音楽備忘録951 RockのスタンダードⅡ㉒
今回はミュージシャンの薬害問題へ言及するが、その前に私感だがRockerの平均寿命に触れさせとくれ。
但し実情の分かり易さから生涯現役の人に限定するが、薬・酒・事故等に無縁でもやはりと云うべきか一般よりは短めな気がするがどうだろう。
一般男性の平均寿命を80とすれば大凡10歳位下回る印象があって、確かに80・90になっても益々盛んな人だって中には居るけどさ。
「平均」となると後述の理由も大きいし、グループの場合全員が健在で居るのは中々難しいからね。
厳密には病気だって発病迄のライフスタイルの影響はあろうが、衰え始めるのが早いのはジャンルのせいなのかも知れない。
尤もかつてはクラシックバレエ同様、Rockってな「若い時だけのもの」って皆で思ってたのも大きそうだが。
俺自身少なくともこんな齢になって気持ちが全く変化しないとは夢にも思って無く、演奏技術の習得も良くてせいぜい30位迄しか無理だと思ってたな。
本当の処は遠い異国のを限られた動画で見るだけじゃ分からんのだけど、30や40になるとかつての勢いは何処へやらなケースが少なくなかったし。
しかし拙ブログ執筆のキッカケになったSpeedkingでの新奏法みたいなのに湧いて来られると、少数を除いては勝手な思い込みだったのをもう認めるしかない。
これの例外については最近全くサボってんで定かでは無いが、歌唱はそのスタイルに依っては最も年齢の影響を受け易い様だ。
エエ加減で本編へ移るがミュージシャンの薬害問題は、概述の如くそのピークって実はClassicやJazz全盛期だったんだ。
その訳は実に単純で王侯貴族や大規模高級店のお抱えだとギャラが多いからで、現に俺には本格的なお誘いは未だに唯の一度すら来ていない。
そりゃ中には貧でもしがみ付くのは居るには居るが、風俗店とかと同様チャンスの割合が全く違うでしょ。
又これはバレ難さ・咎められ難さ・継続性にも至り、一般社会との直接的接触機会の多少に繋がってんの。
では何故そんな立派なのがあんなのへ逃げたくなったかったら、例えば愚痴をこぼせる相手がとても限られてたりするからだろうけどさ。
ホントにそう云う相手に恵まれなくて困窮してるのは引篭りの方なんだけど、縁遠過ぎてその存在意識が薄かったりほぼ接点を持てなかったりするからなんだろうな。
わ兎も角って事はそこ迄費用が掛からないんで、誰でも陥る可能性があって恐いのは酒の方なんだわさ。
現代最低本邦では酒税だって酷いが、タバコやガソリンなんかと比べりゃまだマシだ。
しかも禁煙エリアより禁酒エリアの方が断然少数且つ小面積なんだから、他の色んな誘惑よりかなり自制だけで対処しなくてはならない。
それとこの齢になって見て来た色んな人のを総合すると、酒の誘惑に弱い人程薬でもギャンブルでも深入りし過ぎてんだわさ。
要は単に依存体質って事なんだろうが、そこを下手に成長させない為にも先ずは呑み過ぎから注意するのが良さそうだ。
自営業って雇われより就労環境を自分に合せ易いので、所謂アスリートの節制とは全く次元は違うけどね。
でも死ぬ迄無劣化現役で居ようとすると、最後の方ではイチロー並に鍛えてないとならないみたいよ。
定年退職で失職しない分、それ位は我慢しろって事と思っとけば良いんじゃないかな。
<つづく>
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