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2022年4月 5日 (火)

音楽備忘録964 真空管サウンドの実際➏

今日は音楽再生での球に限定してお送りするが、普及価格帯での比較だとやはり細部の聴き取り等では球は不利と言わざるを得ない。
但し概述の如く設計より小音量で鳴らしてるせいでそうなってるのも多く、細かいディテールが近年の石のみたいに目立たせてはくれないって方が正確な表現になるかな。

別表現ではソース内で小音量になってるのでも入ってるかどうかが分り易いのが最近の石ので、全部が楽に聴き取れて素晴らしいと俺でさえ最初は思ったよ。
けれど色んな作品をそんなので聴き進めていたら、にわかにとある疑問が湧いて来たんだ。

こんなに誰も「隠し味Mixing」をする人は居なかったっけで、一般娯楽用としては実は重箱の隅を突き過ぎなんじゃないかってね。
これも以前述だが音響業務用ヘッドホンが大昔風に言うと「見え過ぎちゃって困るわぁ」サウンドにしてあるのは、不要混入音や目立たない雑音の検知の為なんだ。

今日本ではその手のも単に業務用と一括りで呼ばれてるが、かつては「検聴用」ってもっと内容に則した名があったんだけどね。
モニタヘッドホンの方がカッコイイのは大いに同意するが、英語では日本語より大切な名詞が入って無い。

本国で一般にどう呼ばれてるか良くは知らんが、恐らく○○モニタって○○の部分が省かれてるのは稀なんじゃないかな。
だってさぁヘッドホンって何かの音を「モニタ」するのは当り前なんだから、ホントは要るのは何の音かの方でしょ。

わこの辺で第一印象とか精緻さでは最近石のは中々魅力的だったが、すっぴん好きにはどうにも化粧が濃すぎて勘弁みたいな処があった。
’70年代に米を中心とした「レイドバック」ブームってのが一寸あって、The Bandとかが意図的にひなびた昔の懐かしさみたいなサウンドにしててね。

最初に耳にした時ゃ’50はおろかもしや’40年代のなの、なんてアホな俺は勘違いし掛った位で。
これを20世紀中はどんなので聴いてもひなびてたんだけど、最近石のだとカッチリし過ぎに感じられちゃって。

現代本邦主流感覚からしたら妙だろうが、折角苦労してボカしたのが丸見えになったみたいな…。
音楽だと若干ピンと来なくても絵の線とかだったら、如何にも絵画的にしたい時輪郭線とかを曖昧にしてあるじゃん。

そう云うサウンドの演出効果がフイになっちまってて、少なくとも作品意図の一部が改変されちゃってる訳ですよ。
かと言って石のが全部そうはなって無いが、そんなのだと今度は唯一目立たせといたらしきのも一緒に埋もれる現象が起きててさ。

物理性能からしたら石の方が記録されてるままが聴ける筈なんだけど、どうも球と比べるとどんなソースでもモノクロの設計図みたいなのへ寄っちゃうみたいんだ。
ほんでも精緻なのが好きな人だったらこれは平気かもだが、長時間聴き続けた後の疲労度はかなり重くなってる筈だ。

極論すると食堂に隣接してるトイレにドアが無くて、目にも耳にも鼻にも刺激が強過ぎるみたいな…。(大変失礼)
楽器挑戦中にコピーしたいフレーズを拾うのなんかにゃ重宝するが、BGMとして絶対しゃしゃり出て欲しくない様な時とかは困るって調子。

実はコピー時にしても俺様の様な究極レベル!?へ到達すると、目立たせ具合だって大切な情報なのにそれは良く分からなくなる。
もしかしたらこんなのも当節盛り文化の一端なのかも知れんが、盛り無しで充分イケてるのに対しては余計なお世話でしか無いやね。

<つづく>

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