音楽備忘録844 Mic関係の色んな思い込み!?➎
前回静止状態と使用時では実質的な丈夫さに差があるのを指摘したが、その具体例から始めよう。
実はこの件常用してたのの買い増しをしようとして気付いた話しで、それ迄は大して気にも留めて無かったのは我ながら流石杜撰大王って…!?○×△□。
本日の生贄はAUDIX Dシリーズなんだけど、今は2,4,6だけになったが俺が知った当初は1~3迄しか無かったんだ。
んでその頃のは前回述では金網は頭断面部以外、筐体の内側に付く仕様だった。
それが暫く後で4の追加される前後位に現行の金網だけ仕様に変更されたらしいが、在庫の関係か何か知らんが各方面の画像で網だけ君になったのは4のみだった。
せやからてっきり前より低音拾うのか何かでそうしたのかと思ってたっけ、暫く経って何だよ前からあったのも皆カッコイイ網だけ君になったのかよチェッなんて思うとった。
そんなで25年位使ってて出たトラブルは頭部金網が何時の間にか取れてどっか行っちゃったの1つきりで、不格好でも筐体と横側はそのままだから少し奥まって付いてる内部ユニットは無事で済んでいる。
従兄宅のクジラの中にはダイアフラムが半分剥がれてるのもあったりして、恐らく暴力(故意のに限らんが)→金網変形脱落→その際同時にユニット頭部を擦ってそうなったと推察された。
ラージダイアフラム型コンデンサタイプのでも同様で、より汎用性を求めた都合で筐体の付いてる方のになった。
これRODEのNTKとK2の事なんだが、見栄えは少なくとも俺的には明らかにNの方が網だけ君で良かったんだけどさ。
指向性切替機能の他にショックマウントもN君には付いて無かったし滅多に購入機会が訪れないもんだったんで、ショックちゃんを別買いして価格差が詰まるんならってんで野暮ったK2にしたんだ。
なので数年前にクジラとかの修理を承る迄は、ずっと他所様の網だけ君を見ちゃ羨んでたんよ。
まあ究極的には筐体があったって折損するだろうし、そもそも網すら凹まさない様に扱や良いんだけど。
事故って想定外で起きる方が多いし、どっちの方が有事に被害が少なさそうかってぇと野暮った君の方なんだ。
処で話は変わって俺自身は球教狂信者として球コンデンサを買ったんだけど、最大耐音圧に対しては駆動電圧が高いのは想像以上に有利みたいだった。
現況普及タイプのコンデンサMicは48Vファンタム電源を利用するのが殆どなのと、Head Ampに使える石の半導体の耐圧がほぼ50V以下しか無いんで時にこれが足枷になってんだ。
かなり凝った回路構成にしたとしても回路初段は方式には殆どバリエーションが無いんで、コストや下手すりゃ性能を犠牲にせんと135dB位から上へ持ってくのは厳しくなるんだ。
球のだって狙った用途次第じゃ耐音圧の小さ目のもあるけど、耐音圧の為だけに球のを選ぶのもアリなんじゃないかと思ってね。
20世紀中はディスクリートJ-FETにも耐圧100V以上なんてのも出てて、ジャンク採集でその存在を知って未だに探したりゃしてんだけどサッパリで。
そう云やこんな風に部分的に旧式なのを使うのって、昔だとTVのブラウン管なんかかなり長い事そのままだったっけ。
PCのモニタでも写真とか画像関係の職場じゃLCD(液晶)とかだと、色や発色が実際と違って見えるから駄目ってかなり遅くまでブラウン管式モニタで粘ってたりとか。
技術的方式の選択って本来はそんな「絶対値」的な部分でするべきもんで、それからすっと音楽業界だけ好みでしか球を選ばん方が余程変わってんのよ。
<つづく>
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