« 2021年11月 | トップページ | 2022年1月 »

2021年12月

2021年12月31日 (金)

音楽備忘録869 Drumハードウェアへの私的妄想&現実的解決策➎

この処どうも文章の〆が悲観的でいけないが、加齢からか無意識下でそんな編曲になってるだけで心は攻め一辺倒なのだ。
只どう考えたってこっちは弱小・劣勢なんで、正しく分析するのを恐れて無いだけなのさ。

なぁ~んつうと如何にも心細げだがどっかの弁護士崩れみたいに、勝手に都構想をブチ上げといて旗色悪くなったらサッサと尻尾巻いて逃げる様な真似だけはしたくないんでね。
等と突然異世界の話しなんかも登場させるのは、ずっと普通にやって来てたつもりで埒が開かなくなったりしたらそんな例も必要だと思うからなんだ。

↑の情けないオッサンはTV人気に乗じて、つい「俺が言えば何でも通る」と勘違いしちゃったんだろうから。
成功と失敗って原始的レベルで考えたら半々の確率のものなのに、失敗想定が皆無だったから撤退するしか無くなったに他ならんのよ。

只これは今俺が事後に外野から目一杯冷めた目で眺めてるから即気付けたんであって、当事者で渦中にあったら眼前の敵だけで精一杯だったかも知れない。
この辺で本題の方へ漸く進めるが例えばDrumsetって、諸事情から角度だけ変えたくても少し位置も狙ったのよりズレたりするじゃん。

Drummerからすると半ば常識だろうけど、かと言って端から無抵抗で受容れてる人が多過ぎる気がするんだ。
この不便を軽減するのって実はそんなに難しくは無くて、例えば扉の蝶番なんかには幾らでも参考例が巷に溢れてるんざんす。

そうするニーズは様々だが例えば宅のクローゼットの扉がこの件無配慮のヤツなせいで、3つくっ付けて並べたら一寸した悲劇に見舞われてん。
薄くても木製扉には厚みがあるが、開いた時にその厚み分が全幅より外側へハミ出る構造になっとる。

その結果隣のクローゼットと隣接した扉を両方同時に開く事が出来なく、この問題を全く考えもしないでデザインとかで選んだ俺が悪いんやけど…。
これが食器戸棚・下駄箱・サイドボード等他のでは蝶番に施された工夫のお陰で起きて無く、「先に買ってたの全部セーフ+杜撰大王脳=無根拠に気にしなくても平気だべ」って自然発生!?ロジックにやられたんですわ。
Photo_20211119225801
いよいよ杜撰拙文だけでは苦しくなったから久々に図を登場させるが、極限迄デフォルメさせて頂いた。
肌色っぽいのが木製の扉と側板で、水色っぽいのが金属製蝶番のつもりだ。

左2つが宅のクローゼットの右2つはそれ以外のので、夫々の左が閉扉時・右のが90°開扉時の状況だ。
上図の以外にもハミ出させない方法は色々あるが、何れも単体だけでならあまり気にならんのが外部環境を込みにすると激変する部分なのだ。

今ここで活字化すると高純度な言い訳にしかならんが、少なくとも生活者としては凡人かそれ以下の俺に見落としゼロを求めるのって非現実的だと思うんすよ。
Drummerにしても本分は演奏だし、後になってセッティングの変更に迫られる事もあり得るでしょ。

だからこそ一定以上の経験値を持ててる作る側の方で、配慮対策済みにしといて欲しいと思うんだす。
Drumsetって名前が付いてる位、必ず色んなのと隣接させるのが最初から分かってんだからさ。

<つづく>

2021年12月30日 (木)

音楽備忘録868 録音でのプロとアマの違い④

ここ迄のだとどれも機材自体以上に使い方に差があるのを述べては来たが、近年本邦ではプロ側の使い方スキルの平均が下落した!?せいで誤解を招き易くなったと感じている。
只歴史的見地に立てばかつてはプロしか使えなかった
機材だって少なくなく、今だってモノホンPlate Reverbなんかだと一般個人が所有・運用するのは不可能に近かったりする。

なのでここで俺はかなり吠えはするが、やろうとさえ思えば誰にでも可能性があるのを主軸としてるつもりなんだ。
この件では普段は最低でも底辺プロ😢の実体験が最適と思え、昔アマだった間は例え大した事無くてもプロになれればそれだけで全部解決するなんて夢見てたんだ。

それがいざなれてみたら却ってアマ時代より苦しみは増すばかりだったが、事後客観考察してみれば至極当然の話しだったのよね。
貧クソガキらしたらBeatlesの環境は天国みたいに見えてたけど、その当時にもっと社会的評価のあるジャンルのベテランと比べたら多分差別・冷遇されてたんだよ。

例えばプロデューサのGeorge Martinって既に万能腕利きではあったが、ポピュラーはおろかClassicの人やんけ。
尤も当時の英にRock専門の高名プロデューサなんて居なかったから仕方無いかもだが、本業業界内では変人だったからこそ海の物とも山の物ともつかない新人のお守りへ左遷されただけなんだ。

只そこで不貞腐れずに柔軟思考で本人達以上に学んで研究して運良く成果を上げられたから、今では受勲者且つ伝説の偉人扱いになってっけどさ。
そんなの全く幸運だっただけで概述Char氏の教則音源収録時エピソードみたいに、わざわざ原典に忠実に歪ませたら「音割れてるから録り直して」なんてなってた可能性の方が遥かに高かったんだよ。

だからってClassic界でポピュラー界と同等に評価されてるかったら多分今でも否で、私的には失礼乍ら「過去のジャンル」の延命に最も貢献したんだからそれじゃあまりにおかしいと思うんだけどね。
だってもしClassic奏者は他ジャンルのお手伝いなんて一切しませんっなんてなってたら、新曲も出難いからもっとマイナー化してたに違い無いんだ。

いざ聴いてみたら少なくとも分かる人には今でも素晴らしかったとして、耳にする機会が少な過ぎりゃ世間に知られる前に食えないってんで皆止めちゃってたりしただろうから。
今でこそ覚悟も出来てるし一応ある程度は自己を確立出来たから気にならなくなったけど、嫌い且つ未経験のミュージカル伴奏とか最初にオファーが来た時ゃ内心はかなり葛藤があったんだ。

背に腹が返られなかったから即決したものの、先ずは本業以外の仕事ばっかりになったりゃしねえかと心配に。
かなり後になって客観分析出来る様になったり経緯が耳に入って来て、’70Rockの音が入用だったからオファーされたのを知って氷解したんだけどね。

けど譜面と指揮者に忠誠を誓いつつ生粋の’70Rockサウンドとノリを要求するなんて、本質的には無理な相談だから大変だったよ。
’70年代でも末期と’80年代初頭って音色的には大差無いんだから、ワイルドさやアバウト感とかが不足したら要求されたのより後の感じにしかならんのよ。

只でさえRock界内でもMarshallフルアップのウルサさにVocalistがクレームなんてのがあるってのに、門外漢にここだけはそっちに合せると目的の音にならないよって説明・理解して貰う処から始めなきゃなんなくてさ。

アマだったら喧嘩して飛び出してハイお終いでも良いが、既にチケット売っちゃった後ではそうも行かない。
仮に別人に挿げ替えた処で↑の解決だけは図れんと、本番に間に合わなくなるだけだし。

あれっ今更だがもしかしたら音以上に「口の強さ」を期待されて登用されたのかな?、かどうかは分からんが兎に角誰かが皆に理解させられんことにゃ話が始まらなかったのは確かだ。
因みにここで吠えてるだけだと論破王なだけで足りると見えるやもだが、相手が実演音楽家の場合「実音とセットの口」じゃないと殆ど効果が無いからね。

なのでこんなのには実演販売のジャパネットの高田社長の音楽版みたいなのが適任で、言えるだけ弾けるだけのどっちでも役不足なんだ。
こんな部分が正に「自営業」の最たる処で、趣味に留めるなら殆ど不要な音には直接は関係無いスキルだ。

<つづく>

2021年12月29日 (水)

音楽備忘録867 RockのスタンダードⅡ➋

オッサン個人趣味でピックばっか忖度しちゃってって、全否定は出来ないけどRockにとっちゃ指弾きやスラップには落し穴があるからなのよ。
何しろRock以外のジャンルのが、指やスラップの方が遥かに演り易いからねってどーゆー意味?。

この件の数回前から打込みのケースを語って無いのに、カテゴリーに加えてあるのもヒントでゲス。
バリバリRock用の音源ってのがあるのかワシャ全く知らんと杜撰だが、テキトーに雑とか荒っぽいのって音源はとっても苦手だよ。

例に依って極端アホ仮定になるがファジー機能で制御して、ランダムにバッチイ音を混ぜて鳴らすってのは技術的にならもう今はアリだろう。
けど↑で出鱈目とは言わずテキトーってしてるのがポイントで、完璧には程遠いにせよ何の関連性も無くそれが表れてはブチ壊しなんどす。

も少し具体的に述べると他人には良くは分からんかっても、その人なりのルールみたいなのに基づいてテキトーが出て来てるからなんだ。
なので将来音源にAIセンサも搭載されて、「使う奴の人柄」でも反映されられる様になったらどうか分からんけどな。

これはこん位で先へ進めるとして「テキトー」は使い方や表現もだが、ベーシックの音色にも生の人のだったらかなり及んでる。
それを音源に加えるとなると同じ楽器・セッティング・奏法のバリエーションだけで膨大になり、使用時それを選ぶ作業が非現実的になるだろう。

依って基本音色が「何弾きか」は生かどうかより遥かに深刻な問題で、けど「弾けないのも打込める」ってのを最大に利用しないのも勿体無いとね。
ここから両者に共通本日メインの俺言い「フレージングの誘惑!?」に入るが、やはり奏法次第でどんなフレーズが楽だとか辿り着き易いってのがあると思うんだ。

毎度の逆パ例示御免で挙げちゃうが、指弾きなのにピック弾きの「空ピック」みたいなのが入ってるヤツだ。
Steely Dan-Peg(’77)のBassはコーラス部はスラップだが他は指で、普通なら無音程のはスラップの方に入れそうなもんだが逆になってんの。

「空ピック」なんてピック弾きだからその呼称を出しちゃったけど、無音程でリズムだけ刻ませるのはホントはJazzのウッドベースの奏法で既にあったんだけどね。
只指でもウッドよりエレキの方がエレキでならピックの方が断然楽に簡単に入れられるし、オルタネイトピッキングで弾いてる途中のだと寧ろ鳴らさない方が大変な時が多い位。

サムピングだけとか指でも1本だけだと少し速くなると疲れるし、片や2本であれば片方の指だけ空振りさせるのは簡単だ。
がピックを「同じ場所で上下させる」のが必要な途中でだと、その時だけ逃がすのって結構難しい。

達人になら出来なか無いだろうが、それだって完全無意識・無神経で安定的に継続させるのは一寸厳しい筈だ。
そんなんで「どうせ入っちゃう」んなら、自然とor半ば自動的に入ってておかしくないフレーズにしようとすっべ。

んで↑の例示曲はかなりJazz寄りではあるが、少なくとも過去にウッドベースではしなかった様な加え方になってん。
♪の連続の途中に無音程を混ぜ込んでて他ジャンルで一番近いとしたら、私的には
Country Guitarのチキンピッキングなんてね。

因みに鍵盤ではジャンルは違うがHammond Organではパーカッシブにする奏法として昔からあるが、それをHammondより遥かに出し難いClavinetで乱発したStevie Wonderみたいなのも居たが…。
↑PegのもBassはChuck Raineyだから超大物達人で、奏法に対して裏をかく様なフレーズは出来たら素晴らしいがそう簡単には行かんからのぉ。

前者は当然の如くHammondなんて過去には最も親しんでただろうし、後者はプロになってからは他楽器のは録ったのが無いらしいがどっちも広範なマルチプレイヤなのだ。
故に挑戦しがいはとってもあるけど特に必要性も無い時に、わざわざ作り難い奏法で考案するのって非効率なんじゃないの?。

<つづく>

2021年12月28日 (火)

音楽備忘録866 Mic関係の色んな思い込み!?➒

今日のお題は「経年劣化」とするが構造・設計・環境にも依るとは言え、体験からは結構当たりハズレ(個体差)が激しかった。
その内容の多彩さには一寸驚かされたが、一番の問題になるのは外からでは伺い知れない類のだ。

↑で若干悩ましいのは状態確認の為とは言え、非専門家が頻繁に分解すると却って具合を悪くしちまう事もある処。
かと言って何となく怪しげなのをずっと放っとく訳にも行かないんで、所持スキルに応じて3つの方法を提示してみたい。

何も知らず手先も不器用だったりしたら専門家へ依頼するのが良いし、必要なだけのスキルがあったら慎重は期すが変だと感じたら様子を伺ってみるのが良いだろう。
いざ開けてみて何も無かったとしても、問題箇所の絞り込みには貢献してくれるからね。

そんな体験を重ねてく内に状態と原因の因果関係が分かって来るから、いざって時の対応が段々早く確実になってったりもしてくれる。
が問題は↑の中間領域に属してそうな場合で、迷った挙句意を決して全集中で望んだのに壊したでは悲しい。

んが慌てずに「何処迄弄るか」を適切に判断出来れば、充分「手に負える範囲」ってのもあるんすよ。
最もニーズのありそうな処だとShure SM58タイプの頭の丸い部分で、単にねじ込まれてるだけだし交換パーツも色々出てて入手・交換難度もそんなに高くないす。

私的にこれで実体験したのは球形金網ウィンドスクリーン内部のスポンジの劣化で、状況や程度次第では外部の変形・腐食等より音に直接悪さする可能性だってあるんだ。
スポンジの劣化って段々弾力が無くなって最後は軽い接触や振動でも崩壊したりするが、そうして細かくなるとユニットのスリットや穴に詰まったり中に入っちゃったりして色々不具合を起こし兼ねない。

俺の場合は全体交換はせずジャンクのスポンジからこしらえたりして凌いでるが、ハンドマイクで使う時ってかなり揺すられたりするからさ。
振り回しても余計な処(主に内部ユニット)に接触しない様にしとかないと、ガサゴソなんてのの元凶になったりする。

コレ問題箇所が影になってたら外部観察だけでは把握し切れないし、そっとして使ってる分には症状が出ないから案外気付き難いもんだ。
それ以外ではネジ類の緩み点検だとか技術レベル的には低いのでも、全く状態確認をしないどくと意外な粗相をしでかすケースも少なくない。

こちらも前者同様動かさねば無事な場合が多いんで、しかしだからって無駄にブンブン振り回してわざわざ緩ませちゃってもね。
まあ怪しい兆候が感じられなかったら音響屋以外は他の作業でも忙しいんで、レンタル屋が検査するみたいに一々手を掛けたりゃしてらんないがね。

悲しいかな使用頻度が低い程状態把握の感覚が育たないんで、杜撰な過去例ではエレクトレットタイプで使用後外し忘れてた乾電池の液漏れ被害が有名だったね。
ガンガンに使い倒してたら液漏れするより消耗の方が早くなるし、電池代をケチろうとして(は俺とかだけか)もといいざって時の電池切れを避けたくて管理が自然と徹底して来んだけどさ。

今時は修理はおろか点検だけでも料金が高騰したのもあって、ついでに手間暇も惜しんで多くの物で即買換えが常套化してるけどねえ。
壊れるって程迄行ってないのでも外からだけでは分からない方が多いんで、せめて捨てるか買換えるかと思った時位はその前に試しに先に中を覗いてみたらって思うんだ。

<つづく>

2021年12月27日 (月)

音楽備忘録865 Drumハードウェアへの私的妄想&現実的解決策➍

俺提唱の重心至近保持下支え式にした場合ハッキリ申して見た目が不慣れもあって異様なのと、Tomを低くしたい際に平気なのかから説明させて貰いやしょう。
最初に念押ししときたいのはTomを「持つ部分」の形状で、現時点では多くのSnare Standでそうなってる「下3本(若しくは枚)120°間隔」のを想定している。

見た目についてはDrumsetとしては今迄のどれとも違うんで嫌だったらどうしようもないが、普通のタムホルダのパイプや金具と比べるとかなり細く薄く出来る。
しかも太鼓の下側に隠れもするんで、その面からは悪目立ちする心配が無い。

続いて今迄普通は何も無かった場所に来るので邪魔にならんかについてだが、正直状況次第じゃ「少し」はなるだろうが細く薄く出来る分かなり緩和されると思う。
その少しとはTomを完全に水平にして目一杯下げたい時だが、近年では俺はそんなのにお目に掛った事が無い。

クドクも何故普通のより細く薄く出来てそれで全く平気なのかの要点おさらいをしとくが、一般的なタムホルダみたいに特定方向にだけ荷重とモーメントが働いたりしなくなるからだ。
又Rimsと同様胴に特定方向だけの力や荷重が殆ど掛からなくなるから、そのTomの持てるポテンシャルを最大に引出せたりする。

尤も周到な設計がされてるセットだと設計より鳴るなんて事も考えられるし、他太鼓との共鳴・共振に多少なりとも変化が出るからストレスフリーが必ずしも最高とは言えない。
しかしホルダが横からだけでガッチリ持たせるってのは、その為に必要最低よりかなりゴツく作らねばならない。

それでもセッティングの制約が少なかったらまだ良いが、ゴリ金具同士がつっかえてそっち向きは無理とかその角度はご勘弁等と我儘放題!?を要求されるんなら話は違うんじゃねっと。
まあセッティングの自由度に関しちゃ例えば普通より0.5個分Tom群を横にズラしたいとかなると、バスドラマウントより独立Standやラックの方が明らかに有利なんだけどね。

ここからは私感ではあるが一般的なツインTomって同口径にするのは稀で、綺麗に真ん中から左右に分けたつもりでも皮の中心位置は若干Offsetしてるでしょ。
それからすると前後方向と左右方向の自由度をもう少し持たせとくべきで、現況ではシングルバスセットの場合元から遠目になる2Tomの方が考えずに設定すると遠くなるってのは頂けませんわ。

尤もⅡで3Tomになると最小のをHatと2Tomの間へ押込むには、その方が好都合だけどさ。
只あんなに豪勢に作っといてこの要素が加味されてないのは残念で、大昔のみたいな必要最低限のだと高機能化出来なかったんだから。

と思ったっけ主にシングルTomオンリー時代のだが、バスドラに曲線状のレール又はパイプを付けといて横位置の調整可能なのが最初はあったんだったね。
現物に充分触れる機会が無いと見た目から昔のは何でも低機能な感じを受けたりするが、実際には退化した部分も少なくないんだ。

チト余談るが昔Rogersが出してたSWIV-O-MATICのバスドラペダルには、フットボードの打面に対する水平方向の角度を変える機能が付いてたよ。
これ普通のDrumsetで用いる限りほぼ不要な機能だったが、テンコ盛りパーカッション奏者とかが使うには結構有用だった気もするんだ。

当時でも俺知りだと他にそんな変態的なのは無かったけど、こんなにペダルの種類を沢山作るなら1つ位そんなのがあった方がと思うのは俺だけかぃ。
オジサンが暮らして来た中では近年の日本って、実質的な同調圧力が最高値なんで海外にはホントはあるのがこっちみたいな末端迄届いて無いだけか分からんがね。

所詮は趣味系の道具なんだから、似た様なのばっかで競うから業界自体が弱体化するんじゃないかな。
バブル期の夢から覚められないのか
「儲かるメソッド」にしがみ付くなんてのは、いよいよ時代に合わなくなってんじゃないのかな。

<つづく>

2021年12月26日 (日)

音楽備忘録864 録音でのプロとアマの違い③

今日は俺にとっちゃプチ鬼門の「ミスの取り扱い」に言及するが、本邦一般のプロ界では体裁最優先が長らくデフォ化しているが…。
実際単に変な誤った音になら、誰でも一聴瞭然なのからすりゃそれも分からんくないすが。

しかし工業製品の規格適合とかと違って、どんなに含有量希少でも音楽は一応芸術で御座居ます。
物理・理論的な瑕疵より芸術面での誤りの方が本来致命傷で、僅かでも費用や時間を負担してでも聴きたくなる魅力が足りなきゃミスの有無以前の話しだと思うんだよ


勿論俺みたいに内容だけに注力してるんで多少の粗相は…なんて甘えてちゃアカンけど、ライフラインとか生活必需品の類と同等に扱うのはあまりに無理がある。
にも拘わらず悪態突きゃ内容をどうにも出来んもんだから体裁で誤魔化して…、かどうかは敢えて知らんぷりしとくがね。

さてこんな風に吠えると時流にも真っ向から逆らってるから異論も多かろうが、アマだったらどうなら容認されるのかを考えてみりゃ少しは分かって貰えるんじゃないかな。
例え魅力不足でも多忙な生活や仕事の合間に作ったのに、ノーミスに仕上がってたらそれだけだって喝采に値するじゃないの。

体裁だけでもプロ並みっつうのが、機材・スキルその他あらゆる面で大抵は不利な中でそこ迄持上げたんだからさ。
だいいち今はプロアマ問わず客観比較では、楽器実演奏より低スキルで誰もが打込みが可能なんだからねえ。

故に暴論大王語録としてはミスだらけでも、先ずはもう一度聴いてみたいと思わせてみろ…なんてね。
まっそれは現実的には乱暴過ぎてアウトだろうけど、その位優先順位を堅持してるとパフォーマンス以外の様々な部分にも違いが出て来るんですよ。

その1:使用機材
例えばBeatlesならNeumannのMicとFairchildのリミッタが有名だけど、全部が全部それで録られてなんかいねんだわ。
無論必要時にはそうしなかったら成立しなかったのも少なくないが、幾らMicは伝説の名器っても当時の時点では100%非Rock用のだ。

リミッタなんかもっと縁遠くて、ラジオ放送送出し用のなんだぜ。
そんな当時は完全な魔用となったのも、Micを近付けたら生で聴こえてたのと違う変な音になっちゃったのを戻そうとして試行錯誤した結果なんよ。

当時の時点でそんな魔用をしてるのなんて他に皆無だったから確かに象徴的ではあるんだが、彼等が米人だったら恐らく違う機材で同じ質の音を出してたに違いないさ。
それ処か居る場所次第で選べる機材が極限られてたから、今より同じ機材で全然違う音を作ってたのがやたらと多かった。

その2:使用人材
人間の事を使うだなんて今じゃ完全に言葉の暴力になっちゃうが、敢えてそう言いたいのにも訳があんねん。
黎明期の場合分かる奴出来る奴がとっても少ねえんで、応援要請して来て貰えるのが何時も殆ど同じ人物になっちまってたんだ。

すると実は内心嫌いな人だろうと趣味が合わなかろうと、我慢してそいつ等にお願いするしか無かったじゃん。
これでもっと問題になるのは本来なら適してなくてもってのがあって、その分は編曲や録音方法等他で合せるしか無かったんだよね。

だからって選べる先が増えたし方法論も確立した今に昔みたいな無茶する事ぁねえが、機材・人材等の選択を優先し過ぎると自分達の音じゃなくなるよ。
現況ではまだ「音色の著作権」ってのが特定の以外には無いに等しいから、罪にこそならんだろうが…。

<つづく>

2021年12月25日 (土)

音楽備忘録863 勘弁してくれ Windows11

今内輪では俺を中心に、無慈悲仕様のWindows11の件で困窮させられている。
実質的に製造から数年以内のPCじゃないと、相当ハイスペックでも非対応とは切り捨て御免もここに極まれりだ。

貧な俺とかにはほぼ死刑宣告並だが今回に限っては最悪のタイミングで、どんな超絶金満君だってコロナ禍所以の半導体不足の解消には時間が掛かる。
MS側の事情も分からんではないが下げない消費税率・止めない環境効果ほぼ無効のレジ袋有料化の件同様、皆の生活が苦しくなればOSの売れ行きも悪化するのにね。

流石にここ迄来るともうMicrosoftのOS自体に見切りを付けるべき潮目かもだが、この潮流は録音にPCを使いたい人にとってはより深刻なのだ。
近年音楽関係者はスマホ利用の方が圧倒的多数派で、確かに全く録れなくなった訳では無いんだけどね。

8トラック位迄ならスマホで行けちゃうが、簡易じゃないのとなると専用機かPCじゃないとまだ無理だ。
これが経費で落とせる位の儲けがありゃ有料ソフト(アプリ)の選択肢もあるが、フリーソフトで行こうとするとOSがMacやLinux系では苦しい。

尤もOSが新しくなるにつれフリーソフトは減る一方なんで、Win xpより後のOSでは元から不自由させられてたんだけどな。
この件元々俺個人は汎用PCと録音機器は別に考えてたんだけど、AD/DA変換部以外中身がほぼ同じ物になって来るとさ。

録音機でも記録媒体だってUSBメモリ・HDD・SSDが主流となりゃ、宅程度の環境では分離しとく必然性に乏しい。(と言いつつ現時点ではadatの生き残りがあるが😓)
現行ユニットが今は従兄と2人きり、且つ従兄はPCで録りたがってるんでその影響もあるんだ。

それで今更だがPCでの多重録音機を色々研究して、一応の目途が折角立った処だったんだけどねえ。
その内容は一部概述の通りWin xpやそれ用のソフト・ハードの中古が中心なんだが、かなり時間が経過してるんで最近は入手性が悪化しつつある。

随分今更な話しではあるがその背景には、現行デジタルでのサウンドFileの規格があるんだ。
これの進展が幾らも無い以上OS性能はxpの段階で充足してるのと、インタフェース他周辺機器の対応と選択肢や玉数の状況に依っている。

貧を筆頭にPCも周辺機器も現行のの体験が希薄なので何だが、フリーソフトではどうやら相変らずREAPER一択の様だ。(一度に2ch迄しか録らないならaudacityも近似な状況)
xpなら他にも幾つかあったがこのソフトを参考にしても、基本的にxp以降のどのOSでも入れられるのはほぼ同じ物

但しPC自体のハードの性能は一定以上あるのが好ましく、幾らxpでも何とか動く程度では役不足だ。
当時だって動画の編集等をストレス無く実行するにはそんな調子で、しかしWin 11対応の程の性能は音楽には不要なのだ。(高級ソフト音源ではこの限りでは無い様だが、リアルタイム演奏にはそれでもレイテンシで駄目。)

ではその程度で良いのに何故スマホやパッドだと役不足になり易いかったら、CPUやメモリ以外の主に内部バス等にかなりの相違があるからなんだ。
今じゃ外部のとは何でもUSBで繋ぐのが常套化したが、古くはSCSI(スカジー)やFirewire(IEEE1394)とか群雄割拠状態だったんでね。

前者は主にストレージ後者は音楽関係ので多かったが、これが又マザボのサイズやスロット数とも関係してた。
上記2つの化石接続って当時だって誰でも使うもんでも無かったんで、IOカードの追設で対応させてるのが少なくなかったんだ。

この面に限定すりゃ古いPC程対応力が高かったのも事実で、何でもすぐ刷新のIT業界と伝統を重んじる!?音楽業界との一種の乖離・軋轢と言っても良いだろう。
どちらにも事情があっての事なんで簡単に譲歩出来んのは仕方無いが、切り捨てが酷過ぎりゃ過去の財産を無駄にし兼ねないんだからもう少し配慮して頂きたいもんですよ。

<つづく>

2021年12月24日 (金)

音楽備忘録862 纏めて録るかバラして録るか?⑧

毎度の不始末で前回のはあんな処で終らせると、纏めるかバラすかとの関係性があれだけで分かったなんて方が珍しいになっちった。
ので結論から申せば、ベーシックがシンプルな程纏めて録れる可能性が高くなるんす。

ここでのシンプルはフレージング等より編成が主ではあるが、小人数でも賄えるメリットを先ずは色々見てって頂きやしょう。
大別すると2種あるんでより重要と思われる作業内容の方から行くと、集まれる頻度が上がる→試す機会が増える→アンサンブルとしての完成度を高め易いとなる。

もう1つの方も俺みたいな貧にはもっと影響大となるが、広い場所要らん→費用もその分低廉→有り金が少なくても実行可能!?。
とは言えバラしちまえばこの限りでは無くなるし、俺の現状では最低必要数の誰かさんが休養中なお陰でベーシックトラックすらせーのは無理になっちゃってるけどさ。

けど引き算式で構築してくには超強力に不要なら切り捨て御免が出来なきゃ駄目で、無用な重複に対して非常に鋭敏に反応し非情な対応が要求されるんよ。
これがまだ奏者とMixer氏が別人でMixer氏の方が断然格上だったら未だしも、それなりに苦労して入れたのを切るのってどうしても惜しんじゃったりしがちじゃん。

なので特にプロデューサや作家になり切れない奏者だと、俺言い「簡単には足させて貰えない足し算式」ってのが最良だと思うんだ。
これは1パートへ織り込む要素数にも影響が出るもんで、パート単位でも「聴き飽きない演奏」とするのに力になるねん。

それを実行するに際しフレーズだって全く不変では無い方が多くはなるが、もっと基幹レベルで強さをどうしとくかなんてのから違いが出てくんだ。
例えば曲中でここは強拍Accentなんだが、他の誰も演ってねーぞなんてな箇所が出て来たりする。

いやいや普通に演っといて足りなきゃ足しゃええやんってご尤もやけど、もし足さんでもホントは足りさせられたんだとしたらどうなのよっと。
これでパート若しくはその奏者が聴き手にどう映るかってぇと、仲間が居ないと凡庸なのよりゃたった1人でも解決させちゃってた方が凄いし格好良く見えると思うのよねえ。

コレ奏者としては一面で死活問題に属するもんで、奏者としての立場が不要なら構わんがね。
高難度演奏技術に非依存で成立してる奏者の核心の1つで、特にプロの場合はそれが足りてないと何時誰に取って変わられるか分からん状態なんすよ。

この点現代では打込み苦手だから弾いといてみましたってのはもう通用しなくなって来てて、けどこれを軽視してるのが多いから近年本邦では業界全体の凋落に繋がってると思うんよ。
ボカロで作られた名曲も例えば小林幸子が歌ったりすると、世間全般に対してはやっぱ実演したのの方が広く評価され浸透しただしょ。

纏めて録るかバラして録るかは実際にはケースバイケースだけど、根底にある理想は聴く時のんまに録るってのが不変なんざんす。
その中でほぼ唯一例外となるのは音色の都合で、それって思ったよりゃ案外楽じゃ無かったりするんよ。

Drummerさんが最も知ってそうなんだがコンビネーションフレーズを全部分解して、単楽器単位で正確なタイミング録るのって不可能に近いですから。
楽器種次第で感覚的には随分差があるけど、大変に感じられなくてもそんな要素が無くなってはいないのよ。

<つづく>

2021年12月23日 (木)

音楽備忘録861 RockのスタンダードⅡ➊

前回迄の件からRock Bassの特徴要素に、最低でも半分位はピック弾きが含まれてると個人的には思ってんだ。
最も単純な論より証拠としては、他ジャンルのより比率が高いし支障が出難いと思うんだけどどうでしょう。

とは言えピック弾きが性に合わんのに無理強いする気は無いものの、そうしないから聴かないとなると話は違って来るのや。
曲に対してBassにRockらしさがあまり不要な際なら、例えば知的Jazzっぽくなったって構いやしない。

けれど私論ではあるがもし「生粋のRock Bassist」になりたいとか、ありたいと思うなら寧ろ↑の逆現象を起こせないとって考えてんだ。
様々な曲をこなせるにはバリエーションが多い方が良いし、現代ではメインスタイルの他に簡単なスラップ位は出来た方が良いだろう。

しかし本業の力が不充分なままそっちへ勤しむのは残念コースで、本来は優先度があったのを是非意識して頂きたい処なのだ。
もし外注OKとなれば汎用力ではその筋の職人には到底及ばず、けど独自性等では下手で不器用だって専念してる奴ならそう簡単に全敗になったりゃしないのよ。

とは言えⅡで応用力も最早必須に近くなったんで、その為の工夫を授けるとしよう。
これから例示するのは超ヲタだし逆パなんでスマンが、奏法に依るジャンルの制限を拡大してる点で大いに参考になると思うだす。

昔米に居たInstant FunkってグループのIt Ain’t Reggae(But It’s Funky)って1976年の曲で、黒人に依る生粋FunkなのにBassがピック弾きになっててビックラこいた。
この手のって昔の英白人にはスラップはおろか指も不得意だが、Funkyなのを演りたいのに散見されはしたけどさ。

因みに後者の1例としてはAdrian Gurvitzのソロアルバムで、弟のPaul氏がピック弾きでバリバリのAORを演ってるよ。
それでもしやと安易に勘ぐったっけ↑が冒頭に
入ってるアルバム(Get Down With The Philly Jump)、もう2曲目からかなり上手な指弾きが出て来てビックリ。

それでもスラップが苦手な分ピックと指の使い分けでもしたのかと食い下がって!?たら、最後の10曲目では更に上手なスラップをアッサリこなしてて2度驚かされた。
但し事後分析するとどうやらオートワウの表現の自在さの為にピックも使ったみたいだが、’70年代の米黒人にしては随分大胆な真似をしたもんですよ。

わ兎も角フレージングを主体とした工夫次第ではそんなんしても、音楽ジャンルに少なくとも悪影響は一切及ぼさない方法があったって証拠にはなってるね。
これをRock界で活用してるのに俺にはAerosmithのTom Hamilton等が印象深いが、上記お二方と比べれば寄せ方はかなり弱い。

只Funk曲を演るのに不足は無く、Funk Bassistと思われなくて構わんorそこ迄行ったら困るかもには丁度良い按配かも知れない。
俺にはリアルタイム体験だったんでWalk This WayったらHard目Rockのスタンダードに分類されるが、後年のRun-D.M.C.のカバーの方が売れた😓から今だとRockよりHip Hop(ラップ)のスタンダードと扱われるのかねぇ…。

なんてプチ皮肉ったのもそれだけ曲自体はそっち寄りだったのの証拠になりそうだからで、自分達のスタイルは堅持しつつ色んな曲を演るにはこんなのが絶対必要なんすよ。
ロカビリーが売れて商業化が進みPopsとなって米本国でRockに帰って来るのに、英の下手クソ若造の方が影響力があったのって多分こう云う部分なんじゃないのかな。

なのでRock Bass屋さんにはもう少し、ピック弾きの意義と価値を再認識して欲しいんよ。

<つづく>

2021年12月22日 (水)

音楽備忘録860 録音でのプロとアマの違い②

オーバーダヴの続きで「念の為に録っとく」の、プロでの実情に今回は迫ってみよう。
後で困らない様にニーズの可能性のあるのを録っとくだけならプロ・アマに大差は無いが、それをどの位どう活用するかにはかなり隔たりがあるんす。

1.スケジュールがタイトで録音機会が僅少
2.作・編曲の完成が録りに追付いてない
3.奏者と技師が一緒に居られる時間が少ない
等の場合に特に余裕を持たせるのにも多用されたりするが、グループ内に全権委任されてたり独立した編曲家が居なけりゃ否応無しに奏者も編曲に参加しなくてはならない。

アマだってベストを期してる方が多いだろうが、万一不足があっても基本的には内部案件で外部からのは評価が下がるだけでその他の問題に迄は殆ど至らない。
のがお仕事となると不備が確認されると責任の所在を追及され、例えば真犯人がグループ自体だったとしてもそれだけでは済まなくなるのだ。

編曲力の足りないタレントだってんなら、どうしてディレクタやプロデューサのお前は外注しなかったんだとかってね。
或はプロの仕事としてのクウォリティに満たないのに、社長アンタそんなのを売りつけちゃって罪悪感は無いのかとか。(どちらも近年本邦では恥知らずが増えたが…オッと失礼)

前回述の如くそもそも何をどう入れとくかから差はあるんだが、予防線の張り方からしてもかなり程度差があるんだ。
例えば昔のClick不使用のだと曲の最初から最後迄伴奏のだけで12パターンも入れさせられといて、その内のたった1トラックの冒頭数秒分しか完成作品には採用されてなかったとか。

その逆にStevie WonderのSuperstitionみたいに、Clavinetが聴こえた印象を遥かに上回って8つもテンコ盛りにされてたのなんかも。
この2つは採用割合も両極だが、編曲前から録り始めたのと編曲やMixが固まってから録ったらしきって違いもある。

要するにどっちになってたにしてもプロの世界では確固たる理由に基づいた結果であって、例え口では「気分で」なんて言ってても実音化する前だっただけで当事者の脳内にはそれなりに確証があっての事なんだ。
又その理由にも機材面の進化に伴ってかなり変化があって、近年はミスの撲滅やバリエーションが主だが昔のは音色や音質が原因だったのが格段に多い。

今と違ってトラック数が限られてたのに重ねたってのへ目を向けりゃ、少しは察しが付くと思うんだけどなぁ。
喉元過ぎれば熱さ忘れるで今だと大抵は直面してない案件だから、時代劇を主演中みたいな設定でもしてないと失念しても已む無しか。

ってそもそも時代劇を知らんとそれも出来ん訳で、僅かでも良いから作業プロセスのオール人力って体験がホントは必要なんじゃないかな。
只日本では新人研修でさせる昔体験が形骸化してるのも少なくなく、本来なら「脳内フローチャート生成」が目的なのに「昔は大変だったのが今はこんなに楽になったんだからせっせと働け」みたくになっちゃってると厳しいね。

因みに↑脳内フローチャート≒仕事の手順や相関関係の点では、デジタルバーチャル化してても打込みの方が端折れないからそっちから逆輸入するのも1つの手かも知れない。
一般的な打込みをしようとすれば編曲やMixから逃れるのが不可能で、適性ややる気の有無がどうだろうと少しは考えないとそもそも打込めないからね。

<つづく>

2021年12月21日 (火)

音楽備忘録859 Drumハードウェアへの私的妄想&現実的解決策➌

未だに絵面的らしく無さから所謂Drumラックを敬遠する人も少なくないが、前回提唱した重心位置近くで保持するには私的にはラックの方が可能性が高いと考えている。
尤も現行品無改造では用を為さないが、構えるMicの本数増大に伴い太鼓等へくっ付けるのが主流となりつつあるのをもっと参考にしても良んじゃねとも思ってんだ。

この件歴史を辿ってくと一寸不思議な処があって、ラックの発想すら無かった時代の方が案外Stand数を減らす仕掛けが多かったみたいだ。
バスドラのTomの反対側へRide用のマウントベースを取り付けたのとか、スローンが円筒型で内部が用具入れにしてあったのとかね。

それからすると現行既成概念の林立Standって退化してるとも看做せ、とは言え人の趣味は様々だし一々ケチ付ける様なもんじゃないけどさ。
けど汎用性も持たせつつも専用設計のStandなのに、保持位置がちっともベストじゃないのって俺には変にしか映らない。

この現況では私案の具体像を想像してみると、Tomを限界迄下げて水平に近くセットしようとすると少し空間面で不利がありそうだ。
だが現行品の殆どのバスドラマウントのTomホルダにも、それ以上の位置設定の制約があるんだからおかしかないかいっとね。

処でDrum用Micのマウント方法の件だが、直接マウントすりゃ振動や雑音面では若干不利になるが別の大きなメリットがあるんだ。
それは技師だけの立場で太鼓録音に携わってみると一目瞭然なんだが、Micセッティング終了後に奏者が再微調整した際等に起る。

更に掘りゃ奏者が一寸動かしたくなったけど、もうMicの位置決め終わっちゃってるから我慢しとくかなんてな。
Live時だったらエキサイトして来て楽器位置が移動しちゃった際、Mic Standも同じ様に移動するなんて先ず無いしさ。

録音時だったら怪しそうな奏者には付きっきりで居て、即座に手出しするなんてのもアリかも知れんが…。
Liveパフォーマンスの最中だと頻繁にスタッフが舞台へ上がっちゃアカンけん、最低でも曲間迄はお預けになるよねぇ。

なので俺はDrumラック常用者なんだが、当初目論見のラックから太鼓Micってのは殆どやらず仕舞いで来ちゃってるねえ。
但しCymbal等の金物用Micは全部ラックから生やす!?様にしてて、相対位置ズレ撲滅には役立ってるよ。

まあ誰もがDrumsetにMicを付けっ放しにする訳じゃ無いが、絶対On Micで録らないDrummer以外は最初から考えといた方が良いんじゃないかな。
それからクドイが角度調整機構部の滑りの件でも、保持位置が重心に近付く程起き難くなると思うんだ。

現行主流のでは関節のだろうと球のだろうと、基本的に掛る力は一方向だけになってる。
のが重心若しくは中心近くになると様々な向きに分散するし、関節・球から重心部迄の距離が梃子の原理で力を増幅するのからもかなり逃げられる。

使用体験済みのSnare Standにギア式のが無くても困らなかったのからして、ズレ難くなる他必要強度を落せるだろうしサイズ・重量・コストのどれもで有利だ。
そしてそう出来ると必要空間も減少するんで、セッティングの自由度も上がるって寸法なんで御座居。

この様に実用上に大差の出る可能性があるとなると、好み以前に誰もが思慮すべき事案だと思うんす。
考案提唱者自らで試作とかしないどいて言うのも何だが、太鼓関係メーカもこれだけあるんだから何処か1社位やっても良さそうなもんなんすがねぇ。

<つづく>

2021年12月20日 (月)

音楽備忘録858 纏めて録るかバラして録るか?⑦

多少興味はあるものの別段所謂ミニマルミュージック推奨者では無いと前置きをしといた上で、今日はアンサンブルを必要最低限から考えてくのをお薦めする話し。
アタシャ現況使える金管音源持てて無いんで、近年のそんなのがふんだんに使われてるのに対する妬み僻みは中々ではあるが…。

将来的に許容出来るのが手に入ったら少しは様相も変わるだろうが、究極を考えると最終的には「上手な生」じゃ無きゃ所詮は妥協の産物なんすよ。
もし世間に殆ど上手な生の入ってるのが無きゃどうか分からんが、Jazz寄りのをやるグループだとアマでもメンバーにラッパの人が居るのは珍しくないじゃん。

その点リアルとの混合では無く打込みオンリーだと気が楽にはなるが、今度は一面でリアルの訴求力が無いのを補うだけに終始したり
する。
さて↑の戯言は音の質に拘ると出て来る問題で、クウォリティを気にしなきゃそんなに神経質にならんでもええ。

俺の場合特に録音でこれがどうにも無視出来なくなったのは、Guitar類やDrumset等ではれっきとしたプロの音が出せて録れる様になってからだ。
又々大昔述の再記になるがLive時のChorusストンプに顧客からクレームが付いた如く、自称杜撰大王様ですから本人元々はそんなに気にして無かったんだけどね。

只「あ~何か一寸劣化するな」とは端から気付いては居て、聴き手次第じゃ一寸と思っても「最初から気付ける」程度のだったら放置すると駄目なんだと思い知らされたんだ。
因みに↑の旧聞はたった一度のLiveでの事で、故に録音作品で似た様な真似すりゃ本人の耳に届くかどうかを別とすればもっと色々言われるに違いない。

そこで色々思案・試行してってみると全体の為に敢えて一部の音質を抑える(落す)のも1つの手だが、やはり良い方を基準に構築する方が利口なんじゃないかと思ったんだ。
現時点ではそんな機会はまだ全く訪れて無いが、例えば腕利き金管奏者を勧誘するにはこっちの出来る事が高級な程良さそうだしさ。

しかしそれで使える楽器種が減るとなると、フルオケが最適な編曲は採用し難くなる。
編曲家の立場としてはお邪魔で仕方無いが一旦それを除けて純粋に作曲家の立場に立つと、シンプルでも表現し切れるならアンサンブルが必ずしもゴージャスである必要なんて無いんだよね。

歴史を振り返ってみるとフルオケより後になってシンプルなRockやPopsが台頭したのって、分かり易さだけが理由じゃ無かったと思うんだ。
確かに50人で盛大に演ったのも悪か無いが、何だこの曲上手に演りゃホントはたった4人でも出来るのだったんだみたいな…。

ここで止めちゃうと極一部のひね者にしか通用しない発想だが、大勢居なくても平気って日常的親和性では大きな差があるからね。
更に極力高度な技術を使わずにそれが成り立ってると尚更で、登場時のBeatlesがその典型実例だったんだよなぁ。

とは言え既に使い古された手法であるし、作者次第でシンプルへ振ったって程度差ってもんがある。
だから丸々真似てばかりは当然居られないが、必然性の足りない音は足しても実効性が幾らも無いのは全てに共通なのよ。

その面で引き算も駄目じゃあ無いが、必要最低限から足し算してく方が惑わされ難くはなるんじゃないかと思ったんだ。
車で行くのに慣れちゃったりしてると、あぁ今日から歩かなきゃなんないんだハァなんて思っちまったりもすらぁね。

実際は短距離なら混雑しても停止の少ない歩きの方が時間が安定してたりもするのに、何かあったのが無くなる方にだけ妙に敏感に反応しちゃったりしてさ。
もしかとても冷静で客観的な人だと違うか分からんが、人の欲に照し合せると貯金残高なら減るより増えてくみたいな方が精神的に宜しいと思うんですよね。

<つづく>

2021年12月19日 (日)

音楽備忘録857 Rockのスタンダード⓴

大変長らくお待たせで漸く曲例示へ進めるが、スマンが今回はあまりダイレクトには出来ねえや。
それは露骨な程飛び抜けてるのが見当たらないのと、時代や使用楽器タイプ・弦等の関係も深いからなんだ。

このオッサン体験に依りますと当時は体格・体力の影響もあったにしても、初心者だった1970年代末には「はじくのが楽々なBass弦」なんて幾らも無かったんだ。
手触り(厳密には指先とかだが)の硬軟がフラットワウンドとラウンドワウンドでは大違いで、表層にナイロンテープを巻いた黒いのとか以外は弦ってよりゃ棒の方が近いかってな印象だった。

物理的には全体的張力とか柔軟性にそんなに差は無い筈なんだが、狭い範囲での柔らかさには大きな違いがある。
ラウンドでは点接触の巻線がフラットでは面接触になるんで、狭い範囲で曲げようとすると巻線の抵抗が凄いんだ。

今の一般感覚で硬目ピックの方が安定させ易く速弾きが楽なのも弦に柔らかさがあっての事で、ピックも弦もカチンコチンだったら「弾き抜く」(ピックや指先が弦から離れる瞬間)のがとても困難になるですよ。
慣れりゃ大した事じゃないけれど相手(弦)は一切道を譲らんので、こっちでかわすなり避けるなりしないと必ずぶつかる(はじけさせられない)ですな。

指の場合は入れる力加減で柔軟性を加減可能だがピックではつまむ力でしかそれが出来んので、全く撓らん様なのだと弾き難くてしゃーなくなるだす。
それもあって自ずと撓るピックのほうが主流を占めてて、結果的に「はじけ感」は今より良くなり易かったんだ。

弦に加えて音色の流行からも今より遥かに低域中心だと、明瞭度はおろか「これは弦バスなんです」って表明させるには「はじけ感」が希薄では「何の低音」なのかすら曖昧になっちまう。
そういう根本的な部分に問題があったんで、日本のチープな歌謡曲とかコマソン如きですらエレキBassの音色としてはローエンドを除けば😅かつてのの方が高品位だったんだ。

Bassなのに中域オンリーで高品位ってのもおかしいんだけど、Organの足鍵のとかウッドBassのじゃ無いのを主張するには大事だったかんね。
これ楽曲内だと鍵盤やGuitarとか他があんまし基本Beatを刻んで無くて、Bassだけが担ってる様なのだと曲自体の死活問題になっとるんやで。

Rock系の主流のでは口言い「ジャンジャンジャン」は基本で御座居ますから、万一これが「モーモーモー」とか「ヌーヌーヌー」になっちまったら一巻の終りでごんす。
Staccatoに出来る曲とか根性で貫ける奏者だったら、無音部で得られる隙間で刻み表現は出来っけどよ。

王道の指のアポヤンド奏法だと寧ろ完璧なLegatoにするのが難しい位だから未だしも、1音毎に全部ピックストップ(ピックを押し当てて弦振動をミュート)するのって滅法疲れるでぇ。
俺はアホだから今でも時々大汗かきかきバカ丸出しも厭わんけど、それだってあの長~い弦のミュート率は両手を100%以上駆使して漸く実用に足りるかどうかってなもんだ。

等と「はじけ感」が足りないと色々不便且つ支障が出るんで、「はじけ感」の好サンプルとなると近年の作品より単に昔のを聴いてみちゃった方が手っ取り早いんよ。
更に付記してくとこの件弦楽器のピックのみならず、楽器本体の硬さや音響的安定度もかなり影響がありまんねん。

机上の理想論からしたら安定してる方が良さげだが、適度に出鱈目で曖昧じゃ無いとオーディオとしては良くても楽器としては駄目なんだ。
サスティーンが良過ぎる楽器って諸事情から実使用下では、アタック音と余韻の区別が足りなくなったりしちまうん。

なのでザックリし過ぎな具体例の旧作にしても、アップテンポ目のとかリズミカルな曲が中心とお考え下され。
それと好きな方にはスマンがGS(グループサウンズ)は、選べてピック弾きにしたんじゃないのが多目なんで一部を除き非推奨。

日本のなら’60年代~’70年代中盤にかけての子供や若者をターゲットにした、TV番組の主題歌(曲)みたいなのに好例が多い。
その当時職人音楽家はJazzから流れて来た腕利きさんが主流を占めてて、元は非専門だったのを少しでもそれらしくしたりしようとして奏法選択でも意図的に工夫したりしてたからね。

基本音色の傾向が今とはかなり違うんで直輸入は不可だが、音環境が厳しくてもどれだけ効果的なのかは却って分かり易いと思うなぁ。
今よりLo-Fiだった他に歌大きく伴奏小さく、更にDrumやBassは日陰者!?の癖に喧しいからより小さ目になんてMixのが主流だったしさ。

<つづく>

2021年12月18日 (土)

音楽備忘録856 Mic関係の色んな思い込み!?➑

今回は細か目のを2つ提示してくが、ファンタム電源の実供給電圧とPlugの煤汚れの巻。
前者は電源の回路方式にスイッチング式が増えたんで昔よりかなり安定したが、耐入力音圧性能を左右する場合もあるのは知っといた方がエエでっせ。

ファンタムって規格が制定された当時の事情から、他のに比べると電圧規定がかなり緩い。
それでも爆音を扱わんのなら影響はあるにしても大した事無く済み、本格的なRecordingでは付属専用電源ユニットを使う方がデフォだったんでね。

少なくとも登場期に活用されたのは機器数制約の厳しい環境等が中心で、非音楽系の放送関係とかでは重宝してたんだ。
それもあってか決してディスる気は毛頭ないが、使い方次第では恐るべきザル規格となるのをここで暴露しちまおう。

1.規定電圧+48Vは無負荷時の値
電源回路から音声信号が流入出して混線しては不味いんで、音声インピーダンスに対して充分な大きさの抵抗器がMic-ファンタム電源回路間に直列に挿入されている。
結果Micの消費電流次第で抵抗器での電圧降下(消費)も変化し、大飯喰のには半分以下に実供給電圧が下がっちまってるのもある。

近年のエコなエレクトレットコンデンサタイプではそんなに心配は要らなくなってはいるが、呼称は+48Vでも原理的に変動して当然の物なのだ。

2.ファンタム電源の電源回路容量次第で降下度合いに差がある
互換性その他色々な制約から上記の様な原始的な回路とせざるを得ないんで、電力容量の小さいの程降下し易くその度合いも大きくなってしまう。
こんな具合なんで例えば12Vあれば足りる時ならどうって事ぁ無いが、Micの耐入力音圧が際どい場合等だとモロにこのせいで歪んじゃったりもするんですわ。

つまり頻繁に起こりゃしなさそうだが同じMicでも、繋ぐ相手に依って性能に変動を来す可能性が常にあるんだす。
続いては過去にも多分触れてる「煤汚れ」案件だが、体験的にMic側のキャノンソケットの端子でだけこれが顕著な話し。

これはMicとケーブルを繋いだままにしとくとそのケーブルの開放側端子でも同様なんだが、要は電磁石の悪戯で吸い寄せちゃってんですよ。
その根源はMicって電気的には発電機の一種だからで、とても微弱ではあるが空気が動けば発電しちゃうんでね。

せやから袋や箱にしまっときゃその分マシにゃなるが、恐らく真空に出来る布団袋みたいなのにでもせん限り回避は困難だろう。
只のキャノンケーブルだってなるべく外気に触れん方が汚れんから、俺は近年保存時はPlugとJackを合体させとく様にしてたりする。

尤も掃除も勿論面倒だったが結束バンドをケチる方が発端で、8の字巻の後全体周囲を数周させて縛る代わりにカチッとねって典型的杜撰大王式ですが。
それは兎も角Micのって想像より遥かに短期間で見事な真っ黒黒介になるもんで、仮に見た目に大した変色が無くても無事とは思わん方がエエよ。

コレ例のローインピーダンスなのも大いに関係アリで、雑音に強い代わり僅かな抵抗値の増加(この場合実内容は汚損)も途端に影響が出るんでね。
仮にエレキでインピーダンスが150kΩだったら「15Ω分の汚れ」(変な表現💦)は0.0001%だが、ローインピで150Ωだと0.1%になる訳だかんね。

なので床に落しちゃった上記前者はクラッカー・後者は溢しちゃたジュースとでも思っとくのがお勧めで、Micのは更に先に溢してたコーヒーと混ざっちゃた位のもんなのよ。
だからってわざわざ汚すとか汚れそうにしといても仕方無いが、保とうとするよりゃ使用前に掃除する方が向いてんだ。

<つづく>

2021年12月17日 (金)

音楽備忘録855 Drumハードウェアへの私的妄想&現実的解決策➋

さて導入部が済んだところで内容へと進めるが、一部のお利口メーカではわざと華奢に軽く作ったりしたのも既に散見される。
一例としてはCANOPUSのライトウェイトHatとかフラットベースとか、Cymbal Standならあるんだけどね。

買えそうにないのに下手に調べて知ると辛いんで現状把握が脆弱でスマンが、TomホルダやフロアTom・バスドラレッグなんかだとそっち系のは現行品にはあまり
見当たらない様なんだ。
その中から先ずバスドラレッグの使用体験を行っとくと、俺がエキサイトすると何処かにつっかえて無い限りどんなゴリ脚(太鼓の方よ)でも全くご利益無かったす。

宅の’69年のLudwigでは当初は心細く感じたんだが、テキトーに撓ってくれる分却ってズレ難いみたいなんだ。
無論薄胴で軽いから打面リムの下側(厳密な接触部はヘッドのリム部)を、Drum台に取付けたアルミL型材でつっかえさせる前は一発で吹っ飛んだけどね。😅

そりゃ全てを度外視して一般計測不能な程頑強に作りゃ脚自体の撓りは無くせるが、胴の撓りの分は下手に減らすと音が死ぬからね。
要はこんな部分って北風と太陽式になってる訳で、力を上手に逃がすのこそ最上なんすよ。

実際当初は脚先にストッパみたいなのを付けてみたんだけど、踏む度に本体が前後動して駄目だったんだ。
筆者は純粋スライド奏法依存者なんで、スローンとペダルの距離が無変化な程助かるのよ。

脚で駄目なら次は過去に製品化されてるフロントリム装着のストッパが候補になるが、貧弱な古典ウッドリムの消耗が恐いから殆ど試しもしなかった。
それと実際どの程度影響があるか不明だが、踏むたんびに縦方向にしろ胴を圧縮するのも何か気になってね。

因みにL型材の固定はパンチカーペット貼りの木製Drum台へ、小さな木ネジ3本での固定だからさして丈夫とは言えない。
ネジが埋まってる部分だって極一般的な所謂コンパネ(木製合板)だから、怪力君がグイッとやったら多分素手でもげる程度なんじゃないかな。

施工当初は様子次第でもっとゴツイネジにする覚悟もしてたんだけど、平気みたいだから良いかで早25年以上も経っちまった。
相変らずの棚ボタ人生まっしぐらだが、この件から保持位置次第じゃ大した強度が無くても平気なのが分かったんだ。

タムホルダでは位置関係の都合からそんなに自由にゃならんだろうが、よっぽど極端に傾けでもしないんなら多分Snareみたいな支え方が最も高効率だと思うんだ。
今の一般的な保持方法だと横から持ってるんで、力学的にはかなり不利なんだよね。

今じゃ滅多にお目に掛れん例示でスマンが、自転車で岡持ち不使用の蕎麦屋の出前時の持ち方って中々秀逸よ。
重心のほぼ真下に手があるんで復元が早まるし、姿勢制御に要する力も最小になってんだね。

因みにⅡでこのほぼ真下保持式って少しは過去に実例があって、BONZOが巨大シングルTomではそうしてたっけね。
当然Tom用でそんなの売って無いからSnare用等の魔用っぽいが、当時のSnare Standって頑張りゃ素手で曲げられる位の板や棒みたいなので構成されてたんだから。

26のバスドラの上にするので脚だって思いっ切り伸ばしてて、でも倒れたとかどうこうしたのを見た覚えも無いぞ。
それ処かソロになりゃゴリ腕が圧し掛かってたってのに…、だから保持位置のお陰が無かったら絶対成立しなかったと思うのよねのぇ。

<つづく>

2021年12月16日 (木)

音楽備忘録854 録音でのプロとアマの違い①

昔に比べると機器も手法も差が縮小したと感じてるが、元が密室での半極秘作業なだけに知られざる世界な部分が未だ少なくない。
その中で比較的アマでも真実を知ってさえ居たら採用し易いのへ言及してみたいが、先ずは良く知って頂くのが先決で御座居。

今の日本って一部を除くと「既得権益死守」ヲタが主流
で残念至極だが、そうなる前は前で専従者の多くが説明下手だったのもあって案外実態ってもんが未だ浸透していない。
或は折角秘技を知っても機材差から実行出来ぬ内に、段々忘れらたのも少なくないのか。

それ等の中から今回はオーバーダヴィングについて記してくが、只重ねるってんなら今の方がプロ・アマ問わず一般化してるよね。
けど今昔での内容を比べるとかつては制限が厳しかったんで、何をどう追加しとくかに今より遥かに編曲のセンスが誰にでも必要だったんよ。

正味な処はトラック数に比例してそのニーズは今の方がホントは寧ろ増えてんだけど、録る時点では必須じゃ無くなったから失念してる残念君が多い。
それで悲劇的なのは奏者のMix関与率が低い際で、そうなってると奏者が実質的には只の音源提供者同然に格落ちしちゃってんだ。

体裁だけは音源が豊富な方が何とか整え易いけど、それじゃ奏者が思い描くアンサンブルとしては遠のくんでやんす。
まさかそれでBandメンバーに腕利きDJ氏を加えたんじゃあるまいが、プロでも地位の低いの増して一介のアマでは職業技師さんと組んだらほぼ意見なんて訊いちゃ貰えんよ。

実行力皆無が必ずしも無知識とはならんけど、全く見当違いな注文なんかウッカリ口にしちまったらさ。
なるべく意図を汲もうにも言う事訊いて事故りそうなら、結果の悪いのを技師のせいにされちゃ敵わんからそりゃ避けられるわね。

とは言え無失敗で成功に至れる人なんて滅多に居らんのやから、成長するには「失敗出来る環境」ってのが前段に無いと困るのよ。
機器操作面は兎も角音楽面に関しては、分かってないとどうにもならんのやから。

もしかしたらこの点で個人で打込みの方が他人力のアシストに恵まれないんで、一時期ボカロ系の方が良質な作品提供に繋がってたのかな?。
とすれば俺言い「半端なシンガーソングライター」ってのは最悪で、純粋な作曲家・編曲家・演奏家を目指した方が好結果に結び付きそうだ。

「あんな凄腕Guitaristなのに弦の張替えがマトモにゃ出来ん」なんて話しが聞えると、意外性や親近感からやたら目立ったりするけどねぇ。
内実の99%はその方面の専門家へ敬意を込めて謙遜してるとか、ウッカリ間違いを言って世に余計な混乱を招くのを避けとるだけなんやで。

ここで又考慮して頂きたいのが演奏力とメンテ力の落差で、なまじ上手く弾けるが為本人には得意じゃない方のが余計にみすぼらくしく感じられてるだろうから。
或は類は友を呼ぶで凄い奏者には凄いスタッフとかが集まり易いんで、その仲間の中じゃ奏者の自分だけ酷く低レベルなんて悲観したりし易い環境に置かれてんじゃねーかねー。

万一全く適性が無かったらそれを追及するのは草臥れ儲けの骨折り損になるやもだが、少なくとも適性度がハッキリしない内に学びを放棄しちゃったら自爆確定だすよ。
で本題へ回帰させっけど「奏者自身が分かってて重ねてるかどうか」が、やっぱ作品にちゃんと露呈しちまうんだ。

最近じゃより売れてる人への忖度が激しくなって、皆で寄ってたかってより凄く思わせようと必至こいてっからさ。
分り難い例えしか出来んでスマンけど、強いて言えば初登場のがリミックス版っぽく聴こえたりしたら忖度作品の可能性が大だなんてな。

<つづく>

2021年12月15日 (水)

音楽備忘録853 纏めて録るかバラして録るか?⑥

今度は今迄とは逆アプローチの音の交通整理みいなのに触れてくが、トラック数の制約から半ば開放された今日では最大の課題かも知れない。
どんなに平均音圧を上げといてもLiveの熱気みたいなのは純粋なスタジオ録音ではあまり期待出来んが、だからって近年本邦J-POP等を中心に数が一寸多過ぎてる気もすんだよね。

その中でも最も気になるのが「出しっ放し」になってるヤツで、尚且つ伴奏としての有効性の低いヤツだ。
寝る時だって彼氏の前では恥ずかしいから絶対化粧落としません的心情自体は理解も出来るけど、それでもリアル世界では服はパジャマとかにチェンジしてるからねえ。

これが録音作品となると服の部分が無い様なもんになるんで、顔だけで全てを表現しなきゃなんないみたいに考えとくんなまし。
眼前のリアル彼女だったら例えば後ろ姿を見るのも可能だが、一般的録音作品で聴く時点で変えられるとしたらせいぜい左右の片方だけとか入れ替え位が関の山。

前後を入替えるのすら出来ねんだから、録って混ぜる段階でその様な要素も盛込んどく必要があるある。
Liveですらソロの時だけ音量を上げて送出したりするのも、聴き手各自でバランスを弄ったり出来んのの最低保証みたいなもんなのよ。

この件コンセプト次第で「どの程度どんな隙間を許容出来るか」に変動はあるが、その逆に「どの程度の混雑迄なら許されるか」って方にあまりにも疎くなり過ぎてんだよ。
 第1の疑問:ひたすら賑やかにしたいなら何故そんな小編成のままで居るのか
 第2の疑問:盛り込む要素数の増加だけでホントに華やかになるのか
 第3の疑問:単にアンサンブルを複雑化させれば本当に隙間を撲滅出来るのか

って↑の正解はとっくの昔に実例が示されてて、Classicのオケの時点でもうどうするとどうなるかが判明してるんだけどねえ。
RockやPops等の小編成でサウンドをゴージャス化させた初期は外注だったが、その後楽器の発展等で小人数でも音数を増やせる様にはなった。

但しまだその時点では現代の打込みみたいに自由になった訳じゃ無く、飽く迄「たった4人にしては」とかその程度の限度があったんだ。
録音の方でも分離度の低さとトラック数の制約があったんで、要は目一杯考えずに追加した処で交通整理の必要性が生じる程の音数になんてならなかっただけなのよ。

過去体験から一端を紹介すると「鐘の音」みたいなのを入れたくなった際、機器が普及レベルアナログオンリーだった頃は実に苦戦させられたんだ。
順を追ってくと先ず音源が実物一択で、アナログシンセでは金属系倍音の豊富なのが作れなかった。

するともう1つハードルが増えるんだが現物の収録が中々困難で、不要背景雑音の回避位で精一杯に大抵はなった。
でそんなクウォリティの音源しか獲得出来んとなると、アンサンブルへ加えるのを極力最終段階近くへ持ってかないと音が変わって駄目。(それですら相当の劣化は覚悟の上で!
)

するとⅡで何とかして最後に追加で構わない様な編曲やトラック割りにしとかなきゃで、失敗したけどどうしてもとなりゃ最悪時は全部最初から録り直すしか無くなるある。
そんな状況に頻繁に晒されてりゃ幾ら感性主導で行くんだったって、全く後先考えずに重ねてくなんておっかなくて出来ねんだ。

なので過去名作のインタビューとかで「気分で」とか「その場の思い付きで」とか語られてても、その内実は今みたいなボタン1つ押しただけで「純粋に追加」なんてのは不可能だったんすよ。
必然的にしてただけで一々「頭を使った」って意識が無いから、幾ら訊き直しても言葉に表れて来なかっただけなのよ。

<つづく>

2021年12月14日 (火)

音楽備忘録852 Rockのスタンダード⓳

にしても何時にも増しての大脱線且つ遠回りは詫びねばならぬが、この様な要素に基づいてのサンプル選出が今迄無さそうだったので悪しからず。
前回の続きの前に本邦だけのRockの停滞を感じてるのと、その脱却を願ってる件に触れさせとくれ。

有名無名問わず誰かが掲げたサンプルにだって価値があるのは重々承知のつもりだが、それ等だけで事足りてたなら何故日本だけどんどん音色がショボくなってってるのかって。
異論・反論をお持ちの方が居て不思議じゃ無いけれど、楽器や音響機器等道具面でのシェアって日本はかなり高い方なのにさ。

近年は愚政で国内生産を青息吐息にしちまってるが、例えば海外社のでも内部部品等に相変らず日本で開発した部品なんかが山盛りなんでがんす。
世界的大問題に発展した「タカタエアバッグ」のリコールのなんかでそれが分かり易いが、完成品の自動車にしたって売れる売れないに最早「作った国」なんてほぼ無関係になっとるやろ。

特にポピュラー系の場合ストンプのBOSS普及度なんかを考えりゃ、本国が最も供給が良いんだから妙な現象としか思えんのよ。
生ピにしたってYAMAHA・車にしたってトヨタのシェアからしたら、道具のせいで結果が芳しくない筈がない。

そんな処から本国を始めとして海外では超有名なのに、日本でだけサンプルにし損ね掛けてる曲は漏らさないようにしようと思ったんだ。
そこで何故変な違いが生まれたか分析した結果が、「音色や雰囲気への拘り」の差と弾き出されてんねん。

では俺言い「はじいた感」の続きと参るが、ピックを使う場合その平均的「硬さの推移」も大いに関係しとるんじゃ。
現代的な分厚く殆ど撓らないのだって、持ち手を柔軟にしとけばある程度は柔らかい音とかだって出せるがね。

良く撓るのと比べると弦に触れる時と離れる時の、角度の変り具合が全然違うんすよ。
楽に確実に安定した音を出す点ではピックが殆ど変形しない方が良いんだが、「如何にも弦をはじきました」って音色を出すにはかなり「撓って」くれないと駄目なんだ。

んでこの現象って歪ませない・弦が長く太い程影響が大きくって、それもあって今本邦ではアコギよりエレキのピックの方が厚手主流になってんだ。
慣れて来るとピックって現代的な奏法だと厚い方がどれでも楽なんだけど、アコギで分厚いナイロンのとか下手に使うとねぇ。

生音やMicで拾ってても程度差はそこそこあるが、まるでエレアコのをPAで出してるみたいになるですよ。
この件私的に世代事情でエピソードがあるんで訊いて貰いたいんだが、俺が初心者の頃って格安ピックは薄~ぅいのしか無かったんだ。

こちとらお嬢様フォークじゃねぇんだからも少し厚いのが欲しかったんだけど、背に腹は代えられんから暫くは我慢しとったですよ。
それが自由に選べる様になって来た頃、達人2名の常用ピックがどんなのか知っておったまげたんだ。

Edward Van HalenとCharが常用してたのがミディアムので、初心者向けフォークギターに付属してるのに近い様なのだなんて…。
前者は音程の半音下げ後者は当時頻用のがショートスケールな分弦は普通よりヤワにゃなってるが、それにしたって爆速でオルタネイトピッキングするのに一々撓られると凄く大変なのにさ。

当時Ritchie Blackmoreのべっ甲製ホームベース型のとかBrian Mayの6ペンス・コインが有名だったから、男性の大事な所みたく(失礼)硬い程良いんだなんて思い込んでたんだけどね。
けど後者のだと「はじいた感」が必要な時に具合が悪く、大したテクも無かったから考えを改めされられたんだ。

Bassの方でも安定度等では厚硬の方が優れてるが、「ピック弾きならではの音色」では結構撓ってくれないと駄目だったんだ。
普段どの辺を弾いてるかとか各自のスタイルとか次第ではあるけど、撓るので速く細かく弾ける人の方が真の演奏力は高いんだってのにも気付かされたよ。

<つづく>

2021年12月13日 (月)

音楽備忘録851 Mic関係の色んな思い込み!?➐

今日では昔よりは随分問題になり難くなった位相の件に触れるが、非専門家でも全く知らずに居るといざって時に途方に暮れたりするんすよ。
出現頻度は激減したけど原因箇所が幾つかに別れてたりもするのと、波形観察を除くとその内の1つしか目視確認が出来ないから頭の片隅には置いといた方が良いと思うんだ。

では先ず位相不一致の発覚時の色々から記すが、耳に最も分かり易いのは想定外の低域不足だ。
対してそこそこの高域主体のとか位相のズレ角の中途半端なのが分り難く、又状況次第で何処迄許容するかってのがある。

してそんな不始末の起きる原因が必ずしも音と相関関係に無いのが厄介な処で、↑の唯一のとはMicの向きだ。
異なる音源に対しててでもその距離が近いと看過出来なくなるが、典型的なのはStereo収音時の場合。

不要混入を最低限にし且つ分離度も上げようとすると「外から中」を狙うのが良いが、その際2つのMicは90°~180°向き合う事となる。(Stereo Mic:所謂ワンポイントやMS式も該当)
加えて2Micの距離が厳密には遠くても影響があるが、近い場合はより顕著になるので考えなくてはならない。

DrumsetのOvertopの所謂「X-Yセッティング」も、主目的が「中抜け対策」なのは確かだが位相案件も含めてのものなのだ。
なので見える部分だって決して油断し過ぎは不味いが、「大丈夫と思ってた見えない場所」で起きる分がより問題なのよ。

その昔一般用の音響接続は皆不平衡だったのが、今では特にMic系統みたいな微小信号のは殆どが平衡接続(Balanced Line)となって久しい。
この2つ前者は+と-の2極且つ-とGrand(アース)が共通なんで、万一極性反転してた際Micやプラグ類のシールド部へ触れるとブーンとノイズが出るからすぐに分かる。

だが平衡接続の3極になるとGrand(アース)は正規規格としては独立させてるので、↑の様な事で発覚してはくれない。
1992年に2番HOTが国際規格化されたんで昔よりゃ危惧は減ったが、自作や修理時に万一3番とひっくり返っててても位相以外で全く問題が出ないんだ。

しかもそのケーブル(Plug)をずっと孤立した音源に単独で使ってると、その限りでは実用上特に問題にはならないんでね。
更に駄目押しケースを挙げとくと例えば3番Hot出力のMic用に、ケーブル側をわざわざ合わせといたのを他のに忘れてて使ったりするとね。

この3番HOTになってるのにも古いのでは元仕様でなってたのと、その時点で他のへ合せ直したのや修理時に間違えたのとか色々あるからねえ。
けど普通ちゃんと音が拾えて出てりゃ普段一々位相チェックなんてしない方が多いだろうし、極性アレンジしといた当初はマジックとかテープとかで付けといた印しが何時の間にか取れたままになったりとかありがちですぜ。

特に全部自分でやってたら未だしも、部分的に他人にお願いしてたりするとさ。
まさか他のにゃ使わんだろうと思われて知らされてないとか、一度だけ伝えられた位じゃ思い出し難いだろうし。

因みにややこしついでで意地悪な追記もしちゃっとくと、ケーブルの両端で入れ替わってるなら差引きゼロでこの問題は出ないんだ。
確認時の明瞭化の為には全て統一しとくのが良いけれど、実用上問題になるのは「何処か一箇所だけ反転」してるのなんだ。

因みにⅡでかつての業務用機器には「∮」みたいなマークで位相反転SWの付いてるのもそこそこあったが、統一規格化後のには殆ど付けられていない。
探せばもしかHotの2番3番を入替えるアダプタも売ってるかも知れんが、所持ケーブルが混在したままで区別が付けられない状態だったら先ずそれを解消しなきゃややこしいまんまだ。

<つづく>

2021年12月12日 (日)

音楽備忘録850 Drumハードウェアへの私的妄想&現実的解決策➊

近頃身内間でDrumsetの配置間隔が話題となってて、それに纏わる色々を。
俺自身は近年迄太鼓は完全に副業だったんで、小柄な体からミニマムセッティングが日常だった。

が従兄は教える都合もあったのと、個人的趣味性から特にマウントTomは間隔を広くしていた。
そこへ不慣れだったツーバス挑戦等もしてる途中で、気紛れから初心者時代に使ってたセットを久々に弄ってたら何か感じる処があったらしい。

彼現用のはバスだけ深胴の22inchのだが、初心者時代の昭和のは20inch(当然の如く非深胴)のだったんだ。
なので極普通に並べると初号機の方が自然と狭隘セッティングとなるんだが、本人曰く三つ子の魂百迄でその方が断然演奏し易かったのを思い出したんだそうだ。

因みに俺が現用のを購入する迄は宅にずっと↑の初号機があったのもあって、22inchに変わって暫くは思えば遠くへ来たもんだもとい行ったもんだなんて感じてたなぁ。
その感覚実は大枠では2度目で、従兄が弐号機(現在教室生徒用深胴22inch)入手時に弄らせて貰った時が最初だった。

のでその分違和感が弱まったのかと思いきや胴の深さも然る事乍ら、近年押し駆けて弄らして貰うと何か微妙に距離感が違ったんだ。
それでどうしたと様子を伺うと、ハードウェアのゴツさの違いも一因になってるのを発見。

歴史の蓄積や諸事情からの変遷ではあるが例えばペダル1つとっても、昔と比べると随分ゴツくデカくなったもんだ。
お陰で確かに昔より簡単に曲がったり割れたりゃしなくなったが、だからって象が踏んでも壊れんって程強くなってはいない。

強度の件では少し前にタムホルダのフリーストップがバカったのを記した如く、結局は見栄えの方が優先でより大きく重く高価なのを掴まされてたって寸法に御座居。(少なくとも俺には)
いやねえ実際そりゃゴツイ方が丈夫なんだけど、壊れん筈のが逝っちゃう時って想定外の事態からの方が多いやんけ。

ならばなるべく廉価で入手性の良い方が、道具使用者としては助かると思うんだよ。
この件ここ迄で終れるならまだ趣味の範囲とも看做せるが、大柄になる程使え方の制限が増える処は見逃しちゃアカンで旦那。

ここで考えを整理して頂く為に敢えて異様な想像をして頂きたいんだが、ギリギリ届けば良いんならもっと各楽器が離れ離れに並んでたって良かんべよ。
実際にオケの打楽器奏者なんかが素早い移動でこれに近い真似してるやんで、しかしその様な配置間隔ではその場の思い付きで叩きたくなった時は障害になったりもするっしょ。

この面からだとDrumsetの特徴を最大限に発揮させるには、可能な限り狭小セッティングにした方が良いって事になるっすよ。
とは言え小振りなメロタムやSplashでやり過ぎたら却って大変になるけど、楽器本体はぶつからないのにハードウェアのせいで広げないとなんて幾ら何でもアホらしくねーけっとね。

道具の分際で俺様に楯突くとはけしからん…と迄はもう令和だから言えんけど、Drummer人種って我慢し過ぎな気もすんだ。
これが反映したパフォーマンスの劣化ってな本人のアイデンティティのみならず、合奏する皆にも同じかそれ以上の負担になってんだからさ。

安全性・居住性確保が最大原因とは言え道路規格は狭小のままなのに作る車をデカくする愚じゃないが、昭和に比べてそんなにDrum台が広くなったとはオッサンには全く思えんのやけど。
因みに自動車の場合容姿からだととても分り難いが、実寸で比較すると今のファミリーカーって黎明期のクラウンやセドリックよりあちこち全然デカいんだぜ。(異論若しくは興味があったらWikiってご覧あれ)

<つづく>

2021年12月11日 (土)

音楽備忘録849 纏めて録るかバラして録るか?➄

この件枠を広く取ると立てるMicの本数等も入って来るがそれは後にとして、今日は分解可能度に言及しとこう。
今なら無理すれば継ぎ目の無い箇所での切り貼りも、全く不可能では無くなってっけどね。

しかし奏者と技師の両方が実在(兼任も含む)してたなら、色んな面で両方で頑張った方が有利だ。
2行目のみたいな神業が真価を発揮するのは例えば奏者が既にお亡くなりになってる際等で、録り直しが過去比では格段に自由且つ簡単になってるのは是非意識されたい処だ。

ダイレクトカッティングオンリーの頃よりゃアナログテープ時代の方が直せる様になった分マシったって、メディアが短寿命だったりトラック数が少なかったり制限があったからね。
なので今と比べたら昔の録り直しって「出来なくはない」って程度のもんで、尚且つ部分録り直しは極力先に録ったテレコそのものでやらないと危うかったんだ。

それが今だと従兄とやってるのの殆どは場所も機器も別ので録ってて、それでいて昔より全然ズレたりとかしないんだからね。
だがあまりにも自由っつうかそれを無法地帯みたいに誤認してるのか、計画性が無さ過ぎたりバラすバラさんの判断が随分雑になってるのが増えた様に感じるんだ。

こう迄選択肢が多いと最適なのを見つけるのも一苦労ではあろうが、折角仕上がり音からの逆算がこんなに出来る様になったのにと思うとね。
俺みたいな古い奴が昔最も難儀させられたのが劣化・変容で、例えば計画では真っ先にCymbal入れとくのが良かったとしてもそれが上手く実現出来なかったりで。

8トラックあればDrumsetのマルチ収録自体は可能になったが、後を入れるにはそのままにはしとけなかったんだ。(具体的には殆どの場合2トラックに纏めとく)
それでも皆「もっと入れられる魅力」の為に文句なんか出なかったが、何も考えず気分に任せて後から幾らでも重ねてくなんて訳には行かない。

こんなので頭を少し使うってのも見方を変えれば編曲そのもので、皆が追加したくても全部は無理となると必要性等を相談せざるを得なくなってた。
それが結果的には「グループに依る編曲」になるし、否応無しに全員が担当外のパートも全部含めて考える事に繋がってた訳だ。

それが今だともし腕利きMixer氏が居たら、各自が勝手に録っといたのを素材として纏めるのも可能になったからね。
だがそれで結構なのが出来上がったとしてそのサウンドはMixer氏のもので、厳密にはもう奏者側が創作したサウンドじゃ無くなってんのよね。

中には完全分業制で作る・奏でる・混ぜるを別の人がやったって、それがウチのスタイルって言われりゃアリではあるがね。
現実的に作品のクウォリティを一定以上に維持しようとすると、そこ迄担当者が固定となると色々とっても苦しくなんのよ。

音楽作品の効力って普通は曲>編曲>演奏の順位が不動なんで、わざわざ曲のクウォリティが制限される様なシステム組んじゃったら伸びしろが期待出来なくなるやん。
んでLiveだったら1人で同時にGuitarとBass弾いたり出来んが、録音だったら時分割するだけで可能になるんだよね。

平時若しくは不要時に謁見行為みたいなのを働く事ぁ無いが、眼前の人が落し物したのが見えてたのに常に黙ってるみたいなのも不親切じゃないすか。
現実的には声を掛けそびれたりもすっけど、録音でだって常にどれもで出来るでも無いしね。

だからこそやれる分はせめて検討位はしてみにゃ損で、それでいてLive時の対処なんかも考慮する事で磨きが掛ってくと思うんだよね。
但し理屈じゃ無くて感覚主導で音で考えなきゃならないのがミソで、その代りもし理論に疎くたってスキルアップ出来るんだ。

<つづく>

2021年12月10日 (金)

音楽備忘録848 Rockのスタンダード⓲

お次は指のとなるべきだが参考例があまりに散漫過ぎるんで、敢えて「指の特殊なの」を出しとこう。
スタンダードの項で真逆なのって変だけど、その効果が極端なだけで他の全てのにも後で関って来るんでね。

’60年代後半以降のJohn Entwistle(The Who)がこの件の主役なんだが、彼の道具非依存部の先進性にももっと気付いて貰いたいんでそれを。
彼はスラップ以外は他人には不可能なの迄音色も奏法もかなり何でも演ってるが、その中で意外にも「唯の指弾き」(但し彼流独特なのではあるが)に最も個性があったんだ。

作品としてはWho’s Next以降Who Are You迄のが比較的分かり易いんだが、素人思考だとコンプでそんな風に聴こえただけと誤認し易い。
俺自身結構後年迄そんな風に勘違いしてたんだが、アタック音と余韻の組合せに注視するとコンプだけじゃどうにも無理だったんだ。

コンプの他一般的なスラップでもそうなんだが、俺言い「はじかれた感」を出そうとするとこの方法以外の殆どでは昔のSyntheで云う処のDecay部分の音量が下がり過ぎちまうんだ。(アタック音と余韻の中間部)
そうなるとパーカッシブさは満点だが音程感と太さが不足して、単体では低音が聴こえててもその量が少な目にしかならないんだ。

それだと他パートに頻繁にマスクされ、アンサンブルに入ると役割が果たし切れなくなるから困るのよ。
そこで比較的最近になってからなんだが何故Entwistle氏 のだけクリア出来てんのか研究してみると、外見的には指のストロークが大き目で力より勢いを利用してるんだけなんだが指の初動位置がどうも異なってるみたいなんだ。

俺の記憶だと一般的にはミュートも兼ねて連弾時以外は指先は弦にくっ付けててそのままはじくのが、弦から最も遠くなる位置から振った指先が弦に勢いよく当たる。
これを物理的に解析すると弦に触れる時点では角度的にサムピングにかなり近く、弦から指が離れる際は一般的な指弾きに近いと角度が途中で変わってるんだ。

この類のって人間側としては1つの動作なんだけど、楽器や弦にとっては2つの動作になってるって事なんよ。
実はスラップでも当てるの自体は普通でも、親指の逃がし方や方向を変えて太さや音程感を温存する際は似た様な状況になってんだ。

Entwistle氏のよりゃ程度が軽いが、Larry Graham氏のサムピングでも当初摩訶不思議に思えた処があってね。
叩く迄はほぼ普通なんだけど、叩き終った後の親指の位置が何か変だったんだ。

普通はサムピングって間違って激熱のに触っちゃった時みたいにするのが、何故か叩いた隣の弦の上に指先が止まったままになってんのよ。
これって内容的に考察すると叩き終ると同時にはじいてるも同然で、はじいた感と音程感や太さを共存させるには不可欠だったんだ。

更に独自研究を進めてくと電磁Pickupでアタック感を最も得られるのは、弦とPUポールピース間の急激な距離変化が効果的なのが分かった。
電気楽器でも鍵盤系のは割とアタック音に不自由しないのはこの為で、殆どので発音体の動かされる向きがスラップと同様PUに対し垂直になってるじゃありませんか。

んで何故この種のアタック音に執着してるかったら、それがRock的音色にするのにかなり重要だからなんすよ。
フレーズがシンプルになる程音色の細部もより目立って来るし、フレーズ以外の魅力が足りないと音の面白味が不足しちまうだよ。

それがRockでもフレーズが複雑にテクが高度化して来る内に、蔑ろにされ過ぎたのが増えたみたいでね。
これを再認識するにはより音色や雰囲気が重視されてた名作に、逐次で触れとくのが助けになると思うし少なくとも俺自身はそれで救われてるんだ。

<つづく>

2021年12月 9日 (木)

音楽備忘録847 Mic関係の色んな思い込み!?➏

今回は耐入力音圧と歪みに焦点を当ててみるが、別項でも記した如く物理的歪みは電気的なそれよりかなり感知し難い。
加えて現行の殆どのMicは空気振動→電気信号への変換メカが原始的なままなんで、下手すりゃ真空管よりも早い段階から徐々に歪み出してるんだ。

只とても分り難いのが時には功を奏して、「聴いた感じが変らない」ならそんなに神経質にならんで済むのは助かる処。
近目の過去述実体験だとBand練習のメモ録りには一応容認出来たのがセーフのケースで、同じMicで近づけたエレドラセンサ位置パクリテストではアウトだったよね。

とは言え紛らわしいには違いないんで、やはり使い方を誤ると思ったより酷い目に遭わされたりもする。
比較的大雑把で平気なのに何でそんなのが起こるかったら、例えば「既にギリギリ迄歪んでる」のをそうとは思えなかったりした時だ。

又「歪みの認知し易さ」には周波数も関係が深く、ローエンドやハイエンドは中高域と比べると数段判定がし難くなっている。
ローやハイのほぼエンドだけの音源であれば直ちに音色変容で気付けるが、ワイドレンジでも中域主体のソースだと歪み初期段階ではあたかも音が太くなった様な変容の仕方をする。

それでメモ録ではまだ余裕がありそうに誤認しちまったんで、パクリ位置のにも試す価値があるなんて誤判断を下しちまったんだ。
たまたま従兄がCymbalサウンドにはうるさい方だったからその変質で即座に見抜いたが、俺が単独で試験してたらどうなった事やらのくわばらだ。

現代ではお拘り氏ならPCやスマホの波形画像から確認するのも可能化したが、それとてフルに機能させられるのは同一音源・音圧のを歪み率の違うの最低2つ以上で比較するのが必要だ。
なしてんなややこし厄介を抱えてるかったら、歪みの由来が音源・空間・変換装置(Mic)の何処でどの位になってるか確かめる術が乏しいからなのだ。

音色を度外視すりゃ高級な計測用Micはかなり性能が上がるが、所詮はアナログこの目的には残念乍らタカが知れてるんざんす。
これを「ややこし」とすると厄介は「使える音色」かどうかで、随時吠えの如く楽器とオーディオで必要条件が真逆に近い位違ってしまう事があるからだす。

対処法は幾つかあると思うんだけど、俺の場合は体験からも先ずはスペックデータに目を向ける様にしとります。
どのMicをどう使うか自体は音主導でやってっけど、↑知識のアシストがあると運用状況の想像がし易くなるんだ。

具体的には人耳にはまだ平気でも既に結構歪んでたとすると、これ以上音量上がらないなら行けるがまだ上がる可能性が高いならチェンジしといた方が良さそうなんて風に。
そんな中万一歪ませても音楽的被害が少な目になるのは、用途に爆音源が記載されてるタイプのMicなんじゃないかな。

冒頭の方で記した如くMicの歪み率って未だ高級機でも電気楽器並で、オーディオ系の他機器とは桁違いに悪いままなんだ。
強いて云えば対抗出来るのはスピーカ位だが、それでも蜂の一刺し程度の威力でしかない。

それで逆手に取った訳でもないんだろうが、極力「聴ける音」にする工夫は全力で施されてるんだ。
只所詮は次善策でしか無いんで、相手を選ばないと効力を生かせないのが多い。

これの具体例として太鼓に取付ける超小型エレクトレットコンデンサがあるが、公表スペックの耐音圧からすると無理があるとしか思えない状況だった。
にも拘らず採用してる処がそこそこあるのは、一寸毒性の強い表現にはなるが「妥協すれば使える音質」が確保されてたからだと思うんだ。

数字上の耐音圧不足若しくは不安については実はダイナミックタイプにだってあって、酷いのになると豊富な実績に胡座をかいて非公開に等しいのだって少なくない。
俺の場合は貧なんで駄目だったら買換えって訳にゃ行かんから、スペックから確実なのを中心に選ぶしか無かったけどね。

なるべく少ない所持本数で賄いたいとなるとそこそこ汎用性が要って来るんで、↑の事情から用途最適タイプのよりかなり大胆にマージンを取っとかないと危ないんだ。
なので裏を返せば例えばDrum用MicはDrumにしか使わないなら、好みの確認さえしっかり取れてれば頑なにスペックに縛られなくても大丈夫なんだけどね。

何れにしてもMicの耐音圧って実情はこんななんで、「歪んで無くてそんな音」とは先ずもってして思わないどくのがお勧めだす。
↑のDrum用超小型エレコンにも「BONZOでも平気」なんて文言の付いてるのは1つも無かったんで、そんな手合いの方には要注意でごんす。

<つづく>

2021年12月 8日 (水)

音楽備忘録846 纏めて録るかバラして録るか?④

どうも最近は話を蒸し返すみたいなのが定型化しちゃってっけど、エレキ音色の補遺から行かせて貰いますわ。
これに加えて相関関係にある器楽音のリアルとバーチャル、夫々の功罪へも言及しときまひょ。

音色って基本的には作者のイメージに沿って選ぶんで構わんが、目的次第で重要ポイントは変動するんでゲス。
何かもしかしたらここ迄の吠え様だと俺ってリアル至上主義みたいに見えるかもだが、昔からバーチャルにも結構何時もそれなりにお世話になって来た方でんねん。

只貧その他の事情から俺言い「選べなくてバー」になってたのが多くて、結果的にリアルへの憧憬は強まってるかも知れない。
何れにしても本人の意向には合わずとも、ある意味リアもバーも公平にバランス良く!?体験して来てた気がするんでそれを晒してやるかなんて思ったんだ。

ではエレキ音色のリアとバー、変換すればAmp主体とEffector主体の補遺へ進めよう。
利便性・奇抜さ・小奇麗さ等では特に単体聴きだとEffectorの圧勝で、そりゃそれへ最適化させ易いんだから尤もな話しなんだ。

恐らくこれに捉われて「リアルで行けてもバー」の選択が増えてんじゃと思うんだが、極論すりゃそれって「打込み出来ない奴」固有の発想だと思うのね。
「アイドルはトイレになんて行かないものさ」的夢想論、確かに夢をみるには邪魔なファクターなんて出て来ん方がええわ。

けど現実の生物ではそれは不可能なんで、極力見せない少なくとも「そうは感じさせない」事は必要だろうね。
けどⅡでそれも行き過ぎちゃうと「自分達と全く同じ唯の人間なのにあんなにカワイイ」って魅力は失われ、そんなに迄無理した処で2次元様には足元にも及ばんのです。

さっきこの件で一寸思い出したのがかつてプチブームになった、俺言い「Linn Drumごっこ」ってのだ。
Linn Drum ってなRolandの八百屋(TR-808)等、機械太鼓普及期に良く使われたヤツだった。

これを時代的象徴と捉えて流行の取り入れに魔用したのが結構あって、ってえと皆でこぞって買って使ってたんだと思ったらさにあらず。
買えなかったかどうかは知らんが主にHi-Hatにチョイと変態的なEQを施して、なんとリアルの方をバーチャル擬きにして寄せちゃってたのがあったんだ。

私的典型例としてはZZ TopのEliminator(’83) ってアルバムを提示しとくが、当時はまだCDよりレコードで買う人の方が多かったから「これ機械なの人なのどっち?」なんて俺も当初は惑わされたですねん。
具体的にはLinn DrumのHatってタンバリンの鈴みたいな音だったんだが、↑ではご丁寧にモノホンのタンバリン迄加えてあったから撹乱戦法の極致だったのかな。

フレーズも意図的に高度にパターン化してあるしで、演奏自体も米南部版高橋幸宏(YMO時代の)って風で。
今ソースもメディアもデジタルので聴くとそれ程でも無かったんだけど、当時は今比低音質の他にも「音色の記憶」の影響も大きかったんだ。

このブーム以前にHatがタンバリンの鈴に似てるのなんて皆無だったんで、ドラムマシンのHatかタンバリンのどっちかだとつい思っちゃってたんだ。
今のだってこんな風にわざと打込みっぽくすんなら音色のバーチャル寄せもおもろいが、どっちにも気を付けとくべき点が1つあるん。

リアルをバーチャルっぽか出来っけど、その逆は同レベル迄は出来ない処。
だから意図的にバーチャルっぽくする気は無いとか誤解されたくないなら、その時点では気にならなくても可能な限りリアルを選んどいた方が安全ずら。

<つづく>

2021年12月 7日 (火)

音楽備忘録845 Rockのスタンダード⓱

では漸くで曲の方へ進めてくが、取敢えずはピック弾きでRock以外でやられたら迷惑そうなのから行っとこう。
いきにり迷惑そうだなんて又々だが、他で出来ないのこそ象徴的だって観点なんだ。

1.Junior’s Farm-Wings(奏者:Paul McCartney 1974年)
辛うじて「普通に弾いた」範囲に収まる中で最もパワフル・ワイルドと思われるのでの選出で、彼が「手首弾き」主体なお陰で強さの割に弦のフレット打付けが僅少なのが特徴だ。
更に音色自体もアタック倍音を目立たせて無いので、純粋に弦振幅を最大にしたらどんな風になるかとして最も分かり易いと思われる。

2.Silly Love Songs-Wings(奏者:Paul McCartney 1976年)
フレージングが嚆矢なのからの選出だが、加えてピックストップ(ミュート)と空ピックの両方も一度に堪能出来る。
基本的にDrum・Bass・Vocalだけで曲として成立しちゃってる上、Drumは在り来りな刻み・生ピはコードを添えてるだけだかんね。

音楽的意味合いからはBassがRockで何処迄主役になれるかってな処で、これ以前ではこの手のは大抵はGuitarリフで演られてただろう。
只Guitarだと歌の音域が近かったり被ったりもするんで、両方をここ迄尊重しつつ共存させるのに難しい面がある。

3.Highway Star-Deep Purple(奏者:Roger Glover 1971年)
表向きの選出理由は弦をフレットに頻繁に当てても音が一切細って無いのの例としてだが、私的には基本ラインがシンプルな中でどれ位動いたり色んな要素を盛込めるかのバイブルとなっている。
俺言い「弦のフレットぶち音」に関してはLiveの方が分かり易く、しかしみみっちい聴き方をすると普通のBassの音に「変な摩擦音」が付いてる様にも聴こえ兼ねない。

このフレットぶち…ってのが少々厄介な代物で単体時は雑音に近く、しかしアンサンブルに収まるとあった方が効果的な場合も少なくないんだなぁ。
露骨に音がフン詰まってりゃフレットぶってるのは分かり易いが、それだと細くなるしアンサンブル内では他パートのより目立つアタック音に負けてBassの入ってるのがうやむやになっちまう。

この曲で私的指摘点としてはBassの聴き取りが、Roger Glover本人に依るRemixのだけが優れてる処。
アンサンブルとしての効果は聴き取り差があっても大差無いからこそ、確実に拾えないと分析には不充分な気がする。

4.All Down The Line-Rolling Stones(奏者:Bill Wyman 1972年)
ここからピック拘りから一旦離れるがBassの♪(8分音符)連打でも、エレキでStaccatoにするとどれ位の効果があるかの例として選出してみた。
一編曲家としての立場からだとこの手ので最も有名なエレキGuitarのよりこっちの方が威力があるが、他パートから孤立した音域で刻まれるってのはかなり大きいよ。

その中でもっとテンポが速く更にシャッフルとかになって来ると、少なくとも私体験ではピック弾きじゃ無いと無理だったのを添えとこう。
そのネタ元としては3.と同じアルバムに入ってるLazyって曲の「歌のバック」のが凄く、「ダーカダーカ」みたく後ろだけ切りゃ良いなら指でも可能だが「ダッカダッカ」となるとね。

少し余談るが実はStaccatoってRockのリズムではとても重要素で、8Beatを強調→♪連打が多用されがちな中では貴重なバリエーションなのだ。
その歯切れの良し悪しが又モノを言い、奏力もだが常用される楽器の違いにも深い関係があるのよ。

音域の低い生楽器だと発音源をミュートしても大きなボディに響かせてるんで、それが終息するのにそこそこ時間が掛かっちまう。
故に高音域のだったらそんなじゃ無いが、BassみたいなのだとそれがウッドBassのかエレキやOrganやSyntheのかではかなり差があんねん。

弦長に極端な差が無い場合生楽器の方が余韻は短いんで一般用途ではさして問題にならんが、音のある処と無い処の白黒をハッキリ付けたいとなると電気楽器以降のじゃないと厳しい。
あまりにベタで王道な例示なんで先刻ご承知の人の方が多かろうが、単に知ってるのと「足りるだけ分かってる」は一緒じゃ無いんですぜ。

趣味的要素に関してはどっちでも構わんけど、曲表現のポイントは理解出来てないと応用が利きませんから。
近年本邦では王道って酷く失念気味に扱われてるが、Rockらしさに直結してる部分なんで俺は死ぬ迄妥協出来ないだろう。

<つづく>

2021年12月 6日 (月)

音楽備忘録844 Mic関係の色んな思い込み!?➎

前回静止状態と使用時では実質的な丈夫さに差があるのを指摘したが、その具体例から始めよう。
実はこの件常用してたのの買い増しをしようとして気付いた話しで、それ迄は大して気にも留めて無かったのは我ながら流石杜撰大王って…!?○×△□。

本日の生贄はAUDIX Dシリーズなんだけど、今は2,4,6だけになったが俺が知った当初は1~3迄しか無かったんだ。
んでその頃のは前回述では金網は頭断面部以外、筐体の内側に付く仕様だった。

それが暫く後で4の追加される前後位に現行の金網だけ仕様に変更されたらしいが、在庫の関係か何か知らんが各方面の画像で網だけ君になったのは4のみだった。
せやからてっきり前より低音拾うのか何かでそうしたのかと思ってたっけ、暫く経って何だよ前からあったのも皆カッコイイ網だけ君になったのかよチェッなんて思うとった。

そんなで25年位使ってて出たトラブルは頭部金網が何時の間にか取れてどっか行っちゃったの1つきりで、不格好でも筐体と横側はそのままだから少し奥まって付いてる内部ユニットは無事で済んでいる。
従兄宅のクジラの中にはダイアフラムが半分剥がれてるのもあったりして、恐らく暴力(故意のに限らんが)→金網変形脱落→その際同時にユニット頭部を擦ってそうなったと推察された。

ラージダイアフラム型コンデンサタイプのでも同様で、より汎用性を求めた都合で筐体の付いてる方のになった。
これRODEのNTKとK2の事なんだが、見栄えは少なくとも俺的には明らかにNの方が網だけ君で良かったんだけどさ。

指向性切替機能の他にショックマウントもN君には付いて無かったし滅多に購入機会が訪れないもんだったんで、ショックちゃんを別買いして価格差が詰まるんならってんで野暮ったK2にしたんだ。
なので数年前にクジラとかの修理を承る迄は、ずっと他所様の網だけ君を見ちゃ羨んでたんよ。

まあ究極的には筐体があったって折損するだろうし、そもそも網すら凹まさない様に扱や良いんだけど。
事故って想定外で起きる方が多いし、どっちの方が有事に被害が少なさそうかってぇと野暮った君の方なんだ。

処で話は変わって俺自身は球教狂信者として球コンデンサを買ったんだけど、最大耐音圧に対しては駆動電圧が高いのは想像以上に有利みたいだった。
現況普及タイプのコンデンサMicは48Vファンタム電源を利用するのが殆どなのと、Head Ampに使える石の半導体の耐圧がほぼ50V以下しか無いんで時にこれが足枷になってんだ。

かなり凝った回路構成にしたとしても回路初段は方式には殆どバリエーションが無いんで、コストや下手すりゃ性能を犠牲にせんと135dB位から上へ持ってくのは厳しくなるんだ。
球のだって狙った用途次第じゃ耐音圧の小さ目のもあるけど、耐音圧の為だけに球のを選ぶのもアリなんじゃないかと思ってね。

20世紀中はディスクリートJ-FETにも耐圧100V以上なんてのも出てて、ジャンク採集でその存在を知って未だに探したりゃしてんだけどサッパリで。
そう云やこんな風に部分的に旧式なのを使うのって、昔だとTVのブラウン管なんかかなり長い事そのままだったっけ。

PCのモニタでも写真とか画像関係の職場じゃLCD(液晶)とかだと、色や発色が実際と違って見えるから駄目ってかなり遅くまでブラウン管式モニタで粘ってたりとか。
技術的方式の選択って本来はそんな「絶対値」的な部分でするべきもんで、それからすっと音楽業界だけ好みでしか球を選ばん方が余程変わってんのよ。

<つづく>

2021年12月 5日 (日)

音楽備忘録843 纏めて録るかバラして録るか?③

本日はループ使用の是非に斬り込んじゃうが、使い方を誤らないなら全然オッケーや。
これ音だけでいったら大昔のリズムボックスとかがそうだった訳で、実際そんなのでしか賄えなかった当時の苦労を敢えてボヤいときますわ。

もし「ループの方が楽」なんて盲信してたなら、これ読んで考えてから選んどくれなまし。
生歌の過剰な音程修正もそうなんだけど、手間がやたらと掛る様だと少なくとも作業時間がド偉い事になって草臥れっからね。

今よりミュージシャンの耳や感覚が、特定ジャンルのを除いて生演奏にだけ慣れてたからかも知れんがねぇ。
それしか使えない状況って一々色んな処で不便だったし、やたらと面倒臭かったでよぉ。

確かに弾けない叩けないのでも打込めたらそれは出せるんだが、リアルタイムでの加減とかプチ変更は一切受け付けてくんねーからよーっと。
例えば録ってる最中にBandのリハで○小節の□拍目だけ出過ぎっぽかったの思い出したから、気持ち引込めとこうとか。

生では平気だと思ってて仮録りしてみたら変な隙間があったから、Hatのオープンでも入れとくかとか。
こんなのを録り乍ら加減するのって活字だと物凄っぽくなるけど、なぞるだけで精一杯より一寸でも余裕があったら無意識に少しは誰でも大抵は必ずやってんのよ。

それを当時のアホ俺は考えもせんでやってたもんだから、「普通こうしときゃあーなるのが何でならんっ💢」なんてストレス溜るわーだったんだ。
全部非生演奏だったらまだマシだろうけど機械そこ迄持って無いしと思ってて、今更だが最近自作曲のデモを打込みにしてみたら全部機械でも加減し難いのは不便だったよ。

例えばBassパートと同時に鳴るのがバスドラかFloor Tomかなんかで、テストもしとくしそれに基づいて事前予測してパラメータを弄っとくんだけどね。
デジタル機器のレイテンシーとか色々で、僅かだとしてもブレンド具合が毎回一々違って鳴ってくれやがる。

それが叩けんとか叩けてもヤバそうなのだったら許せるが、やたらに修正に手間取るなら実演した方が遥かに楽だったあるね。
で以前にも吠えた通り「絶妙な加減」をするにはその絶妙に詳しくなれて無いと、中々上手くもやれないし何しろ時間が凄く掛るっしょ。

こう云う不確定要素の多いのを探るのって多少は才能にも左右されるだろうが、感覚主導で体当たりした方が手っ取り早いもんなんだ。
音楽って元が感覚由来なんで、予め色んなのが数値データなんかで記憶されてないやん?。

せやから「見つかった後」に再現性確保の為に計測するならええんやが、「数量から探す」ってのがそもそも適しとらんのですよ。
それからするとバラせるのとバラせない或はバラすべきじゃ無いのの仕分け方が、近年本邦の主流のだとあべこべになっちゃってんですわ。

そんな間違った方法論を唱えた方には皮肉を・嫌でも従事させられた方にはお悔やみを添えとくが、結局は苦労の報われ率が低いって処にご注目だば。
赤信号皆で渡れば怖くないったって、そりゃ車が止まってくれるからって大前提があっての話しでさ。

変な例えだが音を媒介してくれる空気には、運転手なんて乗ってへんからねぇ。
音の場合正確には赤信号皆で渡れば怖くない自体はそのままでも、全員即死して何にも分からなくなるから怖さすら感じなかったってなんのよ。

意図的な自殺だって特にそれが若い女性だとオジサンは勿体無くて仕方無いけど、知らないで無意識の内に自殺しちゃう程悲しい事って無いと思うのよね。
故にかなり広い視野にして考察してみんとどんな方法を選ぶのがお得かって、意外な盲点のせいで選択を誤っちゃう事が少なくないと思うんだな。

<つづく>

2021年12月 4日 (土)

音楽備忘録842 Rockのスタンダード⓰

前回若干の言い過ぎ感とクドさがあったろうが念押ししたのも、凡例曲の選定に重大な変化をもたらすと思ったからなんだ。
パート別のスタンダード曲だと合奏用のと目的が異なって、特にニーズがあるのは「まだ知らない」とか「理解はし切れて無い」人向けの側面があるからなんよ。

もし自分で弾く気が全く無かったらどんな構造でそうなってようと、兎に角聴き味がそれっぽきゃ良いんだから。
加えて一口にワイルドるってもその中にも種類ってもんがあり、唯の喧嘩とスポーツの格闘みたいな違いがあるんだ。

例に依って私的ではあるが俺がRockに惹かれるのは、ワイルドでも唯の横暴とは一線を異にしてる処にある。
Punkの場合は敢えて意図的に暴力的且つ下品にしててそれにも勿論価値はあるが、Rockらしさとしては筆頭株じゃないのは応用範囲が狭いからなんだ。

仮に頭に来た時だけ吠えたいならPunkの方が適してるが、例えば音楽を通じて愚痴を溢すにはBluesの方が適してるっしょ。
それには俺言い「汎用性の高いワイルドさ」が必要で、エレキBassの弾き方にも当然これが求められるのだ。

音としてPunkで通用して唯のRockだと厳しいのは低音の減ってるので、弦振幅の必要巾がGuitarよりかなり広いのが関係している。
なので幾らワイルドでも音が潰れ過ぎた感じのはNGで、素人耳には表面的にすぐにワイルドさの認知出来るのが少なくなるんだ。

以前別項Drumの件でRingoやCharlie Wattsが第一印象より遥かに爆音でワイルドに鳴らしてるのを記したが、それと同様「良く聴き込んで比べてみたら」って類のに真髄があるんだ。
では曲例をの前に勿体付けた感じでスマンが、若干独善的だがピック弾きにも敢えて拘って進めさせて頂こう。

ってのは指やスラップのでもらしいのはあるんだけど案外曲として典型的なRockのにそれが無いって事情があり、少なくとも最初に演られたとなるとね。
俺知りでスラップならLarry Graham・普通の指弾きならDonald ”duck” Dunnが該当し、後年には彼等は唯のRockにも携わるんだけど登場時は狭義では黒い系だったからねえ。

スラップの方ではテクがより重視されたからか結局元祖が現況では少なくともRock的観点では最ワイルドで、指の方も特殊なのを除くとピック弾きより明確に聴き取れるのだとそこそこ後になってからのなのよ。
そのピック弾きですら音質や主流音色のお陰で、耳だけで分かり易くなったのはかなり後年の1970年代以降のになる。

ここから独自に系統の仕分けへ移るが、大枠として先ずは上出の3種に分けとこう。
その中でピック弾きに執着するのは実は俺の趣味なんかじゃ無くて、フレージングへの影響がとても大きかったからなんだ。

今みたいに既にフレーズに色んな雛形が確立してればそれ程じゃ無いが、Drumのグリップのレギュラーとマッチドみたいにやり易いのが違ってたからね。
達人級になると肉体的適正次第じゃレギュラーの方がパワーが出せたりはあるが、繊細とか小さいのを出すのがマッチドより楽になる率が高いのは誰にでも共通だ。

Bassではそれがスラップ→指→ピック弾きの順に、やり易いのとやり難いのの差が大きくなっている。
それで半分は自然現象だろうが結果的に従前には無かったタイプのフレーズと、豊富なバリエーションを生むのにピック弾きの貢献があったんでね。

んでBassのロカビリーからRockへの進化で大きかったのが、大昔述の通りBassからBass Guitarになったのとも強烈な関係が否定出来ない。
Rock Bassを考える時これ等からすれば、ピック弾きの物に程そのエッセンスが濃くなるのは必然って寸法なんすよ。

なので各自のスタイルを捨てて迄ピックで弾いたりなんて全然要らんけど、自分と違うからピック弾きされたのを聴かないとか軽視するのは大変危険なので御座居ます。
特にGuitarとのユニゾンやハモるのが多くなりそうだったら、相手は圧倒的にピック弾きのが多いんですから。

同一フレーズを敢えて違う奏法で沿わすのも一興だが、それってベーシックでは無くバリエーションなのよ。
下手にこっちが雛形化しちまうと、最悪は上着の上に肌着を着るみたいな事になっちまうぞなもし。

<つづく>

2021年12月 3日 (金)

音楽備忘録841 Mic関係の色んな思い込み!?➍

前回の補遺を少し綴ってから、今日のお題Micの「実用上の丈夫さ」へ進めてこう。
そもそも電気関係のは何だって湿気は得意じゃ無いが、ダイナミックMic等のパッシブ機器には特有の弱点もあるでよ。

電気で稼働する機器ってほぼ例外無く、稼働させると例え僅かでも熱が発生するもんだ。
故に動作上問題無い程度の湿潤は、SW ONで出る熱がありゃ幾ばくかの自己乾燥能力があると看做せる。

だがパッシブタイプ(電源が無い)で機械的に発熱する箇所が無いのだと、外部から能動的に施さない限りその時点より乾くって事が先ず無いんすよ。
それがVocal用Micとかだと元から所謂「吹かれ対策」で風が入り難い様にしてあっから、外気が相当乾燥してても内部は中々乾かんのですわ。

コンデンサタイプよりダイナミックタイプの方が湿気に強いのは嘘じゃ無いが、こんな側面が時には顔を出す事もあるんだ。
だばとっとと今日のお題と参るが、キーワードを金網とフレームと致しまする。

丈夫なMicったら1に58(Shure SM58)2にクジラ(Sennheiser MD421)が鉄板だが、現場体験からすると異議ありなのだ。
機械的強度としては立派だが少々重いのが災いしてて、落下迄行かなくとも慣性モーメントは重い分大きい。

するとフレームレスの金網部分の変形等が起こり易く、クジラでは金網が構造的に2枚に
なってる分外れ易かったんだ。
現に従兄の店の遺産の修理ではこの部分が最多で、他分野のと比べると「重量に見合った強度」って観点が一寸足りなかったのかも知れない。

Photo_20211011190601
さて唐突に登場させたイラストだがデザイン(構造)の少しの違いで、実用強度に結構差のあるのを体験したケースのだ。
好みとしては左の方がスマートな気がして大好きなんだが、たまたま買えたのは残念乍ら多くが右の野暮ったい方のだった。

それが長年使ってみて他所にある上図左みたいなのと比べると、壊れ難さの点では右野暮った君のほうがかなり有利なのが判明したんだ。
金網部分だって左みたいになるヤツは網自体が相当丈夫なのになっちゃ居るが、骨(フレーム)有無の差は大方の予想よりかなり大きいみたいなんよ。

どんなに頑強なのでも網って普通は針金の集合体なんで、右野暮った君みたいに胴体の一部に穴がある様な構造のより掛った力の分散はし難い。
但し柔軟性には富んでるから「凹んだまま」にならない程度の外圧だったら有利なんだけど、「破断する直前」迄原形を維持出来るのは一体構造の方なんだ。

上図の太さだとコンデンサタイプだが、ダイナミックタイプでもDrum用のだと全体が短くなったり後部が細かったりしてるだけのが少なくない。
又ダイキャスト製のより唯のパイプのだと弱くはなるが、やはり一体なのか接合なのかの違いはそのまま残る。

58の金網球はネジ式で外せて交換可能だし、溶接部が無時なら裏から押し戻したりだって出来る。
けれど中のユニットに何処かが触れたりしちまうと、一応施されてる防振機能が無効化したり弱体化するんで性能劣化させてる場合がある。

クジラの方では金網は鉄か真鍮で筐体はアルミダイキャストと材質が異なるのもあって、結合に溶接不可な分どうしたって保持力が弱い。
これが直接の外部攻撃にも弱点だが本体重量がヘビー級なんで、運が悪いと自らの重さが仇になっちまう事もある。

58もクジラも金網単体ではかなり強固な物だけど、本体筐体と比べると結構な強度差がある。
そこへ持ってきて全体重量が中々となると、鍛え方を間違えたスポーツ選手が自分の筋力で体を壊しちまうのに近い現象が起きたりすんだ。

<つづく>

2021年12月 2日 (木)

音楽備忘録840 魔修理の記憶⑫&エレキストラップの話しⅣ

今回で過去述俺言い「¥10ストラップ」の修理詳細と、ストラップの適性マトメで一旦ケリを付けませう。
経年と疲労劣化に依るピン⇔ベルト連結部の革が裂損し、代替品をこしらえたのは記したが…。

実は縁あって少しだけ革細工の道具と材料は手元にあるが、この用途に耐えられそうなのは無かったので残念でしたにした。
探して材料を買うとして近年は通販が主流だしヘビーな用途に充分なのは入手し難そうで、そもそも無予算だが現物確認が出来て頃合いのがあれば或はだったんだけどね。

布でも革でも近年のになる程どれもより小奇麗にはなった代わり、どうも弱体化した感じが拭えなくて。
最新自前例では伝統的な厚手生地のデニムパンツが、普及価格帯からお留守になって困窮しつつあったりとか。

普通なら肌に優しく軽い方が喜ばれるもんだが、こんなにゴリ脚だとヤワなのはどうも相性が悪くていけねんだ。
理解促進の為に誇大表現すりゃ俺にとっては今の皆が歓迎する様なのだと、薄いレースのカーテンを下半身に纏って大通りの真ん中を歩けみたいな体感になるんですわ。

それでか強度面に少し過敏になってるかもだが、加工の手間を思うと信頼に足りない材料にしたくなくてさ。
でガラクタ収納なんかに転用してた不要鞄なんかを漁って、裏が布張りになってる厚手の合皮(多分ビニール)が俎上に残ったんだ。

この段階では万一失敗しても損失¥0だが、珍しく原型ので使われてた大型リベットだけは新規購入しただす。
ってのも片側は連結部もベルトも金属棒の平たく薄く変形させたのへ折り返して繋がってたが、反対端は両者を3っつのリベットで結合させてあったのよ。

その状態の長さが偶然ベストだったんで基本構造は変えたくないとなると、直結側はベルトの元穴をそのまま使うのが耐久性としても得策となったんだ。
買ってから早40年弱・その時点でもうどう見ても全く新品では無い程古いんで、壊れて無くば余計な加工を加えるのは危険そうで。

してここ迄は一応イメージ通りに進んで、けどなるべく綺麗に切り抜くのは中々大変だったよ。
自分が扱った中では過去最高に厚かったし、けど巾広のお陰でR(曲線半径)が大き目な分で少し助かったッス。

そして原形と同じくピン穴付近で2重になる部分は、ゴム系ボンドでも貼り合せといた。
それで目出度く5年位は実用上無問題で使えてっけど、こないだ様子を見てみたらボンドで貼った部分の殆どは何時の間にか剥がれちまってやんの。

2重部分のは2枚共ピン穴があるんで今ん処はピンが連結しててくれるが、ぼちぼち対策を施した方が良いかも知れない。
処でこれって布+ビニールの貼り合せタイプなのに何で他のより持ってるかったら、鋲がそこそこ打たれてそこでも結合されてるからだろう。

布の方もたまたま上出の伝統的デニム生地だしビニール側も妙に厚みのあるヤツなんで、縫合糸が半埋もれしてる分擦れ難かったらしい。
これが必ずしも単純に構造や材質だけでは判定すべきでない例ともなってるが、通販で直接手に取って弄くり回せないと良く分からない部分は多そうだ。

仮に引っ張られたらどれ位伸びるかとかその時どれ位硬くなるかとか、ご親切にスペックが公表されててもその筋の専門家じゃないと実際の程度ってのが良くは分からん。
店頭販売品にしたってストラップじゃ滅多に見本に開封されたのがあったりゃせんだろうから、こっちとしてはかなり厳し目の基準で判断してった方が良い思うんだ。

神経質にならんでも無事に済むとしたら知合いの誰かが使ってるのを触れられて、丁度それが欲しくなった時位だろうか。
エレキのストラップって個性とか独自性を主張出来る結構貴重な箇所なので、物真似OK時以外は甘く見ない方が良いんじゃないかなぁ。

<一旦終了>

2021年12月 1日 (水)

音楽備忘録839 纏めて録るかバラして録るか?②

ここでは是迄にもエレキ(電気楽器)の音創り案件は散吠えしてるが、Effectorに依る言わばバーチャルとAmpに依るリアルとの差を改めて詳述しといてみんべっと。
今となってはもう完全に昔話しになってっかもだが、個人的には球Ampのフル活用で「プロの音色・音質」が獲得出来たんでね。

一言目に球・二言目はAmpと頻吠えしてる俺だって、若い昔には石の歪み系ストンプだってそれなりには追及してたのよ。
今以上に買えなかったから借りる方が主体だったが、先ずは石の色んなのを見つけ次第試してたんだ。

けどどれをどう試しても達人達の「あの音」と比べると、どれもどうにもみみっちくて仕方無かった。
そんな中初登場した球の歪みストンプは割高だったが、藁にもすがる思いで飛び付いたんだ。

だがそれでもまだ不足だったんで魔改造に迄乗出したんだが、所持球Ampのフルアップを体験する機会を持てるに至ってEffectorの歪みへの興味が消し飛んだんだ。
そして球Ampを主体にすれば、石ストンプ併用時も達人達みたいな音色が得られるのに気付いたのよ。

後から分析してみりゃFuzzで有名なJimi Hendrixの音色だって、その殆どのはAmpは球。
俺等世代の若い頃日本のアマって全部石で賄うのが普通になってたが、腕差を差引いても「半分が全然違う」んじゃ全く同じストンプ買ったって駄目に決まってたんだよね。

けれど今以上に本格球Ampをフルアップにして使える機会に恵まれて無かったんで、悲しいかな真実を知れずに今に至っちゃってるオッサンも少なくないかも。(※環境差のせいで案外もっとジジイの方が知ってたりする)
加えて当時国産のAmpだと石の(Jazz Chorus)やハイブリッドのしか世界的知名度が無かったんで、それも一般人には災いしちゃってたのかな。

メジャー系のプロだとAmpの使い分けが随分出来て、石やハイブリッドのAmpではその歪みは利用して無いのが殆どだったんだけどさ。
庶民が少しでも早く真似しようとすると外国製のは高かったし、↑に気付けないと全部石で行ける筈で駄目だったら自分の腕のせいなんて思い込んでたのかな。

それでか経営者が無知だったからか分からんが、LivehouseのAmpでも幾ら頑張ったって見込みの無いのがかなり後迄長く続いちゃったね。
この負の連鎖!?のお陰でかなり日本ってエレキの音色面では、他所の国よりその認識に遅れが生じてる気がしてならんのよ。

使うに際し親切最新型ストンプよりAmpは面倒だし不安定な処もあるけれど、要は生楽器とそれのデジタル版なんかと同じ様なもんなのよ。
そりゃ諸事情から決してハードルの低い話しじゃ無いのは分かってっけど、そんな際にこそ「本来の姿」を忘れるとドンドンもうどうでも良くなってっちゃったりするじゃん。

敢えて超ゲス比喩とお断りした上でだが、個人的には女装のイケメンとモノホンの女性って位に感じてるよ。
人前でデートする迄なら殆ど一緒でも結婚して自分達の子供持つのは前者じゃ無理で、「自分の音色を持つ」ってのを追及すっと↑で言えば最低でもどっちかの連れ子以上じゃ無いと厳しいってなもんすかね。

CM出演するのと日々家族として暮らすのの違いみたいなもんで、色んな曲で使い倒すにゃ他人行儀な遠慮のある関係じゃ苦しっ。
実例としては過去述「伴奏用エレピ」でのリアルとサンプリングシンセの差同様で、同じくデジタルピアノのでも音色の作られ方次第でアンサンブル内での音の通りがかなり違ったなんて具合だ。

これとは真逆に録音ではLiveみたいな即応性等の便利さは必須じゃ無くなるんで、プリセットしとけなくたって途中で音色を切替えられなくたって別録り出来るならへっちゃらだ。
それより記録は残してもそれを公表しないLiveなら1回こっきりで客耳からは過ぎ去るが、録音作品だともしやろうとされゃ再生回数は無限なんだからよぉ~くお考え下さいまし。

<つづく>

« 2021年11月 | トップページ | 2022年1月 »

フォト
2022年1月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ

最近のコメント