音楽備忘録867 RockのスタンダードⅡ➋
オッサン個人趣味でピックばっか忖度しちゃってって、全否定は出来ないけどRockにとっちゃ指弾きやスラップには落し穴があるからなのよ。
何しろRock以外のジャンルのが、指やスラップの方が遥かに演り易いからねってどーゆー意味?。
この件の数回前から打込みのケースを語って無いのに、カテゴリーに加えてあるのもヒントでゲス。
バリバリRock用の音源ってのがあるのかワシャ全く知らんと杜撰だが、テキトーに雑とか荒っぽいのって音源はとっても苦手だよ。
例に依って極端アホ仮定になるがファジー機能で制御して、ランダムにバッチイ音を混ぜて鳴らすってのは技術的にならもう今はアリだろう。
けど↑で出鱈目とは言わずテキトーってしてるのがポイントで、完璧には程遠いにせよ何の関連性も無くそれが表れてはブチ壊しなんどす。
も少し具体的に述べると他人には良くは分からんかっても、その人なりのルールみたいなのに基づいてテキトーが出て来てるからなんだ。
なので将来音源にAIセンサも搭載されて、「使う奴の人柄」でも反映されられる様になったらどうか分からんけどな。
これはこん位で先へ進めるとして「テキトー」は使い方や表現もだが、ベーシックの音色にも生の人のだったらかなり及んでる。
それを音源に加えるとなると同じ楽器・セッティング・奏法のバリエーションだけで膨大になり、使用時それを選ぶ作業が非現実的になるだろう。
依って基本音色が「何弾きか」は生かどうかより遥かに深刻な問題で、けど「弾けないのも打込める」ってのを最大に利用しないのも勿体無いとね。
ここから両者に共通本日メインの俺言い「フレージングの誘惑!?」に入るが、やはり奏法次第でどんなフレーズが楽だとか辿り着き易いってのがあると思うんだ。
毎度の逆パ例示御免で挙げちゃうが、指弾きなのにピック弾きの「空ピック」みたいなのが入ってるヤツだ。
Steely Dan-Peg(’77)のBassはコーラス部はスラップだが他は指で、普通なら無音程のはスラップの方に入れそうなもんだが逆になってんの。
「空ピック」なんてピック弾きだからその呼称を出しちゃったけど、無音程でリズムだけ刻ませるのはホントはJazzのウッドベースの奏法で既にあったんだけどね。
只指でもウッドよりエレキの方がエレキでならピックの方が断然楽に簡単に入れられるし、オルタネイトピッキングで弾いてる途中のだと寧ろ鳴らさない方が大変な時が多い位。
サムピングだけとか指でも1本だけだと少し速くなると疲れるし、片や2本であれば片方の指だけ空振りさせるのは簡単だ。
がピックを「同じ場所で上下させる」のが必要な途中でだと、その時だけ逃がすのって結構難しい。
達人になら出来なか無いだろうが、それだって完全無意識・無神経で安定的に継続させるのは一寸厳しい筈だ。
そんなんで「どうせ入っちゃう」んなら、自然とor半ば自動的に入ってておかしくないフレーズにしようとすっべ。
んで↑の例示曲はかなりJazz寄りではあるが、少なくとも過去にウッドベースではしなかった様な加え方になってん。
♪の連続の途中に無音程を混ぜ込んでて他ジャンルで一番近いとしたら、私的にはCountry Guitarのチキンピッキングなんてね。
因みに鍵盤ではジャンルは違うがHammond Organではパーカッシブにする奏法として昔からあるが、それをHammondより遥かに出し難いClavinetで乱発したStevie Wonderみたいなのも居たが…。
↑PegのもBassはChuck Raineyだから超大物達人で、奏法に対して裏をかく様なフレーズは出来たら素晴らしいがそう簡単には行かんからのぉ。
前者は当然の如くHammondなんて過去には最も親しんでただろうし、後者はプロになってからは他楽器のは録ったのが無いらしいがどっちも広範なマルチプレイヤなのだ。
故に挑戦しがいはとってもあるけど特に必要性も無い時に、わざわざ作り難い奏法で考案するのって非効率なんじゃないの?。
<つづく>
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