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2022年2月25日 (金)

音楽備忘録925 音量の正しい解釈③

毎度でスマソが前回入り切らなかった、音量に依る印象差の比較対象や相関関係に依る影響力から進めさせて頂こう。
光なんかもそうなんだけど音って計測すれば物理量は測れるけど、それをどう感じるか(例えばうるさいとか)は千差万別でやんしょ。

同じ人ですらその時の状態で評価が激変するのも普通で、故に比較対象や相関関係を無視すれば万人への最大公約数みたいなのを求めるのすら不可能に等しい。
とは言え肉体的限界ってのがあるんで最大音量は、極力一番限界の低い人に合せなくてはならない。

一般大衆への娯楽分野なのに
心身に害を及ぼすんじゃ犯罪級、瑕疵があった遊園地での怪我案件みたいに訴訟が起こらないのがおかしい位だ。
現況本邦では恐らく客層の差でこうなってんだろうが、提供側でこれが分かって無いんじゃ致命傷だ。

私的には世間からLivehouseが軽視されてるのにこの件が含まれてると考えてて、マトモな方が多数派って状況をとっとと作らないともう業種自体が抹殺されんじゃねえの。
元々中々儲からん経営の困難な分野だが、周囲への下手な迎合・対抗に走った結果がこの無様さか。

っとこれの続きは又何れ別項へ譲るとして、肉体的限界内でもっと工夫する・やろうと思えばかなり余地があるのに気付き損ねたのが随時頻吠の「音楽は比較芸術」案件なのであ~る。
こんな調子じゃ最早皆の耳は蛸の養殖場かも知れんが、色んな場面で大失態を防ぐにはこんなスローガンしか思い付かねんだ。

突如冷静客観的攻撃に変わるが、低高域温存の忖度だろうとそれで中域を増し盛りすりゃ総合特性は只の普通に近付くだけ。
もし思い切って低音要りませんとか高域全Cutなんて出来りゃ別だが、大抵はどれも必要だしどれかの為に他を犠牲にする訳にも行かない。

仮にそう踏ん切った処で、そうすりゃ新たな懸案事項がにわかに大量発生するだけだ。
んじゃどーすんのってばバランスも勿論だが、なるべく「必要な時は大き目」「低ニーズ時は小さ目」にどれもが感じられる様にするのがコツなんでやんす。

残念乍ら技術の発達した今日では類例が減ってるが、例えば昔のエレキGuitarのコントロール部の表記なんかにそのヒントが眠ってるんだ。
例えばPickup切替SWのポジション名がフロントのはRhythm、リアのはLeadとかSoloなんてのがあったんだ。

常にバラエティに富んだ音色を出したいんで勝手に決めんなよって、若かった頃は勝手に決めんなよなんて抵抗してたんだけどさ。
後でその楽器が設計された当時の状況も加味してみたら、俺の若い頃比ですらその昔は「何とか聴き取れたら名器」って感じだったっぽい。

これからすれば今の極限状態ってな誤人為的に発生させたもので、ホントの極限状態の体験すら出来て無い人が多いんじゃないかな。
さて皆の衆こんな場所で「極限状態」と言うと超絶爆音とかだと思うかも知れんが、そんなのは[大き過ぎる≒余裕がある]で改善余地のアリだ
からまだ極限なんかじゃないんだわよ。

一寸音量足りないけどもう一杯一杯だし、極端にバランスを変えるのも無理なんて状況が本物なんす。
音色で補おうにも大昔のナローレンジのAmpやスピーカでは、音量を堅持するにも中域主体にしかなってくれない。

ので今みたいに音響装置側で大々的に加工するなんて不可能だから、楽器側の基本的な音色を変えてみる位しか方法が残って無かったんだ。
その効果だってタカが知れてりゃ本来望んだのと大部違ったりも多いが、全く聴こえんよりゃマシって。

本当に切羽詰まってたら例えば音を鳴らすのが難しい管楽器から、生まれて初めて音が出たのに負けない位↑みたいなのだって嬉しいやんか。
特にそれが録音物(当然画像無し)だったら全く聴こえない≒ホントは居たのにそんな奴居なかった、になるんだから偉いこっちゃで御座居やすよぉ

<つづく>

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