音楽備忘録896 纏めて録るかバラして録るか?⑫
ってな事ってDrum関係の未出のを行くとして、Drumだって追加する時もあるが「重なっても良い」んじゃないとかなり厳しくなる。
そりゃテンポゆっくり&とってもシンプルなフレーズなら少しは行けるが、概述の通りセットになってるフレーズでタイミングの正確さと安定度を維持するのが至難だ。
さて最近は過去の一時期と比べると打楽器の複数並列使用が減ってるみたいなんで、サンプルが古いのは俺のせいじゃないもんねってホントかよっ???。
常に際どい怪しさ満々な拙ブログだが、今より近似音色ので併存させてたのは圧倒的に昔のの方が多い。
一寸邪道な話しだけど楽器種も然る事乍ら、何しろ昔って録れる音質が限られてたかんね。
例えば現場ではCongaよりFloor Tom、更にそれよりバスドラの方がローエンドが出ててもそこ迄拾えず再生出来なかったとか。
尤もそれが罪ばかりでは無く魔用した撹乱戦法みたいなのもあったが、脳内編曲のみでは実行すると違いが多く発生してたのは確かだ。
概述のではSnareのゴーストノートとバスドラの幻惑現象があったが、今回はSnareの胴鳴りや余韻が実はCongaのだったのを出しとこう。
’60~’70年代に米にあったHi-RecordsってSoul系のレーベルで、Al Green等の作品にそんなのが多かったんだ。
アホで杜撰大王な俺だもんだから比較的近年迄、「どうしたらSnareをあんな太いローピッチに出来るんだろう?」なんて恥ずかしい勘違いをしたままだった。
と漸く💦気付きつつも只で転ぶんじゃ悔しいし、現代の録音では綺麗に分離しちまって上手く再現出来んのでね。
どうにかSnareだけで出来ないか暗闘してはいるんだが、Congaを足したって近い感じすら作れないのは残念だ。
けど分離しちまうとは言え常に楽に聴き分けられる状態になってはくれないんで、音楽的!?には何とも中途半端で厄介だわ。
この件苦しい言い訳をすれば件のレーベルって聴いた感じはそこそこゴージャスなのもあったが、実際は当時としてもかなりLo-Fiな方だったから使えた技だったかも知れないんだけどさ。
近年は上記案件+オケヒットみたいな元から複数楽器の入ってる音源等もあるから、同一フレーズで複数楽器をマニュアルで鳴らして異なる響きを得る手法が激減したと感じている。
トラック数の節約やLive時の人員削減等にそんなキーボード等が活用されてるが、定番コンビのなら兎も角今だってあらゆる組合せのが用意されてる訳じゃない。
又状況如何でその影響はかなり増減するが、これ位高音質になって来ると「共鳴の有無」も看過出来なくなって来ている。
Hi-Recordsのは低音質なんで定かじゃないが、Beatlesのなんかだとバスドラで共鳴したSnareの響線の影響は計り知れないと感じている。
YoutubeにあったCome TogetherのDrumアイソレートのなんかが良く分かるんだが、リズム隊が様々に共鳴し合ったのが入ってる事で爆音感が表現されていた。
Studio録音の現代標準からすればBassで響線が鳴ってそれが入るのは迷惑サイドになってい易いが、生のアンサンブルだったら普通は殆ど気にも止まらんが実際は必ず入ってる音なんだよね。
とは言えアンサンブル自体も録りも達人級じゃないと中々上手く料理出来ないが、この様な失念し易い要素の欠落があるとその分リアルより淋しい音になるですよ。
こんな風に意図せずにバラけちゃう事の少なくないのを、取敢えず今日は提示させといて頂きやした。
常に何時もそれが問題になるとは限らんが、Micや聴き手の位置が違えば「普段の音」にはなってない方が多いからね。
もし昔の俺(ホントは今も?)みたくOff Micに自信が持てない様だったりしたら、足りなくなって足さなきゃ駄目かもと思っといた方が良いかも知れないよ。
<つづく>
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