くと、何でも全て明瞭になってはおかしいんでゲスよ。
言うなれば無意味に主役を差置いて脇役にピンスポを当てるってなもんで、観客はセリフを語る主役の表情をもっと見たかったりするだろうから照明さんのミスになる。

受験番号の合格発表とかだったら一様な明瞭度であるべきだけど、紛いなりにも物語があって配役がされてたら音楽だって芝居の舞台と同じなのよ。
それに従えばってか作品が分かる様にしとくには、全体の明るさは自由で良いがコントラストバランスを変えたりしちゃ不味いんだす。

音や生身の人間の芝居よりそれがもっとハッキリするのが漫画やアニメで、何しろ基本的に全部唯の絵の集合体だからね。
例えば距離感を出す為に手前のは濃く太い線・ずっと後ろのは薄く細い線で描画されてるのを、画一化しちゃったら立体感を殺しちまうじゃん。

なので明瞭度案件で最重要なのは目立つ様にしてあった音が、どの位どう再生されるかなんだよね。
なのでⅡで大変失礼乍ら音楽ってものの理解不足な方には正しい判定が困難で、だからこそ一寸小耳に聴こえた際の明瞭度にばかり気を取られるんでせう。

でコントラストバランスを極力無改変でって条件で比較試聴してみたら、一定以上にマトモに作られた球の圧勝だったんだ。
これには立場上絶対的な自信が御座居まして、自分で弾いて録ったのを掛けてみたんですから。

楽曲・編曲上の事情で目一杯目立たせたいが音量は低目・音色も大人し目じゃないと駄目なのだってあって、そんなのでもちゃんと主役と分かる様にするのに長年腐心されられとったとです。
石がそうなっしまう自体の原因は概述だが、物理性能に忖度し過ぎて音楽的に無理をしてるからだ。

物理性能から開発された負帰還増幅回路って修正液と考えれば良く、正式な書類で使用した際は所謂「修正印」の捺印が求められる。
音楽でも本当はそうなんだが「音に修正印は添付不可」で、無理して割を喰ったのが目立たせ度な訳よ。

実際書類にも一部には修正液不可のがあるが、刺身の鮮度みたく冷凍・解凍すればしないよりは落ちて当然なんざんす。
打込み音源でも実在楽器のは所詮「誰かが弾いたの」の断片ですんで、この影響からは逃れられんのです。

<その内つづく>

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