音楽備忘録901 纏めて録るかバラして録るか?⑬
今回は前回と打って変わて合奏時特有の共鳴等音とは、いきなり真逆ではあるが最近の体験からの小話をさせてちょ。
記録された音の臨場感や場の空気の点では前回式が理想だが、我々の現状だとリアル合奏で低域を実際に鳴らすのが厳しい。
1.場所が低域が響き過ぎる
2.そこにローエンド迄拾えるMicが無い
3.場所を変えると頻度が極端に低下する
ってな感じの日常なんで、特に作り乍ら録るとしたら↑の3.は大問題になってしまう。
他にも宅でのBass Amp録りが困難なのから例の球ポータブルPreampを急遽作って使ってるが、実際やってみると一緒に居て同時に演るとやはり色んな違いが自然と出たんだ。
今回のでは主に従兄側の心理面への影響が大きかったと感じてるが、相乗効果を弾き出すにはバラ録りはやはり不利だと感じたよ。
俺個人に限りゃ弾いたり録ったりする前に脳内アンサンブルがもう勝手に始まってっから、それ程には感じて無いんだけどさ。
それでも例えば「このBandだとそんな風にしかならない」なんて面はあって、要するに自分の中に無い物は出せない訳ですよ。
たまたまジャンルにも楽器にも無節操だから実害がハッキリ出たりゃせずに済んでるが、1つのジャンルの1つのタイプの曲だけを連続して作ろうとしたら多分この面のボロが露呈するんじゃないかな。
進化しない愚政もあって又まん防なんかが出ちゃったから暫くは難しくなっちゃったけど、とどのつまりは纏めてもバラしても両方が併存しててこそその価値もあるんじゃないかと痛感させられたんだ。
ほんでその時の音源が珍しく誰にでも試聴可能で、って従兄が無許可・未通知で勝手に上げちゃったんだよなぁ。
最低限の親切でスマンが一応以下にURLだけでも貼っとくから、もし耳が退屈だったらだうぞ。
https://soundcloud.com/studiolitedrum/bassdrums-recording-test-220119
どうも従兄が久々にハイになり過ぎて勇み足したみたいだが、最も高級に言って「作曲メモ」・その時の認識ではマルチ録音弐号機のテストなだけだったんだけどねえ。
けど仮に世界にたった1人だけだったとしても、従兄にとってはそんな行動に駆られるだけの何かがあったのは確かなんでせう。
こっちとしてはまだまだ全然だが、相互刺激から生まれる何かについては即応性がとても重い。
その場の気紛れな思い付きには演奏自体も含めていい加減で出鱈目なのが多いけれど、それ位縛りが無いからこそ今迄は出なかった出せなかった様なのがひょっこり顔を出すもんなのよ。
もし観客の眼前でそんな完成度だったら宜しく無いが、あんまり無理があったり駄目な処は後で直しゃ良いんだから。
実際近年ずっと個人的に感じてたのが曲の一面での質で、本来はBand・実状はデュオなのにソロ作品っぽいのが多くなっちゃってね。
従兄がもっと非リアルタイムの共作に慣れて来たらどうか分からんが、録る以上に「作る時の影響」は無い人の方が少ないと思うんよ。
俺自身は何時も1パートだけで録り終れる事が滅多に無いんで、普段は幾らも気にしてないし気になって無いんだけどね。
ほんでも意表を突いて何か仕掛けて来られるとつい反撃したくなるのなんかは、リアルの方が高頻度になってるみたいだ。
グループ内で作曲可能者が独りしか居ないなら兎も角、比率が低くても複数居る場合はこれってかなり気にした方が良いんじゃないかな。
もしかしたら近年本邦の曲の劣化って、これの影響が主犯かも知れないと思うんだ。
個性・独自性の創出に限ると迷惑で困る事とかあったりしても、「無駄なメンバー」って居ないもんなんじゃないのかな。
<つづく>
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