音楽備忘録865 Drumハードウェアへの私的妄想&現実的解決策➍
俺提唱の重心至近保持下支え式にした場合ハッキリ申して見た目が不慣れもあって異様なのと、Tomを低くしたい際に平気なのかから説明させて貰いやしょう。
最初に念押ししときたいのはTomを「持つ部分」の形状で、現時点では多くのSnare Standでそうなってる「下3本(若しくは枚)120°間隔」のを想定している。
見た目についてはDrumsetとしては今迄のどれとも違うんで嫌だったらどうしようもないが、普通のタムホルダのパイプや金具と比べるとかなり細く薄く出来る。
しかも太鼓の下側に隠れもするんで、その面からは悪目立ちする心配が無い。
続いて今迄普通は何も無かった場所に来るので邪魔にならんかについてだが、正直状況次第じゃ「少し」はなるだろうが細く薄く出来る分かなり緩和されると思う。
その少しとはTomを完全に水平にして目一杯下げたい時だが、近年では俺はそんなのにお目に掛った事が無い。
クドクも何故普通のより細く薄く出来てそれで全く平気なのかの要点おさらいをしとくが、一般的なタムホルダみたいに特定方向にだけ荷重とモーメントが働いたりしなくなるからだ。
又Rimsと同様胴に特定方向だけの力や荷重が殆ど掛からなくなるから、そのTomの持てるポテンシャルを最大に引出せたりする。
尤も周到な設計がされてるセットだと設計より鳴るなんて事も考えられるし、他太鼓との共鳴・共振に多少なりとも変化が出るからストレスフリーが必ずしも最高とは言えない。
しかしホルダが横からだけでガッチリ持たせるってのは、その為に必要最低よりかなりゴツく作らねばならない。
それでもセッティングの制約が少なかったらまだ良いが、ゴリ金具同士がつっかえてそっち向きは無理とかその角度はご勘弁等と我儘放題!?を要求されるんなら話は違うんじゃねっと。
まあセッティングの自由度に関しちゃ例えば普通より0.5個分Tom群を横にズラしたいとかなると、バスドラマウントより独立Standやラックの方が明らかに有利なんだけどね。
ここからは私感ではあるが一般的なツインTomって同口径にするのは稀で、綺麗に真ん中から左右に分けたつもりでも皮の中心位置は若干Offsetしてるでしょ。
それからすると前後方向と左右方向の自由度をもう少し持たせとくべきで、現況ではシングルバスセットの場合元から遠目になる2Tomの方が考えずに設定すると遠くなるってのは頂けませんわ。
尤もⅡで3Tomになると最小のをHatと2Tomの間へ押込むには、その方が好都合だけどさ。
只あんなに豪勢に作っといてこの要素が加味されてないのは残念で、大昔のみたいな必要最低限のだと高機能化出来なかったんだから。
と思ったっけ主にシングルTomオンリー時代のだが、バスドラに曲線状のレール又はパイプを付けといて横位置の調整可能なのが最初はあったんだったね。
現物に充分触れる機会が無いと見た目から昔のは何でも低機能な感じを受けたりするが、実際には退化した部分も少なくないんだ。
チト余談るが昔Rogersが出してたSWIV-O-MATICのバスドラペダルには、フットボードの打面に対する水平方向の角度を変える機能が付いてたよ。
これ普通のDrumsetで用いる限りほぼ不要な機能だったが、テンコ盛りパーカッション奏者とかが使うには結構有用だった気もするんだ。
当時でも俺知りだと他にそんな変態的なのは無かったけど、こんなにペダルの種類を沢山作るなら1つ位そんなのがあった方がと思うのは俺だけかぃ。
オジサンが暮らして来た中では近年の日本って、実質的な同調圧力が最高値なんで海外にはホントはあるのがこっちみたいな末端迄届いて無いだけか分からんがね。
所詮は趣味系の道具なんだから、似た様なのばっかで競うから業界自体が弱体化するんじゃないかな。
バブル期の夢から覚められないのか「儲かるメソッド」にしがみ付くなんてのは、いよいよ時代に合わなくなってんじゃないのかな。
<つづく>
« 音楽備忘録864 録音でのプロとアマの違い③ | トップページ | 音楽備忘録866 Mic関係の色んな思い込み!?➒ »
「文化・芸術」カテゴリの記事
「音楽」カテゴリの記事
「ドラム」カテゴリの記事
« 音楽備忘録864 録音でのプロとアマの違い③ | トップページ | 音楽備忘録866 Mic関係の色んな思い込み!?➒ »
コメント