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2021年12月 8日 (水)

音楽備忘録846 纏めて録るかバラして録るか?④

どうも最近は話を蒸し返すみたいなのが定型化しちゃってっけど、エレキ音色の補遺から行かせて貰いますわ。
これに加えて相関関係にある器楽音のリアルとバーチャル、夫々の功罪へも言及しときまひょ。

音色って基本的には作者のイメージに沿って選ぶんで構わんが、目的次第で重要ポイントは変動するんでゲス。
何かもしかしたらここ迄の吠え様だと俺ってリアル至上主義みたいに見えるかもだが、昔からバーチャルにも結構何時もそれなりにお世話になって来た方でんねん。

只貧その他の事情から俺言い「選べなくてバー」になってたのが多くて、結果的にリアルへの憧憬は強まってるかも知れない。
何れにしても本人の意向には合わずとも、ある意味リアもバーも公平にバランス良く!?体験して来てた気がするんでそれを晒してやるかなんて思ったんだ。

ではエレキ音色のリアとバー、変換すればAmp主体とEffector主体の補遺へ進めよう。
利便性・奇抜さ・小奇麗さ等では特に単体聴きだとEffectorの圧勝で、そりゃそれへ最適化させ易いんだから尤もな話しなんだ。

恐らくこれに捉われて「リアルで行けてもバー」の選択が増えてんじゃと思うんだが、極論すりゃそれって「打込み出来ない奴」固有の発想だと思うのね。
「アイドルはトイレになんて行かないものさ」的夢想論、確かに夢をみるには邪魔なファクターなんて出て来ん方がええわ。

けど現実の生物ではそれは不可能なんで、極力見せない少なくとも「そうは感じさせない」事は必要だろうね。
けどⅡでそれも行き過ぎちゃうと「自分達と全く同じ唯の人間なのにあんなにカワイイ」って魅力は失われ、そんなに迄無理した処で2次元様には足元にも及ばんのです。

さっきこの件で一寸思い出したのがかつてプチブームになった、俺言い「Linn Drumごっこ」ってのだ。
Linn Drum ってなRolandの八百屋(TR-808)等、機械太鼓普及期に良く使われたヤツだった。

これを時代的象徴と捉えて流行の取り入れに魔用したのが結構あって、ってえと皆でこぞって買って使ってたんだと思ったらさにあらず。
買えなかったかどうかは知らんが主にHi-Hatにチョイと変態的なEQを施して、なんとリアルの方をバーチャル擬きにして寄せちゃってたのがあったんだ。

私的典型例としてはZZ TopのEliminator(’83) ってアルバムを提示しとくが、当時はまだCDよりレコードで買う人の方が多かったから「これ機械なの人なのどっち?」なんて俺も当初は惑わされたですねん。
具体的にはLinn DrumのHatってタンバリンの鈴みたいな音だったんだが、↑ではご丁寧にモノホンのタンバリン迄加えてあったから撹乱戦法の極致だったのかな。

フレーズも意図的に高度にパターン化してあるしで、演奏自体も米南部版高橋幸宏(YMO時代の)って風で。
今ソースもメディアもデジタルので聴くとそれ程でも無かったんだけど、当時は今比低音質の他にも「音色の記憶」の影響も大きかったんだ。

このブーム以前にHatがタンバリンの鈴に似てるのなんて皆無だったんで、ドラムマシンのHatかタンバリンのどっちかだとつい思っちゃってたんだ。
今のだってこんな風にわざと打込みっぽくすんなら音色のバーチャル寄せもおもろいが、どっちにも気を付けとくべき点が1つあるん。

リアルをバーチャルっぽか出来っけど、その逆は同レベル迄は出来ない処。
だから意図的にバーチャルっぽくする気は無いとか誤解されたくないなら、その時点では気にならなくても可能な限りリアルを選んどいた方が安全ずら。

<つづく>

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