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2021年11月15日 (月)

音楽備忘録823 音の物理的歪みと電気的クリッピング➎

物理的歪みは取敢えずMicとBassで述べたんで、今度はそれ等との相違点を交え乍ら電気的クリッピングの方へ進めてこう。
物理のは歪みって言っといて電気のだけクリッピングだなんて、急に差別主義者になっちまったのか…。

もしかしたら令和日本の神経質過ぎ基準に照し合せると引っ掛かるやもだが、歪みでもそれ位確固たる違いがあるのを常に表出させときたかったからなんだ。
現代の一般認識では実際はある違いを無いと誤認してる方が非常に多く、結果的に無意識で居るとそれに基づいた考えに引っ張られてる可能性が拭えないのもあってね。

では本題へ入ってくが音色だけだと球(真空管)のなんかは、その構造由来からも中間層の様に感じられても仕方無い。
だが性能不足や不適切運用以外の原因で「波形がゆがめらる」なんて事は無く、しかし実在物のの方は空気の邪魔も入って日常的に起きてるんだ。

故にどんなに研究して追及しても伝送目的にだと、仮称ウルトラハイパー糸電話なんかより電気通信の方が明らかに向いてんだ。
それが音楽や楽器であれば「聴ける音」「心地良い音」であるのが最優先で、全くゆがみが無くても「美味しく無い音」になる様じゃ本末転倒なんですわ。

それで私的には現代的設計の楽器の多数派を卑下してんだが、耳よりも安定度が高いからってコンピュータ解析で物理性能ばかり上げたのが不味いんだ。
俺に言わせちゃうとそんなのは「見た目が恐く無さ過ぎるヤクザ」か、或は全ての罪を見過しちまう警官と言っても良い感じなのだ。

今では電気的クリッピングも特殊用途には使われる様になって久しいが、電子回路の本質的な強みは「勝手に音を変えたりしない」ので傑出してたんだ。
確かにオーディオAmp同士を比較すると改変を感じられるのも少なかないが、本当はその前に比べてみるべき「別の相手」があったんですよ。

今時だとアホらしくしか思われんかもだが、それこそ糸電話とか非電動メガホンだとか色々さ。
もっとヲタッ気の強いのだと船舶の「伝声管」なんてのもあるが、これ等が原始的だからってあんまり馬鹿にばっかしてっと停電時にベソかく事になるかもよ。

それは兎も角そうしてもっと比較対象を広げてみれば、電気のは歪ませるより「歪ませない」方が得意なのが良く分かる筈だ。
なので生楽器を無理にクリアな音色になる様に作っといて、ほいで何か味気無くなっちまったから電気で歪ませてってのは最も割の悪い方法って事になるんすよ。

何しろ苦手の2乗になる訳だから使える領域が狭くなるし、調整が是又シビアで大変だ。
それでいてやれる事がかなり少なくなっちゃうんだが、巷でそんなのが横行してるからって大損する覚悟はホンマに出来てまっか?。

強いて電気的クリッピングに本質的なニーズがあるとすりゃ、例えば音がどんなにおかしくなろうと過大入出力で耳や機器が壊れるのを阻止するとかそんなのだ。
出力トランスレスの殆どの電子回路では供給電圧以上は原理的に不可能なんで、後一寸足りん時ゃ悔しいが絶対越えちゃ困る時には頼りになったりする。

ってな事って別に絶対音色創作に使っちゃいけなか無いが、物理的な方で充分賄える分を電気でやるのはバカバカしいと言いたいのよ。
原理的に不向きな分調整は大変になるし、滅多な事で幸運な偶然(音色)も起きちゃくれないから。

<つづく>

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