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2022年1月 9日 (日)

音楽備忘録878 ケーブルの話し①

ケーブルについては以前から極チラホラとは触れてたが、この機に少し纏めて記しとこう。
一般的には1に伝送性能2に純粋な耐久性が語られてるが、ここでは敢えてそれ以外のを中心にお贈りしよう。

実用上は用途次第で最重要ポイントは結構変動するもんで、↑の一般論には実使用状況の加味が以前から不足がちと感じてたんだ。
では規格や性能が最重要なのから始めるが、やはり電灯線電力供給や球などの高圧の場合は耐圧や電流容量が何より肝心だ。

近年だと例えば医療用グレード等のが持て囃されてるが、否定こそせぬがコレ真価を発揮させるにはGrand(アース)が独立した3極接続が必要なんだ。
しかも見えてる所だけがなってるんじゃ全然役不足で、Grandラインの末端はホントに地面に埋めてあるアースなのが望ましい。

なのでそれ以外の設備環境下では耐圧と耐電流容量に余裕を持たせる方が有力で、踏まれたりし易い場所ではそれ等への耐性に余裕のある方が実効性が高くなるんだ。
但し余裕があればどんなオーバースペックでも良いかっつうと確かに電気的だけならそれでOKだが、丈夫過ぎるケーブルがもたらす災厄もバカにならんのです。

電線は太くなる程普通は曲げ難くなるんで、狭い所で鋭角に曲げたい際は太過ぎると却って線にストレスを掛ける事になる。
高ストレス状態になると抵抗値が増加して通常使用時より発熱し易くなるし、屈曲部の内側と外側のR(曲率半径)差が大きくなるんで材自体の劣化も促進するんだす。

それに加えケーブル引っ張られ事故時に、最悪は機器本体が凄い勢いで飛んでったりもし兼ねないから危ないよ。
普通なら切れると困るし危険だけど他との優先度の問題で、どうあっても全く切れない抜けないのが常に良い訳じゃ御座んせんのどす。

比較的近年の体験実例で電源ケーブルでは無かったが、恐らく丈夫過ぎるケーブルのせいで破壊されたエレキのJackプレートの修理ってのがあったんだ。
物はGibson Les PaulのでJackプレートとかのネジ穴がバカになったのなら過去に幾らでもあったけど、木部から割れ欠けしてたのはかなり長く携わって来て全くのお初だっただす。

この手のは誰かにシールド踏まれてるor引っ掛ってる→気付かず動いて等で発症するが、その際ネジ穴と同時にプラグも折れ曲がったりするのが普通ね。(いみじくもついこないだやっちまった😢)
それが主さんは非常識な程の極太線+屈強Plugのシールドを繋いでたらしく、どうやら力の掛かった向きが不運でボディ破壊に至ったらしいんだ。

ほぼ無傷だったシールド!!の価格も¥数万だそうだが、本体が限定生産のだったからそっちの破壊の方が経済的にも大打撃。
大事な本番で抜けたり切れたりでのパフォーマンス中断は敵わんが、ケーブルだけで済む様にしてあればスペア交換で即復帰出来る。

だがこの様な破損はその場で必要なだけの応急措置を講じるのは困難なんで、要は乗り物の「クラッシャブルゾーン」の様な思想が必要って事なんす。
近年はこんなのも含めて制定したのか新規製品では、機器本体側にもPC電源ユニットに付いてるのと同じソケットのあるのが定番になってるよね。

収納時や搬送時のケーブル破損防止と、より本体を尊守するには適した方式だ。
けれど接触不良を起こす可能性のある個所を増やしてしまってはいるので、中々全部が都合良くとは行ってくれない。

がハンダや電気の専門スキル不要で、同一汎用規格のケーブルの予備さえ持っとけば交換するだけで多くのトラブルを一気に解消出来るだす。
今回の電力系では性能不足は即事故に繋がるからご法度だけど、つつがなく実用に供せなくてはどんな高性能も無効化しますん。

<つづく>

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