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2022年3月 5日 (土)

音楽備忘録933 音量の正しい解釈➄

真の迫力は音量では得られんと断言しといた上で、けど紛らわしいから真実を知れる迄は誤解するのも仕方無いとフォローしとこう。
この件の最初の検討課題は、通常音量に具体的な定義が無いからなんだ。

「大きい音」なんっつたって失礼だが一般の皆さんのは、全く曖昧な個々の印象だったり条件不足の比喩だったりしとるだけなんじゃい。
但し日常生活でそんなでも大して支障が出ないのも確かで、人が普通に暮らしてる時の音量にはある程度範囲ってもんがある。

極端な例外を除きゃ生活音とか自然音は地域や暮らし振りが近似なら、各固有範囲に収まってるのが多い。
のでそれと比べて構わないのうるさいのと言ってりゃ済むが、多くの楽器では演奏環境対応力を得る為にそれより大きくしてある。

因みに近年は環境基準が設けられてるのがデフォにはなってるが、その基本は100%アウトな騒音の排除が主軸だ。
劣化日本の現況のは甘過ぎるとは思うが、下手に規制し過ぎりゃ個人の感性を侵食しちまう。

ので取敢えず「大きい音」を具体化するのに専門家はホーンやデシベル等測定値を使ったりするが、数字的に幾つのが「その人にとってはどの程度」なのかが千差万別でハッキリさせられない。
そんな状況下で多少なりとも意識の共有が図れるのは、前述のみたいに何かと比べてどの位としてくしかない。

これが単純比較なら基準になる音を定めりゃ良いが、音楽では全体の音量が本来なら多少なりとも変動するのが当たり前だからそうは問屋が卸してくんない。
それじゃまるで八方塞がりみたいだが少数の例外を除くと、音楽には絶対的音量なんて殆ど意味を為さないから気にせんで良か。

先に例外を1つ示しとくと他アーティストも出るLiveで、前後の奴と差があり過ぎるせいで割を食うとかだ。
寸前の奴等が爆音でその客の興奮が全然冷めやらぬ前に、充分な間を置かず音量も内容も控え目なのを演るとか。

この場合ブッキング以外に罪は無いが、お客さんの耳のGain(感度)が爆音のに最適化されてて普通に戻るのに時間が掛かるのが真相だ。
その真逆になっても又一種の悲劇を招き易く、小音量に最適化されてたが為に次の演者が並の音量だったとしても暫くは実際よりうるさく感じられてしまう。

更に現代では音楽は生のより録音されたのを聴く頻度が遥かに高いんで、音の強弱表現をなるべく音量非依存にしとけるのが望ましい。
とは言え生楽器の場合は困難で、しかしだからこそ電気・電子楽器では生のに無い利点をもっと活用すべきだと思うんだ。

生楽器にしても調整困難なのはPA不使用時の小さい方だけで、故にポピュラー系Bandなんかの太鼓やPiano等はアンサンブル内で抑えるのは比較的簡単なんだ。
ポピュラー系Bandの生演奏が可能な環境でだと、PAレスでもうるさいから普通に叩いちゃ駄目ってなる様な
奴ぁ滅多に居らんけえ。

なので他人との比較より先に、もっと自分達のアンサンブル内でどうなってるかを気にしなきゃホントはヤベえんだ。
近年本邦みたいな他所との競争ばかりに明け暮れてると、敵が居る時ゃまあまあでも折角敵が居なくなったらなんだ全然駄目だったん
じゃんなんて烙印を押されちゃうぞ。

<つづく>

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