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2022年4月

2022年4月30日 (土)

音楽備忘録989 スピーカのサイズ➏

ここ迄で低音をある程度ちゃんと出すには、ユニット口径もだがそれ以上に箱(エンクロージャ)の容積が必要なのを記した。
これを分割させて補うサヴウーハ式の他に、最近普及率の上がったのにトールボーイタイプってのがあるが…。

正確な起源は特定し辛いが、私的にはバックロードホーンタイプとしての発祥が印象深い。
そもそもバックロー…ってのは「ダクトの長さ稼ぎ」が目的で、かつての日本語称では「折り曲げホーン」とも呼ばれていた。

これ管楽器等の原理と全く同じで、長くする程ダクトの共振周波数を下げられるからだ。
だが50Hzで3.4m必要なんで、もし直管だと部屋に依っては入り切らなくなる。

又理想的にはダクト断面は円な方が良いが、汎用パイプの内径にスピーカの口径を合せられないのも当然少なくない。
そこで木箱内部に迷路様に収めるのが考案され、結果的に箱の一辺が口径に対してはかなり長い形状が生れたって寸法なのだ。

現代の唯のトールタイプはではバックローより遥かにバスレフが多いが、高さの分内容積を稼いで低音を出易くしてるのは一緒。
面積さえ狭目になってくれりゃ高さはあっても平気とか、もっと高くに置きたいが丁度良い台とかの手持ちが無いなんて際にはこの形状は助かる。

但し細長くするのにユニット口径はかなり小さ目で我慢しなきゃなんないんで、同一体積で比べると一般的な形状のよりは低域限界と能率の両方で不利だ。
加えて残念なのが近年の主用途の関係(多チャンネル再生)か、周波数特性グラフの公表がとても少ない処。

確かにスピーカ全体の平均性能が上がったから、昔のみたいに極端な特性の凹凸は無くなったけどさ。
デジタル化の恩恵で折角測定レスでも数値で補填・修正が容易くなったのにそれを奪うってのは微妙で、今後はより欲しい情報の提供具合でチョイスするのが良いのかな。

何れにしても色んな形のが増えるのは、各自の環境にフィットさせ易くなる点では有難い。
だが小型化を優先した結果能率の極端な低下に加え、耐久性等の面でも不利は各段に増えちゃってるんだ。

他より低音って波長は長く振幅が大きい物なので、それを小口径で生成するには振動板ストロークをより大きくせねばならない。
大きく動かすには例えば振動板のエッジに、紙や布より伸縮性に富んだゴムやウレタンが必須となったりする。

それ等は伸縮性の良さが為に短寿命となりがちだし、大きく動かせばその分当然歪みも生じ易くなる。
今回のトール君では低音は箱容積メインで稼いでるから盛大な盛りは不要な分マシだが、爆音は出さないからロングストロークは気にしなくて平気かったらそうでもない。

小口径は適正口径のと比べるとかなり低能率(凡そ2~4倍程度)なんで、音が小さくてもウーハどんは結構ハードに働かされてんだ。
と言いつつ実は俺も実際日常的に触れる迄は結構期待してて、随分技術が進歩してるからもっと行けるかと思ってたんだけどね。💦

<つづく>

2022年4月29日 (金)

音楽備忘録988 中古楽器 体験的実情編➎

本日は木オンリーとどんどん細分化してるが、そんなに生物学的には掘らない(正しくは掘れない!?)から安心せい。
先にどれにも共通なのから述べ、その後各楽器毎の固有案件って流れで進めさせとくれ。

音に関わるのではスピーカや入れ物以外では所謂集成材はあまり使われないんで、変形や剥離等以外はあまり心配が要らない。
しかしなまじ「目に留まり易い変化」をしないが為に、特に初期段階の変容を見逃し易いのが難点だ。

これの変形の場合全体が微かにひしゃげたとか剥離のなら中間部だったりすると、大凡のシルエットは殆ど変わらないもんね。
加えて不具合部が影になってるのも少なくないんで、状況把握に他の通常のより視覚に依存しないのがコツになるかも知れない。

んでそれが家具とかだったら強度と見栄えが及第してりゃそれで良いが、音に関するのになるとどんなに美麗でも音に劣化が出る様なら精査しなきゃならんのが独特か。
そうなる原因の多数派としては極端な含有水分の変化とか、板状のだったら見えない裏面にクラック(ヒビ)が生じたなんてのになる。

んでⅡで↑の如く普通の状態では見られないのも少なくないからこそ、先に音を通じて把握するのが余計大事になって来るんすよ。
体験的には材の薄さと柔らかさ等から、アコギボディのブレーシング(力木・梁)の接着部剥離なんてのがあった。

これが最高運だった場合はサウンドホール経由の偽内視鏡手術的な方法も不可能じゃ無く、非正規ではあるが何とかして患部へ接着材を流し込めればそれ以上の悪化位は防げる。
内容的にはレッキとした魔修理に分類されるものの、分解・再組立てはネジ止めとかじゃないから廉価品だと工賃の方が高くなるんでね。

雲行きが怪しくなり掛けたのでこの辺で次へ行くが、ここから個別案件で先ずはオーディオスピーカのエンクロージャ等に頻用されてる集成材(パーティクルボード等)だ。
年々接着剤の性能向上等で崩壊し難くはなって来てるが、筋が通って無いだけにやはり欠けたりはし易い。

ドカンとぶつけてもパカッと割れたりしないのは助かるが、その場所が箱の角だったりするとかなり簡単にその部分はバラバラの粒状になっちまう。
こっち方面で注意の要るのったら保護の為に大抵は別の表面仕上げ材が貼られてるが、なまじ丈夫な印刷シート・合皮・パンチカーペット等で包まれてる分内部状況は把握し辛い。

角だけとか程度なら全体強度や形状には無問題も、音となると大袈裟に云やミクロマラカス(そんなのあるのかよ?)を抱かせてる様なもんだから無事で済むとは限らない。
とは言え大した事には滅多にならんから、強度面に問題無かったら接着剤でも注入して固めときゃ良い。

けれども全く知らずに居るとあちこちのネジを締めたり、散々色々やってもって事はあるかもよっと。
処で楽器系ではキーボード等の外装板で昔はかなり使われてたが、音に影響する事は滅多にないからほぼ見栄えだけの問題だ。

但しだからって↑の表皮も欠けたりめくれたままにしてっと、据置き固定なら未だしもケース内に粉若しくは粒子がどんどん溜まってく。
幾ら汚くても平気ってもそれが万一機器内部に侵入すりゃ、やっぱり無事では済まなくなるから完全放置はヤバイのだ。

<つづく>

2022年4月28日 (木)

音楽備忘録987 RockのスタンダードⅡ㉚

今回は満を持して登場!?のエレキGuitarのミュート案件だが、内容に関しては巷に情報が豊富なので敢えて概念中心でだうぞ。
エレキGuitarだと少なくともハンドミュートはジャンル不問で使われてるし、Guitar奏者で全く出来ないって人も多分滅多に居やしないだろう。

だがどんなのをどんな風に使うかについては案外触れられてるのが少なく、例えば手でも出来るが昔のGretschのみたいにメカ的に掛けられるのだってある。
↑の中で特筆すべきはミュートが上下半分づつに分割してあるヤツで、これはCountryを演る際には強力な武器だった。

この低音側だけミュートってのは伴奏や簡易伴奏とメロを同時に弾く際には必須度がとても高く、勿論手で可能なのだってそこそこあるんだけどね。
実際演ってみりゃ分かるが安定を保つのも大変だし、長く続け様とするとかなり草臥れる。

ってここはRockの話しなのに脱線かったらそうではなく、Countryでは奏法上の都合で有用だったのがRockでは音色バリエーションのみとして選択可能になるからだ。
とは言っても恐らくニーズはかなり少ないだろうが、近年の常識よりホントはミュートにももっと色んな方法があるのは知ってる方が良いと思うんだ。

コレ知識ヲタとして自慢のタネにしようってんじゃなく、使い方に大きな違いを生じる可能性が高いからなんよ。
Guitarだと前回のBassの程の差は出ないけど、「どうしても薄っぺらくしたくない」時なんかにAmpのツマミは弄らないで行けちゃうからね。

この時ある程度以上の歪み深さにしてあると少し強めに弾いてやりゃ、アタック音の倍音量は非ミュート時からそんなに減らずに済ませられる。
その対極にRockでは命とも言える「刻み」のキレ具合の適正化には不可欠だが、こっちはブリッジに手を乗せっ放しにする他にも方法がある。

要するに一々毎度開放弦なら触れる・押弦ならその指の力を緩めて得る訳だが、これに依るStaccatoは速さ限界が低目だ。
そうなったら次なる手段はピックストップとなるが、音を止める時にピックを押し当てる音が大き目なのが玉にキズ。

ので結局各奏法での境界域では、音色と音の長さのどっちかを優先させるしかない。
んでその時どっちを選ぶかに、「状況判断」ってのが深く関わって来るのであるぞなもし。

但し今回でのそれは曲想とかより他楽器との兼合いの方で、他の誰かに演って貰えるかどうか等を主眼に語っている。
例えばアンサンブルに鍵盤が入ってたら楽器次第でかなり差はあるが、細かいStaccatoは鍵盤の方が適性が高い。

Guitarではブリッジに手を押し当てるの以外では2行程必要だが、鍵盤だとワンアクションで出来ちゃうんだからさ。
これが念頭にあると音を短くする為に籠った分を鍵盤のユニゾンで補填するとか、Guitarだけで無理するのからは開放される。

私的には刻みをハッキリさせるのに「無音部の長さ」等を優先させる方がお勧めで、大小とか音色の変動より何たって「あるなし」が最強ですからね。
これが小編成の方が相対的に無音部をより無音化出来るんで、無理してフルオケの厚みに対抗するより効果的なんじゃないかと思うんだ。

<つづく>

2022年4月27日 (水)

音楽備忘録986 中古楽器 整備の苦悩編➍

さてMoon JJ-5系に纏わるのの続きだが、現時点の分解度では正確な型番・バージョンが把握は不可能だった。
が概述の通り現行品との大きな変更はPUのメーカ位なのでこの先は、どの程度コンディションを上げられるかに挑んだ後必要性があればのつもりだ。

前回述秘技との兼合いもあるんでもう少しネック反りの詳細へ踏み込んどくと、幸い現時点では低音弦側の単純な順反りで済んでいる。
もし複雑若しくは細か目の波打ち等があったら保留としたかもだが、現状のは1回修正したら表れた(本当の処はどうだか分からんが)のに今は着目してるんだ。

実は他にも伏線があって修正の複数回分割を決定したのは、トラスロッドナットが「普通に締められる」一杯に
到達しちゃったからなんだ。
リッケンのよりは他の殆どのは丈夫とは言え、非調整側の回転を阻止する部分はそんなに屈強じゃないからねぇ。

ロッド固定で直接接する部品は金属でも実質的に回転を阻止するのは、ちっとも太くない木の棒(ネック)の内部だけなんだからさ。
そしてその時点で締められる限界に到達すると、締める側のナットとそれを受ける金属部の摩擦抵抗も急激に増大する。

するとそれ迄はナット・金具間が必要なだけ滑ってくれてたのが、ナットに「着いて来ようと」し出すんすよ。
この現象は金属同士のでは他の殆ど何にでも起こるもんで、ネックの場合だと回転方向(捻り)に余計な力が働き出すんだ。

この両者のベクトルが悪さしたとすると当該器では調整ナットはブリッジ側なんで、楽器後端から見て先端に右へ捻る力が加わってる可能性が考えられるん。
チトややこしくなるが直接回せる側は締めた後少し戻せばキャンセル出来るが、反対端はロッドも止め金具も触れられないからこれが残る。

これって現況の低音側だけ順反りと丁度一致してて、いや実際は寧ろ逆方向から考察してって辿り着いたんだけどね。
尚且つどの程度この提唱!?の影響力があるかも不明なんだけど、でも全く作用してないって証拠の無いのだけはハッキリしてるから。

勿論材の木目の関係とか5弦は一番低いのだけ張力が弱目になるから、意図的に低い側だけ順反りになる設計にしてある可能性もあるがね。
でももし現況の主因がこれだとしら、徐々に木が馴染んで来てくれたら無くせる力なのよ。

具体的には無理に締めないで必要な反り具合になってくれりゃって、のである程度間をおいて経過を見て行かないと見通しが立たない訳。
併せて「躾!?」の為に1,2弦だけ正規の音程にしといて、3~5弦はペグから外れない限界迄緩めとき乍ら。

何れにしても物が物なんで余程のハズレに当たったか、俺の知らない期間の保管に大問題でも無かったらもっと簡単に改善出来る筈なんす。
実際取組む迄は暫く遊ばせて貰いながら調整して、残すか売るか決定してなんて調子の良い腹積もりだったんだけどね。

事後検証になっちゃったが個人的には「新古品の長期放置品」って、幸か不幸か今迄未体験だったんだ。
長年の不始末で悪い癖の付き捲ってるのも厄介だが、↑の方が実際はもっと大変みたいだね。

子供時代の不摂生が祟って、若いのに成人した時点で既に持病を抱えちまってた様なもんなのかな。
万一これで実用寿命が縮まる様だと、物理寿命が沢山残ってるだけに何とも勿体のう御座んす。

<つづく>

2022年4月26日 (火)

音楽備忘録985 スピーカのサイズ➎

目的次第で適正サイズがあるったって今更大艦巨砲主義でもあるまいし、こんなに狭いのにどーすんのってね。
いやはや全くご尤もそれ自体には全く返す言葉が無い処か、俺自身が望まずともその極致に近い辺りに居りますです。

しかしそんなだからこそ究極のミニマム化が必至で、色々実態が明らかになって来たので御座居ます。
限られた空間に押込むには絶対的な容量を減らすのは当然も、限界もありゃ後数mmに泣かされたりもしやす。

そこから分割する知恵が編み出されたんだが、それで効果の大きかったのは中・高域のみ。
露骨に良く見える場所に置かなくて済むのは良いが、サヴウーハの箱はやっぱり結構デカいまま。

加えて概述の低音がモノラルになると困る音源(例えばBeatles初期のとか
)では、普通ので聴いたのと随分違ってしまう。
ってんでサヴウーハも2台にしようもんなら更に場所取られてで、結局分割するメリットは中・高域の位置と向きの適正化位だ。

そんな処から俺言い「特盛EQ作戦」が小型サヴウーハから始まったみたいだが、これの欠点は太古の真空管式よりエネルギー効率が悪い処。
今はAmp出力回路のデジタル化でサイズは小さく出来る様になった分マシになったが、音量に対する消費電力は依然膨大なのだ。

何せそのままでは全く実用にならない程、スピーカの「能率の低い」部分を強引に鳴らそうとするんだからね。
言うなれば地毛対付け毛の割合が1:9とか1:20って、ほぼハゲなのをロン毛にしてる様なもんで。😵

それでも動力系(洗濯機や掃除機みたいに強力モータの入ってるヤツ)と比べると元がタカが知れてるから一大事には至ってないが、長時間鳴らしっ放しにしてたら電気料金請求額にもちったぁ
差が現われる筈だ。
っとこの様に原理に逆らって無理に小さくすると、色々条件が増えるのでニーズとの適合度と汎用度に大きな制約を抱える事になるんですわ。

カーオーディオみたいにドア等に付けられるサイズが限られてる場合には向いてるが、そうじゃない場所では必ず良い方に転んでくれる保証は御座居ません。
又シングルサヴウーハ(但しスピーカユニットでは無く箱の数)の併用については、適切な聴取位置が取り難い環境下では却って公平になるって側面がある。

一般店舗等では位置より先にお客全員との距離が問題で、近い人にはウルサく遠い人には良く聴こえないでは困る。
されば余程広くでもない限り客席等の中に置かなきゃなんなくなるが、片chに至近・もう一方には最遠って状況が発生。

その際完全に片chにしか入って無いのがある音源を掛けたら、反対側のの分はほぼ聴こえなくなってまう。
そうなって変になる位だったらステレオ感を放棄する方がまだマシで、中でも大柄になり易い低音担当のは数の追加はし辛いんでね。

なので逆に個人とか聴者数が少ないならば極普通のスピーカ(特盛不要タイプ・俺仮設定中型)、2本だけにした方が多くの場合は占有面積・音質共々好結果を得易いのよ。
惜しむらくは該当するモデル数が特に近年本邦では減少してる処で、そもそも室内でも自耳以外に音を出さないのが増えてるからなのかな。

今の日本は個人の音楽再生環境がよろしくないので何だが、なるべくヘッドホンやイヤモニじゃ無くスピーカで聴く機会を増やして欲しい。
少数の例外を除き作り手側はスピーカ再生想定のが多く、それは近年気にされる明瞭度や分離度がスピーカの方が厳しいからなんだ。

これに加え生の音楽音(電気・電子楽器入りのも含む)って半ば必然的に「空間合成」成分込みだが、それを全部ソースに入れとくとスピーカ再生時に追加される分が元のより増えてまう。
ので一般平均スピーカ再生で生成される分は割り引いとくのが普通なんで、お耳ベッタリで聴くと今度は作者想定より減っちまうんだ。

<つづく>

2022年4月25日 (月)

音楽備忘録984 中古楽器 体験的実情編➍

ここから徐々に内部へ侵入して行くが、これに際しPAや録音機器も含め外観のみ・触診・分解について記しとこう。
例え新品であっても万一木材の内部にスが入ってたりするのの見落としもあり得、物理的に厳密な追及は不可能なのだってある。

そりゃ中には買う方も作る・売る方も完璧を追及してるのだってあるが、楽器にとっての完璧って必ずしも工作物としての完全度とは一致してないんだ。
それ故例えどんな主義であったとしても音や使い勝手を差置いて、完璧さを求めるのはお止しになるのをお勧めしやす。

とは言え近年主流化した通販は手作り品にはデメリットの方が多く、現況では楽器屋から遠い人への真の福音には足りて無いのが現実だす。
強度構成部だって影響はあるけど何たって共鳴部の具合は、所謂「打音検査」若しくはそれに類する方法じゃないと中々確認出来まへん。

この部分で考慮されたいのが「組み上がってどうなるか」で、材の質自体は全て良好だからってそれだけで良く響いてくれるとは限らないからなんだ。
又機種や販量次第でこれの必然性に差があるもんで、大量生産タイプのの程厳密な出荷検査を経てる新品でも「実確認」が大切だ。

これってビジネス構造的に例えば100本作って不良が1なのと、10本中の1本では収益性が問題になる度合いが違うでしょ。
そりゃ中には稀に少量生産でも返品・交換に応じない様な黒い処もあるやもだが、もし月に1本位しか売れないので「全く売れなかった月」が生じるとえらいこっちゃろ。

さて通販しか難しい場合の秘策!?は敢えて後回しとして、取敢えず金属・樹脂・木の3大別毎で続けて行こう。
楽器や音響用途では金属系は主に強度部品として使われるので、裏側だけに入ったヒビ等以外は大体目視だけでも把握出来る。

但し著しい腐食(錆び)がある場合等はその深度が目視のみでは想像域以上は、木は表面以外の杢目(無塗装若しくは可視塗装限定)やス入りの有無と程度に関してと樹脂系では最重要な劣化度が画像や目視での判定が困難だ。
尤も体験的には過去物程製造・加工精度を高く出来なかったんで、業務用度の高いの程俺言い「不完全マージン」が多く取られている。

なので摩耗度以外はそんなに気にしなくて平気なのが多く、元からギリギリ強度になってた様な廉価品の場合は注意が必要だ。
只製造時期次第(主に1970年代後半)で安くても木部の質は良かったのが国産には結構あったから、金属部は端っから交換するつもりなら逆に出物に変身する。

ワンポイントメモとしてバランス的に体験に依ると1980年以前のは金属や電気部が、それ以降のは木部に弱点があると考えて良いと思う。
貧なので未実験な杜撰大王ではあるがそれ故ビンテージ趣味の無い人なら、昔の木部と近年の金属・電気部を組合わせると面白そうだ。

特に近似品複数所持が無問題とか必要な方の場合、これは専門知識レスでは最も効果的な「自前改造」の手段よ。
っつうか1980年位以前は金満達人ですら、録音用の珠玉の1本の為にそんな真似をしてる方が普通な位だったし。

では最後に木の内部を知る秘策で御座居ますが、残念乍ら完璧には程遠いけど「重量」ってのに結構表れてるのも事実でやんす。
但しⅡで同一品の平均重量も分かってないと効力を発揮せず、珍品・希少品には通用してくれまへん。

<つづく>

2022年4月24日 (日)

音楽備忘録983 RockのスタンダードⅡ㉙

シックなBalladeでも無きゃRock Bassはギンギラギンでもへっちゃらなのに、何故音色都合でもミュートのニーズがあるかの補足から。
に際し補遺も兼ねBassの歴史を、番外編として少々。

Rockでは歪むのさえOKなんで全体の倍音量が多目になるから、例え低音命のBassでも下さえ出せてりゃ良いとは行かなくなった。
それもあって倍音を出し易いRound弦がデフォになったが、その代りFlat弦より太さを出すのは大分苦手となっている。

物理的解析で行くとアタック音には好都合になったが、Decay音には不利に働いてんの。
ビィーンとかギィーンのアタックは「ビ・ギ」なので、ブゥーンとかポォーンの「ブ・ポ」より目立って好ましい。

がアタック音が「終わった後」はRound弦のは「ィ―ン」だから低域成分少な目
で、Flat弦の「ゥーン」や「ォ―ン」には到底敵やしない。
理想としては例えば「ガォ―ン」なんて鳴ってくれると良いんだが、残念乍ら今の処そんな風に都合の良いのは存在しない。

この件楽器の流行の歴史を眺めると良く表れてて、Rockが晴れて主役級にのし上がった頃がリッケンベースが最も持て囃されてた時期だった。
これって実は大いに訳ありで当時はまだFlat弦がデフォだったんで、どんな弦でも比較的派手なアタック音が出せるのが貴重だったんだ。

けど類型が他に出て来なかったんで、やっぱずっと同じのばかりじゃ普通は飽きて来るよね。
それに加えどんどん歪みも深くなってったりすると、前より余韻部にも倍音が欲しくなって来た。

等で結局Round弦がデフォになって今に至ってるんだが、幾ら派手になったったって全員じゃないし全曲じゃ無いよね。
つまり有事に備えてRound弦にしといたってなもんで、欲しい時に足りないと困るからってだけなんすわ。

今時はフレットレスやウッドBassも弾くんじゃないと、そもそもFlat弦に触れる機会が先ず無いから何だけどさ。
俺自身は貧から同じ楽器の別弦用を持ててないとか坊やを雇えないんでRound弦だけで我慢してるだけで、今の時代でも常に使い分けたいってのが本音なんだ。

ので人次第っても音の長さじゃ無く音色の都合のミュートは次善策の事が多くはなるが、それでもアタック音だけの為にRound弦でやたらと籠らせるよりは大分マシだよ。
これを苦しい言い訳と思っても否定こそしないけど、「余る程出てる」からこそミュートって手段が使えるんで。

上出みたいなFlatしか張れない楽器では音色目的では殆ど使えないんで、どれだけ価値を感じるかを別とすれば特権の1つではあるんでっせ。
それ故少なくとも知識や意識としては、ミュートって方法も
スタンダードに含めといた方がお得だと思うんだ。

<つづく>

2022年4月23日 (土)

音楽備忘録982 中古楽器 整備の苦悩編➌

さてあれから情報収集等も粛々と進み、全体に手が付けられる状況が目前となって来た。
何かをするには幾ら些細なのでも0秒ってのは無いが、今日最初は時間経過をケチらない方が良いヤツから。

これは何たって電気的なのより物理的なのに多く、現在施術中なのがネック反りの調整だ。
今回の預かりエレキ群はどれも10年以上メンテレス状態だったんで、そんなに経ってりゃそれなりに狂い等が生じてても何の不思議も無い。

それが単純思考では古いの程調整箇所や量が多いと予測してたっけ、いざ取り掛かってみたらそうでも無かったんよ。
こっちとしちゃ少しでも新しくて知名度のあるヤツ程高値が付けられるから、そんなのから要領良く作業を済ませて空間拡張と資金化するつもりだったんだけどさ。

ってのも交換部品の多いのを赤貧野郎が手掛けるにゃ、売れる前に払わなきゃなんない部品代すら苦しいじゃん。
どれも10年以上落ちだから新たらしいなんて言うのも変だろうが、今でも大きな変更は無く売られ続けてるMoon JJ-5系統のBassのネック調整に取り掛かったん。

それがいざちゃんと見てみるとかなり順反りしちゃってて、1回じゃ足りるだけトラスロッドを締め切れなかったんだ。
コイツ物が高級なんで材や加工に問題がある筈も無いし、PC師匠たる親友ってそうなる前は楽器屋だったから扱いに瑕疵があったとは到底考えられないのに。

そこで思考を巡らして思い当たったのが、楽器が安定期に入る前に無準備冬眠を余儀無くされたのではってのだ。
楽器の木材って時間経過だけで性質が定まるもんじゃなく、一定以上の通算時間鳴らさないと落ち着いてくれんのよ。

家具等の様に振動を受けない方が受けるのより長時間のと違って、ずっと弾き続けてたら休ませるよりすぐに駄目になったじゃ困るやんか。
最近じゃ中心は外見だが色んなエージング技術も上がって来てるから、売る前にやっといてくれりゃ…がそうは行かんのどす。

奏者が違えば(バーチャル奏者も含む)「加わる刺激」は必ず僅かでも違うし、同一奏者ですら肉体や趣味の変化から時期が違えば又ってね。
或はペットの躾が終って無かったでも良いがずっと叱られない(楽器の場合修正)で居たもんだから、一定方向への偏りが酷くなってたって寸法なのね。

で今は2回目の調整が済んだ段階で高音弦側は及第に達したが、低音弦側がまだチト足りていない。
これ正規業者さんだとそれ用のアイロン持っててもっと手早くってのもあるが、なるべくなら本当は「誘導するだけ」に留めといた方が良いんよ。

いや持って無いからの言い訳臭ふんぷんだが、後で狂い難くするには例え相手が加工された木でも「習慣付け」ってのが大事なんでね。
ほいで当該器は他にトーンポット2つが恐らく要交換なんだが、万一反り修正の結果が芳しく無かったら交換する部品代が問題化しそうで。

当初は比較的1本づつ順番に集中して手掛けようと考えてたんだけど、見事に覆されちゃいましてん。
わそれとして反り自体の程度の他に1回目の後になって捻れが明確化したんで、杜撰式怪しげ秘技!?も駆使して2回目の修正をして結果を待ってる処なのだ。

<つづく>

2022年4月22日 (金)

音楽備忘録981 スピーカのサイズ➍

今日は正しい判断の為に小ささの効能から行っとくが、敢えて専有面積以外のから記してこう。
現代オーディオではフルレンジ1発ってのはレンジを稼ぐのが大変なんで、大抵はユニットが2・3個付けられている。

その際口径が大きくなる程中心間距離が増えるんで、近くで聴いてると音域次第で「出て来る場所が違う」のが気になったりする。
ので特に大きい方のヤツ(ウーハ)が小さい程軽減されるが、多少なりとも気になるならどんなに小さくしても同軸タイプにはとても敵わない。

とは言え極端に近距離でとかバッフル板(ユニットの付いてる面)に対して斜めになったりしないなら、小ささはそこそここの音像定位に貢献してくれる。
又近隣への磁石の磁束漏洩も小さい方が有利で、今はブラウン管はほぼ使われなくなったからその意義はかなり薄れたけどね。

磁石の強さ・大きさは出せる音量等に最も左右されるが、小口径→振動板が軽くなる分少しは小さく軽く出来る。
但し原理に逆らって口径の割に低音を出そうとすると逆転するので、オーディオ系でこのご利益にありつけるのは低域をサヴウーハ等に全依存可能なシステムの場合に限る。

これ等より私的に最も有利と思われるのが「向き」で、置ける場所の増える他に何処かへ金具等を介して取付けるのでは圧倒的なものがある処。
聴者に正対させるのに左右方向だけなら置くだけで済むが、上下方向に傾けたいとなるとそうは行かない場合が出て来る。

今時はスタンドや吊金具自体は種類も豊富で万全だが、壁や天井等がどんなのにでも対応してるのは稀。
結果的にウーハが30cm以上のスピーカシステムでは、床上とスピーカ箱間に適切な高さの台を噛ますのが主流となっている。

その台を棚で賄おうにも現行本邦主流の木製のでは奥行きも強度も大抵足りなくて、かと言って金属系のは共振等の面で選定に慎重さが要求される上高価だしねぇ。
尤も「スピーカは置けさえすればそれで良い物」って考え自体が、本来は問題の元凶なんだよね。

これがPCのLCD画面だったら大抵誰でも向きも角度も合せる認識があるのに、一応聴こえたからってスピーカだとおざなりにするのは一種の差別ってもんですぜ。
…と俺はずっと思ってっけど多勢に無勢じゃ仕方無いが、「小さい程向きを合せ易い」のだけはもっと浸透させたいと考えてるよ。

例えば貸間に住んでると天井や壁にネジ穴開けられなくても、手持ち家具に保持金具を付けても軽いのだったら行けちゃうよ。
個人宅では僅少で店舗等だとそこそこ実例を見掛けるが、相手が机とかだったら引っ越しとかをしてもそのままで行ける場合が多いからお得よ。

ってな事って俺が現代主流小型スピーカに否定的なのは、それ自体ってよりゃ使い方使われ方が今一気に入らんだけなんだ。
一般庶民感情としては金具類レスでも聴こえるのに、そんなの追加購入したら金も手間も増えるから面倒なのは分からなく無いけどさ。

性能をロクに引出せない使い方で満足出来るなら、もっと安いのでも良いんだから勿体無いのよ。
中途半端な倹約って、気付かぬ部分で浪費になってんねん。

<つづく>

2022年4月21日 (木)

音楽備忘録980 中古楽器 体験的実情編➌

お次は主に木部の塗装の劣化についてだが、ここが最も新品時にその美しさが際立つ処だろうね。
美しさに次いで経年差が目立つのってば退色・変色で、但し最近のは対象物が何であれ塗料の改良からかなり持つ様にはなった様だ。

貧俺としちゃ背に腹は代えられんので実用上問題無きゃ無視しちゃってるが、もし拘るのであれば入手時が新だろうと中古だろうと
定期的な塗替えの要る物だと考えている。
物理的必要性の低いのったら金属に金属メッキが施されてるの位で、それ以外は先ず塗料と本体の温度・湿度収縮率に結構差があるからねぇ。

酷いのになると宅のにある様に太鼓胴の所謂カバリングで、経年で貼り合わせ箇所にズレを生じてるのすらある。
尤も何処かに浮きも生じてて共鳴に悪影響が出たりして無きゃ、道具としちゃすぐに治す必要は無い。

何れにしても基本的に擦り傷等には元々「塗り」ってな耐性の低いもんで、塗料種や仕上げ次第での差があるも強度を優先し過ぎるよりゃ塗替えの容易さを考慮されてるのの方が私的お勧めだ。
そして前回同様っつうか今回のこそ観察と判断の仕方が問題で、俺が最も具体的に痛感させられたのは例の超長期借り物のリッケンベースの色だった。

これメーカ呼称ではFire Glowってので周辺部が赤のボカシ塗装なんだが、その赤が新品時も今も普通の照明下で肉眼だとどうにも濃過ぎにしか見えない。
のが撮り方にも依ろうが先ず写真だと普通になり、舞台のスポットを浴びるとヤケに鮮やかにって現象があった。

これからすると色味で懸案になるとすりゃ白系の「白さ」位で、これには2パターンある。
どうしてそうなるかは面倒なんで追及しない杜撰スタイルだが、当初が白のは黄色く・クリーム等黄色味の強いのは何故か大抵色抜けして白ける様だ。

こっちの典型例としては今預かり中の元はパールホワイト(メタリック系)のが、直射日光等には幾らも晒されて無い筈なのに随分黄色っぽくなってるのがある。
しかしそんなのですら直接同一条件下で並べでもしない限り、舞台に上げちまえば何れも「白っぽい」でしかなくなる。

選べるのであればその時点ではより好みの色合いのにして良いけれど、新旧より色味・色合いはそれを眺める条件で変動するってのは忘れない方が宜し。
塗膜表面の傷にしても浅いのだけだったらコンパウンド研磨で解決するんで、最も気にすべきは割れ・欠けがあった際それがどんな風になってるかや溶け掛かっててベト付きが出てる様なヤツだ。

擦り切れや単純打痕みたいなのだったら急速に拡大する可能性は低いが、塗膜全体が劣化して浮き気味になってたら何時広範囲がゴッソリ剥げ落ちるか分からない。
後者半溶けベト君は主に昔のGibsonのに多く、これは演奏性や他部を汚す恐れもあるから一寸深刻だ。

これの具体例としては手持ちSGがそうなってて、しかし面倒なのと付属の専用ケースにしかしまわないからと現況不精して保留中。
尤も強く押付け無きゃ悪さしない程度に収まってるからで、もっと溶融率が高かったら或は今後そうなったら直ちに再塗装の覚悟はしてるよ。

って事って普通は誰だって外装だから「見た目」を気にするけど、実際には↑みたいな見ただけでは分からない部分の方が問題なんす。
それプラス本質的には「ペンキは塗り替えるもの」って認識を持っとくべきで、新品購入したって10年以上経てば写真か何かで比べれば一目瞭然の劣化があっても仕方無い物なんじゃないかな。

<つづく>

2022年4月20日 (水)

音楽備忘録979 RockのスタンダードⅡ㉙

エレキBassミュートの続きでありゃんすが、過去作品でこの件でずっと疑問なのがあるんでそれから。
俺知りで大凡1980年以前のにノーミュートにしては幾らFlat Wound弦だったとしても、微妙に余韻の短いのが随分沢山色々あって…。

コレDrumでも内蔵ミュートの使われ加減がとても分り難いのと近似で、視覚のみでの判断なんてほぼ不可能

特にネジで締めるヤツの「締め具合」となると、直接現物に触れられないとそりゃ分かる訳ゃ無いや。

ほいでもし弦がRoundだったら何か僅かでも触れてたら途端に籠り出すが、Flat張りで2kHz位迄しか出ない昔のAmpだと音色からの推測もほぼ不可ともうお手上げだ。
更に追打ちを掛けてくれるのが所謂セミアコタイプの楽器も少なくなかった処で、Bassの場合材厚の薄い箇所があるとサスティンはそれだけで短縮するからね。

んで個人的に未だ完全解明出来て無いのが最有名なPaul McCartnyの、特にWings時代でリッケンの後ろ寄りを弾いてるヤツだ。
弾き手(左利きなので左手)が何時でもハンドミュート可能な位置にはあるが、リッケンの場合ミュート部にフレームが突出してるからブリッジ部を押さえるのが難しい。

オマケに手以外のミュートも付いてるんだから、音以外にやってるかどうかの判断材料が無い。
にも拘らず弦がFlat張りでAmpは高域の出せないの、尚且つ音色も英国らしいしっとりとした調整にしてるとな。

今より遥かに大雑把なご時世だしそんなだからか、文献にも明確に触れてるのが全然出て来んと困ったもんだ。
この件そもそも誰にとったって分かり難いので仕方無いが、Tower of PowerのFrancis Rocco Prestiaの例もある。

その手法が唯一無二のネックフレット側で極軽く掛けるのなんで、他のの直接の参考にはならないけれど。
録音のクウォリティだって昔のは怪しいのも少なくないから何だが、しかし「聴いた限り」では彼以外に一切ミュートして無かったとは到底思えない。

ってのも楽器自体にミュート機構の付いてるモデルが昔はかなり多くって、付いてるモデルが無いブランドの方が少なかった位で。
流石に今となっては所謂現行タイプので付いたままなのはリッケン位と激減したが、何処かへ押込むタイプのが何時の間にか昔じゃ想像出来ない位増えてて売られてる様だ。

なので使用頻度はかなり減ってても消滅はしてない様で、地味目ではあるが下手にストンプで捏ね繰り回すよりは音を変える効果が大きい。
現行主流のRound弦の潤沢倍音を反故にしてまう弱みはあるが、逆手に取れば偽Flat張りにする事は出来る。

ニーズとして重要なのがビンビンは不要だがカンカンコンコンは要るみたいなので、特にRock系だと大昔風では無くなると困る事がある。
アタック音もマイルドで良きゃ楽器のToneツマミを絞っちまえば良いが、↑みたいなのは弦の方で抑制しないと再現出来ないのよ。

この部分に限るとピック弾き割合の多さと相まって、Reggae要素皆無のでもRock Bassに意外と必須の要素かも知れないんだ。
今時エレキBassで音の短さが~なんてぇと時代錯誤感著しかろうが、Drumだったら楽器のでも奏法のでもミュートは一切嫌って言ってたらそいつにRockじゃないのでも演ればって進言しそうにならんかえ?。

<つづく>

2022年4月19日 (火)

音楽備忘録978 中古楽器 整備の苦悩編➋

素直に純粋な「どれ残す?」話しの続きだが、今の俺の齢になっちまうとその影響が大いにあるんすよ。
60寸前にもなって来っと、終活込みで考えとかないと後で身内の負担になり兼ねないんで。

もし今が40才台以前だったら今回のモノだと、暫くは使ったり弄ったりで即売なんて間違い無く
考えなかったな。
GuitarではエレキはMIDI用PUとコントローラの搭載されてるのとか、Bassではフレットレス加工したのや5弦のとか手持ちに全くその機能のが無いしさ。

けどどっちも楽器本体が自分の常用タイプの範疇外だし、その機能を直ちに使う予定も無いとなるとねえ。
年齢案件の他にも別口の一括預かりメンテの予約まで入っちゃってるんで、処遇決定が困難なだけに方向性位は先延ばしがご法度状態なんだ。

もう少し楽器屋業に本腰入れてたら空間的準備もしてただろうが…、と愚痴はこの辺で今回の主題はこの痛感から来る俺言い「買う前に心の事前設定」なのでありまする。
順を追って考察してくと改造した際の原形部品の保管方法が最初のポイントで、俺知りだとこれを最も上手に処理してたのがウチの休養君だ。

彼の方法にも限界はあるが、楽器ケース内に入れとけるヤツは全てわざと入れっぱにしてあってさ。
かつては同時所持本数が多く且つ新陳代謝もお盛んだったから思い付いたのか、そうしときゃ落したりせん限りどれがどれのかを誰に対しても明確化出来るんだ。

俺自身は今迄は無くしたり移送時負担の軽減に反するとか、そもそも復元部品の付いて無い中古とかしか買って無いから幾らも気にして無かったんだ。
これと並んで重要性で再脚光を浴びたのが「状態保持」で、こっちは少なくともかつてはプチ裕福だったPC師匠や休養君のが兎と亀状態かも知れない。

経済以外にもなまじ自らメンテのスキルだけは持ってたが為に、誰かに委ねるとか日常的に協力を求める事は無かった。
「スキルだけ」なんて皮肉っぽく言ったのも、最後手に負えなくなるとこっちへ全部丸投げして来たからで…。😅

彼等に問題があったのはスケジュール設定で、恐らく個別単体でしか「取られる時間」を考えて無かったからだと思うんだ。
持ってるのが数本以下の内はそれでも何とかなろうが、それ以上に増えると余暇だけでは足りなくなる。

只一寸悲劇的なのが収入が増える時期になると、大抵はその時に限って従前より手入れに与えられる時間が減る処。
上手くして全部業者に平然と頼める程収入が増えてくれりゃ良いが、育った時期の高度成長期のイメージは今じゃ通用しなくなってるからね。

何れにしても極力本来の価値を最低でも維持しようとは思ってるが、オリジナルのパーツが揃って無いとか復元不能な部分は後からじゃどうしようもない。
例えば前回述の内ピックガードに改造の必要性が生じた時点で、もし元のは保存しといて別物新製に舵を切ってたらなぁ。

その時点での出費と手間は増えるけど将来のそれを「先取り」するだけで、万一復元や売り払う際には大きな効力を発揮してくれるんす。
又↑の僅か(その時点で少なくとも心情的には言い切れんが)を惜しまないどくと、新たなメリットが結構あるんだ。

成功確率の低目な挑戦にも躊躇なく望めるとか、重複部品が少な目だと最小の手間で具体的な比較が存分に出来るとかね。
あと究極的には実験段階ではジャンクのプラ板代用で穴だらけだって、最低限の部品保持が出来りゃお試しにはギリギリ足りる。

例え元は1枚のが数枚になろうと色がバラけようと、厚みが夫々で微妙に違おうとね。
材質だって強度だって臨時の仮設だったら、試験中だけ耐えられさえすりゃそれで良いんだし。

絶対貧王!?の俺様としてこれだけは断言しとくが、買うってのは意識が無くても必ず将来の処分とセットになってるもんなのよ。
これはリサイクルどうこうとは非リンクで、でももしかしたら知ってても無理矢理にでも余計に売りたいから黙ってんのかな?。

<つづく>

2022年4月18日 (月)

音楽備忘録977 スピーカのサイズ➌

このままだと各自のニーズに適合しないのが続く可能性もあるんで、ニーズ毎の適正仕様・サイズを先に記しとくとしよう。
それを敢えて「補填必須系」なんて付けて先に2回やったのは、スピーカが先ず似て非なる物なのを知って貰いたかったからなんだ。

ぶっちゃけ本人が聴いて満足なら音楽なんて嗜好品なんだから、一々他人がとやかく言うべきじゃ無いかも知れない。
只無頓着な人程好き嫌いが聴こえ方のせいか音源のせいかが判断し辛いと思われ、もし誤認してると無駄な投資をしちまう可能性があるんでね。

さて最初のニーズ仕分けとしては個人的にヲタなのも半分位含まれるかもだが、低音がどの位ちゃんと要るかだ。
近年みたいに小さい方のの発展が著しいと、中・高音の方は全く気にしなくても充足され易い。

ので高音ヲタで低音なんか知らんってんなら、近年は天国に近いのかな。
尤もこれにしても低音がcutされててそう聴こえるのと、入ってても充分高域が埋もれずに美しいのかは分からんがね。

音源の作られ方が近年のは極端なのもあるから何だけど、原理的にはオクターヴ上がる毎に電気・物理的には半分のエネルギー量になるのが自然状態だ。
なので現実的にも下側が200Hz以上で大きく削れてる様なのは、フルレンジタイプにはほぼ存在していない。

従って人の歌声より高い方に興味の中心があると楽だが、もし男性の所謂「イケボ」も大好物だったら50Hz位迄削れないのが相応しい。
肉声だと普通は決してエレキBassみたいに低域の含有量は多くないが、だからこそスピーカ次第で私的には男性イケボの重要ファクタと思ってる「胸に響いてる感じ」に大差が出てしまう。

この件例えばRock系よりClassic系の好きな人の方に、ピュアとかリニア再生を求める人が多いのと同じ。
音源含有量が少ない癖に入ってるのが分からんと変質しちまうからで、不足してなきゃ多少盛り過ぎになっても大勢に影響の出難いRock系より繊細な処。

これ等を総合し将来性も加味すると、50Hz位迄は盛りレスでも我慢出来る程度のスピーカにしとくのが無難なんじゃないかな。
いえいえ決して強要しようってんじゃなくて、条件的に許されるなら
の話しですよ。

次回以降補填が要ろうと小っちゃくなきゃについて書くけれど、もし今はお気付きでなくても自然の摂理に逆らわせるんだから内実はかなり大変なんすよ。
現代の補填必須系の殆どがAmp・スピーカがセット販売になってるお陰で、実際は極端だったり奇抜な事をしてるのがこっちには隠れて見えなくなってるだけなんよ。

そんなでも上手くやれば物理性能は稼げるけど、音楽的には目立たなくて細かめでも多数の弱点が生じ易くてね。
物理や数学では数字の帳尻合わせで問題無いが、ニュアンスだとか数値化がそぐわないパラメータは露骨に悪影響を受けるん。

折角設計に何にでもPCとかがフル活用出来る様になったったって、数値データ化出来ない部分では殆ど助けにならない。
それでいて他の部分では「耳頼み」じゃ無くて良くなったもんだから、作り手の耳の平均レベル低下はやむを得ないとな。

<つづく>

2022年4月17日 (日)

音楽備忘録976 中古楽器 体験的実情編➋

この項では中古だとどんな弱点があるかって話しで、今回はその中で金属部品等のメッキにフォーカスしてみよう。
メッキって結局はコーティングされた大抵は剥き出しの金属なんで、塗料と併せて経年劣化が目に見え易い。

そこで先ずはメッキの基本性質と何故そんな仕上げにしたかから考えてくと、楽器の部品としては清掃難易度の高い部分に用いられてるってのがある。
勿論中身の腐食防止と開発当時の技術問題や流行が出発点ではあるが、強目の外力が加わっても保護力がすぐには低下しないって条件からの選択だ。

これの最も分かり易いのがMicやDrumsetの「パイプ」の仕上げで、前者は趣味用途のならカメラStandのと併せて目立ち難い黒塗装のもある。
だが業務用のとなると未だ主流はクロムやそれ以外ならせいぜいニッケルメッキのままなのは、美観よりも擦れたり接触したりした際の強度を優先してるからだ。

それでも頻繁に磨いてれば大枠としては状態を維持出来るが、製造から5年間位迄なら未だしも完全に新品時の状態を維持するのは不可能に近い。
例えばペグ(弦の糸巻き)のツマミ自体は磨けるが、ツマミと軸の接合部等の細かい凹み部迄常に完璧にってのは物凄く大変。

にも拘らずそんな場所に限って汚れは溜り易いのに、陰にもなり易いから汚損の極初期段階では気付き難い。
結果的にかなり丹念に磨いてても長時間経過後は、殆どの場合状態差を生じてしまう。

その上こっちの努力では解決不能な部分、ニッケルメッキなら経年曇り・金メッキなら金色成分の退色が避けられない。
オマケで付記しとくと黒のも金程じゃないが退色もありゃ反射劣化があるし、この点では最も強いクロームメッキでは微細な擦れ傷が一番目立つ。

けれど劣化具合の見極めで他のより少し知恵の要るのがGuitar類で、使用者と観客では楽器との距離差が大き目になるのがポイントなんす。
PianoやDrumsetにだって顔を近付けられなくはないが、それが出来るのは前者では部分的・後者なら殆どは「叩いて無い時」限定だ。

又デカくて簡単には向きが変えられないこれ等は、どんなに近付いてもその反対側は手すら届かなかったりする。
それに対しGuitar類は長いBassの頭だって、やろうと思や手で簡単に引寄せられるでしょ。

その結果特段の意識無く眺める時って、その距離が違う事が多くなってるんじゃないかと思うんだ。
具体的にはGuitar類だと他のよりくすみや細かい傷等が目に留まり易く、まあほんでもコレクターさんにとっちゃ重要案件だろうけど。

でも普通に音楽演ってて演奏より状態保持が大事ってんじゃ道具として不便だし、舞台にも立つのならお客さんはそんなに近くでじっくり観察したりなんか出来ないのよね。
そりゃ鬼狭Livehouseとかなら或はではあるが、それでも大抵は通常空間より暗目だったり光の向きが違ってる。

これ等に加え所謂「メッキ部の曇り」にしても、スポットライト等の強い光を受ければ普段より良く輝く。
光の反射に依る輝きって極論すりゃ輝いてるのは分かるが、形状等はもう明確には視認出来ない状態になってんだよね。

なので艶消し黒塗装とかじゃないのに全く輝かなくなってたら別だけど、輝き具合の差が舞台上ではかなり縮小してるんすよ。
決して新品まっさらの綺麗さを否定こそしないけど、それを楽器の容姿の基準にするのは非現実的だと思うんだ。

<つづく>

2022年4月16日 (土)

音楽備忘録975 RockのスタンダードⅡ㉘

今日のお題はエレキBassのミュートとするが、その前に弦楽器全体の状況に触れとこう。
撥弦属でのミュートの有無にViolin等の擦弦属で音色的に対応するとしたら
、弓で擦る(bowing)のと指ではじく(Pizzicato)に相当してるかな。

どちらも典型的なの2つだけで比べると似た様なもんだが、「その間の」が欲しくなると撥弦属のじゃないと不可能って差がある。
のでこの点はなるべく有効活用したい処だが、歪ませたGuitarと比べるとBassでは音色の変化量は多くない。(特にFlat Wound弦のエレキだと)

加えて普通のハンドミュートを使うにはピック弾きで、尚且つ弦長の都合から所謂「後ろの方」でしか弾けなくなってまう。
つまり奏法の都合から音色の制限が普段より増えるんで、Crescendo表現等以外では随時変化させたりするのは少ない様だ。

因みに私的には後ろ寄り弾きのが俺にはデフォ音色じゃないんで、特に要望が来なかったらハンドミュートは使えなくなっている。
只たまたまずっとGuitarと並行して演って来てるんで、急遽やれと言われても困らないって感じだ。

この様に弱点も少なくないんで何時でも何処でも誰でもが使えはしないが、音色的にマイルドさの他に「基音の太さ」では特筆すべき処がある。
依って「Rock Bassist」を標榜するなら出来ないと頂けなく、割が悪くても先にマスターしとくのがお勧めですがね。

しかしそれ以上に意義のあるのは音の長さ若しくは減衰時間の適正化で、生よりゃエレキ・GuitarよりゃBassが最も余韻が長いのに起因してるかも知れない。
Bassでも皆無とは言い切れんがCarlos Santanaみたく、主目的が余韻の延長で深めに歪ませてるのはこっちには幾らも無いでしょ。

余韻延長はLarry Carltonみたいにコンプの方がメインなのも少なかないが、何れにしてもその逆のBassで短縮したくなった際の手段の方が各段に少ないのは確かだ。
ってのも「ボー」の短いのだったら未だしも「ボンー」の短いので、それをRound Wound弦でストンプ等でってのが困難だ。

音色(周波数特性)も同時に変えられるコンプでも持って来りゃ「ンー」には一応出来そうだが、Decay以降の音量の落込みが過剰になったりし易いんじゃないかな。
Round弦の普段は有難い豊富な倍音も、それを全部CutするとFlat弦のより全体の音量は一気にガクッと下がるからねえ。

歪ませない分性質が生楽器寄りになるのとこんな現象とで、エレキBassのミュートは可変させられても随時にはしない方が多くなってんだろうな。
あと私的に気になったのが楽器の設計でアジャスタブルミュート付きが多かった時期で、その頃ってまだFlat Woundの方が多数派だった処。

聴感上の余韻長さはRoundより短めなのにそうしてあったのって、ウッドBassから移籍する人が少なくなかったからなのかな?。
それとGuitarでは搭載ミュート装置はOn/Offだけのもかなりあったが、Bassのでは殆どが手締めネジ調整式になってたね。

それって音色より音の長さの適化には向いていて、今では気付く人も稀だろうが結構そう云うニーズが強かったのかも知れない。
今やどれだけ使えるかは微妙ではあるが「長さを変えようと思ったら変えられる」のって、歪ませるだの籠らせる等と負けない位大きな変化を得られるのは知ってて損無しかと。

<つづく>

2022年4月15日 (金)

音楽備忘録974 中古楽器 整備の苦悩編➊

親友の健康事情から処分を任されたGuitar類、それ等の状況把握が漸く終わった。
彼にとってはひと財産だったからなるべく有効化させたいが、元来は自分で使い続けるつもりだった故の問題が色々と出て来てしまった。

加えて弾けなくなってから手放す決断間に11年の月日が流れたんで、時流の変化で不一致な面も。
けれど全体的にはとても丁寧に扱う人だったから、何処かの野蛮な連中のや業務で酷使されたのと違って経年の割に消耗がとても少ない。

そんな両極端な部分があるもんだから、換金可能なのについての整備をどうするかで迷ってしまったんだ。
不人気で価値の低目のだったら手間を惜しむのが一番だが、価値が分かり難いままで出品して買い叩かれるのは元が人の物なだけにはばかられる。

そこで取敢えず色々調査を始めてはみたものの、費用対効果的に微妙なのが殆どなのに気付かされた。
値崩れしてないのに限って魔改造の施されてるのが多く、原形復元に難のあるのが又多いとな。

その具体典型内容はアクティブ化で、その手法にもこと復元に対しては不利なのが主に3つあった。
1つ目は追設内蔵された電子回路用の、バッテリー(電池)の交換性だ。

俺の場合だとボディ厚の薄いのが多いのも相まって新規に空間を作らないと入らないのが殆どだったんで、その際交換性を加味するのも簡単だった。
のが彼のはキャビティに余裕があったが為他人がアクセスするには相応しく無い状態で、なまじ音響工学専門学校の同級生だったのもこの面では災いした模様。

素人の交換を想定してたらその際に何処かを断線させたりし難くしとくが、一般的には新規でザグって蓋を設けるとかピックガード等の開閉部を分割しといたり
が常套手段だ。
この加工には扱いネジ数削減の他にも弦を張ったままでの交換可能化も大きく、特に電子回路が使用時常時Onタイプのだと交換頻度も上がるから影響大だ。

2つ目はボリウム・やトーン等のポット(可変抵抗器)類で、なまじローインピに最適化させて抵抗値が桁違いに小さいのに交換されてるから追加購入しないと復元出来なくなってる処。
で最後3つ目は回路変更等で追設されたSW等のせいで、幸い該当するのは1本だけだがピックガードの穴が増えてたヤツだ。

その穴開けが又自分専用だからか雑なんで、標準価格からの下落抑制にはピックガード自体の更新がベストとな。
ってのも当該器がTokai Talbo(アルミ鋳造ボディ)のA-80S(赤)って初期型で、完全復元出来たらそこそこ設定価格を上げられそうなんだ。

尤も3つあるPUが全数交換されてて且つ元のが発見出来なかったのと、ピックガード形状が特殊だから転用・流用が利かずプラ板自体から買って作り直さなきゃなんない。
それが今回に限っては量に依る空間占有も問題になってるんで、復元部品と素材の経費増加と併せて考えると一寸苦しいんだわさ。

最終的には試算結果で処遇決定となるだろうが、他器との兼合いが尚微妙さに拍車を掛けててね。
別口の2本のは作業自体は数分で終るが、一気には修正し切れないネックの反りがあってさ。

取り立てて捻れたり波打ったりはしてねんで、恐らく時間を掛ければ大体整えられると思うん。
只それで長期保管となれば出せるのはなるべく早く追出したいんで…、ってそもそもどれをどう売らずに残すかすら未定なんだからそれ以前の話しっちゃそうなんだけどね。

<つづく>

2022年4月14日 (木)

音楽備忘録973 スピーカのサイズ➋

今後の話しの展開の都合で前回述みたいなのを、例に依って俺言い「補填必須系スピーカ」と称する事にしよう。
一部概述だが今日はその使いこなしにも言及するが、満足して買ったセット販売品が健全な内は何もしなくて良い。

だが体験的に近年のコントロール部がデジタルになってるのって、案外そこが弱いし前触れ無しで突然逝っちゃうのが多いんだ

ので金無しでも大技あり君なら死亡箇所だけを刷新なんて道も無くはないが、一般多数派の方で普通に可能なのは全体の買換えになってまう。

のが普通でなくても良いのなら、スピーカは残して適当な汎用Amp+特殊EQで賄えなくもない。
尤もそこそこ付帯条件が少なくないんで長く使いたいなら私的には、幾ら小さいのが良くても専用補填不要系スピーカがお勧めなのだ。

特に一般設置例で気になるのが手の届く場所に置かれてるのが多い処で、スピーカ自体の保安の為には本当は間違っても普段は手なんか届かぬ場所の方が良い。
只そうするには角度や地震対策から唯置くだけでは済まなくなる方が多いが、床に直置きでもして無い限り無固定ではそれなりの危険は残ったまま。

最近のは確かに小さいが見た目の割には重いのが殆どなんで、高層階とかで横揺れが大きければ机の眼前のが顔を直撃とかって可能性も結構あるのよ。
これも含めるとやたら大きくて重きゃ困るが、最近主流の程小さく無くても平気なケースが多いと思うんだ。

狭隘空間に関しては悲しいかな超専門なんで絶大な自信があるんだが、そんな俺が選んだのはウーハサイズが16cm以上程度のだ。
低音をちゃんと出すにはスピーカの箱は大き目にはなるが、ウーハサイズと箱体積の関係にご注目。

体積ってな3乗になるんで、ウーハ直径と箱容量って所謂3次関数的関係にあるんだ。
現行主流のは13cm位なんでそれよりは大きく重くなるし選択肢もかなり限られるけど、3cmアップ程度なら絶望的に巨大化したりゃしねんですわ。

確かに13cmクラスのと比べりゃ何処にでも置ける感じじゃ無くなっちゃうけど、大昔の本格派のみたいにどう頑張っても棚になんか入らないって程にゃならない。
それでもって方には後でその原理と実践も記すけど、厳密に言うと庶民の手の届く範囲に完全無補填でフラットに鳴ってくれるヤツなんてねえんですわ。

自分で宣言しといて後から但し書きってもみっともないが、冒頭称にはそれなりの意味があるんで御座居。
極簡単に言えば補正量やその内容が比較的単純だったら、大抵のAmpに備わってる「普通のToneコントロール」で賄えるのよ。

もし内蔵ので行けるとなると機器を1つ減らせる他に、使い勝手の面で外部追加とは大きな違いが出て来んねん。
そのヒントは例えば1Uラックタイプのグライコのツマミとかにあって、調節したいのは音質だけなのに大抵音量ツマミも付いとるがな。

これは大胆に盛って全体の音量が上がった際、後へ繋いだのの入力オーバーを防ぐ為もあるんだ。
Amp内蔵EQ(一般的にはTone称)の殆どのに「EQ部のマスタボリウム」なんてのが無いのは、最大盛りしてもオーバーしない様に作られてるからでその分も楽出来るのよ。

<つづく>

2022年4月13日 (水)

音楽備忘録972 真空管サウンドの実際➑

では予告通り明瞭度で真空管の方が勝る部分について記してくが、皆大抵は無条件に物理的絶対値だけで比較するから見落すんだ。
意図的に目立たぬ様にした音までハッキリ聴き取れるのが、ホントの明瞭度なのか是非再考して頂きたいすよ。

自分Bassistの立場としては派手な他パートSoloのバックのだって、全く聴き取れなくなったり埋もれてしまうのは嫌だ。
けどだからって他人の結婚式で新郎と間違われたりしたくなく、露骨に「空気読めない」とか「お呼びでない奴」とは思われたくない。

或はハイパーナルシスVocal君でも、曲冒頭から最後の余韻迄ずっと絶え間なく声を出し続ける事は出来ない。
斯様に完全な単独演奏で無い限り音楽は常に複数要素で成立してるんで、現実的には表裏よりその中間層の目立ち具合のが主軸を占めてるのでありんす。

製作上の問題や技術的限界で期せずして埋没したのを除くと、何でも全て明瞭になってはおかしいんでゲスよ。
言うなれば無意味に主役を差置いて脇役にピンスポを当てるってなもんで、観客はセリフを語る主役の表情をもっと見たかったりするだろうから照明さんのミスになる。

受験番号の合格発表とかだったら一様な明瞭度であるべきだけど、紛いなりにも物語があって配役がされてたら音楽だって芝居の舞台と同じなのよ。
それに従えばってか作品が分かる様にしとくには、全体の明るさは自由で良いがコントラストバランスを変えたりしちゃ不味いんだす。

音や生身の人間の芝居よりそれがもっとハッキリするのが漫画やアニメで、何しろ基本的に全部唯の絵の集合体だからね。
例えば距離感を出す為に手前のは濃く太い線・ずっと後ろのは薄く細い線で描画されてるのを、画一化しちゃったら立体感を殺しちまうじゃん。

なので明瞭度案件で最重要なのは目立つ様にしてあった音が、どの位どう再生されるかなんだよね。
なのでⅡで大変失礼乍ら音楽ってものの理解不足な方には正しい判定が困難で、だからこそ一寸小耳に聴こえた際の明瞭度にばかり気を取られるんでせう。

でコントラストバランスを極力無改変でって条件で比較試聴してみたら、一定以上にマトモに作られた球の圧勝だったんだ。
これには立場上絶対的な自信が御座居まして、自分で弾いて録ったのを掛けてみたんですから。

楽曲・編曲上の事情で目一杯目立たせたいが音量は低目・音色も大人し目じゃないと駄目なのだってあって、そんなのでもちゃんと主役と分かる様にするのに長年腐心されられとったとです。
石がそうなっしまう自体の原因は概述だが、物理性能に忖度し過ぎて音楽的に無理をしてるからだ。

物理性能から開発された負帰還増幅回路って修正液と考えれば良く、正式な書類で使用した際は所謂「修正印」の捺印が求められる。
音楽でも本当はそうなんだが「音に修正印は添付不可」で、無理して割を喰ったのが目立たせ度な訳よ。

実際書類にも一部には修正液不可のがあるが、刺身の鮮度みたく冷凍・解凍すればしないよりは落ちて当然なんざんす。
打込み音源でも実在楽器のは所詮「誰かが弾いたの」の断片ですんで、この影響からは逃れられんのです。

<その内つづく>

2022年4月12日 (火)

音楽備忘録971 RockのスタンダードⅡ㉗

続いてRockでのミュートの使われ方へ進めてくが、今回は音色よりも奏法関連を中心に行ってみよう。
前回のエレキBassのミュートしっ放し等は音色にも大きく関係してるが、音色のまろやかさは音質調整でもある程度迄は賄えるんでね。

では短く終れそうなDrumのから行くが、他ジャンル比では奏法的にミュートするのは一部を除くと種類・頻度共少ない。
出せる音色の巾とか種類を最大にしたきゃ、フルオープンのが得られなくなるんで持続的なミュートは駄目だ。

叩く方で一々何とかしなきゃならんのは面倒に感じるかもだが、BongoやConga等では至極当然の叩き方。
それ等に疎い人には同じ楽器から出てたとは思えない程、そうしとくと表現も音色も巾を広く取っとけるっしょ。

ではⅡでその一部ったら先ずバスドラ次にSnareのBackbeatで、前者はRockだと楽器ノーミュートで踏み方もオープンのみってのは滅多にお目に掛からんよね。
後者のだと楽器ミュートの如何に拘わらず、最タイトを求める場合「打ったままバチを皮に押付けとく」のがある。

これ等も音色もだがやはりそれよりも、最大の目的は音の長さなんじゃないかな。
弱いとか小さいは普段はご法度なRockなんで遠慮せずにブチ噛ますが、かと言って音量の大きい時間が長いと他パート(特に歌詞の子音とか)を侵害してまう。

又してもの昔語りで恐縮だがこれも昔の日本じゃ、音量その他全てが伴奏なんだからってんで歌手最大忖度が常識だったんだで。
若干無礼もグループサウンズのにそんなのが多かったから、私的にはRock非認定になってる位でね。

尤も肉声がボイスでなく歌なんだったら、最近の小さ過ぎるのは歌詞の聞き取りで疲弊させられっから勘弁だけどな。
この辺はRockどうのよりゃ固定のSoloistと伴奏なのか、Bandとかグループなのかにも依ろうが。

戻って俺がグルさん達で最も気に入らなかったのは、激しい曲でも歌が入ると伴奏が妙に大人しくなったりしちゃう処。
僕ら何時も全開さとか語っといて手加減してるのが露骨に見えちゃうと、その時点でこっちは途端に萎えちゃって。

歌謡曲でもPopsでもそんな聴き方するのって、本来はこっちの要求が我儘過ぎただけなんだろうが。
何れにしても音量や音色を殆ど弱めずに他との共存を図るには、可能な範囲で鳴ってる時間を短くするってのがほぼ唯一の手段なのよ。

これも今だと録音では音響処理等だけでもある程度行けるし、Rock以外のでやっても平気にはなって来てるだろうけどさ。
曲を作る時点で最初から確実に選択肢に入ってるとなりゃRock系だけで、コード・構成・フレーズのどれもが最もシンプルで少なくても充足させられるのの1つとなれる大きな要因ずら。

純粋な演奏だけなら未だしもこう云う違いを生む源でもあるんで、俺は一寸拘っちゃうのよ。
私感としては昔比だと今は歌謡曲やPopsですら如何にも頼り無い音色のなんて無くなったが、逆に音色の割には非力な曲ばっかりになった感じがしてね。

今回のDrumでだと歌バックのリズムパターン等への影響が大で、歌の無い箇所と露骨に変えたりしなくても良くなる。
歌最大忖度で極度に音量を落すとなると、細かい音符の連打とかは殆ど埋もれて聴こえなくなるだろうしさ。

<つづく>

2022年4月11日 (月)

音楽備忘録970 中古楽器 体験的実情編➊

俺の場合は貧が原因でひたすら中古の歩みが続いているが、誰にでも新品が無理な事だってある。
潔癖症等の事情で手を出せない場合は仕方無いけど、だからって新品だけで比較検討するのは感心し兼ねまする。

って事って半ば専門化しちまった本件の色々を披露してこうと思うが、先ずは新品だけでその楽器を知ろうとするリスクから行かせて頂こう。
最初の例は半分私感ではあるが、楽器に使われてる木材の質だ。

海外大手量産品の場合では1980~90年位のに質の低下が顕著で、国産のも所謂コピーモデルでは体験的に近似だった。
国産と比べれば海外製の方が当たりハズレの巾はあるが、大量生産では平均値を下げざるを得なかったらしい。

のでその時期のの抜け道としてはエレキであれば、Fender・Gibsonの2大ブランドのは諦め俺言い「第3勢力」のがお勧めだ。
その第3ってのはブランド知名度はあっても販量の少な目ので、特に他所で欲しがる者が少ない材を選択してる様な処のだ。

木材供給自体の問題としてはもっと知りたきゃWikiれば良いが、近代での楽器用としてはマホガニーの供給難辺りが有名かな。
↑の2大さん地理的関係も手伝って南米産を主体としてたのが環境事情等で急に厳しくなり、予定外の産地変更での色々な対応が当時は間に合わせらんなかった。

今振り返れば天然素材には起きて至極当然の問題だったんだが、奴さん方それ迄は金と力で何でも解決出来てたから甘く見てただけだったんだけどさ。
それが同じ米でもリッケンとかみたいな小規模の処では端っからそんなビジネスして無かったんで(ってか無理だった)、今に至る迄見事な位変化が(飛躍的な進歩も含め○×△□)無いよ。

その頃無知俺はリッケンとかは希少性だけで中古でも高値安定なのかと思ってたけど、個体差以外での品質ムラが上記事情等から意外と無かったからだったんでせう。
近回別項で音の質の都合で2大メーカの中古をってのも、買える範囲で’70年代以前のに遭遇したからでね。

尤も概述の如く目的は部品・材料としてで、買ったらすぐに本番に投入出来る様なのとは程遠い状態だった。
その時点では単に予算の都合で妥協しただけだったんだが、半分は偶然の幸運だが「ボロを着てても心は錦」だったお陰で未だ現役真っただ中だ。

これとは逆の体験例もあって貧のお陰で買わずに済んだが、全体としては中々好状態の中古リッケンベースで迷った事があった。
唯一懸念を抱いたのがブリッジ駒の溝が偏って掘られてた点で、その頃はまだリッケンの部品が日本では一般流通して無かったのもあって断念した。

今になって精査してみるとブリッジユニット全体の取付位置ズレも否めず、どうにもならなくは無くてもトータルでは割高過ぎになった事だろう。
この様に誰だって第一印象の影響は大きいしその場で実力が分かる方が高評価にはなり易いが、色々手を尽くした最終的な姿を想像して選ぶのが重要なんじゃないかな。

それがどんな理由か知らんが巷にある「上手な選び方」なんてのに、何故かこの件だけは触れてるのが殆ど無い。
個人的黒思想としては皆が隠れた逸材を見逃してくれると助かるが、中古のイメージを必要以上に悪化させる点では考えものだ。

<つづく>

2022年4月10日 (日)

音楽備忘録969 スピーカのサイズ➊

昭和の終り頃よりどんどん進むスピーカの小型化、狭隘空間への対応や設置可能場所の増加には大変な貢献をしてくれている。
だが基本原理その他に根本的な進化は見られなく、聴こえりゃOKなら助かってるが一寸条件が付いて来るとそんなに昔からは進歩してないんす。

大した音量も出さないのに見掛けだけ立派ってのは確かに邪魔な感じがするもんだが、現行の汎用小型はその殆どがAmp側等の工夫で何とかなってるだけなんだ。
その方法で注意すべきは小型スピーカの再生特性に統一規格の無い処で、Ampだけ先に逝かれた際音質(周波数特性)のマッチする代替品の発見がほぼ不可能な処にある。

これが業務用のだと専用EQが併売されてて、それ等がポピュラーなのだったら販売終了後でも入手可能率が高いんだけどさ。
ミニコンポみたいにセット販売オンリ―だったヤツだと、完全に元通りにするには普通はどんなに大変でもセットになってたAmpを修理するしか無いんどす。

なしてそないなるかったら、各々の小型スピーカの弱点(主に低域)にAmp出力を特化させてっからなんだ。
一口に汎用小型と言っても実質的な用途はかなり多岐に渡ってて、ブランドやモデル毎に最優先させたい箇所が異なるからなのよ。

録音現場で卓上(卓は卓でもMixer卓)設置のなら指向性は狭くても良いが、喫茶店の天吊りBGM用等ではなるべく広い方が良いとか。
本来は専用タイプのの方が有利ではあるが、模様替えする度にスピーカも刷新って訳に行かなかったりも。

そんなこんなで最大音圧・音質・指向性等、何を優先させるかで弱点の詳細はかなり様々とさせざるを得ないんだ。
因みに真のリニア再生には最低でも全可聴帯域の再生周波数特性20〜20kHzが要るが、ローエンド側が最新技術を以てしても大変厳しいのだ。

「入ってたら聴こえる」だけで良きゃ38cm(15inch)ウーハでも辛うじて何とかなるが、「一切減らさず変質させずに」ってぇと近年では希少化しつつある46cm(18inch)でさえ一苦労。
現実的に庶民が日常的に体験出来るとしたら高性能ヘッドホンのほぼ一択で、結果的にスピーカでは通常は妥協して40Hz位迄まあまあ出せればってなってるね。

だがそれだって理論に大きく逆らわないサイズのでならの話しで、20cm(8inch)未満のウーハでは他の性能をどんなに犠牲にしてもスピーカ側だけでの対処は不可能なのだ。
とは言え車の室内等で兎に角聴こえたを実現するには有難く、一見批判的そうな俺だって使ってんだけどね。

只現代主流の手法はかなり非効率で極端な使い方をしてる、ってのだけはもっと皆に周知して貰いたいんだ。
概過去述だが宅での一例では40Hzを13dBもブーストさせてんで、全体の音量が1Wの時40Hz部分は20Wもくべてやらなきゃなんなくなってんだ。

更に言えば規定より大きな信号を入れればAmpは歪むんで、実際は「スピーカで削れてない帯域」をやたらと下げて入れてると言った方が良いのかな。
こんなアブノーマルな使われ方になれば、どんな高性能なAmpだって本来の性能なんて全く発揮出来てないのよ。

Amp:旦那・スピーカ:奥さんとすれば専業主婦なのに家の事は一切やらず、井戸端会議と浪費にだけ精を出してる奥さんを間違って貰っちゃったみたいな!?。
さてそれって一体誰ん家の事やら…、冷や汗・大汗・脂汗…。

<つづく>

2022年4月 9日 (土)

音楽備忘録968 真空管サウンドの実際➐

世間一般での真空管サウンドの長所はナチュラルさ柔らかさとかで、欠点は明瞭度とか雑音の多さだろう。
この内今回は球の明瞭度の「真実」へ迫ってくが、石と比べると印象と実際の落差の大きいのにご用心なのだ。

球の第一印象では最近の石のみたいに細部ディテールは聴こえて来ないが、暫く前に改めて聴く方で頑張っても全く駄目なのかを意識して試してみたんだ。
すると絶対値的には確かに石には及んで無かったが、完全にボヤけて溶け込んでたり聴こえなくなったりはして無かったのよ。

再生周波数帯域が不十分な初歩機とかだとローハイのエンド部ではそれが原因で減ってたが、そんなのでも帯域の影響を受けない範囲では量の減りや解像度の劣化は実は殆ど無かったわさ。
只「目立つ様に」弾いた・録った・混ぜたでない物は、親の影からこっちを覗く子供みたいになってただけでね。

今の流行りとかからするとこんなのより最初から全部鮮明なのが好まれはするだろうが、今主流のって聴き手の自由もあるとは言え作者や作品の意図からすると改変してはいるんすよねぇ。
って若干迷惑そうな言い回しなのも、今日はそれでも良いやと思っててもナチュラルな音に変えられないからなんよ。

ならば自衛策で俺言い「カチカチ山君」を想定した音創りをしとくってのも不可能じゃないが、将来又流行りのサウンド傾向が変る可能性はあるし万一球ので聴かれて「何だホントはこんなヘンテコだったんかい」とは思われたくないじゃない。

これ等からしても案の定癖があったのは明瞭感に溢れた石の方で、一聴トロイだけと感じられたりする球の方が遥かに汎用なんで御座居。
とは言えカーステやスマホ等では環境的に球を使うのはとても困難なんで、自ら開発・作製にでも乗出せないとその様な場面では諦めるしかない。

では石のは音色に適した用途が無いかったら、かなり限定されるが皆無では無いと考えている。
それが前回迄述の検聴用途で、特に余計なのが入って無いかだけの確認だったら寧ろ好ましい。

ターゲットが不要雑音であれば音色もヘッタクレも無く、どんなに目立たなくても可能なら無くせるに越した事ぁ無いかんね。
音って聴き手や再生環境で幾らでも違って聴こえるもんなんで、バレたらバレたで構わんの以外は極力検出しときたいんだ。

尤も球か石か以前にスピーカよりヘッドホンで聴く方が効果的だし、最終的には少なくとも一度は球ので聴いて確認しないと保証に足りない。
無くすのが無理で減らすとか目立たなくする事になった当初はそのまま石ので良いが、過忖度癖強カチカチ君が映えさせてくれるのは雑音だけじゃ無く丸々全部だ。

実際より他の音が目立ってくれたお陰で、あたかも雑音が目立たなく出来たと錯覚させられる可能性が残る。
又ここ迄のだと球に明瞭度は無縁かの様になってるが、それなら電気楽器で球を使えば石のより必ずボケる筈だが実際は寧ろ逆。

一体全体どうしてそんな不可解な現象が起きてるかったら、ホントに目立つ様に弾いて・録れて・調整されてるヤツに対してだけ加勢してくれるかの様な反応をするからなんだ。
そのメカニズム等は毎度で次回譲りとするが、好み不問で石の弱点へもっと注意を払うべきだとは思うのねん。

<つづく>

2022年4月 8日 (金)

音楽備忘録967 RockのスタンダードⅡ㉖

今回は色んな楽器や奏法でのミュートをテーマにしようと思うが、ニュアンスを込みにしなかったら別にRockの特権じゃないでせう。
けど歪んでもOKで感度が上がってたり、爆音になってもOKじゃないと出せないのが沢山あるんだ。

大元は強弱表現としてもっと音色をハッキリ変えたいとかから始まったんだろうが、単純に弱くとか小さくする目的以外でも使われてる処がRock特有と考えて良いんじゃないかな。
中でも私的にはDrumのミュートが象徴的で、しかし厳密には絶対的最大音量はミュートすれば僅かにせよ低下してるだろうけどさ。

処が響かない部屋で全く歪まずに録れる様になってみたら、ミュート有の方が何故かパワフルに感じられる音色になってたと。
特に近年の胴の精度の高いのがより顕著で、例え現場では生耳が歪み始めててもだから不思議っちゃ不思議な現象ですわな


けど良く考えりゃ生耳で聴いて最良になる様にしてあるんだから、聴き方が変れば逆転現象が起きてもおかしいと迄は言えなかったんだ。
又イーブンバランスさせるにはDrumにもPA必須みたいな爆音Ampが使われ出したのって、実はRockじゃ無くJazzやCountryの方だったみたいでね。

どうでも歪ませたくないとかもっと主役を目立たせる等、爆音の目的は必ずしも迫力とかじゃなかったんだ。
そんなセッティングだと可能な限り奏でたままが増幅されるから、楽器のも演奏のもミュートは小さ目とか弱目の表現にしか使えなかった。

のが電気楽器なら高感度・生楽器なら過大音量を気にしなくて良くなると、音量や強弱の呪縛から解放されてもっと色んな用い方が始めて可能になった訳っすよ。
無論Rockだってクリーントーンやノーミュートのだって使うけど、そうじゃない側が他ジャンルでは少なくとも無遠慮には使えないでしょ。

流石に今に至ってはエレキが歪んだ音色になってたからってRockに直結はしなくなったが、俺が子供の頃は(昭和40年代位迄)日本ではそんな認識があったんだ。
わ兎も角エレキでハンドミュートして弾くと無意識だとやはり音量は下がり気味にはなるが、感度次第では音量や音色よりも「音の長さ」に最も影響がある。

ReggaeでのエレキBassなんかがこれを有効活用したのの典型で、妙なもんだが余韻が長過ぎるのが邪魔だったらしい。
コレ例えば何も無いが愛だけはあるなんて曲で盛大に長く鳴り響いちゃったら、百歩譲っても王侯貴族か何かのっぽくなっちゃったりするじゃん。

この辺がフルオーケストラの弱みとも看做せ、そりゃ人数も場所も果ては楽器も変えりゃ同一人物が演っても変えられはするけどさ。
だからってClassicとかの持つ豊かな表現の優位が無くなりゃせんが、かつては無理だった表現や音色がやっと使える様になったのも事実で。

ので折角の強みは大いに活用して欲しい処だが、どうも近年本邦劣化J-POP等ではねぇ。
「繋ぐだけで何々奏法の音になるストンプ」みたいなのに胡座でもかいたのか、弾く方での使用頻度が随分低下してると感じる。

のを勿体無やと思うのはRockの特権の1つなんだって他に、打込みとかだとリアル手加減みたいに随意調節するのが酷く大変だからだ。
Drumミュートの方は概述だからここでは踏み込まんけど、例えば皮に乗せるミュートの面積違い毎に用意されてる音源とかってあったっけって。

<つづく>

2022年4月 7日 (木)

音楽備忘録966 リアルとバーチャルの実用上の正確な比較④

前回実物楽器の他にデジタルバーチャル物まで登場させたが、夫々に対しての内容をもう少し掘り下げときまひょか。
成功失敗の両方の体験を交えながら、実際の顛末の雰囲気が少しでも感じて貰えると嬉しで。

先ず実物楽器の方では俺の場合は音のグレードが大問題になったんで、デザイン・タイプ・仕様よりもメーカを重視する結果になったんだ。
若い頃から比較的録音に携わる比率が高かったんで、個人の好みより誰でも許せる音みたいなのの方が必要で。

だから例えばFenderのは未だ中古Mustangしか持って無いが、元々の候補はStratoだったって具合でね。
Gibson系にしても同様にLes Paulがベストだったのに、未だ中古SGだけとか…。

たまたま好きな達人から上手な使い方を少し拝借出来たから助かったし、今では成行きでも自分のスタイル!?の一部にしちゃってっけどさ。
いざって時に超高級代替品より唯本家のであるだけの、その音の威力を何処かで痛感しちゃってたんだ。

こう書くと少頻度の有事に拘りが強いのかと誤解されそうだが、真に楽器の威力が必要になる時ってこっちの腕だけじゃ足りなくなったりした時なんだよね。
だから極端な話し妥協するなら僅かでも安い方が良いし、先々も気にするならプロ界で一定以上の評価と実績のあるのの2極思考でも構わんと思うんだ。

昔比だと今は世間の物価と楽器価格の差が縮まったからそんなでも無いかもだが、当時の一般庶民感覚だとプロでも無いのに本家本元のだなんて高価なのと共に釣合わないって思う方が普通でね。
処が後になってみると偽物なのにそこそこ値が張るってのが最も曲者で、全てが中途半端故却って処遇で困窮させられたんだ。

そこで杜撰大王式だから一般のとはかなり毛色が違うかもだが、先ずは自分がどれ位消耗させたり壊しそうかを先に想像してみるよろし。
それで価値を結構下げそうならなるべく安く、そうでないなら純粋な軽い趣味の人にこそ本物を手に入れるのをお勧めするだす。

比較的短期間で不要になる可能性が高い程、次のへ投入出来る予算が要る訳でしょ。(楽器と限らず!)
この件日本ではまだまだ幾らも浸透してないが、海外の一部ではだからこそリースって方法も選択肢として定番になってたりする。

実は日本でもプロ中のプロ程リース活用率は高いもんで、運搬・メンテ・保存から果ては盗難時の面倒からなるべく逃れたくてそうしてるみたいよ。
狭い範囲のスタイルつまり例えば弾き語り専門とかでたった1本のGuitarなら、常時肌身離さずなんてのも可能だけどさ。

それなりに数があると管理も運搬も全部自分だけでってのは無理になり、大勢が携わる程どうしたってセキュリティレベルは下がっちゃうっしょ。
加えてプロ中のプロなら録音時だけ自分で秘蔵のを持って来て、本拠地から遠いLiveではリースをなんて使い分けも自在ですからねえ。

なのでどれだけ状態を維持出来るのかを除けば、一般の認識って実は裏返っちゃってんだわさ。
特にこっちが親で子供に買い与えるなら、教育上(本物に触れさせる等)も含めて迂闊にまだ早いとか
贅沢だなんて思わない方が良いでっせ。

体験としてはコレその時は骨の髄迄堪えたけど、再度の要求が来難い点で長期ビジョンでは最安コースなんす。
楽器をファッション感覚で捉える人だって少なか無いだろうが、それでも服飾よりは流行サイクルが随分長閑なのは確かでして…。

<つづく>

2022年4月 6日 (水)

音楽備忘録965 PCの現実的セキュリティ➏

って事ってブラウザの保安度に言及するが、私的には10年位前迄はそんな観念すら無かったんだ。
それより何よりギリスペックPCばかりだったんで、年々広告が豪華になってくのに参らされててさ。

動画の閲覧に関しても違法ダウンロード等は問題だが、今のNHKの違憲・違法放送ばっかしといて受信料だけ巻上げ様としてるのと似た側面があった。
ライブ配信なら読込と再生を同時に要求されるのは仕方無いが、ギリスペック機でライブじゃ無いのでこれを強要されるのは後生なのだ。

それからすれば一度切りの閲覧でも上記作業が分離可能にしてあるべきだが、あっち側で一方的に設定した先読み量・待たせ時間がある癖にフィットするケースは僅少ってよ…。
勿論スペックの理論限界はどうやったって越えられんが、「割振りが悪い」のを我慢しろってのは横暴そのものなのだ。

最近「NHKが見られないTV」が爆売れしてるのも、誤法の是正が見られない以上は正当な自衛手段なんすよ。
全く見ない人からも貰う法律になってますって、ならば法で殺せとなってたらどんなに承服出来ず嫌でも必ず殺せるのかってなもんだしょ。

諸事情から忌避事項が少なくないのは容認せいって、ホントに苦しいのはお上側より力の無い小市民の方ずら。
わこの辺でそんな悪環境でも生き残ろうとすりゃ、不本意でもこっちで上手に工夫してアジャストしてくしかない。

それで当初はなるべく軽いとか、こっちの状況にもっとフィットさせられる無料ブラウザを探し始めたんだ。
毎度のスマソだが極短期間しか試行しなかったのは最早名前すら忘れちゃったけど、それなりに一通り体験してる内にセキュリティ面でも差のあるのが段々分かって来てね。

先ずMSの吊るしのはEdgeになって遅さは気にならなくなったけど、不要機能や表示の排除に関してはIEより酷くなった感じ。
それ以上に使用者にハッキリしないのが保安度で、無策では無いにしても独り相撲で他と比べ難くなってるのが不安で仕方無い。

現況で尤も軽量でシンプルな点ではGoogle Chromeの一択であり、数年前迄のFirefoxの軽さ早さを今味わえるのはこっちだ。
だが前述の如く動画広告など人の迷惑一切顧みず、やたらに重たいのをそこら中に散りばめられて来るとねえ。

ブラウザどうこうより「ページの重さ」の方が問題化しちゃってて、それに適宣対処出来ないと重いも軽いも遅いも早いも無くなっちまうんだわさ。
んで慣れの他に機能・保安度面で火狐の方が勝ってるんで、宅サブ機で突然飛ぶとかかつて無かった色んな不具合があってもメイン継続になってんだ。

ソフト(アプリ)はなるべく必要最少数にするのが良いけれど、公的機関等では忖度からか吊るし強要もあるからそれ等も外しては居ない。
それ以外の閲覧用に火狐不具合時対策でChromeも載せたままだが、これ等は閲覧ブラウザ指定で火狐が外れてるのにしか使ってないんだ。

因みに俺言い「傲慢広告」にも少し触れとくと、ブラック商売なの程やはりその比率が高くなってるってのもあんだ。
尤も今火狐で勝ってるのは「繋げる先」で、一定以上の悪評のあるのとかサーバーが怪しげなのへは一旦待ったを掛けてくれる処。

残念乍ら暴対法施行でヤクザが一般市民に紛れ込んで判別が困難化したの同様、ネット上でも少し前より混在化しちゃったから威力が落ちちゃったけどね。
それでも今より低性能機を使ってた時要らん処へ勝手に繋がれて、行き付いた先がやたらに重かったりで閉じるのさえ苦労させられたりしたもんで。

<つづく>

2022年4月 5日 (火)

音楽備忘録964 真空管サウンドの実際➏

今日は音楽再生での球に限定してお送りするが、普及価格帯での比較だとやはり細部の聴き取り等では球は不利と言わざるを得ない。
但し概述の如く設計より小音量で鳴らしてるせいでそうなってるのも多く、細かいディテールが近年の石のみたいに目立たせてはくれないって方が正確な表現になるかな。

別表現ではソース内で小音量になってるのでも入ってるかどうかが分り易いのが最近の石ので、全部が楽に聴き取れて素晴らしいと俺でさえ最初は思ったよ。
けれど色んな作品をそんなので聴き進めていたら、にわかにとある疑問が湧いて来たんだ。

こんなに誰も「隠し味Mixing」をする人は居なかったっけで、一般娯楽用としては実は重箱の隅を突き過ぎなんじゃないかってね。
これも以前述だが音響業務用ヘッドホンが大昔風に言うと「見え過ぎちゃって困るわぁ」サウンドにしてあるのは、不要混入音や目立たない雑音の検知の為なんだ。

今日本ではその手のも単に業務用と一括りで呼ばれてるが、かつては「検聴用」ってもっと内容に則した名があったんだけどね。
モニタヘッドホンの方がカッコイイのは大いに同意するが、英語では日本語より大切な名詞が入って無い。

本国で一般にどう呼ばれてるか良くは知らんが、恐らく○○モニタって○○の部分が省かれてるのは稀なんじゃないかな。
だってさぁヘッドホンって何かの音を「モニタ」するのは当り前なんだから、ホントは要るのは何の音かの方でしょ。

わこの辺で第一印象とか精緻さでは最近石のは中々魅力的だったが、すっぴん好きにはどうにも化粧が濃すぎて勘弁みたいな処があった。
’70年代に米を中心とした「レイドバック」ブームってのが一寸あって、The Bandとかが意図的にひなびた昔の懐かしさみたいなサウンドにしててね。

最初に耳にした時ゃ’50はおろかもしや’40年代のなの、なんてアホな俺は勘違いし掛った位で。
これを20世紀中はどんなので聴いてもひなびてたんだけど、最近石のだとカッチリし過ぎに感じられちゃって。

現代本邦主流感覚からしたら妙だろうが、折角苦労してボカしたのが丸見えになったみたいな…。
音楽だと若干ピンと来なくても絵の線とかだったら、如何にも絵画的にしたい時輪郭線とかを曖昧にしてあるじゃん。

そう云うサウンドの演出効果がフイになっちまってて、少なくとも作品意図の一部が改変されちゃってる訳ですよ。
かと言って石のが全部そうはなって無いが、そんなのだと今度は唯一目立たせといたらしきのも一緒に埋もれる現象が起きててさ。

物理性能からしたら石の方が記録されてるままが聴ける筈なんだけど、どうも球と比べるとどんなソースでもモノクロの設計図みたいなのへ寄っちゃうみたいんだ。
ほんでも精緻なのが好きな人だったらこれは平気かもだが、長時間聴き続けた後の疲労度はかなり重くなってる筈だ。

極論すると食堂に隣接してるトイレにドアが無くて、目にも耳にも鼻にも刺激が強過ぎるみたいな…。(大変失礼)
楽器挑戦中にコピーしたいフレーズを拾うのなんかにゃ重宝するが、BGMとして絶対しゃしゃり出て欲しくない様な時とかは困るって調子。

実はコピー時にしても俺様の様な究極レベル!?へ到達すると、目立たせ具合だって大切な情報なのにそれは良く分からなくなる。
もしかしたらこんなのも当節盛り文化の一端なのかも知れんが、盛り無しで充分イケてるのに対しては余計なお世話でしか無いやね。

<つづく>

2022年4月 4日 (月)

音楽備忘録963 RockのスタンダードⅡ㉕

一寸前回のだけだと何処がスタンダードなのかが分かり難そうなんで、とっとと補遺っとこう。
要は他ジャンル比較だとRockは感覚尊重だって事って、そんなのを編み出すには頭ヘヴィな創作方法はあまり向いて無いって寸法なのだ。

とは言え体の何処かを僅かに動かすにも、条件反射とか以外では一応頭が指令を出している。
し、条件反射ですら視・聴・触覚どれかに反応しての動作に過ぎない。

ので実際には完全に頭抜きにはなってないんだが、実際に出せた音から想像を膨らましてくのが頭先では不可能だ。
夢やイメージを具現化っつうと聞えは良いが、現実に不可能なのが沢山含まれてると実現率が低くなる。

だが既に実現してるものを土台にすれば、少なくともその部分は必ず再現出来る訳だかんね。
例えばコンセプトにも依ろうがアニメの声優の配役等で、極力絵や人柄が近い人を登用した方がリアリティが出たりするじゃん。

あれって普段の声と悲鳴の落差とかある程度迄は想像出来ても、最後の詰めの部分で空想だけでは全然掛離れちまったりする事があるからなんじゃないかな。
もっと音楽で身近な処だと脳内では完璧だったのに、いざ弾こうとしてみたら少なくともその楽器では不可能なフレーズだったとかさ。

或はフレーズは想定通りに出来たのにそれで出て来た音のニュアンスは、実際に弾くとどうしてもそうならなかったとか。
手前味噌では暫く前述の従兄発案のGuitarリフでもそんなのがあったが、自ら弾くつもりじゃなかったお陰で完成前に相談出来て何とか切り抜けられたんだよね。

薄々お気付きの方も居られませうが何の事ぁ無い俺が自分だけでって時に、早目に確認しなかったが為に没になったのが数知れずなんで御座居ますた。
そんなん改良すりゃエエやんのそりゃそうやが、下手にイメージが固まり過ぎてると何処も変えたく無くなっちゃってね。

音を出し乍らだったら必然的に「出せる範囲から選ぶ」しかないのと、偶然でもこんな処に欲しいのがあったなんてのも拾って行けるんだけどさ。
これが和声だけとかフレーズだけで目的を果たそうと思ってりゃまだ良いが、音色も強弱もその他諸々も全部込みでとなるとね。

エレキGuitarで例示を進めてくと、歪ませ具合やポジションで倍音の種類や基音とのバランスはかなり違って来るっしょ。
んでもし大き目に出てくれた倍音に欲しいハーモニーがたまたま含まれてたら、わざわざその音は基音として鳴らさなくても求める響きになっちゃってんすよ。

換言比喩すりゃ素材依存度の高いメニューみたいなもんで、先に魚を仕入れて来てから調理方法を考える方が得策だと。
鮮度は確かでもいざ皮を剥いでみたら色が悪かったから、切るだけじゃ無く炙ってから出すとか。

抽象的なイメージのだったら兎も角実在する物でドンピシャのイメージに持ってくには、音楽でも実音ファーストの方が近道だし的確なんでやんす。
伝統的な生楽器主体のと比べて音色可変巾大・新規音色も編み出し易いのが、却って探し出すのを困難化してるしさ。

<つづく>

2022年4月 3日 (日)

音楽備忘録962 リアルとバーチャルの実用上の正確な比較③

このままデジタル音源のが続くんじゃ面白くねんで、ここらしく風変りな発想のをおひとつ。
最近は日本でも今回案件は飛躍的な改善著しいが、楽器のモノホンと所謂コピーモデルが本日の生贄だ。

一般的な作・編曲者観点では「○○の様な音」で満足するのも多く見て来たが、個人的にはそんな中途半端はしない方が強力推奨だ。
近年本邦では丸パクリはスッカリ影を潜め、独自の改変を施した一種のバリエーションのが巾を利かせている。

それ等は使い勝手やデザイン面で今によりフィットしてるんで、若い層を中心に気に入ってる方も少なく無かろう。
そんなのは勝手好きずき…なのはこんなオッサンだって重々承知だが、どうしてもたった1つだけは条件を付けさせて頂きたいんで御座居。

それはもし興味が湧いたら、真っ先に本家を体験しといて欲しいのでありんす。
その上で分家とか親類の方を気に入るなら良いんだけど、でないと「そのタイプのの特徴」を正確に知るのに支障するからなんす。

後発のになる程別称すりゃ改良型なんで、欠点については弱まってたり問題になる頻度は軽減されてたりしやす。
けれども原理に逆らえる訳じゃねんえで、最初からその欠点の無いヤツと比べりゃやっぱ劣ったまま。

要は出会い系サイトの盛り画像で気に入って実際会ってみたら…ってなもんで、見栄目的の仮彼女には足りても未来の嫁さん探しには最も向いてない手段だったみたいなさ。
まあんでも今みたいに幾らでも加工が可能になっちゃってると、一般客に対してはその音の差なんて大して問題にはならないケースも多そうだけどね。

けど弾く本人の体感とか持ち主の将来には結構な差異が考えられ、今回この話しをしたくなったのには伏線があったんだ。
1つ目は従兄主導曲でのストラトサウンド要望で、その時手元に本物が無かったんでコピーモデルで録ったのが。

2つ目は今正に最中なんだが、健康事情から続けられなくなった親友(随時出:俺のPCの師匠)の所持品の処分案件で。
そこそこ良いのが沢山ありはするんだが、象徴タイプの俺言い「本家物」が少なかって。

タイミングを図れば国産のだってビンテージブームに乗れれば損にならんが、一旦宅で全部預からなきゃなんなくてね。
毎度お馴染みの狭小もここに遂に極まれりってなもんで、今現在何と部屋に持込めず車に積んだままってな有様で。

前者のでは演奏と音色作りでかなり難儀させられ、後者のでは換金効率の悪さと最悪は全数捌けるのかって不安が…。
必ずしも有名なのをとかオーソドックスなのを持てとは思ってないが、「存在が中途半端」なヤツ程後になって色々問題化するのは確かなんす。

加えて今回預かり品ではあまり顕在化して無かったみたいだけど、仮に保管場所に困らなくても保存環境の維持って問題が残ってるんだ。
現行の楽器の大多数は人間が快適で居られる環境が想定されてて、要冷蔵の食品とかと衣服や布団等の中間位は要求してんだ。

ので売れる迄全く使わないのに押入れや物置に追いやるのはご法度で、日常的に使ってる生活空間を占拠される。
尚且つ理想的には最低月1頻度の状態確認が望ましく、怪しい兆候が見られたら随時で修正しとかないと後で大変になる。

これを受けてほらやっぱりデジタルバーチャル物の方がと早合点するなかれ、デジタル界のは対応OSを筆頭にほぼ全ての面で変遷が早い。
加えてⅡでノスタルジー等の特殊用途を除き、性能や機能の差の大きさから価格の変動巾がとても大きい。

そうは言っても好みや相性等があるからそう都合良く行ってはくれないもんだが、入手する前に知っとければあとで落胆させられたりするのは回避出来る。
とか同一タイプで値段違いのがあった際、高いのと安いののどっちにしとくかに役立ったりするんじゃないかな。

<つづく>

2022年4月 2日 (土)

音楽備忘録961 PCの現実的セキュリティ➎

続いては単機能の無料セキュソフト体験談へ進むが、俺の場合は総合タイプよりこっちが先だった。
私的に最初に必要性を感じたのが「落してきた物の安全性」で、OS付属ソフト若しくはそのOSメーカから売られてるのを使うだけで済むならそうならなかったろう。

全てはその人次第だけど貧でも何とかしたいとなると、稼ぐ・安いの探す-もだが工夫の方が主体となるのが自然だ。
ソフトに無料でも色々あるのに気付いてからそれなりに挑戦し出したが、歴の浅さもあって平気そうなのとヤバそうなのの判別が最初の頃は全然出来なかった。

それでも幸い絶望的な目には遭わずに居たが全く無事でも無かったんで、師匠推奨のavast!やMcAfee等から付き合いが始まった。
当初の目的はそれで一応果たされたものの、落とす時に変な処へ飛ばされたりするのはこれでは防げない。

そこで終了迄常用したgred AVアクセラレータってのに行き着くが、同じ処から出されてたphishwall(当時は無料版があった)も併せて使い出した。
後者はブラウザの接続保安ので、もうすぐ終了のInternet Explorerには今でも載せたままになっている。

こうして接続の安全性へ目が向いてみると吊るしのWin Defenderの、失礼乍ら稚拙さが気になり出した。
そんなこんなでやっぱセキュリティは一通り揃って無きゃ駄目そうとなり、前述のKingsoftから無料総合の遍歴が始まったんだ。

そのK君そんなに悪か無かったが、露骨に日本語訳がおかしかったりした隣国製のだからそれだけになるのは不安だった。
にも拘らず暫く使ってたのは上述のAV君が他のとの併用可能仕様だったからで、当時の宅機にはK君がそこそこ重かったからか単独でも併用でもちっとも差を
感じられなかったしさ。

今実際特に個人用PCでどれ位の割合で総合セキュソフトが載せられてるのか知らんが、ネットへ繋ぐなら丸腰はおっかないっすよ。
そりゃ昔と違って最新OSのガードは堅いし、ブラウザもFirefoxなんかだと守備力は高いけどさ。

早さは同等でも最近火狐君は高負荷に仕様変更された様で、カスタマイズが少々面倒なのもあってGoogle Chromeを好む人が多いらしい。
だが別項概述の如く通販関係で酷いのがとっても増えたんで、怪しげなエロサイトが無縁な人だって昔と違って同じ位リスキーになってんだ。

この流れからブラウザのセキュリティを体験少な目でも次回記そうと思うが、せめて火狐君に保安アドオン最大盛りでもせん限りやはり丸腰は危険過ぎなんじゃないかな。
但し必ずしも有償物を入れなくても結構で、又々失礼乍ら「一見さん目当て」のだと有償でも性能や使い勝手ではロクでもないのもあったりする。

サポート性に関しては確かに有償物の圧勝ではあるが、本当の瞬時対応をしてくれるのかは俺は未だ知らない。
光通信では一寸待っててなんて無効化されてるから、間に合わなかったらサポートったってあって無いも同然やから。

今の処はまだ折角無料総合のがあるんだから、入れとけばって思うんだ。
これWINDOWS以外のOSでも同じで、ってか寧ろそれでマイナーOSの選択肢も増えるんだからバカにならんよ。

<つづく>

2022年4月 1日 (金)

音楽備忘録960 真空管サウンドの実際➎

空気の振動である音を電気に変化する際、最も問題となるのが時間的な遅れ
もし振動したままの空気を一時的に保存出来たら補えるが…、って一体どう云う事で球と何の関係があるのでせう。

Micは振動板で空気振動を受けて発電する物だが、振動が来てから振動板が同調するには極僅かではあるが時間が掛かる。
この時周波数(震えの速さ細かさ)次第でタイムラグに差があり、低音程遅延が大きくなってしまう。

どうしてってそりゃ振動の巾が大きいから、すぐには追い付けないのよ。
それで生耳に聴こえたのとどんな差を生じるかっつうと、元は「低音の直後」だった高音がほぼ同時に変わっちまう処。

これって人耳の鼓膜にも当然起きちゃいるが、耳以外でも感じられる低音由来の振動ってサポートも一応ある。
何れにしても物理原理的に現時点では完全解消可能な有力手段も無いんで、なるべくなら電子回路にはこれの逆の性質であって欲しい。

それが石等の半導体素子では「高域程反応が高速」な性質なんで、弱点をより強調する方向に作用してまうんだ。
物理的にはこちらの方が素直な反応なんだけど、聴こえて来る音の感じは物の見事に変質させてしまう。

それと現行Micやスピーカの基本構造が開発された時期も考慮点で、球しか無かった当時のがそのまんまになってんのよ。
この点へ注目すると差し詰め現況一般オーディオって、F1にダンプ用のタイヤを履かせてる様なかなりミスマッチな側面があるさね。

それでも少しでも速く走りたきゃF1の方が良い筈だが、この組合せで効果があるのは最高速位。
重くても潰れない硬いゴムを軽いのに履かせりゃ、鉄の車輪並にグリップ力は格段に低下する。

要するに極一部の性能は向上しても、それ以外の全てを低下させちまうんだ。
又「石の速さ」の内容が意外と周知されてないのも問題で、球より高速化したのは主に高域だけでね。

一般的な電子回路分析では最速と最遅速の部分で比較されるが、それであれば確かに絶対値では石系が圧倒的に勝ってるがね。
それが活きるのはPCや電波等の高周波性能が重要な分野で、音と云う低周波領域では絶対値より「バランス」の方が大問題なんすよ。

リズムタイミングに執着したエレキBass演奏を実体験すると良く分かるんだが、やってみると殆どので石のAmpのの方が反応遅れが気になるんだ。
石でオーディオのみたいにリニアな性質にしとくと音がキツ過ぎて使い物にならないんで、意図的に緩和≒鈍らせてあってのぉ。

それが高域にだけ施せたら良かったんだけどこれも現状無理なんで、そのままで良い部分迄遅れちゃってて。
因みに世間的にはLSIよりIC・ICよりトランジスタ…と鈍足イメージな球だけど、音に使うと幾らも差は無いしあるのは高周波領域だけなのよ。

寧ろ上記の無理忖度や複雑化した回路方式のお陰で、全体的には音の初動は遅くなってるのが多い。
球の多くので如何にも速そうな「尖った音色」がしないのも大きそうで、実はオールインワンタイプのデジタルEffectorなんかホントはもっと遅くなってんだ。

<つづく>

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