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2021年12月10日 (金)

音楽備忘録848 Rockのスタンダード⓲

お次は指のとなるべきだが参考例があまりに散漫過ぎるんで、敢えて「指の特殊なの」を出しとこう。
スタンダードの項で真逆なのって変だけど、その効果が極端なだけで他の全てのにも後で関って来るんでね。

’60年代後半以降のJohn Entwistle(The Who)がこの件の主役なんだが、彼の道具非依存部の先進性にももっと気付いて貰いたいんでそれを。
彼はスラップ以外は他人には不可能なの迄音色も奏法もかなり何でも演ってるが、その中で意外にも「唯の指弾き」(但し彼流独特なのではあるが)に最も個性があったんだ。

作品としてはWho’s Next以降Who Are You迄のが比較的分かり易いんだが、素人思考だとコンプでそんな風に聴こえただけと誤認し易い。
俺自身結構後年迄そんな風に勘違いしてたんだが、アタック音と余韻の組合せに注視するとコンプだけじゃどうにも無理だったんだ。

コンプの他一般的なスラップでもそうなんだが、俺言い「はじかれた感」を出そうとするとこの方法以外の殆どでは昔のSyntheで云う処のDecay部分の音量が下がり過ぎちまうんだ。(アタック音と余韻の中間部)
そうなるとパーカッシブさは満点だが音程感と太さが不足して、単体では低音が聴こえててもその量が少な目にしかならないんだ。

それだと他パートに頻繁にマスクされ、アンサンブルに入ると役割が果たし切れなくなるから困るのよ。
そこで比較的最近になってからなんだが何故Entwistle氏 のだけクリア出来てんのか研究してみると、外見的には指のストロークが大き目で力より勢いを利用してるんだけなんだが指の初動位置がどうも異なってるみたいなんだ。

俺の記憶だと一般的にはミュートも兼ねて連弾時以外は指先は弦にくっ付けててそのままはじくのが、弦から最も遠くなる位置から振った指先が弦に勢いよく当たる。
これを物理的に解析すると弦に触れる時点では角度的にサムピングにかなり近く、弦から指が離れる際は一般的な指弾きに近いと角度が途中で変わってるんだ。

この類のって人間側としては1つの動作なんだけど、楽器や弦にとっては2つの動作になってるって事なんよ。
実はスラップでも当てるの自体は普通でも、親指の逃がし方や方向を変えて太さや音程感を温存する際は似た様な状況になってんだ。

Entwistle氏のよりゃ程度が軽いが、Larry Graham氏のサムピングでも当初摩訶不思議に思えた処があってね。
叩く迄はほぼ普通なんだけど、叩き終った後の親指の位置が何か変だったんだ。

普通はサムピングって間違って激熱のに触っちゃった時みたいにするのが、何故か叩いた隣の弦の上に指先が止まったままになってんのよ。
これって内容的に考察すると叩き終ると同時にはじいてるも同然で、はじいた感と音程感や太さを共存させるには不可欠だったんだ。

更に独自研究を進めてくと電磁Pickupでアタック感を最も得られるのは、弦とPUポールピース間の急激な距離変化が効果的なのが分かった。
電気楽器でも鍵盤系のは割とアタック音に不自由しないのはこの為で、殆どので発音体の動かされる向きがスラップと同様PUに対し垂直になってるじゃありませんか。

んで何故この種のアタック音に執着してるかったら、それがRock的音色にするのにかなり重要だからなんすよ。
フレーズがシンプルになる程音色の細部もより目立って来るし、フレーズ以外の魅力が足りないと音の面白味が不足しちまうだよ。

それがRockでもフレーズが複雑にテクが高度化して来る内に、蔑ろにされ過ぎたのが増えたみたいでね。
これを再認識するにはより音色や雰囲気が重視されてた名作に、逐次で触れとくのが助けになると思うし少なくとも俺自身はそれで救われてるんだ。

<つづく>

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