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2021年12月28日 (火)

音楽備忘録866 Mic関係の色んな思い込み!?➒

今日のお題は「経年劣化」とするが構造・設計・環境にも依るとは言え、体験からは結構当たりハズレ(個体差)が激しかった。
その内容の多彩さには一寸驚かされたが、一番の問題になるのは外からでは伺い知れない類のだ。

↑で若干悩ましいのは状態確認の為とは言え、非専門家が頻繁に分解すると却って具合を悪くしちまう事もある処。
かと言って何となく怪しげなのをずっと放っとく訳にも行かないんで、所持スキルに応じて3つの方法を提示してみたい。

何も知らず手先も不器用だったりしたら専門家へ依頼するのが良いし、必要なだけのスキルがあったら慎重は期すが変だと感じたら様子を伺ってみるのが良いだろう。
いざ開けてみて何も無かったとしても、問題箇所の絞り込みには貢献してくれるからね。

そんな体験を重ねてく内に状態と原因の因果関係が分かって来るから、いざって時の対応が段々早く確実になってったりもしてくれる。
が問題は↑の中間領域に属してそうな場合で、迷った挙句意を決して全集中で望んだのに壊したでは悲しい。

んが慌てずに「何処迄弄るか」を適切に判断出来れば、充分「手に負える範囲」ってのもあるんすよ。
最もニーズのありそうな処だとShure SM58タイプの頭の丸い部分で、単にねじ込まれてるだけだし交換パーツも色々出てて入手・交換難度もそんなに高くないす。

私的にこれで実体験したのは球形金網ウィンドスクリーン内部のスポンジの劣化で、状況や程度次第では外部の変形・腐食等より音に直接悪さする可能性だってあるんだ。
スポンジの劣化って段々弾力が無くなって最後は軽い接触や振動でも崩壊したりするが、そうして細かくなるとユニットのスリットや穴に詰まったり中に入っちゃったりして色々不具合を起こし兼ねない。

俺の場合は全体交換はせずジャンクのスポンジからこしらえたりして凌いでるが、ハンドマイクで使う時ってかなり揺すられたりするからさ。
振り回しても余計な処(主に内部ユニット)に接触しない様にしとかないと、ガサゴソなんてのの元凶になったりする。

コレ問題箇所が影になってたら外部観察だけでは把握し切れないし、そっとして使ってる分には症状が出ないから案外気付き難いもんだ。
それ以外ではネジ類の緩み点検だとか技術レベル的には低いのでも、全く状態確認をしないどくと意外な粗相をしでかすケースも少なくない。

こちらも前者同様動かさねば無事な場合が多いんで、しかしだからって無駄にブンブン振り回してわざわざ緩ませちゃってもね。
まあ怪しい兆候が感じられなかったら音響屋以外は他の作業でも忙しいんで、レンタル屋が検査するみたいに一々手を掛けたりゃしてらんないがね。

悲しいかな使用頻度が低い程状態把握の感覚が育たないんで、杜撰な過去例ではエレクトレットタイプで使用後外し忘れてた乾電池の液漏れ被害が有名だったね。
ガンガンに使い倒してたら液漏れするより消耗の方が早くなるし、電池代をケチろうとして(は俺とかだけか)もといいざって時の電池切れを避けたくて管理が自然と徹底して来んだけどさ。

今時は修理はおろか点検だけでも料金が高騰したのもあって、ついでに手間暇も惜しんで多くの物で即買換えが常套化してるけどねえ。
壊れるって程迄行ってないのでも外からだけでは分からない方が多いんで、せめて捨てるか買換えるかと思った時位はその前に試しに先に中を覗いてみたらって思うんだ。

<つづく>

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