音楽備忘録894 ケーブルの話し④
今回から体験を踏まえた用途による差について記してくが、最初はGuitar用と銘打たれてるのとそうじゃないのの違いについてだ。
何年使い続けるか未定な方には一見どっちらけかもだが、却ってそんな場合こそ例えばあと1回だけのLiveの為に買換えになったら勿体無いじゃない。
只残念乍ら我が国には明確な規定が存在しないんで、売り文句をまんま信用は出来ないけれどね。
けどある程度以上のグレードのだと、断線寿命にも差が出るもんだったんだ。
グレードの他にも若干心当たるのが出してる所で、絶対ではないが楽器や業務用音響のメーカからのの方が持ちが良い感じだった。
恐らく引っ張られや折り曲げに対する試験(所詮はしてたらの話しだが💦)内容からして、実使用状況の知識差があったりするからなんじゃないかな。
ウチではここ20年位はLiveとは疎遠なので条件的には緩めな筈だが、現用してるのは相棒の1人が置いてった40年位昔のヤツだ。
幾ら貧でも流石にエレキのシールド位はそれなりに沢山持ってるが、Live用の長いのだと狭小宅内ではこんがらがり易くて不便なので死蔵中。
で元はそんなに長く無い激安品を宅内用に買って使ってたが、そのどれもが最短5年・最長15年程度で断線してオシャカになったからなんよ。
勿論電気屋の端くれなんで何時もの様に断線箇所を特定して、障害部だけ破棄して残りはポケットの中のビスケットの歌の如くにして再用してたんだけどさ。
おっと万一そんな大昔の子供の歌なんて知らんて人用に一応歌詞内容に触れとくと、「叩くと中で割れて数が増える」(実際は細切れになるだけなんだが…)増えた分だけ食べられる人も増えるってオヤジギャグ紛いのストーリーだった。
アホガキだった俺もご多聞に漏れず実際試して泣きを見た口で、今だったら子供を蔑視した与太話しにカテゴライズされるだろう。
衛生面だって一体どうなんてんだぁであるが、昭和の頃って今より遥かに物不足な世の中だったんでね。
邪道でも思いやり的愛には溢れてた訳で、その部分迄無視するのは考えものだ。
閑話休題…2度目の断線の時点でその箇所がもう全然特定不可になって、多分芯線があちこちでブツ切りになっちゃってんだろうさ。
これ物理的には被膜やシールド線と芯線の伸縮度の差とかから起きたんだろうが、月に1回程度ではどうか分からんが中2日位以下とかの頻度で使うんなら考えといた方が良さげ。
これからするとケチり過ぎない方がとは思うが、丈夫で長寿なのを買っといたって事故る懸念は払拭し切れない。
結局はチープに行ってもリッチに行っても更新の追加出費の覚悟が要るが、万一千載一遇のチャンスに事が起きればその痛手の方が大きいんじゃないかな。
なので私的にはどちらか一方の極端では無く、いざ鎌倉用に誰でも1Set位はそこそこのを持っとくのがお勧め。
因みに1Setなんて称したのは発音源(楽器とか)とAmp等の間にEffectorが挟まるとか、ステレオ仕様のなんかもあるからだ。
最低でも予備を用意するのが先決だが、数に余裕がありゃ信頼性の無いのでも平気って訳にゃ行きまへんでぇ。
これに例外があるとすりゃ常に新品も持ってる場合で、尚且つ未使用でも経年が高いのは駄目よん。
只宅練用なんかのだったら状況如何では、関係機器を壊さない限りでどんなの使ったって構やしない。
スピーカケーブルみたいに短絡(ショート)したらたちまちAmpにダメージ与える様な事は無く、突如盛大なハムノイズが出だす(シールド側の断線)かパッタリ音が出なくなる(Hot側の芯線)かのどっちかだけだから…。😅
(つづくかも)
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