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2022年2月 7日 (月)

音楽備忘録907 RockのスタンダードⅡ⓫

さて拙ブログでは本項を始めとして今更にRockへの執着が強いのに、かなり他ジャンルや非ハードボイルドなのも頻繁に取り上げたりしてて矛盾ぽく感じられる人も居そうだ
が長年巾広く実体験したのや海外での認識等からすると、Rockって確固たるイメージはあっても境界線はあって無いに等しいからなんだ。

それと最近では日本でだってもうそんなじゃ無くなったと思うけど、昔は曲が一寸キャッチ―だとBandスタイルじゃない連中はそれだけでPops扱いされてたのも多かったもん。
TV・ラジオ・雑誌・レコード屋のカテゴライズでもそんな風潮で、聴くだけの人達にはその方が便利だったのかも知れないんだけどさ。

でも学ぼうとか練習のサンプルにしようとすると世間の扱いと違っても、「音が実際にRockってる」のじゃないと困るんだわさ。
これを一過去の奏者で例示すると若い時を除けば私的に大嫌いな故村上ポンタ氏、’70年代前半はNo.1 Studio Drummerだったんで何にでも参加していた。

その頃のは今と違って人間や存在的にでは無く、音だけでバリバリにオラついてた!?んだ。
んでFolk Chorusグループのでも、許される限界値でRockってたり。(一例:「赤い鳥」)

亡くなってから少し調べると体調の関係で昔みたいに叩けなくなって、でも絶対暗いムードになんかしたくなかったからあんな傍若無人キャラを演じてたのかも知れないんだけどね。
しかしシビアな真実を言わせて貰うと、名も実績も不充分な者は音でしかアピール出来ないし評価して貰えんからねえ。

尤も現代本邦メジャー系では1に容姿2に従順で採用可否判定してる様だが、それだってこの2つが偶然建候補と拮抗してたら音の優劣で選ばれるっしょ。
なので何のサンプルが欲しいかに依ってかなり変動して当然で、曲・編曲・演奏はおろか見た目・態度(っても主に行動とか振舞い)・音等と更にその組合せ次第で死ぬ程広範に及んじまうんだ。

その中でチョイ卑屈な表現になっちまうが、海外でも同様に通用するのが限定無しのRockのスタンダードだと考えてんだ。
そしてそうなると公開からの年月の長いのが多くなるのも必然で、初耳時は他のな気がしたが後になってみたらアレはれっきとしたRockだったなんてのも結構あったからなんよ。

ほいで何でもこなすJeff PorcaroをRock Drummer認定してるのも、もう25年前の話しだが米国へ音楽一人旅した友人に依るとあっちの主流は70%Countryだったんだそうな。
なのでその国の主流ジャンルが本業だったら全盛期には他のは演らんで済むかもだが、昔程じゃ無いにしてもずっと日陰の身のRockで凄腕の人は殆どが他流試合へ駆り出されてんだ。

この点Classicの大御所とかと違って俺言い本業携わり率なんかじゃ、「ホントにRockな音を出してた人」かどうかが不明瞭なのもRockの特異性なんじゃないかな。
しかも録音やMixがそれ等のはそれっぽくしてないのが多いから、かなり修練を積まないと中々聴き抜くのが難しい。

だが聴き古された安全パイ(軽聴はご法度だが)だけじゃ、今となっては大抵は参考不足にしかならない。
その代りかなり非Rockに叩いてるのもあるPorcaroのから、どうすりゃらしくなるかとか他のも得意だからってらしくならなくなったりゃしないってのが学べると思うんだ。

<つづく>

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